私ことGOTAKとは何者なのか…。
みなさんに知っていただくコーナーです。

ハンドル名 GOTAKと名乗っております。その昔、某サークルでフィギュアを作成していた頃は、別の名を名乗っていましたが…これは忘却の果て、ということにしておきます。
仕事 数年前までソフトウェア技術者として十数年働いていましたが、模型店開業を志し退職。現在無職の身です。周囲からは『この不景気に何を考えてるんだ?』と、大ばか者呼ばわりされています。
猫が大好きです。14歳になる2匹の雄猫達と同居しております。名は紆余曲折を経て、ミッキーとロッキーに定着。彼らの愛らしさときたら、そりゃもう筆舌しがたく…。
趣味道

私は模型製作と抜刀術を趣味としています。模型は4歳の頃から続けていますが、私の世代ですと、やはりスケールモデルが模型趣味の基礎となりますね。私も多分に漏れず、ミリタリーモデルから模型に入りました。それゆえに軽い?ミリタリーマニアでもあります。TVなどに登場する銃火器や兵器について、煙たがられながらも説明を続けてしまう癖があります。

そんな私の模型道に、大きな転機が訪れます。
『スキよスキよスキよ♪ウッフン☆』という伝説のオープニングソング。
そう『うる星やつら』との出会いです。
衝撃的でした…。
当時、自他共に認める小学生だった私には、虎縞ビキニが眩しくて。
どうしても、なにがなんでもラムちゃんを立体化せねばならなかったのです。
そのためには女体のなんたるかを知らねばなりません。
やむを得ず、ご禁制だった助平な本をゴミ捨て場から回収して読み耽ったり。…いや、もちろん女性を立体化する上で必要な知識を得るためですよ。

さておき…当時はフィギュアを造る人など居ない時代。まして虎縞ビキニのラムちゃんで、PTAから有害アニメなどと烙印を押されていた『うる星やつら』です。私がフィギュア製作に注力していることは、決して知られてはいけない秘密となりました。ミリタリーキットの箱に、フィギュア関連のメモや資料を隠蔽し、密かに、ひたすら密かに試行錯誤を続けました。

まず、どのように製作すればよいのか…。今ならば確立された製作法が公開されていますが、当時は先達がいない時代。どうやって造ったらよいのか悩みました。その上、ポリパテなどの造型材料も出回っておらず、まずはプラパテで、1/35スケールのミリタリーフィギュアを改造してみたり…。乾燥したら大胆にヒケて割れたり。気がつけばタミヤの人形改造コンテストに応募してたり。

試行錯誤を繰り返し、私なりに確立した造形法は…美術彫塑の手順を真似たものでした。つまり、針金の芯に紙粘土を盛り付けて形作っていくというものです。素材のコスト面でも、他に選択の余地はありませんでしたね。

そして、ついに初のフルスクラッチ作品の完成です。あれは小学5年の終わり頃。約1/12スケールのラムちゃんフィギュア第1号が完成したのです。紙粘土を主材料とし、溶きパテで表面をコーティング。紙やすりで磨き上げ、全面筆塗りで仕上げました。素立ちに少し捻りを加えただけのポーズでしたが、あらゆる角度から眺めては密かに自画自賛。…実に爽やかな思い出です。

しかし、せっかく完成したラムちゃんなのに、誰にも見せることができない女の子フィギュアという造形物が、はたして周囲に受け入れられるのだろうか?…甚だ疑問でした。

そんな悶々とした日々を送っていたあの頃、なんと『うる星やつら』のフィギュアキットが発売されたのです。ガンダムのフィギュアなども発売され始め、フィギュアが公に認知される時代の到来を予感させました。

時は流れて中学1年の秋。私は依然として密かにフィギュア製作を続けていました。部屋には数多の自作『うる星フィギュア』が居並び、錯乱坊や不死身の総番までも立体化する心意気を身につけていました。ですが…さすがにこうなると、親や友達には隠しきれず。ごく狭い範囲で、私のフィギュア趣味は知られることとなっていました

そして文化祭シーズンの訪れです。とある伝から、地元大学の模型サークルで、フィギュアを展示販売してみよう、ということになりました。高価だった複製素材をサークル費で購入し、1/8スケールのラムちゃんフィギュアと、同スケールのサクラさんを計30体ほど生産…学祭当日を迎えました。このとき、偶然にも同じ中学の同じクラスに、同じくフィギュア趣味を持つ男Kが存在することを知りましたが、その話はまたの機会に。

かくして運命の学祭は幕を開け、当時持てる技術の全てを投じたラムちゃん&サクラさんフィギュアの真価が問われたのです。まずは1人目の客現る…。まじまじとフィギュアを見る。ラムちゃんフィギュアの上方からバスト周りを観察し、続いてサクラさんフィギュアの下方から、スカート方面を凝視…むぅ、さすが大学生、アクションが潔いほどにダイレクトです。そして…『へぇ、スカートの中もあるんだ、凄いね』などと和やかに語りつつ、彼は買っていきました。むぅぅ、さすが大学生です。

