日本のビアディー

ー歴史と現状ー

Beardies in Japan

監修 大竹 宏

文責 青柳隆志

Contents

日本のビアディー・ブリーダーの歴史

最近のビアディーのブリーダー

日本のドッグショーのシステムについて

チャンピオン資格等について

日本のビアディーの血統書のみかた

日本のビアディーの犬種標準


日本のビアディー・ブリーダーの歴史

ビアディーが日本に導入されたのは、1970年代後半位のことです。当初はアメリカと、特にイギリスから輸入されたビアディーを基礎として、次の三人の方が、日本でのビアディー飼育をはじめられました。

東京キ町田市の飛鳥さん(Golden Button犬舎) 194-0203 町田市図師町217 tel.0427-93-2901BDN logo
e-mail:asuka@jupiter.sannet.ne.jp

愛知県犬山市の高木さん(House High Ranks, Kenzansow & Hakuteisow犬舎)

埼玉県妻沼(めぬま)町の飛高(ひたか)さん(Best Beard犬舎 休舎中と思われます

その後、1980年〜84年ごろにかけて、千葉県木更津市の増田さん(Brahmin of Tsuzurasow犬舎)、三重県津市の丸之内さん、兵庫県三木市の中山さん(Hopeful Green Star犬舎 現在休舎中です)、東京都足立区の丸岡さん(Spring Circle犬舎)等がショー活動及び繁殖をはじめ、そのすぐ後から、岩手県東磐井郡の佐々木さん(El Cefilo犬舎)、千葉県松戸市の頼実(よりざね)さん(Young Noble Hill犬舎)がショー活動に参加し、次いで東京キ世田谷区の大竹さん(Lovelight Eyes犬舎)、神奈川県川崎市の吉冨さん(Platinum Screen犬舎)らが加わって、現在までその子犬や孫が活躍し、かつ多くの家庭で良い家庭犬として暮らしています。


最近のビアディーのブリーダー(五十音順)

現在、本格的にビアディーのブリードを行っているのは、上記飛鳥さんのほか、

大竹宏・公子さん BDN logo155-0032 東京キ世田谷区代沢2-17-13

Lovelight Eyes JP(1987年設立) tel 03-3421-2551 fax 03-5481-0708

E-mail MarikoOTK@aol.com

岡田優子さん BDN logo215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石2-31-10

Irving Diamond JP(1992年設立) tel&fax 044-951-1099

E-mail diamond@mvd.biglobe.ne.jp

川島(阿部)昌子さん(プロフェッショナルハンドラーA級 JKC公認)BDN logo

199-0106 神奈川県津久井郡相模湖町寸沢嵐(すざらし)1998-28

Free Wind JP tel&fax 0426-85-2062

E-mail nails@da.mbn.or.jp

澤端典子さん 194-0212 東京都町田市小山町337-1(住所変更)

MoonBreeze JP(1986年設立) tel 042-798-2083 fax 044-798-0628 携帯 090-3763-0211

E-mail moonbreezefuta@livedoor.com

鈴木国彦・博子さん 372-0842 群馬県伊勢崎市馬見塚町2334-14現在休舎中です

Kuni River Side JP tel&fax 0270-32-5357

土田友子さん 206-0823 東京キ稲城市平尾1-54-5現在休舎中です

Young Green Gables JP(1989年設立) tel&fax 0423-31-4309

松島 充さん 553-0007 大阪府大阪市福島区大開1-4-8現在休舎中です

Master Piece Farm JP tel 06-461-1084 fax 06-468-0171

吉冨由利子さん 216-0007 神奈川県川崎市宮前区小台2-19-25BDN logo

E-mail katy@muf.biglobe.ne.jp

Platinum Screen JP tel&fax 044-855-4650

などの方々です。


日本のドッグショーのシステムについて

(JKC発行『家庭犬』1998年3月号より転載)

 
日本のドッグショーのシステム(Japan Kennel Club主催)

 ドックショーには,すべての犬種を対象とした全犬種展、(オールブリードショー)、FCIが定めた犬種グループごと(すべての犬種は,機能,体形,原産国などにより10のグループに分類されています)の犬種群展(グループショー)、ひとつの犬種だけを対象にした単犬種展(スペシャリティーショー)の3つがあります。
FCI(国際畜犬連盟 Federation Cynologique Internationale 本部=ベルギー)

