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 このページでは、飛行船を主題に扱っている視覚媒体(書籍・コミック・雑誌・ゲーム、DVDその他)を紹介しています。なおこのリストについてはwebサイトの作者が実物を実際に確認したものに限っているため非常に資料に偏りがあることをご了承ください。また本の実物の存在や飛行船関係の情報提供その他をお待ちしています。情報はnaoyu◎kc5。so−net。ne。jp(小文字にして、”。”を".”に、◎を@に変えてください。迷惑メールでかなり困り気味なのです。なにとぞご理解ください…。)までお願いいたします。
 
 *今回追加・更新分は赤色の部分です。
 
 
 

 
 
Books

 
 ■飛行船ものがたり(天沼春樹著 NTT出版 A5ハードカバー304ページ 1995年初版 ISBN4-87188-373-6)
 本の帯に、作者の前書きが書かれています。
 「飛行船は博物館のなかに陳列されるべき過去の遺物ではなく、人類が歴史のなかに置き忘れてきた「心やさしい息子」なのではなかろうか。その息子たちの物語を語ることによって、それらの時代に存在した「ゆったりとした時間の流れ」、「空への夢見るようなまなざし」を思い出して欲しくて、この『飛行船ものがたり』を書きはじめた・・・。
 確かに、この本を読むことでこのような思いを抱くことでしょう。その勃興から全盛、終焉、そして未来への思い。いろいろな内容が詰め込まれていて、まさに飛行船を知るには絶妙な1册。この本を読んで飛行船ファンになったという人も多いでしょう。是非とも一読をおすすめする本です。
 
 
 ■飛行船の時代−ツェッペリンのドイツ−(関根伸一郎著 丸善ライブラリー 新書版193ページ 1994年初版 ISBN4-621-05078-8)
 飛行船の時代―ツェッペリンのドイツ。amazon.co.jpで入手可能。
 飛行船を語る上で絶対に切っても切れないのが、ドイツとツェッペリン伯爵。その黄金時代の記録を綴ったのがこの本です。当時のドイツ社会と飛行船を知りたい場合、この本は基本的な所を全て押さえているので、言い内容だと思います。単に飛行船だけを追うのではなく、その当時の社会背景を知ることはまた重要ですからね。
 
 
 ■ツェッペリン飛行船(柘植久慶著 中央公論社 A5ハードカバー234ページ 1998年初版 ISBN4-12-002744-9)
 ツェッペリン飛行船。amazon.co.jpで入手可能。
 文章+写真を納めた内容としては一番中身が多いですね。ツェッペリンの飛行船、その始まりから終焉までを写真を交えて解説しています。ただ。
 内容的には上記二册を読んでいればそれほど、と言う感じが否めませんでした。写真が多くて、今まであまり出ていないようなものが出てくるのはいいんですけど、それを除いてしまうと個人的にはあまり・・・・。
 ま、楽しむにはいい本なんですけどね。私の持っている飛行船関系の本の中で、一番表紙がきれい(読み込まれていない)のも事実です。
 なお、中央公論社より文庫本として同様の内容を収録したものが発行されています。そちらについてはハードカバーを所有していることもあり、特に確認はしていません。
 
 
 ■飛行船の再発見(飯沼和正著 講談社ブルーバックス 新書版222ページ 1979年初版)
 執筆時点ではすでに過去の遺物として考えられがちだった飛行船を、飛行船という枠をはずれて、Lighter than Air(LTA)という分野からどのような研究開発がなされているかをみつめた書です。この当時でこんな計画があったんだ、と感心する一方で、まだそのいずれもが実現化していないことにすこしばかり残念さを感じます。しかしここしばらく、飛行船というテクノロジーを見直し、有効活用しようと言う試みがなされているのをみると、この時代からの延長線上とも言えなくもないですね。
 
 
 ■飛行船の雑学 グラフ社雑学シリーズ (田中新造著 グラフ社 A5ソフトカバー188ページ 1983年初版 ISBN4-7662-0046-2)
 飛行船に関する雑学あれこれ、と言う意味ではいい本です。用語集あり、離陸と着陸の順序あり、となかなか他の本では見られない内容を詰め込まれています。特にメカニズム解説は珍しいので、非常に参考になります。ただ、新刊本ではおそらく入手は非常に困難でしょう。偶然にも私は渋谷の東急ハンズで見つけて歓喜して買いましたが。古本屋を探して、見つかればかなりラッキーでしょう。
 (2001/2/18追記:まだ第2版は出版社に残っているので、在庫取り寄せは可能であるとの情報提供を戴きました)
 
 
 ■夢みる飛行船(天沼春樹著 時事通信社 A5ハードカバー248ページ 2000年12月初版 ISBN4-7887-0074-3)
 夢みる飛行船―イカロスからツェッペリンまで。amazon.co.jpで購入可能。
 「飛行船ものがたり」で書きつづった飛行船の歴史を、もうすこしやさしく、丁寧に解説した本。ちょうどこの前に放映されていたヒンデンブルク号の事故に関する記述など、飛行船を知るための入門書としてはもっとも新しく、そしてわかりやすい。過去から現在、そして未来につながる内容が記述されています。
 が、「飛行船ものがたり」にくらべると、著者自身が記しているように難易度が低い分突っ込んだ記述が少ないのも事実で、値段があちらにくらべて安いので購入はお勧めできますが、できればあわせて「飛行船ものがたり」も買った方がより知識を深める、あるいは興味を高めることができるでしょう。
 
 
 ■飛行船の飛ぶ空(串田孫一著 彌生書房 A5ハードカバー189ページ 1990年12月初版 ISBN4-8415-0643-8)
 飛行船の飛ぶ空。amazon.co.jpにて購入可能。
 題名のエッセイを収録した著者のエッセイ集。他のエッセイは全く飛行船とは関係ないので題名で間違えて購入しないよう注意。かくいう自分は間違って購入してしまった一人なのかも知れないけど、それでも、このエッセイは短いながらに飛行船に対する著者の思いがひしひしと感じられて感じのいいものでした。その他のエッセイもこころなごむものであるので、興味のある人は一度読まれてはいかがだろうか。
 
