行ってきました、本田エアポート。
 
 

 
 

 2005/5/29、ブイヤント航空懇談会見学会にて、埼玉県は本田エアポートにニッセンチョッピー号を見に行きました。あとツェッペリンNTも。
 
 
 
 現在、ツェッペリンNTが関東でのベース基地としている桶川の本田エアポート。日本全国縦断中のニッセンチョッピー号も関東でのベースはここに置かれており、2隻そろった写真が撮れる貴重な機会、ということで5/29、別の予定をほっぽり出してお出かけすることに。
 桶川駅からタクシーで本田エアポートのある荒川河川敷に着いたはよいが、ひろーい河川敷のどこから行けばチョッピー号の所にたどり着けるのかさてさて、と言う感じ。ツェッペリンNTとチョッピーのペアを写真に撮ってはいるものの、肝心のチョッピー近くへの道筋が見えず、とりあえずあっち! ということで目指して歩いていって見る。当初タクシーを降りたところからちょうど対角線上に河川敷反対側に位置しており、都合20分ばかり歩いてようやくたどり着くことができました。いい運動になったです(笑)
 
 
 さてそのニッセンチョッピー号。すでに多くの皆様がご存じの通りニッセンが毎年チャリティキャンペーンを展開しつつ全国縦断の旅を行っており今年で3年目。空を飛んでいるのを見たのは実は昨年のみで、今回がじっくり見ることのできる初めての機会になります。写真に撮りながら、綺麗な機体だなぁとそのフォルムの良さにびっくり。撮った写真に非常になんというか、ほどよく収まるところがなんともいえません。ラグビーボールを少し細く長くして、尾翼をつけてゴンドラをつけ、というように表現するのがなんとなく申し訳ないほど、全体のバランスが取れていました。
 係留は、ツェッペリンの方が移動式の係留車を使用しているのに対して、こちらは地面にワイヤーで固定した係留塔のような格好になっており、風上に船首を向けるためにふわりふわりと動いている様は見ていて飽きません。
 
 
 風に向かって船首を向け、ふわりと浮かび上がったチョッピー号の向こう側には、ツェッペリンNTが船体を休めています。この2隻のツーショットが同時に撮れるということに我知らず写真の枚数も増えていきます。同じように船に向けてシャッターを切る皆さんといっしょになって、右に行き左に行きと様々な角度からチョッピーの姿を撮りまくっていました。
 ちなみに私、ここまで飛行船に大接近したのは今回が初めてです。今までは子供の時に空を飛んでいる飛行船を見てわーと追いかけたり、大人になって空を飛んでいる飛行船を見るために土浦に行って空飛ぶ飛行船を狂喜して写真を撮ったりとしていましたが、地上係留されている船というのを見る機会は残念ながら有りませんでした。なので、人生史上初の大接近なのです<大袈裟。
 来る前は行くべきかどうしようかと迷っていましたが、実際にチョッピーを見始めてからはそんな気持ちはどこへやら。来てよかったーと思いながら河川敷を闊歩している自分がいます。いやはや現金なものです(笑)
 
 

 そして一度チョッピー号を置いておいて、ツェッペリンNTの方へと歩いていきます。チョッピー号を間近で見たときでさえでかい、と思っていたのですが、ツェッペリンNTに近づくにつれ、その大きさに唖然とします。全長75mは伊達ではありません。近くに立っている人が本当に小さく見えます。こちらの係留は先ほども書きましたが係留車を使用しており、その船首を中心に船尾の車輪が円形に動いてもよいように、地面の草が刈られて動きやすいようになっています。何度か左右に船体が触れるのを見ましたが、正直これだけ巨大であるにもかかわらずまったくその重さを感じさせない様子で動く様は、見ていて驚きとしか言いようがありません。船尾の車輪を一人の人が押したり引いたりするだけで動いてしまいますから。たとえばほぼ同じ全長のジャンボジェットがこんなに軽やかに動いているとはとうてい想像することができません。そもそも人一人の力でジャンボが動くでしょうか。いやそんなことはあり得ない! と。LTAというものを直感的に理解するためにこういう様子を見るのはものすごくわかりやすいですね。
 