FCIアジアインターナショナルドッグショー 年1回本部が主催するアジア最大のドッグショー
アジアS犬展 本部主催で年1回開催されるジャーマンシェパードのドッグショー
FCIインターナショナルドッグショー 全国14のブロック協議会が主催するショー
クラブ連合会展 全国67のクラブ連合会が主催するショー
ST連合会展 ST連合会が主催するショー
犬種部会展 犬種部会主催によるショー
犬種群クラブ展覧会 犬種群クラブ主催によるショー
全犬種クラブ展覧会 全犬種クラブ主催によるショー
犬種群クラブ展覧会 犬種群クラブ主催によるショー
単犬種クラブ展覧会 単犬種クラブ主催によるショー
クラブマッチショー チャンピオン登録に必要なチャンピオンチャレンジサーティフィケイトの交付されない規模の小さなショー

 全犬種展とは,純粋犬種であればどんな犬種でも参加できるショーのことです。ですからこの全犬種展には,80種類を超える犬種が参加します。
 審査はトーナメント方式で行われます。まず,犬種ごとに年齢で区分されたクラスで牡・牝が別々に審査を受け,各クラスの一席犬のみに次の審査へ進む権利が与えられます。

出陳クラス区分

年齢
ベビークラス 生後満4ヶ月1日以上
パピークラス 生後満6ヶ月1日以上
ジュニアクラス 生後満9ヶ月1日以上
ヤングアダルトクラス 生後満15ヶ月1日以上
アダルトクラス 生後満24ヶ月1日以上
チャンピオンクラス 生後満9ヶ月1日以上
 次に,各クラスの一席の中からウイナーが選出され,(牡であればウイナーズ・ドッグ<WD>,牝はウイナーズ・ビッチ<WB>と呼んでいます)チャンピオンクラスの犬たちとともに,その犬種の最優秀を選出する審査を受け,その犬種の牡牝の最優秀(ベスト・オフ・ブリード<BOB>)が決定します。BOBとなった犬は同一のグループの他のBOBと,そのグループの最優秀(ベスト・イン・グループ<BIG>)の座を目指して次の審査を受けます。
 ベスト・イン・グループとなった犬は,さらに次の審査へ駒を進めます。それぞれのグループの代表犬10頭によって,牡組のトップであるキング<KING>を決定します。(牝組の場合はクィーン<QUEEN>)ここで選出されたキングとクィーンにより,そのドッグショーの最高栄誉であるベスト・イン・ショー<BIS>が決定され ショーはその幕を閉じることになります。
 以上の勝ち上がり方式はクラブ連合会展以上の大きなドッグショーの場合に採用され,一般のクラブ全犬種展では,上記のグループ選出を行わず全BOBの中から牡牝各13頭ずつのエクセレントグループ<EXG(Excellent in Group)>以上を選出し,その中からキング→クィーン→ベスト・イン・ショーと選出していきます。

:実際には、連合展以上ではグループの代表犬10頭(牡・牝別)、全犬種展ではEXG13頭(牡・牝別)のなかから、まず3頭ずつを選び、その3頭ずつのなかからキング<KING>(牡)・クイーン<QUEEN>(牝)をそれぞれ1頭選ぶ形になります。選に漏れた残りの2頭ずつは、それぞれ、リザーブ・キング<R.KING(Reserve King)>およびリザーブ・クイーン<R.QUEEN(Reserve Queen)>と呼ばれます)

 犬種群展は前述したように,ひとつのグループだけのショーです。勝ち上がり方式は一般のクラブ全犬種展に準じています。
 単犬種展とは,ひとつの犬種だけで行われるショーのことで,例えばポメラニアンの単犬種展にマルチーズが出陳することはできません。
 勝ち上がり方式は,ほぼ全犬種展と同じで,クラス一席犬のみが次の審査へ進むことができます。(単犬種展には,年齢クラスの他に.特に繁殖奨励の意味から「自家繁殖犬組」という自分の繁殖した犬を名義変更することなく所有して出陳できるクラスがあります。このクラスは全犬種展・犬種群展においてもひとつの犬種の出陳が40頭を超えている場合,単独システムとして採用されます)
 このようにして決定した牡牝それぞれのナンバーワン(全犬種展・犬種群展のBOBにあたる)を,単犬種展では,牡組の場合はベスト・ドッグ(BD)牝組ではベスト・ビッチ(BB)と呼び,さらにこの2頭によってこのショーのナンバーワンをベスト・イン・スペシャリティーショー<BISS>として選出し,惜しくも選ばれなかった犬をベスト・オブ・オポジットセックス<反対性優勝犬 BOS>と呼んでいます。