 
 ■航空機のおはなし -アルバートがん太のイラスト解説-(成田博一著 実教出版 A5ソフトカバー202ページ 1994年5月初版 ISBN4-407-02339-2)
 航空機の歴史を図解入りで解説した飛行機の入門書。内容はその題名の通り、時代時代を飾った名機を図解でやさしくおしえているもので、その序章として、「飛行船とは」という一章をもうけて数ページに渡って飛行船の歴史を解説している。しかしながらそれだけのために2500円を払うのはちょっとつらいかも知れない(というかそうだろう)ので、立ち読みでいいかもしれない。ただそのたの航空機の内容も面白いので、航空機全般の好きな人は買っても損はないだろう。
 
 
 ■飛行船もういちど飛びなさい(ジョージフ・フード著 高齋正訳 白金書房 A5ハードカバー207ページ 1976年4月14日第2版(初版発行年については確認できず) ISBNコードなし)
 硬式飛行船の歴史について、ドイツのツェッペリン、イタリアのノルゲ、アメリカンシェナンドア、アクロン、メイコン、イギリスのR-100・R-101などそれぞれについて解説されています。発行年が古い分、当時のことを知る人も多かったのではないでしょうか今書かれている資料に比べて、比較的高い視点と言うよりはその事象に迫った形で記載されているように感じられます。
 この本でもっとも興味深いのは最後に記載されている1章で、そこでは飛行船が現在において非常に有効な交通手段の一つとして復活するまでの話をエピソードという形で紹介されていること、また飛行船の動力源として原子力を使用した原子力飛行船のイラストが乗っていることです。(しかもソ連製!)ここではそれと1990年にアメリカが超巨大原子力飛行船を完成させた、とありますが、そういう意味でも当時の雰囲気が伝わってくる一冊です。
 
 
 ■飛行船 空飛ぶ夢のカタチ(天沼春樹著 KTC中央出版 A4ハードカバー55ページ 2002年10月26日初版 ISBN4-87758-261-4)
 飛行船―空飛ぶ夢のカタチ。amazon.co.jpにて購入可能。
 飛行船の歴史と現在について、主にイラスト・写真を中心にわかりやすくまとめた本。どちらかというと本当に飛行船の入門としての絵本、といっていってもよいかもしれない。しかしながら最新の飛行船であるLZNTに関する写真や、飛行船が出てくる映画についての簡単な解説などツボを押さえた内容となっている。
 
 
 ■飛行船時代(田中新造著 朝日ソノラマ A5ハードカバー266ページ 1974年9月30日初版 ISBN番号なし)
 飛行船の歴史について書かれている書籍は非常に多いが、この本の特徴的なのは、過去の飛行船と現在の飛行船、そして未来の飛行船という3つの項目がほぼ同一のページ数を割いて書かれていると言うことです。特に飛行船の利用方法について、災害救助、運搬、観光、災害/沿岸調査など具体的な利用法を挙げて記載されています。
 原子力飛行船についての記述も多く、上述の「飛行船もう一度飛びなさい」以上に詳細に書かれています。こちらはイギリス・アメリカ・西ドイツ、ソ連の計画についてイラストを含めて記載されています。
 
 
 ■膜利用構造物の未来 飛行船・巨大膜ドームからあらゆる構造物へ(南宏和著 日刊工業新聞社 A5ソフトカバー146ページ 2003年11月21日初版 ISBN4-526-05205-1)
 膜利用構造物の未来―飛行船・巨大膜ドームからあらゆる構造物へ。amazon.co.jpで購入可能。
 飛行船や気球のみならず、建築構造物など様々な構造物に対して、従来の鉄筋・木造、コンクリートではなく膜構造を使用することによって生み出される価値についてと、そもそも膜構造物とは、という点について解説をしています。その中で飛行船については第II章「膜を膨らませて利用する構造物」内に、気球などと共に1項をもうけて解説されています。内容は主にエンベロープとバロネットについて、そしてツェッペリンNTと成層圏プラットフォームについてで、簡潔でありながら詳しい内容です。
 
 
 ■マンモス飛行船の時代 ライフ 大空への挑戦(ダフラス・ボッディング著 タイム ライフ ブックス編集部 編 木村秀政 監修 筒井正明/北山克彦 訳 タイム ライフ ブックス 発行 A4ハードカバー180ページ 刊行年不明 ISBN番号なし 絶版)
 いわゆる百科辞典的な記載(文章と、合間合間に多くの挿絵を入れる)で、飛行船の黎明期からヒンデンブルク号の事故にいたる、20世紀の「飛行船の時代」を描いた本です。ISBN番号がないことからも発行年は結構昔のことだと思いますが、それ故に内容は豊富です。記載されているイラストや写真についても非常に貴重なものが多いと思います。特にこの本はすでに絶版になってしまっており、入手するには相当な苦労が必要かと。なんというか、非常に幸運にも入手できました。
 
 
 ■「R101号に何が起こったか-空のタイタニック号事故-」(田中新造著 グラフ社 A5ソフトカバー204ページ 1984年7月初版 ISBN4-7662-0065-9 絶版)
 硬式飛行船の事故としてはヒンデンブルク号に並ぶ大惨事を引き起こした大英帝国飛行船R101号の事故に関して、そこに至る経緯、そしてその裏に潜む不可解な一連の流れを洗い出した上で、くみ上げた仮説を大胆に検証する。
 ツェッペリン飛行船について記された書籍は多い一方、R101号に関して書かれているものはきわめて少なく、その意味においては非常に貴重な書籍になる。
 当時のイギリスにおける硬式飛行船の興隆と衰亡、そしてR100/R101の詳細な内容について知ることのできる珍しい本である。
 