 

 そしてモリゾー・キッコロと間近に対面。でかっ!(笑)
 
 いや、ほら。船首下部に描かれているとはいえ、さすがに空を飛んでいるときはそれなりの大きさにしか見えませんよね。知り合いで何人か都内を飛んでいるツェッペリンNTを見たときも、広告はよく見えるのにモリゾー・キッコロはなかなか見にくいとか言う人がいて、せっかくだからと船首下から見上げてみました。やっぱり間近で見るとでかいです。
 
 そしてまったく気づきませんでしたが、モリゾーとキッコロの間にはプロペラのようなものが着いていました。上昇用とか下降用のプロペラ……でしょうか。今まで何度か、特に土浦でも見ていたはずなのにこの存在にはあまり気づきませんでした。恐るべし2匹のカムフラージュ能力。
 

 チョッピー号のクルーはイギリス、南アフリカ、日本など各国の人から構成されており、飛行船と共に世界各国を渡り歩いているのだそうです。チョッピーも他の国では他の塗装をして巡っているのでしょう。九州から旅を続けてきているせいか、若干船体には汚れが見えますが、それもまた旅を重ねてきた証。近くで見るほどにいや、ほんとこの均整の取れた船体が(以下省略)。
 
係留中の状態でも常にクルーが側についていてエアーの調整などを行っており、船体に対する配慮は万全を期しています。一方でリラックスした様子で雑談を楽しむ姿もあり、と、ああさすが慣れているんだなぁという様子を思わせる姿でした。ただツェッペリンNTもそうなのですが、格納庫ではなく露天での係留になると、常に気嚢の状態に気を配らなければならないため、現在は24時間体制でクルーが着いていなければならないそうです。船体の安全性やクルーの負担軽減のためにも、ぜひとも土浦ですすんでいる格納庫建設の話が実現して欲しいものです。
 
 
 とと、忘れてはいけませんが、今日はブイヤントで参加した見学会ですが、ニッセンのイベントなども一緒に行われていたようです。写真を撮りまくっている我々に集合がかかり、主催者のニッセンの方からの挨拶、またチョッピーのクルー達の挨拶と続いた後、デモンストレーションの短い飛行を見せて頂くことができました。
 

 離陸・着陸に必要な人員は8名。左右のヨーラインに各2名、船体左右に各1名、係留ポール上に1名、係留塔に通すロープに1名、そして全体を指揮する1名、の8名です。船体を係留塔からはずして風下に引っ張っていき、その後エンジン音も軽やかに船は空へふわりと浮かび上がっていきます。
 離着陸作業にも同じく通じるのは軽やかさ、ということです。大きさの割に重さを感じさせない姿は見ていて気持ちのいいものです。今回はデモンストレーション飛行と言うことでくるっと回って降りてくるだけの簡単なものでしたが、着陸時はヨーラインを捕まえたクルーが船をおろすところや、おろした後に再度係留塔につなぐまでの一連の流れを見ることができたので、よいものを見せてもらいました。
 
 その後、天気もよいのでと企画されていたバーベキューを楽しんだあと、チョッピー号の係留状態のゴンドラに、風が穏やかであれば順番に乗せてもらえるという事だったので、バーベキューもそこそこに早速足を運んでみました。
 