ドックショーではこんなところが審査されています

 では,審査員は何を基準に犬を審査しているのでしょうか。その基準となるものか「犬種標準(スタンタード)」です。
 スタンタードは,その純粋犬種の理想像が文章で書かれたもので,それぞれの犬種の全体像,また頭部から尾までの各部分を細かく定めたものです。審査員はこのスタンタードに基づき,次の7つのポイントから犬を審査しています。
・タイプ=その犬種の特質。一目見てその犬種とわかること。
・クオリティー=犬質。
・コンディション=当日の健康状態や精神状態
・サウンドネス=健全性。
・バランス=頭部と体躯,前躯と後躯との調和。
・キャラクター=性格。
・ムーブメント=動き。
 審査は「個体審査」としてまず触審により,全体の各部をチェックし犬種標準と比較してその本質を見極め,続いて歩様審査でそれを確認します。また,次に比較審査でそのクラスに出ている他の犬との順位を決定します。ともに犬を引くハンドラーの腕が問われるところです。そしてその犬種に定められたスタンタードに照らし合わせ,理想像に最も近い犬が優秀とされます。また,スタンタードの異なる犬種を比較する場合には,それぞれの犬種のスタンタードにいかに近いか,その度合いを比較して優劣が決定されます。

ドッグショーヘ行ってみよう

 ドッグショーを観戦するのに特別な手続きはいりません。お近くで開催があったら、ぜひお出かけになってみてください。審査開始はほとんどの場合,午前9時か10時。入場料もほとんどのショーでは,いただいておりません。またこの犬種は数多く見てみたいという犬種があるなら単犬種展か,あるいは全犬種展に午前中に出かけましょう。『システム』でご説明した通り,ショーではまず犬種ごとの審査が行われるからです。また.同一の犬種の中でも,審査は年齢の若いクラスから順に行われます。
 会場では次のマナーをお守りください。
1.参加している犬に触らないこと。
 特に審査前は犬も人も緊張しています。いくら可愛らしい,珍しいからといって触ってはいけません。   
2.審査リングに入らないこと。
 写真を撮影するためにリンクの中に入ることはできません。また.リングの外でも犬を近くから撮影する場合には,ハンドラーの了解を得てからにしてください。
 また,会場にご愛犬をお連れになることはかまいませんが,会場は犬と人で大変混雑していますので,事故の起こらないようご注意ください。
 会場では、どのように審査がおこなわれるのか,どのように審査員に犬を見せたらいいのか,審査員の審査の仕方など,注意して見てください。出場している犬たちに自分なりの順位や評価を与えてみるのもいいかもしれません。また,お気に入りの犬を応援するのも楽しいものです。出場前に入念に手入れをされる犬たちの姿や,ハンドラーと息のあった犬の動きを見るのはとても楽しく,素晴らしい一日になることうけあいです。

ドックショーに参加するには

 オーナーがジャパンケンネルクラブの会員で,その会員名義の登録犬であれば,ドッグショーに出陳することができます。展覧会日程表で開催日と開催場所を確認して,展覧会事務所に連絡してください。この時,出陳申込み開始日と締切り日についても確認してください。申込み開始は本年7月1日降開催の展覧会については開催4週間前からとなります。また通常,申込み締切りは開催2週間前となっています。
 いずれにしても何度かショーをご覧になって,ショーの進行やシステムなどについて理解していることが大切です。また,ショーに参加するためには,トリミングの必要な犬種はきれいに手入れをするなど事前の準備も必要です。 

補注:チャンピオン資格等について(大竹宏)
MajorCCとCCカード

JKC(Japan Kennel Club) チャンピオンとは:

 JKC発行の血統書(ご自身名義)をお持ちのかたはどなたでも、所属クラブを通じて出陳申し込みをすれば、JKC主催の日本全国各地のドッグショーに出場可能です(ショーの20日前以前1年以内に狂犬病の注射済みであること。伝染病・咬癖のある犬・発情犬は出場できません)。展覧会は、ローカルクラブ展、連合展(ローカルクラブが各地域ごとに集まったもの)、FCI(国際畜犬連盟 Federation Cynologique Internationale 本部=ベルギー)展の三つに分かれていますが、そのショーの、BOB戦(Best Of Breed、同一犬種による戦い)でトップ(1位)に入賞すれば、C.C.(Champion Challenge Certificate) カードがもらえます。クラブ展で、同一犬種の相手がいない場合は、「犬種代表犬」として、他の犬種の代表犬全部と戦い、13頭のEXG(Excellent in Group)以上に入賞すればCCカードをもらうことが出来ます。そのCCカードが4枚になると、すなわち4回入賞すると、チャンピオン資格を得ることが出来ます。ただし、CCカードのうち一枚は、MajorCCカード(連合展以上での入賞)でなければならず、4枚のCCカードは2名以上の異なるジャッジから受けたものでなくてはなりません。CCカードが規定枚数に達すると、約1ヶ月でJKC本部より資格取得通知がありますので、それが来たら今度は家庭犬訓練資格(最低限5種目以上の試験をパス)を取得し、更に種犬(繁殖)認定資格を取得して、JKC本部に所属クラブを通じて申請します。そこで最終審査に通ればチャンピオンの称号が与えられ、血統書に記載されます。CH、家庭訓練資格犬、種犬(繁殖)認定犬の各証明書が発行されて、初めてJKCチャンピオンになれます。

ウイナーズドッグ・ビッチとは:

 上記のチャンピオン資格を得た犬は、ドッグショーでは「チャンピオンクラス」に属することになり、いわば「シード権」を持つことになります。それ以下の、「ジュニアクラス」「ヤングアダルトクラス」「アダルトクラス」(それぞれ牡・牝別)では、まず、各クラス内での代表(1席)が選ばれ、つぎに、その代表(1席)同士がウィナー戦(Winners Competition)を戦います。このウィナー戦の勝者が「WD Winners Dog(牡)」「WB Winners Bitch(牝)」で、この二頭が、それぞれ、シード権を持つ「チャンピオンクラス」に挑戦することができます。牡・牝の「チャンピオンクラス」に、予選勝ち上がりの「ウイナーズ・ドッグ/ビッチ」1頭を加えたメンバーで戦われるのが「BOB戦」(Best of Breed Competition)で、そこでの1席が「BOB Best of Breed」(犬種最優秀犬=Breed CACIB授与)、2席(次席犬=Reserve CACIB授与)が「AOM Award of Merit」と呼ばれます(BOB戦出場5頭以上でAOM1頭、11頭以上ではAOM2頭)。なお、生後満9ヶ月と1日未満の「ベビークラス」「パピークラス」は別枠審査で、ウィナー戦などには出場できません(総頭数150頭以下のショーではEXG6頭、それ以上のショーではEXG8頭)。

INT.CH/ASIAN.CH/シュプリーム・ドッグとは:

 JKCの血統書には、JKCのチャンピオン資格が「CH/98.1」のように取得年月入りで掲載されるほか、次のような賞歴が掲載されます。

@INT.CH.(International Champion)=FCI認定の別々のドッグショーで、1年以上の期間にわたって、4回入賞(但し、全て異なる審査員による。全犬種展ではWD Winners Dog(牡)・WB Winners Bitch(牝)以上、単独システム展ではEXG(Excellent in Group)以上)を果たした犬に与えられる称号です。かつては、Ch.I.B.(International Beauty Champion)と呼ばれており、そのころ現役だったチャンピオン犬には、現在の血統書でもそのように記載されていますが、意味としては同じです。

AASIAN CH.(Asian Champion)=FCIアジア・インターナショナルドッグショー(年1回)で、「BOB Best of Breed」に選ばれ、グループ戦に出場し、グループ1席「BIG Best in Group」以上に選出された犬に与えられる称号です(以前は、BOBだけでOKでした)。

Bシュプリーム・ドッグ(Supreme Dog)=14〜5年前ごろまでの血統書には、「G.CH」(Grand Champion)という称号が使用されていました(むろん、現在の血統書にも、祖先犬として、この称号を持つ犬が載る場合があります)。「G.CH」とは、ポイント制で、20ポイント(のちに30ポイント)と、3MajorRESERVE KING/QUEEN以上を3回以上)を獲得した犬に与えられる称号でした。しかし、現在ではこの「グランド・チャンピオン」制度は廃止され、代わって「シュプリーム・ドッグ」の表彰制度*ができました。ただし、いまのところ、血統書への記載はありません。表彰の対象は、次の(1)(2)の賞歴が合計5回に達した犬です。