 
 ■「大空野郎一代記 飛行機と飛行船のロマン」(冨永泰史著 パンリサーチ・インスティテュート株式会社 1986年7月初版 A5ハードカバー220ページ ISBN4-89352-014-8)
 著者でもある冨永泰史氏の自伝、といって間違いないでしょう。氏が初めて飛行機に触れた時代から戦争を経て戦後の状況を、生き生きと書かれています。またその空に対する人々への好奇心を刺激する内容や、氏の航空に対する思いが非常によく感じ取ることができます。戦後の事業の中で、飛行船を誘致するといったことや、ラジコン飛行船に関わるなど、後半に一章を割いて記載があります。
 
 
 ■「とべ! 飛行船」(木村秀政監修 山と渓谷社 1976年11月初版 A4ハードカバー168ページ ISBN番号なし)
 ブイヤント航空懇談会制作の、飛行船の歴史について記載されているのは、入門書というか飛行船を広く知ってもらおうという意図をもっての制作だと思われますので、今まで紹介した多くの飛行船書と同様ですが、写真の種類が今までに比べて多いです。上記の「マンモス飛行船の時代」と、内容的にも時期的にもかぶるところは多いと思うのですが、その割には写真などに重複していないものが多く、両方手にしても全然後悔することはないでしょう。また、各章ごとに飛行船関連での著名な方が執筆をされており、それを読むだけでも一見の価値があると思います。現代の飛行船、としてグッドイヤーの飛行船の写真が多く記載されているのも特徴的ですね。
 
 
 「ひこうせん」(ロクシー・マンロ作 天沼春樹訳 1991年9月25日初版 B5ハードカバー ISBN4-8288-4969-6)
 飛行船とは。軟式飛行船を題材にして、組み立て、離陸、飛行、着陸、などを数ページずつ解説しています。対象年齢を小さい子供向けにしているため、わかりやすい言葉で書いていますが、それがいい意味で優しい感じを与えます。イラストの暖かそうな感じもよいです。
 2008年2月追記
 復刊ドットコムにて冊数限定ながら再版されています。是非ご興味のある方はこの機会に!
 

 
Novels

 
 
 ■超兵器伝説(菊池秀一・林譲治・高貫布士 光栄 1994年初版 ISBN4-87719-173-9)
 ドイツ・第二次大戦中を舞台に架空兵器を登場させる短編小説集。その一本として「神々の黄昏」というのがあり、AWACS飛行船が登場します。これは今でいう早期警戒管制機で、バトル・オブ・ブリテンの航空線を指揮する位置づけですね。飛行船の長所である長い滞空時間と、短所である防御力の弱さの両方をうまく書き出しているのはいいのですが、いまいち話のバランスが良くないです。結構ストーリーを理解するのに苦しみました。飛行船のヘリウム入手がちょっとアクロバティックなので、もうすこしそのあたりを考えればもっとおもしろい話しになったと思います。
 
 
 ■天海飛行船ルゲイラング(冴木忍 富士見ファンタジア文庫 1〜2巻 以下調査中)
 題名には飛行船という風に出ていますが、作品を読むと、ルゲイラング号の設定は本当に「空飛ぶ船」のようです。実際に水上進んでいる記述がありますから。
 冴木さんの作品自体は読んでいて面白いのでここに記しますが、厳密には多少このページの主旨とは異なりますが・・・。
 
 
 ■超飛行船PZ-1翔ぶ(高齋正 祥伝社ノン・ノベル 1978年初版発行)
 ■旅客飛行船シリーズ2 恋は飛行船に乗って(高齋正 徳間ノベルス 1986年3月初版発行 ISBN4-19-153224-3)
 ■旅客飛行船シリーズ3 カリブの天使 (高齋正 徳間ノベルス 1986年5月初版発行 ISBN4-19-153259-6)
 現在絶版につき、入手方法は古本屋を歩くしかありません。
 ちなみにこの本、出版元が祥伝社から徳間ノベルズに移った際に第1巻の題名を「虚空の戦慄」にかえているものの、私の手元には祥伝社のものがあるため、題名はこれに準じます。
 第1巻及び2巻は、ヒンデンブルク号以来途絶していた硬式飛行船が復活し、その処女飛行を書いたものです。日本の硬式飛行船「富嶽」が就航したのですが、(この当時)経済発展を続ける日本に反発する国際ネットワークがテロを仕掛けます。しかしそれに図らずも対抗するのが、船長と、積み込まれているフネと同名のレーシングカーのドライバーである天野裕一。ル・マンでレーシングカー富嶽を運転するため、最終目的地であるフランクフルトまでフネに同乗しているのです。彼と船長の視点から、東京〜沖縄間を描くのが第1巻の「超飛行船PZ-1飛ぶ(虚空の戦慄)」、香港〜フランクフルトを描いたのが第2巻「恋は飛行船に乗って」です。
 第2巻ではそれらのサスペンスに加えて、神田陽一(NONNOVELから徳間書店に出版社が移った際に、主人公の名前が天野裕一から変わったようです)とフネに同乗している歌手の赤城武子のラブストーリーがくわわっていい感じになっています。(補足:自分が持っている第1巻はNON NOVEL初版本であるため、徳間書店刊行の「虚空の戦慄」ですでに主人公の名前が変わっている可能性もありますが調査できていません。また虚空の戦慄において話の内容が変わっている可能性もありますが、確認できておりません。あしからず)
 そして第3巻、商業飛行船が採算ベースにのったようで、2隻目の飛行船『桜花』が登場します。こちらはサスペンスというわけではないですが、ハリケーンに巻き込まれたアメリカの豪華客船の乗客を救うため、台風の中に救いに行くというものです。むしろハリケーンに突っ込んでいく飛行船の一挙一動が見られるので面白いです。
 入手は困難ですが、飛行船好きにはたまらない内容なので、見つけたら購入することをお勧めします。
 
