1988年7月発行。ワタクシの初めての個人誌です。
もう、11年くらい昔の事になるんですねえ・・・。
ということは、「祝福の手」という私の個人サークルも
11年ということですね。ダラダラと細く続いております。
「祝福の手」というネーミングは、この本に収められた
「アナタニ神ノ祝福ヲ」という作品から来たものです。
これは、クランペット村という架空の村に住む、3人の
神父さんのお話。何かほのぼのしたのが描きたいなあって
、トライしただけなので、宗教的な意図はまったく無いのです。
(ワタクシ、無宗教ですし・・・対象としての宗教には
とても関心はありますけど。)
強いて言えば、ゴーストバスターズという映画にインスパイア
されて作ったのかもしれないな。
映画自体は別にどうってことない物だったんですが、
エンディングのゴーストバスターズ三人組が凱旋するシーンで、
通り過ぎる三人を道の脇から、祝福している(この場合の、
祝福とは十字を切る動作ね)神父さんが4人並んでたのね。
その映像があんまりカッコ良かったんで、神父さんが描きたく
なったのです。案外ミーハーな動機でしょ?(でも、私の
創作動機なんて、いつも、こんなもんです)
ということで、神父さんが、ゴーストを祓うという話しが
一丁出来上がり!
この三人の神父さんは、ワタクシとしてはけっこう気に入って
いるキャラクターです。おじさん主役(しかも三人)のマンガ
なんて他にあんまり無いし。
マスコットにするには、可愛げはないけどね(笑)
あと、この本にはクラッシック音楽マンガとでも言ったらいいのかな、
「プラハの春」というシリアスな作品が収録されています。
「プラハの春」といっても、例の革命の話しではなく、チェコで行われる音楽祭を題材にしたストーリーです。(描いた頃はチェコ・スロバキアだった、時は流れるねえ・・・)チェコの国際音楽祭に招待された、日本人の男性指揮者とアメリカ人の女性指揮者の音楽上の戦いを描いた作品。今見ると絵も構成もかなりひどい(笑)。まあ、でも、好きな物描いてるなあって、意気込みが懐かしい感じはします。もう、意気込みだけの作品です、ホントニ(笑)。このマンガ・シリーズは「ハルモニア・クロニクル」と私の中では名付けられていて、ラストまできっちりもう、お話は出来上がっています。後は描くだけ・・・実は、これが一番難しい(笑)でもまあ、この頃ワタクシ、古楽器系に転んでいるので、ピアニストだった主役の古賀弘くんは、チェンバロも弾く設定になっているし、いろいろと細部の変化はあるのかなあ(笑)なかなか続編が描けない理由としましては、オーケストラを描くのは面倒というのがあったりして・・・、クリエーターとしてそんな事じゃあ、あかんとは思うのですけど。
1990年11月祝福の手発行。
高杉晋作、坂本龍馬を題材にして、イメージを膨らませた、
ジャンル的には、歴史マンガ本ですね。
実際の人物を扱っているので、真の意味でのオリジナル作品じゃないかもしれません。かなり、司馬遼太郎の小説の影響強いしね。
幕末という時代はいろんな人がいるけれども、これは
長州人を切り口にしたマンガ。メッセージもポリシーもこの作品には
あまりないんですけどね。だいたい、良いとか悪いとか言ってないし。
あ、そうそう、この本にはこの業界ではすごいゲストが一人
描いてくれています。普段は中国系の絵を描く方なんですけど・・・
それが売りかな(笑)。
その他、色々と本は出ていますが、読んでみたいと思った奇特な方は
メールででも、お知らせ下さい。