(1)全犬種展犬種群展では、キング<KING>とクィーン<QUEEN>。
(2)単犬種展では、ベスト・イン・スペシャリティーショー<BISS>とベスト・オブ・オポジットセックス<反対性優勝犬 BOS>。

*現時点では、シュプリーム・ドッグ表彰を受けたビアディーは、INT.CH.,CH/92.7,CH(IRL),Creagh Blue Raffles(阿部昌子さん所有、ラッフル)のみ(JKC賞歴部調べ)。

家庭犬訓練資格所有犬(Companion Dog)とは:

 JKCチャンピオンになるための必要条件のひとつとして、「家庭犬訓練資格試験」(Obedience Trial Test as Companion Dog)があります。これは、チャンピオン犬というものが、外観の美しさばかりでなく、家庭犬としても模範的な服従性を持っているべきだという考えから実施されるもので、最低5課目(Basic Five Items)に合格しなければなりません(生後6ヶ月と1日以上で受験できます)。これが「初等科(CD1)」といわれる資格で、規定2課目の「紐付脚側行進」「立止」のほか、指定20課目中3課目を選んで受験します(各課目とも60%以上の得点、合計得点70%以上が合格)。さらに、「中等科(CD2)」は規定7課目「紐付脚側行進」「紐無し脚側行進」「停座及び招呼」「伏臥」「立止」「常歩行進中の伏臥」「常歩行進中の停座」のほかに自由選択3課目(計10課目)、「高等科(CD3)」は規定14課目に自由選択6課目(計20課目)、「大学科(CDX)」は規定20課目に自由選択10課目(計30課目)と、グレードが上がるごとに課目数が増えて行きます。受験料は1課目5300円で、ほかに登録料が3200円かかります。くわしくは「家庭犬訓練試験受験・登録申請書」をご覧下さい。

種犬(繁殖)認定資格(Breed Surveillance)とは:

 JKCチャンピオンのもう一つの条件が、種犬(牡)・繁殖(牝)の適性を審査する「繁殖認定資格(Breed Surveillance)」の取得です。チャンピオン制度の目的が犬種の良血の保存にある以上、いかに外観が優れていても、繁殖に適さない犬をチャンピオンとして認定することはできません。そこで、選ばれた「種犬認定委員」の判定により、その適性が判断されます。審査内容は、犬種標準に基づいて、体の各部がチェックされるほか、サイズ(体高・胸深・胸囲・体長・体重)、欠歯の有無、咬合の異常とともに審査短評が記され、さらにコメント欄に、外観・性格・頭部・体躯構成・四肢・被毛・歩様・健康状態の各項目が立てられています。審査料は5300円+種犬認定委員の交通費実費で、ほかに登録料が15800円かかります。くわしくは、種犬認定審査・登録申請書 をご覧下さい。なお、この資格を有する犬は、血統書の犬名の先頭に「*」がつけられます。また、両親ともにこの資格を持つ子犬の血統書には、「両親繁殖認定犬」(BOTH PARENTS BREED SURVEYED)の表示がなされます。

ドッグショーの意義について(メッセージ):

 「ドッグショー」というと、普通の方が一般にイメージされるように、お金持ちが、道楽半分で展覧会に犬を出陳させて、単にステータスの一種としてチャンピオン犬を作ったり、勝負にこだわるあまり、名犬と称する犬を外国から高いお金を出して買ってきて、日本でもナンバーワンにしようとしたりする人がいるのも事実です。が、しかし、より良い健全な内産犬を繁殖・育成する事を目的に、コツコツと地味に努力を重ねて来られる方も大勢いるのも、また事実です。それらの犬達をどこかで評価してもらうには、ドッグショーに出陳するしか、現在では方法がありません
 また、現在のドッグショーのあり方には疑問が生じることもありますが、徐々に良い方向に改善されるものと思われます。物事には陰と陽があるように、ショーにも、良い面と悪い面もありますが、そのようなことをふまえた上で、あまり勝負というものにこだわることなく参加すれば、新しい友人も出来たり、違う世界の方のお話が聞けたりというメリットもあります。
 また、デイジーちゃんや「BDN」のメンバーの方々の愛犬も、ショーというシステムがなかったら、この世に存在しなかったものと思われます。皆さんの愛犬の先祖には、内外を問わず、必ず良血名犬がいるはずです。また、それらの犬達を育て上げた立派なブリーダーがいたのです。こういうことをよくお考えいただくと、ショーを単に毛嫌いされている方にも、少しはご理解いただけるかと思います。
 JKCの『家庭犬』をお持ちの方は、後ろの方に必ずドッグショーの日程と場所が書いてあります。お近くの方は一度のぞいてみるのも一興かと思います。ただし、残念ながら、ビアディーにはめったにお目にかかれないと思いますが、皆さんにお近くのショー会場でお逢いできるのを、楽しみにしています(平成10年5月、大竹宏)