 ゴンドラには同じようにバーベキューよりも飛行船! という先客が1名いらっしゃって、もう一人ゴンドラにはクルーが乗っていました。乗っていいですかと聞いたところ快くOKしてもらったのですが、私と入れ替わりにそのクルーが降ります。そう。船体のバランスを取るために2名乗っているようなのです。ああなるほどーと思いました。乗せてもらった船内は、使い込まれた機材が印象的でした。航空関係の知識にはそれほど詳しくないのでどれが何を表示しているのかはいまいち理解できない部分もありましたが、それでもああこれがエアーの調整用なんだ、とか、これが左右のエンジンのスロットルか、とかそう言うところは分かりました。ゴンドラ自体はおそらくアルミ骨格で作られているのでしょう。窓は軽量化のためでしょうか、ガラスではなくプラスチックのような材質のものでした。実際に触れてみてみないと分からないところでした。写真はチョッピーのゴンドラからツェッペリンNTを望んでいるところです。
 ちなみにゴンドラから下りるときも同様にバランスを取りながら一人ずつ、という様子。バランス、大事ですよね。うんうん。
 
 
 そして、ツェッペリンNTの方も、中を見せてもらえるかも、ということで再度NTに向かって歩いていき、ゴンドラ脇のクルーの方に中を見せてもらえないか聞いてみたところ、ちょっと待てばOKというではありませんか。ツェッペリンNTは現在は整備中なので空を飛ぶところは見れなかったのですが、ゴンドラ内を見ることができるというのは望外のことでした。太っ腹なOKに感謝しつつ中に入らせてもらって見てみましたが、こちらはチョッピー号とは違い遊覧・旅客用にきちんと作られた様子がよく分かります。

 ぱっと見た限りでは小さなバスや旅客機のような感じ。きちんと座席には肘掛けやベルト、テーブルなども常備されており、船内も内装がきちんとされています。チョッピー号には各個人用にヘッドホンが置かれていたのですがこちらはそれもありません。チョッピーはゴンドラ脇にエンジンが着いているのでやはりエンジン音がするのですが、こちらはうるさくないのでそういうものは必要ないのでしょう。操縦席の機材の規模はチョッピーの数倍はあろうかと思います。どちらかというと航空機のコックピットのようなイメージです。。
 
 一点乗ってみて気づいた大きな点は、船体が風上に船首をたてるために微動すると、ちゃぷちゃぷと音がするのです。何の音か聞いてみたところ、船体に積んでいる水バラストが揺れている音、とのこと。ゴンドラ下部にバラストタンクがあるのだそうです。ちゃぷちゃぷというその音とゆったりと揺れる様子は、空を飛ぶ乗り物というよりはまるで船に乗っているかのようなイメージ。チョッピー号のゴンドラに乗っていたときの左右の揺れもそんな風に感じましたが、ツェッペリンNTのそれはいっそう船っぽかったです。さすが飛行『船』です。
 
 その後、チョッピー号は何度か人を乗せて空を飛んでいました。1回の飛行時間は30分程度でしょうか。エアポートの河川敷から見て米粒ほどの点になるくらいの距離まで飛んでいっては帰ってきます。離陸する姿や空を飛んでいる姿をみながらのんびりと河川敷で時間を過ごしていると気持ちいいです。河川敷なので寒いかなーと思って持っていった上着を使うこともないほど天気にも恵まれました。椅子に座ってぼへーっとビールでも飲みながら、悠々と空を飛ぶ飛行船、そして地上に足を降ろす飛行船、そんな姿を見ている。いや至福の時です。
 

 
 あー本日の自分的ベストショット。離陸するチョッピーと、地上で休むツェッペリンNTです。離陸をするチョッピーを撮ろうとして、ツェッペリンがちょうど同じフレームに入ることに気づいてよしこれだ、と思って急いでカメラを構えました。もう少し寄ってもよかったのですがこれがいっぱいでした。でも、この2隻を同時に1枚の写真に入れる機会があるとは思っていなかったので、今日撮った写真はよい記念になります。
 
 昼前に到着して、帰りのタクシーに乗り込んだのは4時くらいでしょうか。半日、飛行船を堪能しました。……おかげで両腕と顔が日焼けしています。赤いです(笑)
 
 また、こういう機会には参加したいものです。
 
 
 
 
 ちなみに帰宅してから写真の枚数を数えたところ、190枚近く撮っていました。撮りすぎだって自分(笑)
 
 
 
 
 

 
 

 

 
 
 

 
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