三宮麻由子の箸休め
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麻由子のリトルエッセイズ

2002年 目次
びっくり!ニッケのお味 2002年12月17日
白神山地の一年 2002年12月2日
紙選びのお話 2002年11月11日
ハカラメ通信VOL1 〜芽を出したハカラメ〜 2002年10月10日

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2003年1月〜6月
2002年

びっくり!ニッケのお味 2002年12月17日

前回アップした白神のメッセージに年末のご挨拶を書いたところ、「ええ? もう終わりですか?」という嬉しい声が寄せられました。そこで年末のおまけ号をアップすることにいたします。
少し前のお話しになりますが、十月の半ばに、韓国に行ってきました。今回は、プサンからキョンジュ、そしてソウル近郊まで列車で移動という、なかなか迫力のある旅でありました。
からい食事は大好きですが、どうしてもチゲには負けてしまうのです。で、コースの最後にチゲを頂き、デザートのように出された甘くて冷たい飲み物を飲んだときには、まるで砂漠でオアシスにたどり着いたような心地がいたしました。
まっすぐな甘味と唇をヒンヤリと休ませてくれる冷たさ。と、ところがその後に、背中まで熱が伝わるかと思うようなホットな何かが駆け巡ったではありませんか。エッ!!? そうなのです。ニッケ(シナモン)ティーだったのです。ニッキとも言いますね。こんなに甘くしてあると、まったく分からない。言われてみればたしかにシナモンのかすかな香りはするのですが、紅茶に入れたってこんなにホットにはなりません。シー、ハー、シーハーハー。そんな名前のお菓子もあったような・・・。 韓国では、甘いお茶までからかった!?でもでも 、甘くてホットなシナモン茶、やっぱり美味しかったです。もう一度、今度は心して飲みたいものです。
ところでシナモンて、「セイロンニッケイ(肉桂)」と言って、クスノキの仲間らしい。前回のハカラメはセイロンベンケイソウだし、熱帯は本当に奥が深こうございます。ご存知の通り、シナモンは、このセイロンニッケイの樹皮からとるそうです。取りたての香りはどんな感じなんでしょうね。
ということで、今年も本当にありがとうございました。
皆様におかれましても、どうぞよいクリスマスと新年をお迎え下さいますように。ご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。
来年もまた、よい年でありますように。
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白神山地の一年 2002年12月2日

今年は、白神山地に明けて白神山地に暮れました。
ロケの打ち合わせで初めてスタッフの皆様とお会いしてから、白神の原生林で感動に涙 するまでに半年。そして帰郷後朗読のための原稿を書いたり、いままさに黎明期にある5 .1サラウンドの試聴をしながら、音声担当の方々と音について語り合うこと約2カ月。
そして梅雨明けとともにハイビジョン・スペシャル「命の音に抱かれて」が放送となり ました。この番組は、同じハイビジョンでの再放送を経て、11月30日には教育テレビ での再放送となりました。
白神の水の味と気のうろに入ったときの感覚は、生涯忘れられない強い印象を私の心に 残しました。
白神の根方からわずか数センチしか流れていない水を、またぎの末裔である吉川さんが、 わざわざ汲んで飲ませてくださったのです。それはまさに、乳と蜜を合わせた樹液のよう な味でした。水の源というのは、こういうものなのでしょうか。
そして木のうろでは、私はめまいがするほど強い木の気を感じました。あと10分もあ の中にいたら、私はきっと気絶していたことでしょう。老木が発する内なる気は、数千年 にわたる森の息吹を凝縮した、「エッセンシャルエア」だったのでした。
番組について多くの感想をお寄せ頂き、誠にありがとうございました。できましたら、 NHKのほうにもご感想をお伝え頂ければ嬉しいです。約1年かけて端正込めて作った作 品ですので、きっとスタッフのみなさんも喜ばれることでしょう。
これからも、皆様とともに心に勇気と元気をもてるような作品を作って参りたいと思い ますので、応援賜りますよう、お願い申しあげます。
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紙選びのお話 2002年11月11日

六日にPHP研究所から発売になった、きっとあなたを励ます「勇気の練習帳」を作るとき、初めて印刷する紙を選ばせて頂くことができました。
メッセージブックなので、いつも一緒のお友達みたいに手元においてほしい、となると、やはりハードカバーではちょっと重いかしら。それではというので、今回は並製、つまりソフトカバーということで、編集者も私も意見が合いました。
問題は紙です。編集者が候補としてもってきてくださったのは、6種類くらいの紙の見本でした。すでに本に作ってあるものも見せてくださり、「この紙で仕上げるとこんな感じになります」と説明してくださいました。
私は無類の紙好き。だからこの日はとても楽しみでした。何だかドレスを選んでいるみたい。ちょっとワクワクします。
まず本文のページです。二色ずりなので、絵がよく浮かび上がるものがよいのですが、あまりツルツル、ツヤツヤしていると、手に冷たい感じが伝わってしまいます。かといって、ペーパーバッグみたいなザラザラ紙では文字がはっきりしない。そこで、柔らか味があって、少し湿り気ももった紙がよいのでは、ということになりました。
表紙も、柔らかくて手になじみやすい厚さで、しかも目に優しいように光沢のない紙にしました。
「こちらのほうが手に優しいですよね」
「これは、ちょっとしんなりしていて、ひからびたキャベツみたいだけど」
洗剤のコマーシャルみたいな会話が一時間くらい続いて、「うん、これなら」と、みんなで本をサワサワなでて、めでたく会議は終了。
まずは仕上がりをごらんあれ!! まさに絵がくっきりと浮かび、しかも手に優しく、ページをめくる感触も最高となりました。手触りだけでも絶品でございます。けっして宣伝しているわ・け・では、あるん・ですけど、電車の友、休日の午後の御伴にピッタリかと・・・。
書いてるときはもちろんですが、紙選びから本作りに関わらせて頂けるのは初めてでした。これで、ますます書くことが楽しくなりました。どっとはらい。
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ハカラメ通信VOL1
芽を出したハカラメ 2002年10月10日


このホームページ立ち上げの準備が始まったころに、ハカラメという不思議な植物が私の部屋の鉢植え仲間に加わりました。会員になっている園芸ショップのメルマガで、「マザーリーフ」という神秘的な名前をみつけたので、ネットで調べてみたら、それがハカラメだったのでした。その前に、それとは知らずに有毒植物を買ってしまい、万一を考えてやむなく撤去した苦い経験があったので、今回は買う前によく調べることにしたのです。
ハカラメ、本当はセイロンベンケイソウという名前で、直径3センチくらいの丸い葉っぱがチョンと土に差さっています。そこには、仁丹くらいの小さな芽が、まるで点字のようにポツポツとついています。
マザーリーフと聞いたときには分かりませんでしたが、実はこのハカラメ、友達の友達がサンルーフで育てていたら、メチャクチャ増えちゃって、天井裏がジャングルみたいになってしまったという、その植物だったのでした。その話しを聞いたことと、名前の面白さが耳について、ハカラメの名前は忘れられなかったわけでした。
昼は日向に、夜は部屋にと、それはもう、熱帯植物様でございますから、下にもおかないおもてなしを申し上げておりましたところ、その名の通り、葉から芽が出てまいりました。ほんっとに、「まんまやん」という名前なんですね。
葉を触ると、仁丹がフッと土の上に落ちる。その落ちたやつがまた芽を出して葉になり、その葉からまた芽が出てくる。こいつぁーハナから縁起がいいわい、というわけで、本日産声を上げて芽を出した我がホームページの最初に登場してもらい一緒に芽を出していただくことにいたしました。
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