第92話 「脂肪燃焼」コーヒー

 運動開始30分前に飲むコーヒーは体脂肪の燃焼を高めるのでダイエット効果があるのだとか。注目されているのがカフェイン、交感神経を刺激して脂肪の分解を促進する働きがあるようです。コーヒーを飲むと約30分後にカフェインが体全体の細胞に広がり、脂肪を分解するリパーゼという酵素が活性化され、運動をすると体内の貯蔵脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、脂肪酸が血液中に遊離し、エネルギー源として使われるそうです。

 「コーヒー3杯(カフェイン240mg)を飲んで自転車マシンを行ったところ、水を同量飲んだときに比べ、脂肪燃焼量が2倍程度に高まる」という実験結果もあるそうです。ただし、コーヒーをブラックで飲んだときだけに確認されているものだそうです。

 血液中には、トリグリセライド(中性脂肪)、遊離脂肪酸、コレステロール、リン脂質などの脂肪がタンパク質と結びつき血液に溶ける形で存在し、その中のトリグリセライドと遊離脂肪酸がエネルギー源として使われたり、皮下脂肪として蓄えられたりする。
 トリグリセライドは食べた脂肪分が消化吸収された後腸で合成されたり、糖質やアルコールなどを原料として肝臓で合成される脂肪で、血液中で酵素に分解され遊離脂肪酸としてエネルギー源になります。使いきれない遊離脂肪酸の残りは皮下脂肪となり、エネルギーを沢山使うときに分解されて血液中に戻り再利用されます。

 運動をすると体脂肪が取り出され使われるので、脂肪の消費循環が高まります。運動が不足すると血液中の中性脂肪が増え、善玉のHDLコレステロールが減り、動脈硬化などの原因になります。運動不足の人は心臓をはじめとする筋肉の発育も悪くなり、エネルギー産出が下手になるため血管数が減り、少しのことで疲れやすくなります。

 カフェイン効果は、他に脳や筋肉を刺激して興奮状態を引き起こしたり、利尿作用、脳細胞の増加、結腸ガンの危険性の減少などもあるそうです。しかし、過剰摂取によるカルシウムの流出や心臓病の危険性を高めるなどもあるそうです、気をつけましょう。
 インスタントコーヒー1杯のカフェイン量は80mg、緑茶1杯で230mg、紅茶1杯だと240mgのカフェイン量が含まれているそうです。