 
 ■悲劇の飛行船 ヒンデンブルク号の最後(マイケル・ムーニー著 筒井正明訳 平凡社 A5ソフトカバー329ページ 1973年8月初版 ISBNコードなし)
 映画「ヒンデンブルク」の原作となった本。硬式飛行船時代の幕引きをつとめた(と一般にされている)ヒンデンブルク号の最後の公開について、詳細な調査を行った上であえて爆破説を根拠に小説仕立てになっています。日本人の書くそれとは書き方が異なるため、和訳されたといってもよみにくいかもしれないけど、その内容は飛行船の旅行とはかくいうものかというものをよくわかります。また読み物ではありますがヒンデンブルク号内部の詳細な描写がなされており、そのあたりのことを知りたいと思う方には非常に貴重な資料となります。ちなみにISBNコードのないことからもわかるように、新刊での入手は完全に不可能と考えていいでしょう。私は古本通販で入手しました。
 
 
 ■飛行船帝国(天沼春樹著 ほるぷ出版 A5ハードカバー342ページ 1993年7月31日初版 ISBN4-593-53354-6 絶版)
 1930年代のパラレルワールド。飛行船が空の交通機関として主役の座を(史実以上に)持っているこの世界に、現実世界から迷い込んだ二人の主人公(少年と彼の教官であるドイツ人飛行士)が、友人を助けるため(だけではないですけど)に遠く大陸を超えて敵の本拠地に行って八面六臂の大活躍、という古典的冒険活劇を演じます。
 飛行船は交通の主役であるだけでなく軍事方面にも活用されており、各国の軍は巡洋艦や戦艦として飛行船を運用しているようで、その戦闘方法も多種多様、現実世界と大きく異なります。また航空機もこの世界には存在していますが、両者は排斥しあう訳ではなく棲み分けができているようです。
 
 
 ■晴れた空から突然に・・・・(田中芳樹著 詳細調査中)
 晴れた空から突然に・・・。amazon.co.jpにてトクマ・ノベルズ版が購入可能。
 太平洋航路に就航した超硬式飛行船・飛鳥を舞台に繰り広げられるサスペンスホラー…と言えばいいのでしょうか。現在再読中。
 
 
 ■「呪われた海底に迫れ 下」(クライブ・カッスラー クレイグ・ダーゴ 中山善之訳 新潮文庫 2004年1月1日初版 ISBN4-10-217032-4)
 呪われた海底に迫れ (下)。amazon.co.jpにて購入可能。
 上下巻構成で、主に海難事故などで失われた艦船・航空機の、その経緯をまず語り、そしてその遭難船を特定する、という続きを書くという形をとっています。その中で、下巻に1章を割き、アメリカの硬式飛行船アクロン号について記載されています。その建造時の様子や、墜落に至る経緯を簡潔ながらうまく書けています。捜索の段はいささか簡潔にすぎましたが……。
 
 
 ■「『銀鯨』作戦」(田中新造著 白金書房刊 1976年初版 A5ハードカバー256ページ ISBNコードなし 絶版)
 太平洋戦争中期〜末期、日本海軍が極秘に建造した硬式飛行船『銀鯨』の活躍を描いた架空戦記。
 硬式飛行船の使用法としてはきわめて型破りな方法を用いており、非常におもしろい。飛行船の長所である長航続力、艦船を上回る速度をうまくりようしている。一方でアメリ海軍には軟式飛行船部隊を登場させており、こちらもまた非常にうまい書き方をしている。飛行船の天敵としてはもっとも怖い航空機と、そしてある意味航空機以上に恐ろしい暴風雨というふたつをうまく使って話を締めくくっています。
 (2004/4/19追記)
 なお、この「銀鯨作戦」についてですが、今回紹介した白金書房刊行版と、翌1977年8月に出版されたダイヤモンド社刊行版の2タイプが存在します。そしてこのダイヤモンド社刊行版に関して、PARTIIという形で続編が追加された2冊構成となっているようです。ただし残念ながら私の手元にはこのダイヤモンド社刊行版はありませんので、これは、メールにて頂いた情報、および国立国会図書館の書籍目録からの引用となります。
 
 
 ■「蒼い獏」(田中新造著 シェナンドア出版社刊 1987年10月初版 A5ソフトカバー256ページ ISBN4-87601-139-7 絶版)
 ハイジャックされた飛行船JA1009号。その犯人は政府を脅迫し大金を手にしようとする。その目的とその手法は……。
 飛行船の特性を事実に即した形で書かれた小説は、田中新造氏ならではというもの。後書きで高齋正氏が述べているとおり、田中氏だからこそ書くことのできる飛行船小説というものでしょう。惜しむらくは自費出版であるため手にすることのできる機会が非常にすくないことでしょうか。
 
 
 「翼は碧空を翔けて」(三浦真奈美著 中央公論社C★NOVELSファンタジア)
 
 「翼は碧空を翔けて 1」2006年11月25日初版 新書サイズ238ページ ISBN4-12-500961-9)
 「翼は碧空を翔けて 2」2007年1月25日初版 新書サイズ214ページ ISBN978-4-12-500971-1)
 「翼は碧空を翔けて 3」2007年3月25日初版 新書サイズ209ページ ISBN978-4-12-500977-3)

