○○の日記
石原クリニック フォトギャラリー 番外編

気ままに 写真旅
 
 このサャート(サイト)を読んどるおみゃあさんも、よっぽど酔狂なお人だなも。 名もにゃあ写真好きの爺いの話だがね。 らしもにゃあことばっか。 なんかの縁かもしれんで、暇ならちょこっと寄ってきゃあせ。 言っとくけど、お茶は出せんでなも。仮想世界(かそうせきゃあ)の話だで。 わしかね? まあ、思えば、45年になるがね。 なに? その割にはへたくそな写真だってェ? ほっときゃあせ。 それがよう、たまぁにどえりゃーおもしろいことに出くわすんだわ。 ちこょっとだけ見たってちょお。
 



 
 根気
   ふーっ
 
     わたげの旅立ち
 この写真を、自然現象で撮ろうとすると、風の吹く日に、形のいいタンポポの綿毛の前に陣取り、カメラを構えて、じっと息を殺し、程良い風がサーッと吹いてきたときに頃合いを見計らって、連続シャッターを切る。何十枚、何百枚もの失敗を重ねながらじっと成功を待つ。根気のいる仕事です。頭の上に鳥が巣を作ります。
 この日、私にはそんな根気はありませんでした。他の友達はしびれを切らして向こうの方で退屈そうにしているのが見えます。気持ちが焦ります。焦れば焦るほど、写真はとんでもない駄作になっていきます。
 ピンと閃いた私は、他のタンポポの綿毛を少々むしって、目の前のタンポポの上にのせました。かみさんに協力を求め、「合図をしたら、こっちから綿毛に向かってフーッと息を吹きかけてくれん?」
 次の瞬間が、右の写真です。少々の後ろめたさを感じつつ、「ヤッター!」  5年の歳月を経て、懺悔する私でした。



 危険

きれいな写真のためなら少々の危険は顧みず。とは言え、まだ熊の餌になって死ぬのは怖い。ここは奥飛騨。水芭蕉の生える湿原は、熊の好きな坐禅草が生える場所。所々に熊の寝そべった跡が残る。
森林組合のおじさんに案内してもらい、水芭蕉湿原の中へいざ出陣。
おじさんの話では、時々餌を求めて里へ下りてくるそうな。
先日も、冷蔵庫の食料をあさっていったとか...
 



 
神様のご褒美

写真撮影はハプニングの連続。
   
  写真の旅は、幾度となく落胆と感動を味わいます。 それは2004年の年末のこと。富士山への撮影旅行。初日は快晴で富士山がよく見えました。
あれ?富士山に雪がない!? その日は、ホテルで酒をのみ、グルメ旅行にしようと友人、かみさんと慰め合いました。
翌日は左の写真のように、吹雪のようなドカ雪。ちょっと、様子を見に行こうと御殿場から忍野村へドライブ。
途中、あちらこちらにスタックした車が立ち往生しています。忍野の雪景色も乙なもんだと、またまた慰め合いながらシャッターを切る。
翌日は、神様のご褒美かと思えるような快晴。大急ぎで荷物をまとめ、忍野村へ。
村では、夜中から走ってきたというカメラマンが、すでに数人集まって、なにやら名刺交換らしきことをしていました。
話に交わると、みんなそれぞれ、ユニークなエピソードの持ち主ばかり。
2日前には、茶色い富士山が、真っ白に雪化粧をしていました。2枚の写真は、1日違い、同じ時間の同じ場所。
富士の神様、木花咲耶姫神は気まぐれなお方でした。



 
 

最近こんな親子の語らうシーンはなかなか見られなくなりました。
ここは、アルプスが一望に見渡せる、長野の田舎の公園です。
見ているだけでほほえましくなり、この子はいい子に育つよなぁ
と思いつつ、1枚シャッターを切る。

出産直後、お母さんに抱かれて安心することがとても大事だと
聞きました。赤ちゃんは、おなかの中からお母さんの声を聞き、
安心したり、不安になったりしています。
出産直後に、お母さんと離ればなれになる、今のシステムは
赤ちゃんの愛情不足を起こす可能性があるそうです。
自宅出産が増えているそうです。
 
   


 
生き物との出会い



 
カメラを抱えて歩いていると、いろんな生き物に出くわします。先ほどの熊はちょっと出会いたくないですが、こんなかわいい連中はいいですね。 
ちなみに真ん中の蛙は、左のシジュウカラの先住者です。いつ、明け渡したかは定かでありません(笑)。 
こんな仲間と出会うと、ほっと癒されます。


時間との戦い


 9:08:27

 9:08:49

 9:09:11

9:09:33

9:09:39

 9:09:53 

 9:11:17

9:11:33

9:14:33 

9:14:42

9:15:56 

 9:16:47 

9:16:56

 9:17:03 

9:21:47 
 

よい写真撮影の極意は、ただただ忍耐と一瞬のチャンスを逃さず、ものにすることに尽きます。
この写真は、わずか数分間の間に撮られたものですが、雲が左下の羽衣のような美しい姿をとどめたのはわずか2分間でした。
トイレに行ったらおしまいです。石原クリニックの診察のようなものです。1時間以上待ってたったの2分間です。
私もたった2分間で、患者の皆様に満足していただくのが仕事です。
この、雲のような仕事なのです。



  風景写真の
舞台裏
 
 
  ここは北海道富良野町。ファーム富田の彩りの畑。四季折々の花が植えられ、咲き乱れる花の名所。7月中旬、海の日の連休をピークに山一面ラベンダーが咲き誇り、あたりは優しい香りに包まれます。左の写真は、どこかで見たお花畑かと思います。早朝に、三脚を立て日が差してくるのを待ちます。しばらくすると、私が立っている場所は、右の写真の通り、カメラマンの群れであふれます。長く撮影していると、後ろの方が何となくざわついて来ます。背中に強烈なプレッシャーを感じつつ、何枚もシャッターを切り、後ろのカメラマンに場所を譲ります。早起きは三文の得。実感します!
   →→→
?分間

 
  同じく北海道は美瑛町、赤麦の丘。空は青空、程良い雲もあり、『絵になる絵になる(フフフッ)』と思いつつ、シャッターを切る。何となく、ファインダーの中に、動くものがある。ゆっくりである。動いたり、立ち止まったり。『クマか!?』と思い、望遠に切り替えのぞいてみると、我々と同じ種の動物が歩いているではないか。
私の隣で、別のカメラマンが、聞こえるような聞こえないような声で、なにやらブツクサ言っている。『早く歩けよぅ!早く消えろよぅ !』 気の小さい私は、心の中だけでつぶやく。待つこと???分。(カップラーメンがいくつもできました。)やっとのことで撮れたのが、右の写真です。 『熊なら絵になったのに!』と思いつつ、その場を去る私でした。



待つ     
 風景 写真家の仕事は待つことです。ひたすら待つことです。待てば、右のようなチャンスが訪れるのです。
しかし、ほとんどいつも、そのチャンスは訪れずに、むなしくその場を去るのです。(●′Д`゚)゚


つづく

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