ニュージーランドからの手紙
匿名希望の方から、貴重な体験談が届きました。
はじめまして、はずみさん、 現在38週の28歳の初産婦です。妊娠当初より、 ニュージーランドに滞在しており、 妊娠中の検診も 出産もすべてこちらでの予定です。 さて、質問なのですが、 おなかの中での胎児の プレゼンテーションです。 34週の頃、激しい腰痛を左のちょうどおしりから腰にかけて感じておりました。現在はずいぶん よくなりましたが、、、 ミッドワイフからは胎児がROP(Right Occipto Posterior)と指摘されました。 日本語での適当な言葉 が 私にはわからないのですが、胎児が母親の左側から 正面を向いているとのことです。 このポジションでは出産時に陣痛がながびいたり、 胎児の頭による 子宮口の開きが効果的でない、 非常に長時間になってしまう等の説明がありました。 好ましいポジション(顔面が母親の背骨側をむくように)になる為に、ソファーより、いす。 いすより 直接床に座ることと、なるべく足を開いての正座をすすめられました。 しかし わたしは生まれも育ちも日本のため、自然とすでにそのような姿勢が一番快適に感じています。 なのでこれ以上どのような 姿勢や体操がポジションを替えるのに役立つのか 教えていただけないでしょうか?
ニュージーランドから、メールありがとうございます。 さて、胎児の位置ですが今後変化することは期待できます。 陣痛が始まってからも位置は変化しますよ。 基本的に妊婦自身が過ごしやすい、安楽な体位であれば胎児も過ごしやすい位置にいると思われます。 というか 胎児の位置のせいでご自分が楽な姿勢が決まるって感じです。 だからといって同じ姿勢が2時間以上楽ってこともないでしょう。 さて、 アドバイスされた生活が出来ているのですから あなた自身がさらに出きる事は イメージトレーニングでしょうか。 悪いことを考えると本当に悪い結果になるという経験はありませんか? いいことを考え、必ずいい結果が生まれるとイメージする事は とても大事です。 好きな音楽を聴きながら すこし、お部屋を薄暗くして静かな環境をつくり 妊娠、出産が順調に経過し元気な我が子を抱っこするイメージを思い描いてください。 うそー!と思われるかもしれませんが 薬を使うわけでもなく体に害がないですからチャレンジしてみませんか?
さっそくのお返事ありがとうございました。 23日に無事3270グラムの女の子を出産しました。 はずみさんのご指摘の通り、出産の2.3日前から胎児の位置も変化し、 ながびく陣痛に悩まされることもなく、うむことができました。ありがとうございました。 さて こちらでのシステムについてですが、3つの中から自分でえらぶ事ができます。 ・ホームドクター&ミッドワイフ(無料) ふだんのかかりつけのホームドクターが妊娠中から出産までをケアしてくれます。 分娩時の責任者はドクターになります。またミッドワイフはこちらから指名すること もできます。でも予約が必要です。 ・インディペントミッドッワイフ(無料) 妊娠中から出産、出産後までを一人のミッドワイフにすべてケアしてもらえます。 定期検診も自宅まで彼女がやってきてくれます。出産時もドクターの立ち会いは なく、ドクターはどこか別室で待機です。自宅出産にも対応してくれます。 ・スペシャリスト(一部有料、保険がききます。) リスクのある妊婦の方がお世話になる専門機関です。 わたしはどうしても出産に関わることを男性まかせにするのが受け入れられなくて、 そして どうしても自分で出産の経験のある人のお世話になりたく、 また出産は病気ではない!!そして実はお医者さんがこわい ということで、 この街(ちいさな田舎の街です)で ベテランのインディペンダントミッドワイフをえらびました。 彼女は羊と鹿の大牧場も営んでおり、 何かというと 羊も馬も牛もなんの助けもなく 自分一人で簡単に生むのよ。あなたもできるわよ。というのが口ぐせでした。 まあ 事実彼女の言う通りでしたが、、、、。 ケアの内容や指導はほぼオーストラリアの方と同じでした。 ほんとに、おおらかというか、大雑把(?)というのか、日本の 友人達や母はホントにハラハラしていたようです。 彼女の言うことはすべて、あなたが快適ならばOK。が原則でした。 ただし、お酒、たばこについては非常にきびしかったです。 さて、実際の出産ですが、1stステージは破水していたのにもかかわらず、 ずーっとお風呂につかってしのいでいました。 かたわらには夫がずっとついていてくれて、 絶妙のタイミングでヘザー(ミッドワイフ)が様子を見にきてくれました。 陣痛はつらかったけれども、深呼吸や、生まれてくる赤ちゃんを想像したりしながら、 時にはヘザーとワールドカップラグビーの話をしたりとかなり、 リラックスしてすごす事ができました。 