 翼は碧空を翔けて〈1〉
 翼は碧空を翔けて〈2〉
 翼は碧空を翔けて〈3〉 。いずれもamazon.co.jpにて購入可能。

 19世紀から20世紀初めくらいの世界設定を持つ異世界ファンタジー。飛行船はまだ史実ほどに実用化されているわけではなく、主人公の一人が実験をしているような時代から、物語は始まります。
 ロートリンゲン王国の王女・アンジェラが、王宮に突如現れた飛行船を初めて目にしたところから物語が始まります。飛行船の持ち主はエグバート王国の青年、セシル・マクレガー。そして助手とも弟子とも言える少年、ランディ・カーディナル。激動する世界情勢の中、アンジェラは外の世界を肌で感じ、そしてまだ見ぬ世界へと一歩を踏み出す。一方のセシル、ランディも、それぞれがそれぞれの道を歩み続け、激動の世界に翻弄されながら、互いに引き寄せあい反発しあう。
 大国間の戦争、望まぬ戦いにかり出される人と物、そしてそんな中で、アンジェラとセシルが互いに感じていくものは。
 2007年3月の第3巻で大円団を迎えました。飛行船という乗り物を物語のうちで非常にうまく使っていた(必要以上に目立たせず、かといってなくて名はならない役回り)点では脱帽ものです。
 
 

 
Foreign Book

 *この項目で紹介しているのは、間山がamazon.co.jpやヤフーオークションなどを通じて入手したものです。そのため一般的な書店で入手の出来ないものも含まれていますのでご注意ください。ISBNコードなど可能な限り情報は掲載しますが、入手の方法についてのご質問にはお答えできないこともあります。
 
 
 ■「THE HINDENBURG」(PATRIC O'BRIEN著 ISBN0-8050-6415-X 変則A4ハードカバー36P)
 The Hindenburg。amazon.co.jpにて購入可能。
 ヒンデンブルク号を中心に据えつつ、ツェッペリン飛行船の歴史を、水彩画のイラストを前面に出しつつ解説。内容は専門書に比べれば確かに優しいけれども、あくまでもこの本はイラストを中心にしたもので、そのイラストのできについては文句なく秀逸。価格も妥当なので、購入しても損はしないでしょう。また英語の勉強にも良いかもしれません。
 
 
 ■「 Zeppelin: The Age of the Airship (Dorling Kindersley Readers. Level 3) 」(Andrew Donkin 著 ISBN0-7894-5714-8 A5ハードカバーペーパーブック48P)
 Zeppelin: The Age of the Airship (Dk Readers. Level 3)。amazon.co.jpにて購入可能。
 こちらも子供向けです。上記のTHE HINDENBURGに比べ、ドイツだけでなく他国の飛行船も含めた形で易しく解説しています。文字が子供向けに大きく、単語もわかりやすいので英語の勉強にはいいでしょう。結構面白いですよ。
 
 
 ■「TRAGIC JOURNEYS The Loss of the Titanic, 1912/R.101 : The Airship Disaster, 1930/the Munich Air Crash, 1958」(Tim Coates 著 ISBN0-11-702465-1 A5ペーパーブック 352P)
 Tragic Journeys: The Loss of the Titanic, 1912/R.101 : The Airship Disaster, 1930/the Munich Air Crash, 1958 (Uncovered Editions)。amazon.co.jpにて購入可能。
 表題の通り、20世紀の航空、海難事故から3つをテーマにしたものです。タイタニック、R101、そしてサッカーのマンUチームが乗っていた飛行機事故。
 ただ、内容はふつうの英語本なんで、読むのには結構苦労します、辞書片手でやっと、という感じです。R101の点に限って言えば、建造過程やコンセプト、その他多くの情報が入っているので、興味深い資料といえます。ただ、それを完璧に読解するにはいささか私の英語力では……。
 
 
 ■「INSIDE THE HINDENBURG」(Text:Mireille Majoor Illustration:Ken Marschall ISBN0-316-12386-2 A3ハードカバー 32P)
 スミソニアン博物館で入手しました。題名の通り、ヒンデンブルクの内部構造や実際の人々の様子などをイラストでわかりやすく解説しています。対象年齢が比較的低いのとページ数が少ないので、楽しんで読むことができます。
 一度ヤフオクに出たことがあり、入手を試みましたがそのときはアホみたいな値段になっていました(確か1万円超)が、スミソニアンではたしか……たしか10$以下でsaleされていました…あのとき買わなくてよかったこればっかりは(苦笑)


 ■「New Vanguard 101 Zeppelins: German Airships 1900-40」(Text:Charles Stephenson Illustration:Ian Palmer ISBN1-84176-692-5 B5ペーパーブック 48P)
 Zeppelins: German Airships 1900 - 1940 (New Vanguard, 101)。amazon.co.jpにて購入可能。
 New Vanguardと呼ばれるシリーズの1冊。www.ospreypublishing.comに行けばシリーズ全て出ているみたいです。このシリーズの位置づけはミリタリーブックですね。ドイツ飛行船、LZ-1からLZ-130までの間に的を絞り、第一次大戦前、大戦中、大戦後の3つに分けた形で飛行船の概略を述べています。内容は基本的にこれまで紹介してきたものとほぼ変わらないのですが、イラストとして各時代の飛行船をまとめて記載したページがあり、ここをみると時代ごとにおける飛行船全体の形状変化がわかりやすく理解できます。なお基本的に題名にもあるとおりテーマはツェッペリンなので、対抗馬たるシュッテ・ランツ飛行船はこの本では取り扱われていません。


 ■「Eyewitness FLYING MACHINE」(Written by Andrew Nahum ISBN0-7566-0680-2 A4ハードカバー 72P)
 Flying Machine (Eyewitness Books)。amazon.co.jpにて入手可能。DKブックと言えばいいのでしょうか。物理化学歴史など様々なテーマで少年少女向けに出されているシリーズの1冊です。飛行に関する機器の歴史や構造をイラストを交えて解説しています。機体の構造からコックピット、航法機器など「空を飛ぶ機械」に関してのジャンルは様々です。気球および飛行船については各2ページくらいずつです。飛行船はSKYSHIP500HLシリーズを例にしてどのような構造になっているのかを解説しています。


 ■「Flight」(Consulting Editor Donald Lopez Barns & Noble Books ISBN0-7607-5071-8 変則A4ハードカバー 64P)
 アメリカの書店 Barns & Nobleが発行しているシリーズの1冊。上記「FLYING MACHINE」よりもイラストへの注釈が少なく、どちらかというともう少し難易度は低そうです。飛行機械と言うよりは飛行全般について書かれており、最初のページは鳥についてです。飛行船については歴史に重点が置かれており、ツェッペリン硬式飛行船の解説が主です。


