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JWP

ささやかながらアジアのローカルプロレス情報を紹介しております。

前口上
台湾のTV放映事情は日本と比べてかなり違う。TVの地上波が少ない代わりにケーブルテレビ局の数はなんと100以上。まさにタケノコのごとくのきのきと発生している状況。その中でも異彩を放つのがプロレスファンにとってはまさに垂涎の的たるプロレス専門ケーブルテレビ局、全日通電視台!クソ忙しい今回の台湾出張で唯一の楽しみはこの全日通電視台を拝むことであった訳で。他のチャンネルでやってる周馳星のB級アクションに心動かされながらもこの一週間、とにかくみましたみました全日通電視台、Zチャンネル視聴録でござい。

●プログラム
基本的にはとにかく朝から晩までプロレス三昧。但し午後、8時台、深夜にプロレス以外の番組が挿入される。ここで特筆すべき(爆)は深夜に放送される「ギルガメッシュNIGHT」。司会が細川ふみえのころ、飯島愛のころ、そして最近のさとう珠緒が出演しているものまで放映時期の順序などまったく無視して完全にアトランダムで放映されている。季節感、流行など全然関係なし、今と昔がころころと前後する放映形態は、それが深夜に奇妙な時間と空間を作り出します。異国の地で過去と現在が交錯する瞬間。そしてそれはプロレスの放映プログラムにも同じことがいえるのです。


『なんでこれが柔道なんだよ!』

●空間と時間の混沌
メジャー、マイナー、U系、女子プロと、すべてない交ぜで整理もされずに垂れ流し的に放映される節操のなさ。また去年と今年のチャンピオンカーニバル、数年前のG1と去年のG1が、その開催年の断りもなく続けて放映されてしまう時間的連続性の欠如。なんの前触れもなく突然最新の試合の間に放映されるワジマと天龍のボコボコマッチの新鮮さ。そしてアマレス経験者と思われる、ランニング姿のにーちゃんが唐突に画面に登場し、試合の解説を行うのだけれどこれがまた胡散臭い!なんとも奇妙な空間と時間の混沌が演出されています。


『寝るなワジマ!』



●'97女王傳説
という訳でこの全日通電視台で放映されるソースはすべて日本で撮影され、放映されたTV中継、もしくはビデオリリースされたもののよう。
しかし、今回は運良く全日通オリジナルの番組を見ることができました。それは、「'97女王傳説」というタイトルで2週に分けて放映。(私は1週のみしか見ることが出来ませんでしたが)。
内容は、全日通電視台に招かれた(らしい)JWPのキューティー鈴木と尾崎魔弓の台湾見物の模様とインタビュー風景をまとめたもの。 番組としてキッチリ構成されたとは言い難い番組は、逆になんとも新鮮だったりする。台北の行天宮を歩く2人を意味もなく撮影したものを流したと思えば、突然、どこかのホテルに急ごしらえされたと思われるウエートトレの機具を使って練習している?映像や、しらじらしく引かれたマットの上でコブラツイストを掛け合う2人・・・(爆)。

あとなんか勘違いしてるんぢゃないかあ、という感じで笑えるのは、インタビュアーや台湾のプロレスファンが、女子プロと男子プロレスの交流が盛んで、女子プロ選手はみんな男子プロレスラーにあこがれを持っている、と誤解しているのではないか、と思われる点。(まあ、毎日プロレスニュースみたいな番組があって、チャコちゃんケンちゃん純愛ストーリーや、引退したくどめの2時間ドラマ出演のニュースを伝えるてるほどのマイナーさ、なのだから、台湾では独自のプロレス感覚が育てられていてもまったく不思議はない、わけだが)
まあそんな感じで好みの男子レスラーを聞かれた尾崎とキューティ。控えめに当たり障りのない答えでお茶を濁すキューティに比べ、日本を離れた開放感か、バンバン切れのいい発言を繰り替えず尾崎(笑)。好きな男子レスラーは、という問いに新日の金本かな、となかなか具体的な発言には「ええんかなー」と思ったりして。(まああれが放送されてから随分経つけど、その発言が日本のプロレス雑誌とかで問題になったということは聞かないから、マスコミ関係者がだれもこの番組を見てなかったか、それとも普段から尾崎がそういう発言をしているのか、それともホントに関係あるのか(爆)。)

余談だけどみちプロとかが、国内脱出して台湾あたりで根づいたら結構「濃い」プロレスマーケットが誕生するんぢゃないかと思ったりして。今回一週間の台湾出張で、この全日通電視台を見続けた感想は、そんなカルトな「とんでもなさ」が育っているのではないか、という思いでありました。




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