プロレスリングNOAH
DEPARTURE2004
東京ドーム
2004年7月10日(土)18:00 〜


040710-noah東京ドーム大会


●新神戸からのぞみで上京。プロレスリングNOAH初の東京ドーム大会観戦へ。しかし、天候不順でドームに着いた途端に激しい雨、なんだか試合も波乱の予感。客足にも影響あるんぢゃないのかしらん>雨。
040710-noah東京ドーム大会
・オープニングマッチ
●新日やPRIDE、K−1ではおなじみの、ビッグマッチの際の全選手入場式があるわけでもなく、そこいらは妙なこだわりなのか地方巡業と同じく永源VS百田の”いつもの”飾らない前座マッチで始まる。場外唾シャワー、低空ジャイアントスイングなどなど、”おきまり”の数々はまさに伝統芸のオモムキ、馬場全日の流れを汲む、激しく楽しいプロレスワールドがついにドームで開幕する。

▽第1試合 20分1本勝負
○百田光雄(8分3秒後方回転エビ固め)永源 遥×

040710-noah東京ドーム大会
・話題のヘルスクラブ
●中堅三人組・雅央、泉田、輝鎮のコンビに、秋山が、「あいつらはプロレスを健康のためにやっている」というありがたくもない理由で命名したのは名づけて「ヘルスクラブ」。三人の思惑とは関係なくすっかりファンには浸透して、泉田なんかはすでに開き直り状態で、タオルに洗面器というほとんどド戦闘モードならぬ銭湯モード(笑)。まあ、カシンに妙に関心を持たれたりして、ちょっと面白い展開にはなりつつありますなー>ヘルスクラブ。

▽第2試合 30分1本勝負
本田多聞&○泉田 純&菊地 毅(10分58秒片エビ固め)井上雅央&川畑輝鎮×&青柳政司

040710-noah東京ドーム大会
・鼓太郎&リッキーのダブルファンネル(ガンダム)
●NOAHの常連外人、ドノバン&モデストは体格的にはヘビーとジュニアの真ん中あたりで、ヘビーに絡むのは役不足って感じなのよね。ただ、セミファイナル、メインイベントを盛り上がりの頂点とする旧全日系の試合の組み立ての中では、やはりシリアスモードもコミカルモードの試合もこなせるこの二人は、なくてはならないNOAHの一員であることに違いないと思うのな。あと、リッキー&鼓太郎はジュニアらしいスピードあるムーブがすばらしい。最後はやはり外人勢の体格がモノをいう結末だったけど、ジュニアではKENTA&丸藤を追う鼓太郎の追撃がこれからも楽しみだ。

▽第3試合 30分1本勝負
鈴木鼓太郎&×リッキー・マルビン(11分55秒エビ固め)マイケル・モデスト&ドノバン・モーガン○

040710-noah東京ドーム大会
・常連ガイジンVSスターネス
●テリーゴーディの甥っ子リチャードくんと、ベイダーの元相棒スコーピオの常連外人コンビ。中でもリチャードくんとは旧全日時代からのお荷物だと思うんだけど、途切れることなくNOAHに移ってからも来日は続いてる。使い続ける三沢社長は、なんかリチャードくん(もしくは叔父のゴーディ)に大きな借りでもあるのかしらん?、とか(爆)。まま、ともかくドームの晴れ舞台、スターネスから白星をいただいて、こつこつ働いてれば、いいこともあるんだよ、つう感じなのかなー>リチャードくん。

▽第4試合 30分1本勝負
斎藤彰俊&×橋 誠(16分44秒片エビ固め)スコーピオ&リチャード・スリンガー○

040710-noah東京ドーム大会
・GHC次期挑戦チーム争奪?
●大きな会場だと”それなりに”、小さな会場だと”そこそこに”、聖鬼軍の片割れ・川田が三冠バリバリの第一線に比べて、うーん、田上よー、それでいいのかー、って感じ。とはいっても、さすがにドーム、多少は田上も気合が入ってたようで(笑)。逆に上を目指す池田&ヨネ組にとっては、その田上と実力者の存在は必ず超えなきゃいけない壁。ここでヨネが星を落としたのはイタイな。このまま元バトラーツコンビが中堅に埋もれていくのか?、そこいらはドーム以降、これからWLWベルトを巡る争いの熱さ具合で占えるのかも、とか。

