ノロウイルスによる食中毒や感染に注意 (2012/12) 感染性胃腸炎の患者数は、過去10年の同時期で2番目に多い水準(厚生労働省報道発表資料より)
ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者が増加しており、同時期としては、平成18年に
次いで、過去10年間で第2位の水準となっています。
年間の食中毒の患者数の約半分はノロウイルスによるものですが、うち約7割は11月〜2月に
発生するなど、この時期の感染性胃腸炎の集団発生例の多くはノロウイルスによると考えられます。
ノロウイルスによる食中毒は、主に、調理者を通じた食品の汚染により発生します。ノロウイ
ルスは、感染力が強く、大規模な食中毒など集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
気をつけて冬の食中毒 (2012/1) ノロウイルスの主な症状と対策
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に
流行します。手指や、食品を介して、経口で感染し人の腸管で増殖します。
ノロウイルス症状
潜伏期間(感染から発症まで)は24時間から48時間で、主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、
腹痛などを起こします。
通常は、これらの症状が1,2日続いた後、治癒し後遺症もありません。
また、感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状になる場合もあります。
健康な人は軽症で回復しますが、子供やお年寄りなどでは重症化したり、おう吐物を誤って
気道に詰まらせて死亡することがあります。
体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗しないように、水分と栄養
の補給を十分に行いましょう。
脱水症状がひどい場合には、病院で点滴などによる治療が必要になります。
ノロウイルス予防対策
患者のふん便やおう吐物には、大量のノロウイルスが排出されるので次の点を注意しましょう
1.食事前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう
2.下痢やおう吐などの症状がある人は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう
3.胃腸炎患者に接する人は、患者のふん便やおう吐物を適切に処理し、感染を広げない
ようにしましょう
特に、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり
加熱して食べましょう。
また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう。
生食用食肉等の安全性確保について (抜粋) (2011/6) 生食用食肉の衛生基準 1 生食用食肉の成分規格目標 生食用食肉の細菌検査方法 1 検体の採取 2 検査方法及び判定 (2) サルモネラ属菌検査法
生食用食肉(牛又は馬の肝臓又は肉であって生食用食肉として販売するものをいう。以下同じ。) は、
糞便系大腸菌群 (fecal coliforms) 及びサルモネラ属菌が陰性でなければならない。
肝臓、肉とも、表面を5cm×5cm×1cm を目安に削り取り、そのうち25g を1 検体とする。
(1) 糞便系大腸菌群(注)検査法
@ 1 検体に滅菌PBS225ml を加え、ストマッカーで30 秒以上混和して試料液とする。
A 2 倍濃度EC ブイヨン10ml 入り発酵管3 本に試料液10ml を加え、44.5±2°で24±2 時間培養
後、すべての発酵管でガス発生が認められない場合は、糞便系大腸菌群陰性とする。
注)糞便系大腸菌群とは、食品衛生法に基づく食品等の規格基準の中で、食肉製品等の成分規格
に使用されている「E.coli」と同じものをいう。
@ 2 検体をそれぞれ無菌的に細切しEEM 培地225ml に混和し、35.0±1.0°で18±2 時間培養した
後、培養液各1ml をセレナイトブリリアントグリン培地、セレナイトシスチン培地又はハーナのテト
ラチオン酸塩培地15ml に接種して、43.0±1.0°(若しくは35.0±1.0°)で20±2 時間培養し、菌増
殖を認めないものは、サルモネラ属菌陰性とする。
A 菌増殖を認めた場合は、直ちに1 白金耳量をMLCB 培地又はDHL 培地に塗抹培養して、独立し
た集落を形成させる。35.0±1.0°で24±2 時間培養後、MLCB 培地又はDHL 培地からサルモネ
ラ属菌の定型的集落を釣菌して、TSI 培地及びLIM 培地に移植する。そのTSI 培地又はLIM 培地
で当該集落を24±2 時間培養し、ONPG ディスクを用いて試験した結果、サルモネラ属菌の性状
を示したものについてはサルモネラ属菌陽性とし、その他の場合はサルモネラ属菌陰性とする。