 ■「Uss Los Angeles」(William F. Althoff 著 ISBN0 1574886207 A4ハードカバー 289P)
Uss Los Angeles: The Navy's Venerable Airship and Aviation Technology。amazon.co.jpにて購入可能。
 第一次世界大戦の戦後賠償の一環としてドイツからアメリカに建造・譲渡されたZR-3 Los Angelesを中心に取り扱った本ですが、アメリカにおける飛行船全体の歴史についてもかなりの写真とページを掲載しています。船体構造や骨格構造などの詳細な写真も掲載されていますので、ツェッペリン型の飛行船構造を目にするにはよい本です。またアメリカ飛行船という、ドイツやイギリスの影に隠れがちですが一時代を築いた歴史にも興味があるなら、この本は高くない買い物だと思います。


 ■「Lighter Than Air」(David Owen 著 ISBN 0785810455 変則A4ハードカバー 128P) Lighter Than Air: An Illustrated History of the Development of Hot-Air Balloons and Airships。amazon.co.jpにて購入可能ただしユーズド品の模様。
題名と表紙の写真を見て分かるとおり、飛行船のみではありません。LTAの歴史をカラーで解説した本です。熱気球から空想上の飛行船、そして1900年代の飛行船の写真などが掲載されています。1999年の刊行ですので、ZeppelinNTや、今はすっかり消えてしまったCargoLifterプロジェクトについても、完成予想図がイラストで紹介されています。飛行船の割合は全体の半分にも達しませんが、Graf Zeppelinの内部構造のカラーイラストなど、なかなか見ていて面白い写真・イラストが多数掲載されています。


 ■「The Hindenburg」(Gina De Deangelis 著 ISBN 0791052729 B4ハードカバー 120P) The Hindenburg (Great Disasters and Their Reforms)。amazon.co.jpにて購入可能。
 上記にあげたThe Hindenburgと似た題名ですが違う本です。こちらはイラストというよりは文字で読ませるタイプです。しかしながら題名のHindenburgについて触れているのは3割しかないのがちょっと残念。飛行船史を優しく解説した内容です。英語はそれほど難しくなかったように見えます。ページ数がそれほど多くないので、英語の勉強と思って読むのであれば買っても損はしませんが、絶対手に入れるべき、とまでは今一歩お勧めしません。新品でも3000円近くしますからね。


 ■「Sky Ships」(William F. Althoff 著 ISBN 0-935553-32-0 B4ペーパーバック 304P)
 Sky Ships: A History of the Airship in the United States Navy。amazon.co.jpにて購入可能。
 アメリカ海軍を主体とした飛行船の歴史を写真と英文で描いた冊子。300ページを越える分厚さと中の写真は非常に読み応えがあります。しかし最初の飛行船がシェナンドアあたりから始まっているところは、飛行船の歴史の始まりがどのくらいだったかを考えるのにわかりやすいところです。Los Angelesの解体シーンの写真はなんだか感慨深いものがあります。また戦後の軟式飛行船シリーズも、特徴的で面白いところです。アメリカの飛行船史を見ていくうえで、この本は先に掲載したUSS Los Angelsと並んでよいテーマになるでしょう。



 
Other

 
 
 ■年表世界航空史第一巻(横森周信著 エアワールド1998年11月号別冊 1998年11月発行 (株)エアワールド)
 純粋に飛行船のみを扱った本ではありませんが、世界の航空史を詳細な日付入りで記述した内容です。いつ何が起こっていたかを見て、歴史的整合性を調べたいなどの要望に関しては非常に有効でしょう。続巻については残念ながら入手していません。
 
 
 ■航空史シリーズ(2)軍用機時代の幕開け(ミリタリーエアクラフト5月号別冊 1999年5月発行 デルタ出版)
 1913-1918年の間に活躍した軍用機の写真集です。当然ツェッペリン飛行船も軍用機として(戦略爆撃ということですかね)活躍していたので、ここでも一章を割いて写真が多く掲載されています。
 
 
 ■航空史シリーズ(3)航空の黄金時代(ミリタリーエアクラフト9月号別冊 1999年9月発行 デルタ出版)
 上記航空史シリーズの続勘で、1919-39年の航空史を扱った写真集です。当然この時期はツェッペリン飛行船の黄金時代と重なるわけですから、掲載されている写真も多いです。また同時期に活躍した水上機についても写真が豊富ですので、その方面に興味ある人にもいいですね。
 
 
 ■日経サイエンス 2000年3月号(日経サイエンス社発行 2000年3月)
 「気球新時代」という特集で、「超航空に浮かぶ情報基地」「21世紀の新ツェッペリン号」という記事が出ています。特に後者の方はツェッペリンNTの構造についてかなり理解しやすい記事です。
 
 
 ■雲のグラデュアーレ(作画 志水アキ 原作 木原浩勝 メディアファクトリー刊)
    1巻 ISBN: 4-88991-782-9 2001年4月
    2巻 ISBN: 4-8401-0401-8 2001年9月
    3巻 ISBN: 4-8401-0431-X 2002年3月
    4巻 ISBN: 4-8401-0459-X 2002年8月(完)
    雲のグラデュアーレ 2 (2)
    雲のグラデュアーレ 3 (3)
    雲のグラデュアーレ 4 (4)
    1巻以外はamazon.co.jpで新品購入可。
 
