公園と自転車
私はうち捨てられた自転車。
小さな女の子を乗せて
風のように走ったこともあったよ。
夕立にあって
急に転んだときは
とても心配したけれど
すぐに笑い声が聞こえたよ。
狭い路地では
大きな犬のそばを
息をころして通りすぎたよ。
なのはな畑を
ゆっくり走ったときは
モンシロチョウもいっしょだったよ。
でも今は
ここで
遠いとおい
女の子とママとパパがいっしょに笑ってた
なつかしい日々を想い出し
そして、夢見ながら
静かに眠っているんだよ。
たくさんの落ち葉にやさしく包まれて。