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 最初は、美少女を愛する気持ちで前田亜季ちゃんのファンになったのですが、この日記をつけていくに従って、ずっと亜季ちゃんのファンでいようと思うようになって来ました。それはどういうことかと言うと、亜季ちゃんのファンをこのまま続けていけば、少女愛から脱出することが出来るのではないか、ということです。
 そう思いながら日記をつけて来ましたが、気がつけば20歳の亜季ちゃんを応援している自分がいました。そう、亜季ちゃんについて言えば、私は大人の女性を愛することだってできるようになったんです。でも、亜季ちゃんの魅力に癒されると同時に、ロリータの魔力からも解き放たれたかといえば、それはかないませんでした。
 しかし、今でも次のことはハッキリと言えます。
 亜季ちゃん。「あなたといっしょに歩いていこう!」
 私はこれからも亜季ちゃんの全てを愛し続ける。亜季ちゃんも、もっといっぱいのファンを獲得して、どんどんビッグになって欲しい。そんな気持ちで、この日記帳をつけています。


 (注)この日記帳の亜季ちゃんは、わたしの心の中のヴァーチャルな亜季ちゃんであって、当然ながら本物の前田亜季さんとは一切関係ありません。

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        さあ、春の野に出かけよう。
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5月19日(土)

 今日はとても良い天気。公園でジョギングしていると、小さな少女がシャボン玉を吹いていた。たくさんのシャボン玉が、陽光に照らされてきらきら、ゆらゆらと風に舞っていた。そこだけが不思議な空間。ジョギングのおじさんには余りにもきれいすぎて、私は少しだけ離れて通り過ぎた。


5月12日(土)

 心の亜季ちゃん俳句

■ カレンダー『1999 aki』
 廃園を春の風が吹き抜け、雛罌粟や鬱金の花々が揺れる。
 廃園の奥には、さよならと言って去ってしまいそうな少女が居る。哀しそうな眼は、死にゆく詩人たちの姿を見ているからか。甘く優しい午後の時間が静かに過ぎ、いつしか、少女の後ろ姿だけが「追憶」となって残る。夢深い樹木で鳴いている小鳥が一羽。(三木露風『廃園』より)

廃園を 去りゆく少女の 後ろ影




5月6日(日)

 盛岡、花巻の旅行から帰る。東京に着いたのは深夜。新幹線の中は、赤ん坊の泣き声とか酔ったおじさん達の大声で、なかなか寝つかれなかった。疲れたけれど、まあ、それなりに充実した旅行だった。
 賢治の童話館には、可愛らしい少女たちもたくさんいて、賢治の世界に目を輝かせていた。『注文の多い料理店』などにある作品には、『不思議の国のアリス』に通じる、ナンセンスな面白さもあって、子供達が惹かれるのも分かるような気がする。私の隣で、風の又三郎になってイーハトーブの山や川を飛んでいた少女は、ちょうどアリスくらいの年齢の子だった。


5月3日(木)

 この連休は、帰省したり、仕事をしたり、東北に行ったりと、なかなか忙しい。本当は家の中にじっと閉じこもって、好きな本を読んでいるのが一番なのだが、それは許されないことらしい。ふう。

 心の美少女達の俳句

■ 『sho→boh』(荒川ちか)
 黄色い水玉模様の傘の下には、少女だけの空間が閉じ込められている。雨の匂いと草いきれ。傘の下に広がる柔らかな空間は、魔法でもかけられたみたいに広がっているのだ。
 そこには何があるのだろう。
 頭を覗かせるているタケノコ? ふるふると、体を震わせて伸び始める。
 腐った果実? 一切れ囓れば、甘い蜜と毒が体中に広がる。
 目覚めたばかりの蛙? ぎろぎろと、まるで地面が鳴いているよう。
 それとも、秘密の花? 少女だけのために咲いている紅い花。良い匂い。

傘の下 秘密の花の 咲くところ




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