▽第5試合 30分1本勝負
田上 明&○佐野巧真(10分45秒片エビ固め)池田大輔&モハメドヨネ×

040710-noah東京ドーム大会
・衝撃!R木村引退表明!
●結局、ラッシャーさんの病名とかわからずじまいで、でも、会場にも来れず、ビデオでのみの挨拶とはそんなに体調は悪いのかしらん、とか。オーロラビジョンに映し出されたその姿を見る限り、なんとなく麻痺が見て取れるような様子。うーん、これでフェードアウトされるんぢゃあなくって、どっかの大会場で改めて引退セレモニーを行ってほしいっす。もしご本人がドームに来られていたなら、絶対ラッシャーコール、マイクコールが起こっていたと思うけど、あまりに唐突な引退メッセージ、一方的すぎてドームの客はみんなどう反応していいのかわからず、戸惑ってたんぢゃないかな。
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・グレイシートレインならぬヘルスクラブトレイン
●ドーム開催前から、カシンが要望してたヘルスクラブのセコンドが実現!。おおっ、グレイシートレインならぬヘルスクラブトレイン。さて百戦錬磨の理不尽仮面、カシンがいつものNOAHジュニアの闘いにまじることで、果たしていかなる化学反応が起こるのか?。
040710-noah東京ドーム大会
・禁断の、理不尽VSイケメン
●試合前半はカシンのペース、なかなかリズムに乗れないKENTA、丸藤、そして杉浦(笑)、カシンのおいしいところがうまく出たのではないかと。これはやっぱり杉浦がオトナだからか?(笑)。それにしても、これ一試合きりの参戦では余りに惜しい。ぜひヘルスクラブとのカラミ続行希望。あとちょっぴりマジになってもらってカシンVS秋山とか〜。

▽第6試合 GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合(60分1本勝負)
○丸藤正道&KENTA(王者組)(22分26秒体固め)杉浦 貴×&ケンドー・カシン(挑戦者組)

040710-noah東京ドーム大会
・GHCライガーVS金丸戦
●果たしてライガーが金丸をも返り討ちにして丸藤を引きずり出すのか、それとも金丸が(KENTA,丸藤ら後輩の追い上げ厳しい中で)NOAHジュニアのトップを証明するのか?、見所としてはそんな感じで始まったけど、前半は金丸劣勢、ちょっと金丸がリズムをつかみかけても、ライガーの掌底で引きずり戻されるつうシーソーゲーム。そんな中、やはりドームという大舞台で「かならず勝って取り返す」という意地を観客に感じさせた時点ではやり今回は金丸の勝ちだったかな?、とか。まあ、これからはライガーが持ってたほうが客が入ったのに、なんていわれないよう防衛していってほしいっすね>金丸。

▽第7試合 GHCジュニアヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
×獣神サンダー・ライガー(王者=新日本)(17分39秒片エビ固め)金丸義信○(挑戦者)

040710-noah東京ドーム大会
・IWGPタッグ世界戦
●もちょっとどうにかならんもんか、高山&みのるの強さだけが目立った試合。確かに今日のお客のお目当ては、メインの小橋VS秋山なんだから、政治的にも取れそになさげなIWGPが盛り上がるはずないとは理解できますけど、それでも、ドームが終わったらテーマ無き凪状態になって、しばらくストーリーが停滞しそうなのは、誰でも想像できることなんだし、ワイルド2あたりは、もちょっと次につながる物語も試合の中に織り込んでおいてもよかったんぢゃないかね、と。

▽第8試合 IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
○高山善広&鈴木みのる(王者組=フリー/パンクラスMISSION)(12分55秒高角度原爆固め)森嶋 猛×&力皇 猛(挑戦者組)

