格闘探偵団バトラーツ

『YOUNG GENERATION BATTLE'97』
1997年7月26日(台風)
姫路厚生会館


●なんとかかんとか仕事に片をつけ、さあいざニッポンへ、と思いきや。私のプロレス観戦を邪魔するかの如く本土に近づく台風!飛ぶか飛ばないか瀬戸際の情報の中、一路釜山空港へ。チェックインカウンターの前にはもし韓国を離陸したとしても関空へ降りるかどうか、は判らないとの張り紙。しかし望みがあるうちは、ということでとにもかくにもチェックイン、不安の中、日本への帰路へとつく【7/26 PM12:00】関空着陸はギリギリOKとの機内アナウンス。これだとバトラーツ姫路大会は余裕で間に合うな、と思えば、そうは問屋がおろさない。空港からのK-JET、リムジンバスとも不通。バス・列車の乗り継ぎなら何とか空港は脱出できそう【7/26 PM15:00】大阪からの新快速は運休。快速で姫路までの帰路を急ぐ。時間的には開始ギリギリか?【7/27 PM16:30】満員電車に揉まれながら姫路到着は【PM18:00】をまわっている。これだと何とか試合開始には間に合いそう。しかし雨風とも強くなってきているが今日は大会はあるのか?とにかく会場にいってみるしかあるまい。【7/27 PM18:25】で車で姫路厚生会館を目指す。
【7/27 PM18:40】会場到着。ええ!今日なんか試合あるんですか、という運ちゃんの言葉に曖昧に答え、会場内へ。おっちゃんが一人長椅子に座っている。「当日券?」という問いにチケット代4000円を渡し会場内へ。チケットの半券の横にはマスコミ用のプレスパスが無造作に置かれていた。一番上に置かれていたのはたぶん週プロ。来れないよなあ、これぢゃ。風雨はさらに勢いを増し、時折風の音がホールに響く。


●会場内は200〜300人ほどの入りか?試合はまだ始まっておらずとりあえずパンフを買って空いている席に腰を降ろす。●パンチリングアナがリングイン。実はバスツアーのメンバーが到着してないんですよーといいながら前説。なんかヒジョーにアットホームな雰囲気、これがバトラーツか。後ろの扉の奥から石川選手が心配そうにリングを眺めている。●前説が終わっても、そのバスツアーが到着した雰囲気はなく、やむなし、と判断したか、選手入場が始まる【7/27 PM19:00】


第1試合
○岡本衛(スリーパーホールド)×日高郁人

私の記憶が確かならば、前回私が岡本選手を見たのは韓国GWFでの試合か?随分客に対するアピールが過剰な選手だという印象だったのだけれども。一方の日高選手。こちらはナマでみるのは初めて。FMWである程度試合の数をこなしてきたはずの岡本選手に比べ、日高選手はいかにも線が細い。それが試合にモロにでた感じ。立ち技のキックになるとやはりウエイトで勝る岡本選手が押し気味。いいのが入ると日高選手にもチャンスがあったのだけれど、結局は岡本選手が打撃の後のスリーパーでギブアップ勝ち。


第2試合
○アレクサンダー大塚(KO)×小野武士

ヤングジェネレーションバトルの公式戦。アレクの上背と身体の厚さを見れば、いかんせんやっぱり小野選手の非力さは否めない。その上、ゴング直後のぶっこぬくジャーマンが小野選手を襲う、強烈な一発。思わず小野選手場外へエスケープ。
しかし受けのうまさか、そしてみなぎる闘志か、逆に小野選手強烈なキックを見舞ったあと背後からのスリーパーをアレクに。がっちり決まり今度はアレクがエスケープ。あとはパワーでじりじりとアレクが押し気味に試合を進める。小野選手に勝機があるとすればタイミングよく打撃が決まりその後の関節だったのだろうけど、ぶっこぬきジャーマン、ドラゴンとくれば小野選手も返せず。ああ軽量の壁か。