 ここに初登場になるコミックです。世界設定は20世紀初頭くらいのヨーロッパ異世界。空の交通手段として昇行船が使われており、主人公達「ザラストロ」の一団も昇行船を交通手段として使用しています。
 舞台としてはヨーロッパ異世界なのですが微妙に世界事情は異なるようで、日本もわずかにまじっているようですね。
 空を舞台にしたアクションシーンや巨大飛行船の発進プロセス(これはまだ単行本未収録)など、見ていてすごくおもしろいです。是非買ってください。
 (12/25追記)
 2巻が発売されました。といっても9月〜10月くらいですけど。2巻には前に書いた巨大飛行船(旅客用ですね)の発進プロセスが書かれています。またこの世界は我々の世界のパラレルワールドのようで、日本や独逸などもでてきています。
 こちらの世界では、空の交通手段は昇行船のようです。で、時代的には1900年代初頭のはずなのですが、出てくる車をみるとどうも1930年代にもとれます。おそらく前者で内燃機関の発達がはやいのでしょう<その割には機関車はまだまだでてきていますが。
 (2002/5/4追記)
 3巻が3月に発売されました。時代は第一次世界大戦を控えたパラレルワールドのようです。しかしながら日本は史実に比べ遥かに国際化しています。読むほどにおもしろさは増していきます。続きが非常に楽しみです。
 (2002/10/27追記)
 残念ながら、この巻で完結となってしまいました。巻末の解説でこの世界が設定された裏背景などが語られています。惜しむらくは今まで張られていたっぽい伏線がほとんど残されたままで終わってしまったことでしょうか。コトの昔話で終わってしまったのがなんとももったいない気がして、これからの「昇階曲計画」とはなんなのか、というところに非常に興味があったのですが・・・・。
 
 
 ■季刊スカイスポーツ 2003 Summer(2003年8月1日発行 イカロス出版株式会社 雑誌コード13615-08)
 2003年夏号の特集記事「飛行船で行こう」に、飛行船の簡単な歴史と、現在のエアスポーツとしての熱飛行船のこと、また2003年春に全国を飛んでいたニッセン"チョッピー号"やGOODYEARの飛行船に関する記事などが出ています。
 この本の情報はhoshi様からいただいたのですが、その際に聞いた話を確認してみると、確かにこの本の末尾、WEBSITE COLLECTIONに、この「-Air-」が紹介されていました。トップページの画像付きです。
 ……初めて本に載ってるのを、しかも指摘されるまで気づかないとはあはは。
 
 
 ■週刊ワールド・ウェポン No.54(2003年10月7日発行 (株)ディアゴスティーニ・ジャパン)
 「世界の兵器 完全データファイル」と銘打って発刊されている雑誌です。この号のAIRの項目で、第一次世界大戦時にドイツ軍が運用したツェッペリン飛行船のイラストと解説が出ています。折り込み2ページ分表裏で、一応取り扱いは一番でかいようです。第一次大戦型の最後を飾ったL70について、戦歴と三面図、写真を含みます。またドイツ飛行船部隊についての記述もあります。
 週刊雑誌で飛行船を見たのは初めてでした。また偶然手に入れるチャンスに巡り会えたのも幸運でした。はい。
 
 
 ■歴史群像 No.68 2004.12月号((株)学習研究社)
 2004年11月時点で書店入手可能。戦略・戦術・戦史Magazineということで過去の戦争(洋の東西を問わず)について様々テーマを取り扱います。今号の中に、『英国上空を遊弋する「恐怖の大王」 ツェッペリンロンドン爆撃』というテーマで、第1次世界大戦のロンドン空襲を取り扱った記事があります。
 
 
 月刊AIRLINE 2005.03月号(イカロス出版)
 "ついに日本上陸!「ツェッペリンNT」"と題し、2005年明けのツェッペリンNT神戸港到着をレポートしています。輸送時にコンテナ船に積まれていた時の写真や、プロペラ、船外の写真など、日本到着時の様子をうかがわせる写真が掲載されています。
 
 
 航空ファン 2005.04月号(文林堂)
 "ツェッペリンNT飛行船ついに到着"と題し、ツェッペリンNTの神戸港到着、およびその後の土浦飛行イベントの内容も含めて2ページにわたっての記事を掲載しています。細部の写真は月刊AIRLINE側とはまた異なったもので、一見の価値有り。
 
 
 月刊AIRLINE 2005.04月号(イカロス出版)
 "日本飛行船「ツェッペリンNT」搭乗ルポ"として、2005年明けに日本に到着したばかりのツェッペリンNTの紹介と、記者が搭乗したルポを載せています。来日後に紹介された記事としては比較的大きな内容で、コックピットの写真をはじめ記事としては非常によくまとまっていると思います。
 
 
 航空情報 2006.09月号(酣燈社)
 ”ツェッペリンで飛んだ日”と題し、4ページにわたって写真とイラストでツェッペリンNTでの飛行体験を記事にしています。写真で記事を掲載している例は数あれど、イラスト付きの記事はなかなか珍しいです。しかもイラストのおかげか非常にわかりやすい。ボリューム的には満足の1冊。
 
 
 航空ファン 2007.08月号(文林堂)
 KF Special Fileに、2007年春のツェッペリン・スマイル号ランデブー飛行の写真と記事あり。ただしサイズは半ページに満たないため、このためだけに購入するのはちょっと微妙か?
 