040710-noah東京ドーム大会
・武藤の必殺ムーンサルト
●NOAH旗揚げから4年、果たして長かったのか短かったのか。馬場未亡人の影が消え、大きく姿を変えた古巣の御大、そして宿命のライバル・武藤と対峙する三沢の姿を見て正直震えた。昔から私は馬場派全日ファン、だから以前なら新日の象徴・武藤と三沢の闘いを夢想したとき、それは確実に全日(馬場=三沢)VS新日(猪木=武藤)のプロレス観イデオロギー闘争のはずだったのだ。なのに長年続いた思想的対立は近年ねじれ、混沌としている。まさかミスター新日・武藤が全日の社長となるとは!。三沢も、そしてそれを眺めるファンも、複雑な思いを抱いていると思うのだ。

▽第9試合 GHCタッグ選手権試合(60分1本勝負)
○三沢光晴&小川良成(王者組)(21分46秒体固め)武藤敬司&太陽ケア×(挑戦者組=全日本)

040710-noah東京ドーム大会
・三沢の必殺変形エメフロ
●しかし、三沢がケアを武藤のパートナーに指定したのは最初どうも解せなかった。三沢VS武藤という夢対決が実現するのだからワキがぼやけるのは確実、だから小川はワキに徹したのにかかわらず、三沢に対して我を出そうとしたケア。つうか、そういう展開になることを三沢は予想できたはずなのだ?。案の定浮きまくるケア、も、もしかして、わざと浮かせてる?、そして制裁とも思えるよなエメフロ、さらに変形エメフロの二連発。ケアが顔ぢゃないことをドームでまんまと観客に印象づけた三沢、これはこのタッグマッチの裏テーマだったのかもしれない。
040710-noah東京ドーム大会
・5万8千人?
●しかし、このカードぢゃあ、純正NOAHファン以外に訴えるものは無さそで、5万は絶対無理でしょ、よくて3万ぐらいぢゃないかなー、なんて思ってて。応援のつもりでいってみたら、なんなんの、アリーナ、一階席は用意されてた席がほぼ満席。2階席も7,8割は埋まっててよく入ってるよ。こりゃ笑いとまらんでしょ>NOAH営業陣。うーん、でもこれに味を占めて次回も今回のような面子で、なんて思い上がったりしないようにねー(次は初物ご祝儀的な客は期待できないと思いたまへ。ビッグサプライズ必須)。つうか、これでしばらくはドーム後遺症にかかって通常シリーズは人、入らないかも。
040710-noah東京ドーム大会
・ココ一番のムーンサルト
●そして、メインはGHCタイトルマッチ。それまでの9試合ははっきりいって刺身のツマ、その主張を前面に押し出した、確かにNOAH旗揚げからの集大成に違いありますまい。ただ、場外雪崩式の脳天逆落としアイアンマンマッチがエスカレートする様相ははっきりいってどうかと。PRIDE,K−1に対抗する、これがNOAHのプロレスです、というレスラーのファンに対するメッセージであるのならば、それはちょっと違うんぢゃないか、というしかない。
040710-noah東京ドーム大会
・ラストはやはりバーニングハンマー
●技が少なくても、えげつなくなくても、凄みを見せる技術は確実にあるはず。それを知らない、NOAHのトップ選手はいないでしょう?、なのに、なぜ。次はアレを超えなければ、というハードルを、ファンと選手が知らず知らずのうちに高く高くしていってる。絶対に飛べないとわかってる高さのハードル、それを無理して超えていくプロとしての自己満足、でも選手の満足感と観客の満足感はかならずとも一致しないレベルにまで来てしまった、そんな気がしてる。
▽第10試合 GHCヘビー級選手権試合(60分1本勝負)
○小橋建太(王者)(35分34秒体固め)秋山 準×(挑戦者)

040710-noah東京ドーム大会
・ファンに祝福された絶対王者の証明
●メインのあと、花道を一人歩いてファンの祝福を受ける小橋。ただ、あくまで個人的な印象なのだけど、1階席からの顔色の見えない小橋の姿は、悲壮感、虚しさのようなものが滲みでていたよな、なによりあの足取りから感じた。ドームを出た後も、家路につく観客から、そこいらで満ち溢れなければならないはずの、メインイベントの満足感の伝染が足りてないような気がした。確かに小橋VS秋山は壮絶だった。ただ、それがゆえに、すごかったよ、よかったよ、を遥かに通り越してしまったのでは?。なんとなくそんな気がしたのな。



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