第3試合
○田中稔(関節技)×臼田勝美

決まり手はたしか関節技だったと思うのですがそれが腕ひしぎだったのか三角締めだったのかよくわからん。まあメモとって観戦してるわけではないので、来週のプロレス誌で確認してください(笑)。試合は、私には稔選手が持ち味を出すのに苦心していたのでは、と見受けられました。あんまり飛び技は試合の流れ中必要なかったと思うのですが稔選手は再三狙う「串刺し」形式のドロップキックにこだわっていたような。しかし結果的にはそれで試合の流れが臼田選手から稔選手に移っちゃうのだから、いいのかなあ・・・。臼田選手はタックルがいい!しかしその後にはあんまりこだわらないのですかね。やっぱりマウントしてからがヴァーリーぢゃないと結局ブレークしないと先にすすまないからか?で結局スタンドになって蹴りあいになっていいのを入れた方が関節で優位なポジションをとれる、ってな展開でした。



●いんたーみっしょん
気の抜けるようなテーマの中、リングガールの宮内美穂嬢がリングイン。うーんあれが噂の・・・。ミニスカートを気にしながらリング上でしゃがむ姿におお!シャッターの音とフラッシュの光が・・・無いことは無かった(爆)。結局私は、会場到着がぎりぎりだったため、アンケートを書いておらず。でプロレスカードの抽選権も、そしてボール投げでGETできるはずだったの美穂嬢の手作りクッキーも手にする権限さえ得られず(涙)。しかしナマで美穂嬢を拝めただけでもヨシとしよう。(以上オヤジモード)


第4試合
○ビクタークルーガー(レフリーストップ)石川雄規
岡本衛×日高郁人
バトラーツの中にあって身体のでかさ自体が必殺技みたいなビクタークルーガー、余裕の試合展開。(しかし試合中にペットボトルの水を再三飲むのはやめてほしいな、と)。見せ場はなんといってもこの中で一番体格的に劣る日高選手がビクターのフィニッシュ前のパワーボムの前に決めた高角度ウラカンラナ。ほんとに綺麗に決まりビクターの身体がマットにたたきつけられました。しかし、それが日高選手の悲劇の始まりと相成った訳で。体格的に劣る日高選手にあまりにも綺麗に技を決められた悔しさからか、ビクター切れます!マウスピースをリング外に投げ捨て、日高選手に一直線。日高選手の身体をいとも簡単に中空高くすくい上げ高角度のパワーボム。あれがビクターボム?ダウンカウントを始める島田レフリーを制してさらにもう強烈一発。思わず客席から悲鳴が。日高選手それで立ち上がることができずレフリーストップ。少なくともいまのバトラーツで最強なのは技ではなくパワーなのだと思い知らされた一戦でした。



第3試合
○ 池田大輔(キャメルクラッチ)×カールグレコ
メインの試合中グラウンドの展開で会場がシンとすると、なにやらシュッシュッと音が聞こえてくる。なんだろうと思って振り向けば、なんと後ろの通路のドアより雨水がどんどん流れ込んできている!そしてそれにただ黙々とモップをかけているオヤジが一人。会場の管理人だろうか?あああの人もこの台風の中で試合をしているバトラーツの面々を知らず知らずの内に支えている探偵団の一員たりうるなあ、かな(爆)

メジャーデビューをはたしている大ちゃんにとってはたぶんビクターを倒してのリーグ優勝が命題だと思うのだけれど、試合から感じられる印象は「余裕」ではなく「焦り」みたいなもの。全日効果はそれほど試合から感じられなかったのでした。



そして・・・・
試合が終わり、帰途につく観客達。バスツアーのメンバーなどはこの台風の中の試合をきっと思い出深いプロレスの一ページとして記憶するのだろうなあ、と夢想する。会場で回っていたビデオカメラは「SAMURAI」のクルーかそれとも単なる販売用のビデオ撮影か?一人だけリング下でカメラのシャッターを切っていたのは大スポのカメラマンか、それとも週プロ?ゴング?本当にこういう特別なシチュエーションの場所に居合わせたマスコミの人々はどんな思いで試合をレポートしてくれるのであろうか?とってもローカルな気分に浸りながら風雨強まる会場の外へ。私にとっては韓国移動から始まる長い一日が終わった。




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