書籍コーナー



ここでは、管理人が株式投資を行うにあたり参考にしたり、影響を受けたりした本の一部を紹介しております。
最近紹介したものが上に来る配置になっております。
本のタイトル及び画像をクリックするとAmazonに飛びます。

なお、MSCBに関する記載がある書籍はここに加え、MSCB関連書籍コーナーにもまとめて紹介しております。



なぜ利益を上げている企業への投資が失敗するのか
ヒューエット・ハイゼルマンジュニア 著 長尾慎太郎 監修
 本書では、企業が開示する決算書類はその企業の実態を必ずしも正確には現していないとして、それを鵜呑みにして投資することに疑問を投げかけている。書中で問題例として挙げているのは、ITバブルの最中急上昇し、その後、粉飾決算発覚の末破綻した米ワールドコム、エンロン等である。筆者に言わせれば、これらの銘柄においては、粉飾発覚前の財務諸表からであっても、危険を探知することは十分可能であったそうである。
 日本でも、決算発表の際は事業が順調に伸展しているという話だったのに、ある日突然特別損失が出たり増資が行われて株価が急落することが良くあるのは皆様ご承知の通りであるから、これを事前に探知し回避するのは重要である。

 このような問題に対し、本書では、企業が開示する決算書類(本書では発生主義的損益計算書)に加え、「防衛的損益計算書」「積極的損益計算書」の二つの損益計算書を作成し、これら三つの損益が良好な企業こそを選ぶべきであると主張している。
 「防衛的損益計算書」においては、主に企業が無駄遣いをしていないかを調べることとなる。将来利益をもたらすかどうかわからない資産が増えた場合には、それをあらかじめ費用計上して評価を行うべきとしている。
 また、「積極的損益計算書」においては、将来に向けた投資については費用ではなく資産計上する一方で、過剰資本を抱えている企業については一定のマイナス評価を行うべきであるとしている。

 自分としては、これらのうち、「防衛的損益計算書」をバリュー株投資の際の判断基準として高く評価する。いくらPERやPBRで割安感が出ていたとしても、バランスシートを見れば危険なにおいがする銘柄も結構あるわけで、そういう銘柄をつかまないための足切り基準として大変有効であると考えるところである。

(05/11/23)


行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
ヨアヒム・ゴールドベルグ、リュディガー・フォン・ニーチュ 著 眞壁昭夫 監訳
 市場は合理的とは言うけれど、合理的だったらなんで倒産株がS高したりみんな仕手戦にこぞって参加したりするのか不思議でならないものであります。
 そんな疑問に答えようとする学問が、本書で紹介している行動ファイナンスであります。本書では、倒産株に人が群がる理由に直接答えてはいないものの、人間の欲や思いこみ、プレッシャーが判断に影響を与える事を、数学的に、かつわかりやすく解説しております。
 特に面白いのが、どうして損失が膨らんでいくとだんだんどうでも良くなっていくのか、と言う点をグラフで説明している点であります。最初の−1万円と−99万円から−100万円になるときでは、同じ−1万円でも心の痛みが少ないのであると主張しており、これは私の経験_| ̄|○と実に一致する事実であり、経験者の方もうなづけるものではないかと思います。
 唯一残念な点があるとすれば、バブルの膨張と崩壊と言った局面におけるケース・スタディーを載せて欲しかったことでしょうか。これが述べられていれば、本書は珠玉の一冊となったのでありますが・・・学問書にそれを求めるのも酷というものでありましょう。ただ、「ジンクス」のようなものについては多数解説がありますのでこちらは助かるところであります。
(05/5/1)



敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか
チャールズ・エリス 著
 本書では、資産運用におけるインフレ・税金の恐ろしさや頻繁な売買は損であることを詳しく説明しており、その上で、株式運用において市場平均を上回り続けるのが困難であることを説き、インデックス型投信による資産運用が有益であるとしております。
 本書で説明されていることは、デイトレードを行う場合を除き押さえておくべきことであるのは間違いないと思いますので、本書が株式投資を行う上で役に立つ本であることは確実であります。
 その一方で、分析の対象が米国のみに偏っているため、日本やドイツのような国家的大危機に遭遇した国に関しては、本書における主張は成り立たないのではないか、と言った疑問もわいて来たりもします。
 が、一生はさておき、10年程度のスパンでは十分成立する主張であると思います。これから株式投資を始める方にとっては、はやる気持ちを抑えて一度じっくり読む価値がある本なのは間違いないと思います。
(05/5/1)



美人(ブス)投票入門
山本一郎 著
 株式市場にひしめく魅力的な銘柄たち、でも良く近づいてみるとその中にはまがいものが多数含まれており、株を買う人々はその選別眼を常に試されているのであります。
 本書では、「切込隊長」のハンドルネームで活躍する著者が常日頃からウォッチしている、美人に見えてそのくせさわると大やけどする「ブス銘柄」の特徴を無駄に詳しく浮き彫りにしております。
 短い間ならいざ知らず、長期にわたっておつきあいする相手を定めるときは、相手がいかなるものであるか見極める必要があるのは当然のことであります。本書は、その見極めの要点を鋭くかつ愉快に示している一冊となっております。
(05/4/17)



投資情報のカラクリ
山本一郎 著
 株式市場には数ヶ月〜2年程度の期間で何かしらのテーマと呼べるような注目分野が活況を呈するものです。一昔前はIT、今は素材、中国、不動産と言ったところでしょうか。次に来るのはバイオかも知れませんし、思いもよらないものが来るかも知れません。本書は、そのような沸き立っているテーマの真相を探り、そのお寒い実状を詳細に語っております。
 自分がもっとも印象に残ったのはバイオベンチャーを斬った記事であります。名乗るだけでなれてしまうバイオベンチャー、先日名証セントレックスに上場し衝撃的展開となった例のアレは別格としても、とかく怪しいところも多いものであります。果たしてその怪しさはいったい何に由来するのかと言う疑問への、筆者の考えが提示されております。
(05/4/17)



実録!株式市場のカラクリ―株価の仕掛人が語る兜町アンダーワールド!
星野 陽平 編集
 表向き公正とは言うけれど、実は裏で様々な陰謀が渦巻いていることは誰もが知っている株式市場。本書は、そんなマーケットの裏でうごめく魑魅魍魎のみなさんの生態の一端を紹介するリポート集です。
 本書パート3において、大盛工業(1844)及び志村化工(現エス・サイエンス)(5721)のMSCB(本書内では「私募CB」)発行の舞台裏について述べられています。どちらの事例についても、MSCB発行の舞台裏でいかなる組織がうごめいたのか、その人と金の流れの一端を伺い知ることが出来る貴重なレポートとなっております。ただし、MSCBの仕組みそのものについては軽く触れる程度となっております。
 このころ発行されていたMSCBに比べれば、最近のMSCB発行条件はかなりまともになったように思いますが・・・いつか牙をむく可能性は承知しておいて損はないものであります。
(05/4/17)



金持ち父さん貧乏父さん
ロバート・キヨサキ 著  白根 美保子 訳
 私が株式投資を始めるきっかけとなった本であります。働けど働けどお金が足りない「貧乏父さん」と働く時間が少なくなっているのにお金がどんどん増えていく「金持ち父さん」。その違いはお金を働かせることにあった・・・というお話。
 不動産は日本ではうまくいかない、ネットワークビジネスを奨めるとは何事だ、とか色々言われていますが、ただ一点、「働く以外の方法でお金を得ることは決して悪いことではない」と言うことを気づかせてくれただけでも、私にとっては値段分以上の価値がありました。株式投資に後ろめたさを感じている場合は、それを本書が払拭してくれるかも知れません。
(05/4/17)



