猫 族 

米国といえばキャット系列 まず山猫から

ゼネラルモーターズFM-2ワイルドキャット

現地に到着していきなりご対面。すぐに慣れてしまいました。

機銃は前後にずらして装備してある

左の写真に写っている別の機体の車輪はB-26インベーダーのもの。

手動式引き込み車輪。同じ部分を写してあります。

 

胴体の表面はこの程度。凸リベットに板は重ね合わせ。ただし外板表面は平滑でゆがみがありません。

右は脚収納部奥の冷却器

 

次は猫というか人間に対する形容名の大型機F6Fヘルキャットですが、これは博物館の対面にあった別の格納庫の中のもの。

非常にきれいな状態で、撮影したときはホコリを水洗いしていました。

左:胴体内部の冷却器エアー出口、それぞれのフラップの角度。右:主桁と主脚ストラットの取り付け角度に注意:

一般的に弱そうに見えるヘルキャットのランディングギアーですが、じつは機体強度の要である主翼の桁に直接取り付けられています。

この結果、強度が高くかつ余分な構造を省いて軽量化が図られています(日本的アイデアとはかなり違う意味合いで)。

 

左:主脚取り付け部を後方から。右:胴体下面の曲面構成

主脚ストラット基部の頑丈な金具が、左右両端のヒンジ耳を介して直接主桁に取り付けられています。

この場合、ヒンジの軸はおそらく高張力鋼の棒であり、それが主桁下面のフランジと構造的に連続になって強度を受け持っているのでしょう。

主翼の折りたたみ部分。折りたたまれた外翼を支えている腕が後桁であり、展開したときに外翼がわの桁と前後方向1本のピンで結合されます。

このピンは主翼のねじり荷重をうけもち、さらに抜け止めも兼ねています。油圧配管に注意。フック状のものは主脚アップロック。

左:折りたたみ部分の前縁側。右:同後縁側、角度を変えて。

主桁上の折りたたみヒンジ金具の巨大で重そうなこと。細いラインは操縦系統と油圧配管です。

折りたたみ部分の下面カバーも分かります

 

左:外翼の断面。ほぼ中央に見えるちいさな白い塊が後桁のピンの軸受け。

右:ゴシゴシ洗濯中。手前の水平尾翼とエレベータの前縁の隙間が斜めになっているのにご注意。

 

同じくヘルキャットですが、プレーンズ・オブ・フェームのもの。

ずっと汚くみえますが、こちらはほぼ毎日飛んでいました。

スプリングやらボルトの頭にあちこち錆びも見え、油汚れも相当であり、率直に「こんなの飛ばしてよいのか?」

と思ったほどです。当時この機体は博物館のエプロンに雨ざらしでパーキングしてありました。

 

実際の使用での「よごれ」の参考となると思いますが、一面で当時の海軍機の防食仕上げが優秀だったことの証明でもあるでしょう。

冬のロサンジェルス地方はほぼ1日おきに雨が降って、相当湿っていて陰鬱でした。

 

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