日本のビアディーの血統書(JKC発行)のみかた

 1998年1月から、JKCの「国際公認血統証明書」(Certified Pedigree)はA4縦判となり、三代祖までが記載されています(五代祖用は別料金)。

左上

犬種(Breedビアーデッド コリー BEARDED COLLIE

登録番号(Registration No.) BDC-00001/98 (BDCBearded Collieの略。98は西暦年号。なお、BDC-00001/98-0のように、年号のあとに-0がつく犬は外国産犬です

性別(Sex) MALE オス FEMALE メス

毛色(Color) (白黒)BLACK & WHITE, (茶色)BROWN & WHITE, (ブルー)BLUE,WHITE MARKINGS etc.(子犬の時の毛色です。本犬と一致しているかどうか、必ず確認して下さい

繁殖者(Breeder) HIROSHI OTAKE TOKYO(ブリーダー名+都道府県名・市名など)

所有者(Owner) TAKASHI AOYAGI ICHIKAWASHI(オーナー名+都道府県名・市名など。名義変更手続きが未了の場合、空欄もしくは繁殖者名になっています)

譲受年月日(Date of Transfer) 1998年1月1日(ブリーダーの自家繁殖の場合には空欄です)

中央

犬名(Name of Dog)  リネツト オブ ラブライト アイズ ジエイピー  LINETTE OF LOVELIGHT EYES JP (犬名+犬舎名=アルファベット35文字以内)

*犬舎名の規定:@アルファベット20文字以内(末尾にかならず入る"JP"や、スペース・ピリオドを含む)A犬舎名中には次の語句は使えない(ケンネル・犬舎・舎・号・OF・VON・VOM・'S)B犬舎名を名前の後ろに置く場合は、名前と犬舎名をOFで結ぶ(犬名 OF 犬舎→1)C犬舎名を名前の前に置く場合は所有格の'Sで結ぶ('Sはつけなくてもよい。犬舎'S 名前→2か、または犬舎名前→3になる)

1 LINETTE OF LOVELIGHT EYES JP(Marble)

2 HOUSE HIGH RANK'S KEEP GRACE(Cindy)

 SUGAR PAGEANT JP ROSE TEA(Mel)

右上

登録日(Date of Registration1998年3月1日(通常は出生の2ヶ月後以降になります)

生年月日(Date of Birth1998年1月1日

出産頭数(Number of puppies born) (Male) (Female)

登録頭数(Number of puppies registered) (Male) (Female)(死亡もあるので、出産頭数と異なる場合があります)

一胎子登録番号(Reg.No. of the litter00001-00004/98(同胎出生のビアディー全員の通し番号が表示されます)

右端

 両親ともにJKC公認の「繁殖認定犬」である場合、「両親繁殖認定犬」(BOTH PARENTS BREED SURVEYED)の表示がなされます。

チャンピオン賞歴(Championship Certificate

種別(Item) INT.CH. ASIAN.CH. CH/98.1

取得日(Date of Completion) 1998/ 3/ 1

CHJKC Champion)JKCのチャンピオン資格で、現在では、「CH/98.1」のように取得年月入りで掲載されます(かつては、CHのみ、あるいはCH/86のように西暦のみでした)。

INT.CH.(International Champion)

CH.I.B.(International Beauty Champion)

G.CH.(Grand Champion)or シュプリーム・ドッグSupreme Dog)