ほんとはもっともっとお風呂にいたかったのですが、ヘザーに、また すぐお風呂にもどって良いから、とりあえずベッドに行こうと言われ、 ベッドに 行くと、もうプッシュするのよとのこと。 自分自身もっと、もっと陣痛はつらいものだと想像していたので、 もうすぐ赤ちゃんに会えるのかと思うと思わずわらってしまい、 笑ってないでプッシュよ プッシュ!!とヘザーと夫にいわれてしまいました。 一時間ほどで赤ちゃんも無事うまれすぐに抱っこさせてもらいました。とにかく 私自身パニックになることもなく、すごく冷静でいることができたので大満足でした。 その後、シャワーを浴びて病室へ移動しました。 夫が入院の荷物のワゴン、ヘザーが赤ちゃんのいるコットを それぞれゴロゴロはこび、私はそれについて、4人で病院の 廊下をゆっくり歩いてるいるというシーンがとても印象的でした。 出産後2日で退院し、今は自宅でゆっくり赤ちゃんとすごしています。 ヘザーも毎日、母子の様子を見にやってきます。 何か心配なことが あっても ベイビーはミルクをたくさん飲んでおむつをたくさんよごしていれば それでHappyなのよ。 を口癖に私を安心させてくれます。 今回は、初めての出産で、しかも外国、言葉のハンデもある環境でしたが、信頼できる ミッドワイフに出会えて、しかも自分自身納得のいくお産ができて非常に大満足です。 日本でも素敵な助産婦さんに出会えることを心待ちにしています。
満足のいくお産が出来た事嬉しく思います。 幸せですね。 あなたの体験を日本の女性たち、助産婦たちに伝えたいと思います。よろしかったらお返事ください。
助産婦さんでの出産を考える時いつも問題になるのが、『もし何かあったら』 という事だと思いますが、わたしの場合、人口5万人の都市に住んでいるのにも かかわらず、緊急時には(妊娠中毒症を併発、低体重児など)300キロ程離れ た大都市の病院へ搬送になります。 この感覚は、大学病院や総合病院がたくさんある環境に 生まれ育った私には多少の不安がありました。 何かあったら(かなり極端な想定ですが) という不安が必ずしも医療のハードの面でサポートされていない環境というのが 私のニュージーランドでの出産の不安な面でした。 もあな(ニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で『湖』の意味です)が 生まれてから、ほぼ2週間、毎日のように様子をみにきてくれていたヘザーも ついに、プランケットナースへと引き継いでいきました。 プランケットというのもこれまた、すばらしいシステムで、政府のサポートと ボランティアからなる団体で、ニュージーランドの0さいから5歳までの 全ての子供が無料でサービスを受けられます。サービスの内容は、 ・Home&Clinic Visit 病院から退院後の赤ちゃんとお母さんを看護婦さんが訪問し、赤ちゃんの様子 をみたり、いろいろな心配事の相談にのってくれます。今私はこのサービスの 真っ最中です。原則として週に一回自宅にきてくれますが、その他の時間にも こちらがお願いすればもちろんOK.電話での相談もしてくれます。 もあな担当のナースはあまり英語が得意でない私に気をつかい、 電話で済むようなこともわざわざ 家までやってきてくれます。 また、こちらからセンターに出向き相談をすることもできます。 ナースが集会所や学校に出張することもあります。 ・Family Support and Care 子供をもつファミリーの為のサポートです。 日本でいうところの両親学級のようなグループセッションが企画運営されています。 赤ちゃん用のカーシートや、ポータブルコットなどを格安でレンタルもしています。 ・Family Centre 街の中にあるセンターです。私のいる街の場合、このセンターと他の機能がすべて ひとつの敷地内にあります。ここは、グループセッションの会場になったり、 子供のプレイグラウンドや、授乳やおむつを替える専用の部屋もあります。お母さん たちの育児サークルのようなものもあります。ここは大変便利な場所にあり、街で ショッピングの最中、赤ちゃんが泣きだしたら、すぐに逃げこめて(?)ほんとに 助かっています。また、いつ行っても、必ず誰かしら親子のグループがいるので、 友達をつくるのにも、絶好の場所です。 赤ちゃんについては、何もかも初めてで、しかも夫と二人だけでわからないこ とだらけの毎日です。がなんとか、地域の人達に支えられながらがんばっています。 ニュージーランドにきてまだ二年でそんなに税金も払っていなにのに(笑)、 こんなにサービス受けてしまっていいのかしらという位、 その恩恵にあずかっています。 日本も子供を育てやすい環境がととのってくるといいですね。 それでは、、、

ホームにもどる