 
 航空情報 2007.08月号(酣燈社)
 "夢や希望を乗せてスマイル号日本の空へ"と題し、2007年の春に行われていたニッセンスマイル号の日本縦断ツアーに関する記事が掲載されています。コックピットやエンジン部分などの写真とあわせ、ライトアップされた写真や、スマイル号から見るツェッペリンNTの写真なども併せて載せられています。
 また今号の見開きイラストはLz129ヒンデンブルク号であったり、ユーザー掲載写真がツェッペリンNT・スマイルランデブーだったりとなかなかいい感じです。
 
 
 月刊AIRLINE 2008.01月号(イカロス出版)
 カラー3ページを使用して、2007年11月就航の遊覧飛行クルーズを体験した記者の記事が出ています。船内や地上の写真など、クルーズをイメージすることができるなかなか面白い記事です。
 

 
Other Others

 
 
 ■時空探偵DD〜幻のローレライ〜(株式会社アスキー制作 システムサコム/園田英樹(DVD制作)パイオニアビデオ株式会社販売)
 
 ライブラリに納めるべきかどうか迷いましたけど、まあDVDですから。
 元々はセガサターンのゲームだった者を、DVDにしたもののようです。元のサターン版を知らないので。
 こいつを買ったのはいつだったか……遙か昔2000年8月のこと。買ってから3年近くの放置プレイをかましました。つまりそれだけやる気をそいでいたってことです。CGのできがねぇ、という一言で全てが片づいてしまいます。
 ストーリー自体は何も言うことはないほどつまらんです。選択肢も体勢に影響のない選択肢しかなく、単調そのもの。映像はスキップできない。盛り上がりにかけること著しい。という惨憺たるゲームでした。
 本編の内容はともかく、飛行船自体に話を進めましょう。
 出てくる飛行船<ローレライ>は、1939年就航ですから文字通り最新鋭です。しかしヒンデンブルク系の船体でありながら彼の会社の資本は全く入っていないようで、登場人物であるシュトラッサー氏がオーナーのものよう、って、大事主の資産家がぽんと建造できるほどのコストではないはずなんですけど。エッケナーやツェッペリン伯がいったい資金繰りにどれだけ苦労したことか……。
 飛行船の発着に際しては警備にドイツ軍がついていることもまたおかしいといえばおかしい。この時期はすでにヒンデンブルクは沈んでいるし、ナチスの関心は飛行船から離れているはずなのに。まあ、尾翼にマークを付けていないのはゲームだからっていうところでしょうか。
 船は北極に向かって飛んでいきます。でもっていろいろすったもんだ話がすぎたあげくに最後に出てくる秘密兵器レールガン(!)が、船体上部の気嚢の中にある訳なんですけど、そのシーン。主人公が船体を貫く砲身に唖然とするシーン。
 船体中に、ガスを納めている気嚢がひとつもありません。すっからかんです。
 
 ………この船はどうやって浮かんでいるのでしょうか……。
 
 まあ、それはさておき。レールガンの発射システムを積み込んだ船体重量はいったいどれほどになるかわかりません。ヒンデンブルク級ですら積載重量は最大60トンクラス。ローレライはその船体下に通常の客室設備をのっけているはずですから、それにプラスしてレールガンのシステムを搭載するとなると、それを遙かに超えている訳なんですけど、何万立方メートルのガスを積んでいるんでしょうかね。
 レールガンの発射が船体に与える影響はどうなのかというところも。軽量化のために船体には当然軽量化のためにジュラルミンを使っていることと思いますが、そんなものの中にレールガン発射システムを積み込んであまつさえ砲撃というのは、まるで豆腐を土台にした上で戦車砲を撃つようなものではないかと。一撃で船分解、という気も。
 
 ……まあ、レールガン自体時代に不釣り合いなものですから、きっと時空を越えた未来の金属が使われているのでしょう。その余波はドイツに科学力の進歩をもたらしているに違いありません。1939年にV2ロケットがあるわけですし。ああ、そういえば、まだ第2次大戦も始まっていないのに、『復讐兵器2号(V2)』っていう名前もどうかとおもいますけど(苦笑)。V2が、明確にローレライをねらうほど精度がいいわけあるめぇとか、明らかに商船の船体にV2つけただけの船が巡洋艦とか呼ばれているのも、全ては未来技術の(以下略)
 
 そして最後に敵さんが飛行船を沈めるためにローレライを撃って、その弾が船体を貫通したときに言った台詞。『ガスじゃないのか!』。……。
 この時代、ドイツは結局ヘリウムガスを入手できなかったはずです。アメリカはヘリウム法でドイツへの輸出を禁じていましたから。
 でよしんば入手できたとしても、そんなぽっと出の一企業に回すより先にツェッペリンのほうにまわすでしょうし。
 水素ガスではないとなると、考えられる結論は一つ。
 ローレライは未来の技術による反重力推進で動いている?(笑)
 それであるならば、前に述べた船体内に気嚢袋がなんにもないわけも納得できます。
 ローレライは未来技術の固まりだったのですな!<ああ疲れる結論
 
 この船自体は最終的にアメリカに亡命したわけですが、そうなるとアメリカ政府は大喜びでしょう。未知のテクノロジの固まりが空飛んでやってきたわけですから。
 そんな未来の船の乗組員でも、アメリカ市民権を得るためには戦争で輸送船なんかにのらなきゃいけないのですか…合衆国キビシー!(笑い)
 
 飛行船を舞台にした数少ないゲームではあります。それは認めます。
 でも、飛行船が舞台である必要性がまったくないのも事実です。
 もう少し、うまい使い方を考えてほしかったと思う今日この頃。サスペンス系という意味では、旅客飛行船シリーズ(高斎 正)をゲームにした方が数百倍よいのでは、と思ってしまうほどでした。
 
 
 ■LAST EXILE(2003年4月〜9月 テレビ東京系列放送 c)2003 GONZO/Victor Entertainment・GDH DVD発売中)
 20世紀初頭異世界を舞台に、ヴァンシップ乗りの少年少女を主人公に描かれるアニメーション。飛行船というわけではないですが、クラウディア液による浮力システムを使用した小型艇ヴァンシップを始め、空中戦艦などが多数登場します。
 技術レベル的には蒸気システムを利用するところやボルト締め装甲など多数20世紀初頭のイメージを彷彿とさせます。
 揚力を利用した航空機は出てきません。(離陸に揚力を利用することはしますが、基本的にヴァンシップは浮力機械です)。
 この物語の秀逸なところは、空を飛ぶと言うことがどんなにすばらしいかをこれでもかと言うほどに見せつけてくれます。ストーリーもおもしろいので、飛行船好きの方ならば楽しめること間違いなしです。
 
 

 
 

 

 

 
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