ASIAN.CH.(Asian Champion)等については、こちらを参照して下さい。

血統図

 JKCの血統書では、1 父(SIRE)、2 母(DAM)をはじめ、曾祖父の代までの血統が表示されます(父・母あたりまでの血統名は、常に頭に入れておかれるとよいでしょう。なお、早期繁殖を防止する目的で、父・母ともに生後9ヶ月1日(1999年元旦より)を超えてからの交配でないと、血統書は発行されません)。表示の内容は次の通りです。

チャンピオン賞歴 INT.CH. ASIAN.CH. CH/98.1. (外国の賞歴) CH(AM) CH(ENG) CH(IRL)等

正式犬名  *HOUSE HIGH RANK'S KEEP GRACE(犬名の先頭に*マークがついている犬は、JKC公認の「繁殖認定犬」

登録番号 BDC-00001/98 

外国での登録番号 (アメリカ)AKC WE-0000001 (イギリス)KC-000001/95 (アイルランド)IRL R.00001等

家庭犬訓練資格(Companion Dog)の等級 CD1=初等科 CD2=中等科 CD3=高等科 CDX=大学科

生年月日(両親のみ)1995年1月1日

毛色(両親のみ)(黒白)BLK WH (灰白)GR WH (ブルー)BL WH MKGS (茶)BR WH

最下端中央

発行年月日(DATE ISSUED) 1998. 3. 1.

このほか、血統書の裏面にも、記号等に関する詳しい説明がありますから、是非参照して下さい。

 


日本のビアディーの犬種標準(JKC全犬種標準書第9版)

原産地
 イギリス

沿革と用途
 英国の牧羊犬の歴史はきわめて古く、種類も多かったが、牧羊業の不振とともに多くの牧羊犬が姿を消し現在は6、7犬種だけとなった。この犬の先祖は約2000年前頃からハイランド地方で飼育されていたようで、口ひげがあるところからビアデッド・コリーと呼ばれているが、かつてはハイランド・ビアデッド・コリー、スコティッシュ・ビアデッド・コリー、ときにはヘアリー・モード・コリー、スコティッシュ・マウンテン・コリーと呼ばれたこともある。雨や霧の中での作業にも耐える全天候型の牧羊犬として知られ、家庭犬としても飼育されている。

一般外貌
 体高に比べ体長が長いがスマートであり、軽快な行動を示す。全身が粗毛におおわれて頑健さを表現している。

性格
 寒さや暑さ湿気に耐える特性を有し、忍耐強く、従順な気質を有している。

頭部
 スカルは幅広く、平らで、スクエアで、ストップから頭頂までとストップから耳孔までの長さが等しい。鼻も大きく角張り、鼻色は毛色が褐色かフォーンのもの以外は黒い。歯は白く固くシザース・バイトまたはレベル・バイトである。両目の間隔は広く、目は大きく輝いている。眉はわずかに高く粗毛におおわれている。耳は中位の垂れ耳で粗毛が生えている。


 長く筋肉たくましく、わずかにアーチしている。

ボディ
 背は真っ直ぐで、腰は筋肉に富み、頑健である。胸は深く、肋はよく張っている。腹は引き締まっている。


 尾付きは低く、適性な長さで豊かな粗毛があり、ブラシ状になっていて、平常時は尾先を巻き低く保持する。

四肢
 前肢は太く、真っ直ぐで、パスターンは柔軟、肢の毛は指趾に垂れ下がる。後肢の腿は筋肉たくましく、スタイフルは足根と充分な角度をもち、趾は楕円形で固くにぎっている。

被毛と毛色
 下毛は柔らかく密で、上毛は堅く、粗毛が全身をおおっている。鼻の上のわずかな毛は両側に垂れ下がり、口ひげと顎ひげがある。スレート、褐色のフォーン、グレー、白に黒またはオレンジの斑、プレーズやカラーのあるものもある。逆の斑や白色が多すぎるもの、ボディの白斑は好ましくない。欠点となる斑もある。

歩様
 力強いが軽快で持久力に富み、不整地で特に優れた歩様を見せる。

サイズ
 体高 牡 53cm〜56cmを理想的体高とする
     牝 51cm〜53cmを理想的体高とする
欠陥
 失格 1.陰睾丸 2.粗毛でない被毛
     3.シャイ 4.ひげの少ないもの

     5.ミスカラー

平成6年4月1日現在

参考:AKCのビアディーの犬種標準日本語)(英語


ビアディー・ネット

To Front Pageデイジーのページに戻る