『もっちり、しっとり米粉パン』(文化出版局刊)が書店に並び、さっそくですがお問い合わせなどもいただいております。
 最近はパン屋さんでお米を原料に使ったパンを目にすることもありますね。ホームベーカリーでも米のパンが作れるタイプがあるようです。
(ホームベーカリーの「GOPAN」も人気だそうで、やはり日本人はお米好きなんですね。)
ただ家庭で作る米粉パンについては、まだまだ???という方も多いはず。

 そこで・・・ちょっとだけご説明を。

 パンが作れる米粉の名称については、あくまでもミックス粉なので商品によって様々です。たとえば「もっちり、しっとり米粉パン」でも使用している片山製粉さんでは「パン用米粉ミックス」、最近、取り扱いを始めた富澤商店さんでは「米粉パン用ミックス」とあり
(2011年現在は米粉とグルテンは別売りです。)
それぞれ製粉会社が違います。

● パンが作れる米粉って?

 基本的には米の粉・・・粉砕および製粉方法などに差はありますが「上新粉」や、より目の細かい「リ・ファリーヌ」を想像して下さい・・・それにパンに必要な20%程度のグルテンを配合したものです。
 片山製粉のミックス粉には、米粉にグルテンと麦芽糖がミックスされていますが、麦芽糖は味付けではなく発酵をうながすもので、製パン用の小麦粉にもそれに近いものがミックスされているものもあります。



● 作り方や配合はどのミックス粉でも同じ?

 パン用の米粉のミックス粉(中には砂糖や塩などの味付けがされているものがありますが、それらは除きます)であれば作り方は同じですが、商品によって水分量を多少加減する必要があるかもしれません。
米粉(上新粉など)は小麦粉に比べて、商品による吸水量の差がとても大きいのです。
私自身は3種類の違う会社のパン用米粉を試しましたが、やはり加減が必要です。
特に「もっちり、しっとり米粉パン」では、粉が150gと少なめなので水分は慎重に計量する必要があります。

 たとえば・・・
パンの種類にもよりますが、まずは本通りの水分をはかり、粉と混ぜてみたところで加減(たぶん減はないと思いますが)してみて下さい。本の中でも説明していますが、最初どろどろでも次第にまとまってきますから心配しないで。



● 米粉パンの特徴は?

 それはもう本のタイトル通りの「もっちり、しっとり」な食感でしょう。なんだかおもちみたいなパン・・・という感想もありました。水分を多く含むこともあり表面はかりっと、中はもっちり・・・しっとり感も長持ちします。
 もう一点の特徴は通常の小麦粉のパンと違って発酵が1回だけです。
こねたらすぐに分割→(パンによってベンチタイが必要なものとないものがあります)→成形→発酵→焼く(蒸す)ですから、はじめに紹介している丸パンならこねてから1時間強で焼き上がりです。



 ほらほら作ってみたくなりましたか?そんな方はぜひ、お試しを!
 2006年5月からクオカさんでも粉が入手できるようになりました。



片山製粉
http://www.katayama-seifun.co.jp/

富澤商店
http://shop.tomizawa.co.jp/

クオカ
http://www.cuoca.com/