その後も口コミで広がったのか客足は途切れず、わずか数時間で完売。なんとも呆気なく完売したのです。

翌年も大学祭でのフィギュア販売を行い、当時大人気だった『うる星ネタ』ということもあって、中学生としては余りあるほどの大金を手にしました。

これら一応の成功?を収めた経験から私は『女の子フィギュア制作』は、誰もが認める趣味なのではなかろうか、と誤認しつつありました。

さらに時は流れ中学3年の秋。例によって、大学祭で販売するフィギュア制作に余念の無い私に、予定外の仕事が舞い込みました。

通っていた中学校でも文化祭シーズンということで、各クラス毎にテーマを設けた展示を行うのですが…事もあろうか、私がクラス展示の責任者に任命されてしまったのです。ちょいと器用だというだけで、この手の仕事がまわってくるってのはよくある話です。当然のように、クラスメイトの協力など期待できません。その上、大学祭へ向けた準備で手一杯の状況です。容易に展示物を準備でき、かつクラス随一の器用者としての小さなプライドを保つことができる、そんな展示品が要求されたのです。

そこで私は……これまで造り貯めてきた『フィギュアを展示してみよう』と考えました。
短い準備期間、単独で展示物を用意できる、なおかつ、それなりの水準で展開可能…まさに完璧な展示素材でした。

同じくフィギュア趣味を持つ同志Kの協力を得て、話のわかる美術教師の計らいで美術準備室を借り受け、担任教師にもクラスメイトにも、展示内容を明かすことなく粛々と女の子フィギュアを搬入。うる星、ピエロ魔女っ娘、そして密かに男子生徒の間で人気だったくりぃむれもんなど…数多のフィギュアを雛壇に展開。美術教師も数点の彫塑作品を展示するなど、積極的にバックアップ。質、量、共に全校一の展示物となることは、疑う余地もありませんでした。


そして文化祭当日。展示物の一般公開を前に、担任教師とクラスメイトに初めて、美術準備室の全貌を明かしました。もちろん私は自信を持って、彼らを美術準備室へと案内しました。


ところが……部屋へと足を踏み入れた彼らは、なぜか凝固
……『あれ?』なぜに凝固?。あ、感動のあまり凝固?。
…いや、違う、なにか違う。
誰も、何も、一言も口にしません。静かです。静寂です。


そんな沈黙を破って、美術教師が担任教師に話しかけました。

いやぁ、彼らは素晴らしいですよ。ほら、この女性像なんて、難しいラインを適度に簡素化して表現している。この鎖も真鋳線を加工して造ったものですよ』。

とかなんとか弁天様フィギュアを手にとって解説する美術教師。…凝固したまま答えない担任教師。ひそひそと言葉を交わし始めるクラスメイト…。そんな中、女子生徒の一人が呟いた一言に、私は耳を疑いました。

変態…

え?………今、変態って言いました?、変態って、な、なにが??。
そう、せめてこの時点で、気付くべきだったのです


この日、嫌がる担任教師を美術教師が説き伏せ、一般公開を実施。『美術準備室の光景』は全校の話題を呼び、最も人気を呼んだ展示となりました。
…ただ、なぜか皆、ひそひそと言葉を交わしながら見ておりましたが。


そしてこの日を境に、私と同志Kは、一躍全校に名を轟かせることとなったのです。

エッチな人形好きの変態として…。

例えば、渡り廊下ですれ違った下級生女子の一団。
私と視線がぶつかる。
彼女らは素早く目をそらして道を明け、廊下の隅に回避。
なぜかスカートの裾を押さえたり、胸元を隠したり…。
さらに小声でひそひそと話し始める。

少女A:『ねぇあれ、GOTAK先輩?人形好きの変態ってあの人?
少女B:『そうそう、あの人あの人。気をつけんと、人形のモデルにされるよ
少女C:『ええっ!?そうなん?いややぁ〜変態やん

……って、こらっ、聞こえてるぞ。甚だしい誤解だ。

とまぁこんな具合で、卒業までの約4ヶ月間。いわれなき『変態』のレッテルに身悶えながら過ごしたのです。
これを悲劇と呼ばずして、なんと呼びましょうや。


想えば『女の子フィギュア制作』は、誰もが認める趣味なのではなかろうかなどと考えたのがそもそもの間違いでした。
いや、
くりぃむれもんがまずかったのかもしれません。
そうだ…
くりぃむれもんネタさえ無ければ、『エッチな人形好きの変態』ではなく『人形好きの変態』あわよくば、ただの『人形好き』と呼ばれていたかもしれないのに…。悔やまれるアイテム選択でした。


おっと、話が長くなっていますね。
続きは、またの機会に。

とどのつまりは、そんなわけで、フィギュア道を邁進してきたのです。

造型材料

上でも触れましたが、色々な材料で造ってきました。
まずはプラパテ、そして紙粘土、さらにエポキシパテポリパテ…。
プラパテでの造型は無理がありますが、他の材料ならば何でもOKですね。
そして今は、スカルピーがお気に入りです。コスト面でも優れていますし、彫塑感覚で仕上げられるのも利点です。ただ…他の素材に比べて、幾分脆いのが難点です。

イベント参加

ワンダーフェスティバルへの参加が主です。初参加は、まだ2日間開催だった頃ですね。友人と共に数年間参加を続けましたが、当日版権制度の導入や、ゼネプロ->海洋堂への寸劇引継ぎ目撃などを経て、イベント参加から遠ざかることとなりました。
自由に造形できたあの頃が懐かしいですね。

その後は他のディーラーさんからの依頼や、末席に加えてもらうなど、もっぱら寄生的な参加を続けていましたが。…私の作品は、イベントでの売れ行きが異常に悪い事で知られて?いるようで、ディーラーさんからの助っ人依頼も無くなりました。

そして仕事を辞め、造形イベント参加を再開。現在に至っています。

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