バフェット投資の真髄
ロバート・G・ハグストローム 著 三原淳雄/小野一郎 訳
 ビル・ゲイツ氏に次ぐ世界第2位の富豪であるバフェット氏。その富の源泉は株式投資であります。「自分が理解可能な少数の銘柄に投資する」と言う戦略は、数十年に渡ってバフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社の時価総額を高め続けてきました。
 本書では、バフェット氏が行った様々な実例や投資方針、株式市場に対する考え方が満載されています。実際にバフェット氏の方針にならうかどうかは別として、ファンダメンタルズ投資を身につける上で大変役に立つ一冊であります。
(05/4/17)



ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け
ピーター・リンチ ジョン・ロスチャイルド 著  三原 淳雄 土屋 安衛 訳
 全米ナンバー1ファンドマネージャーと名高いピーター・リンチ氏。そのリンチ氏は、「アマチュア投資家はプロのファンドマネージャーに対して優位性を持っている」との確信を持っているそうであります。
 その極意とは何か?自分たちのふだんの生活から素晴らしい銘柄を発掘する試行錯誤、その成功と失敗の両方を紹介することで、見た目の企業の勢いと、企業分析から得られる実態は全く別物であることを認識した上で投資することがその一つの鍵であると私には感じられました。ファンダメンタルズ投資を行う上で大変参考になる一冊であり、特に、新興市場への投資を検討している方にとっては貴重な本であると思います。
(05/4/17)



金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法
ロバート・キヨサキ シャロン・レクター 著 白根 美保子 訳
 「自分が働くのではなくお金に働かせる」事で経済的自由を手に入れようと提案しているロバート・キヨサキ氏。本書では、若くして豊かに引退するのに必要なものとして、「頭脳のレバレッジ」、「プランのレバレッジ」、「行動のレバレッジ」の3つを挙げています。
 各人により最重要の項目は異なるかと思いますが、これから資産を作ろうとする私にとっては、「頭脳のレバレッジ」がもっとも参考になりました。何を優先して何を捨てるか、どういう思考が害となるか、と言ったことがわかりやすく繰り返し説かれております。
(05/4/17)



賭博黙示録カイジ
福本伸行 著
 うだつの上がらないフリーター生活を続けるカイジ。ところがある日、軽い気持ちで連帯保証人になっていた友人の借金が降りかかる。そんなカイジに借金取りが紹介したのは一発逆転のギャンブル勝負だった・・・
 ギャンブル漫画と侮るなかれ、人間の欲望・希望・絶望が濃厚に描き出されている名作であり、株式投資にも通用する教訓が多数ちりばめられております。読み終わったとき、あなたは、カイジと帝愛、どちら側の心情になるでしょうか?
(05/4/17)



賭博破戒録カイジ
福本伸行 著
 「賭博黙示録カイジ」の続編。借金を抱えつつ適当に生きるカイジ。それでも懲りずに再度ギャンブルを紹介するよう求めるも、送られた先はどこともわからぬ地下。極限状態から抜け出すべくカイジはもがき始める・・・
 本作での見所は、底辺でもがく人間たちが見せる欲望と弱さであると思います。これを読んで、45組の連中を鼻で笑えるようになったら、きっと投資家としても成熟つつあることでしょう。
(05/4/17)



銀と金
福本伸行 著
 社会の片隅で平凡に生きてきた森田。だが、「銀王」と呼ばれる男に合った翌日からその人生は一変する。仕手戦・贋作絵画・ギャンブル・相続・・・様々な闇の経済とそこに棲みつく人間模様を描き出す作品。
 本作は裏の経済を描いた作品とあって、その心理戦は株式市場に重ねられる部分もずいぶんあります。なお、本作品の第1巻にライブドアの堀江社長に関する真理をズバリ突いていると思える箇所があります。そこだけでもご一読されることをお勧めいたします。
(05/4/17)






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