| 思い出の世界へ |
| いらっしゃい |
| 昭和四十五年五月。中学三年の私は仲の良い友人と二人で、ゴールデンウイークを米坂線と羽越本線を撮影するため、上野から夜行列車に乗り込みました。この時の混み具合といったら半端ではなく、上野から福島まで、洗面所の中で身動きもできず、ほとんど片足で立ったままでした。疲労と寝不足で朦朧としながら、撮影地として有名な伊佐領のメガネ橋を目指して、小雨混じりの国道を歩いて行きました。この時は天気が悪く、また、間違ってカメラの裏蓋を開けてしまったりと、その時の写真は散々でした。その後、改めて一人で訪れた時は、モノクロ中心で撮影しました。途中から雪が降り出し、のんびりと沿線を歩いてみると雪深い静かな集落が点在していて、「雪国」とか「故郷」と言う言葉がとても良く似合う景色に、なんとも言えない安らぎを感じたものでした。 |
| 羽前沼沢〜伊佐領のめがね橋、、有名撮影地を押さえておくのがこの頃の自分の鉄道写真の目的の一つでした。 |
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