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各段落にはトピック文を

ノウハウ:
各段落にはトピック文を[つながり2]

文章を理解しやすくするトピック文

 トピック文(トピック・センテンス)とは、段落の内容を端的に述べた文のことです。それぞれの段落にトピック文を置くようにすると、読む人に各段落の内容をつかんでもらいやすくなるうえ、文章の論理展開を明確にできます(ただし、小説や随筆〔=筆に随う〕では多くの場合、トピック文が必要ありません)。

 次の文章(註)では、青い下線部の文が、それぞれの段落のトピック文です。その他の文が、トピック文の内容を補足したり、詳細に説明したりしています。

 トピック文は段落の内容を端的に表しているので、それだけを拾い読みしても、ある程度、文章を理解できます。トピック文があると、文章に芯が一本通るわけです。

 例文のように、トピック文は段落の最初に置ければ理想的です。ただし、話の流れが悪くなるなど、無理が出るようなら段落の途中や最後に置いてもかまいません。

トピック文を書く効用

 トピック文を書くことは、書き手にとっても利点があります。

 文がだらだらと続いて、何を言いたいのかはっきりしない文章というのがあります。書き手が内容のまとまりを把握しないままだらだら書き連ねると、そういう文章になりがちです。トピック文を意識しながら書くと、内容のまとまりを意識するようになり、段落分けも自然と適切に行えるようになります。

 トピック文を活用する書き方としては、次の3通りがあります。どれが正解ということはないので、自分に合った書き方を見つけるといいでしょう。

1. まず最初にトピック文だけを全て書く。その後で、それぞれのトピック文に、肉付けする文を追加し、段落に仕立てる。

2. トピック文と段落分けを意識しながら、順番に書いていく。読み返して、トピック文の書き方や段落分けが適切か、検討・修正する。

3. とりあえず文章をざっと書いてみる。トピック文になりそうな文を見つけ、なければ書き足す。トピック文を中心に、文の順序を入れ替えたり追加したり削除したりしながら、段落分けを行う。

 「静かなる戦争 上」、デービッド・ハルバースタム著、小倉慶郎・三島篤志・田中均・佳元一洋・柴武行訳、PHP研究所より。

1文章1意、1節1意、1段落1意、1文1意

各段落にはトピック文を

結論・要点を最初に

文の頭には「つなげる」言葉を