2009年皆既日食ツアー顛末記


 7月21日十数年ぶりに飛行機に乗りました。新千歳から羽田へ、羽田から鹿児島へ、鹿児島から奄美空港へ。一日に3回も飛行機に乗るなんて、あ〜あ、辛い。北海道も東京も雨でしたが、奄美空港に近づくと青空も見えています。この天気のままであれば、明日は大丈夫なのですが、予報は曇り。
 22日、朝6時に朝食をとりに食堂へ行くと、混雑しています。何とか7時までには食事を済ませ、7時30分発の貸し切りバスに乗りました。ホテルは奄美大島の中央部の名瀬地区で、観測場所はそこより北の奄美空港隣接の宇宿漁港です。漁港には約40分で到着しました。野球のグラウンド位の広いスペースに最初は20名ほどがバラバラに陣取っています。それくらいのスペースが数カ所用意されていて、かなり広い場所です。当初観測場所が狭かったら写真撮影などが気兼ねなくできないのではと心配していたのですが、全然問題ありませんでした。日食が始まるまでには、まだ1時間くらいあります。カメラをセットして少しゆっくりとしていました。空を見上げると薄い雲と厚い雲が入り交じっでいます。厚い雲が太陽に懸かると太陽が全く見えなくなるほどの厚さです。しかし、このままであれば、皆既中の太陽は見ることができるかもしれない。9時30分頃から太陽も欠け始め、数枚の写真を撮りました。30分位したら、なんと少し雲が厚くなってしまいました。カメラのファインダー越しには太陽が欠けていく様子はわかるのですが、露出が上手く決められないほどの曇りになってしまいました。それでも適当に露出を決め、写真を撮りながら時間を過ごしました。(後に見たら、このときの写真は太陽の輪郭も確認できないような写真になっていました。)気温は、地面の暑さもあってか、37度にも達していましたが、さほど厚さを感じませんでしたし、汗がだらだら流れるといった状況でもありませんでした。それどころか、海からの弱い風が心地良く感じられるほどでした。太陽が欠けるにしたがって気温も下がっていきます。皆既に近づくとだんだん空も暗くなり始めてきました。10時55分、太陽がどんどん小さくなり、完全に消えた瞬間、拍手が起こりました。完全に真っ暗にはなりませんが、かなり暗い状態です。夕焼けのような空が地平線近くに見えます。夕焼けであれば西の空だけですが、それが360度一周夕焼けのような姿は、この場所でなければ体験はできないことなのです。皆既中、コロナは肉眼では見えませんでしたが、数枚の写真は撮っておきました。約3分後太陽が現れた時、拍手と安堵感のある歓声が上がりました。だんだん明るくなり始め、周りに、脱力感の中ボーとしている人を多く見かけました。このときには、気温も約6度も下がっていました。
 皆既中の太陽を見るという最大目的は果たせませんでしたが、皆既の瞬間に現地に居たという満足感はありました。15分もすると、周りはすっかり明るくなり、30分もすると、多くの人がもう片づけ始めています。まだ太陽が半分の大きさにもなっていないのに。しかし、このころには太陽は見えるが、形がわからないほどの雲の厚さになっていました。私たちも片づけをして、12時過ぎには帰りのバスに乗りました。ほとんどの人が帰った後だったので、ほぼ最後の便で名瀬に戻りました。各地へ戻る車で、道路が渋滞していたので戻るのに約2時間かかりました。ホテルに入った瞬間強い雨が降り出しました。
 夕方テレビを見ていたら、他の地域では雨などで散々だったと知り、此処に来た人は、まだ運が良い方だったのだと思いました。
 日食が終わっても、奄美からは脱出できないようなツアー日程になっていて、丸二日間の自由行動日に観光を行いました。半潜水艇に乗っての珊瑚礁見学、マングローブ見学、泥染め体験、金作原原生林、大浜海水浴場にも行きました。帰りの飛行機が1便欠航になるなどのトラブルもありましたが、なんとか北海道に戻ってこれました。奄美の黒糖焼酎を沢山飲んだ旅行でした。




ヘール・ボップ彗星


1997年3月27日20時13分〜 30秒露出
    ASA800 50mm F1.7





しし座流星群観望紀行顛末記

 1998年11月17日、蘭越町の天気予報は「暴風雪警報、雪の確立は70パーセント」であった。各地の天気予報を電話で確認。一番降水(雪)確率の低い所へ行くことにした。最低でも40パーセント。しかし、これはあくまでも降水(雪)確立であって、晴れ確立ではない。冬型が強まるという、予報を聴いて、それであれば太平洋側の方が晴れる確立は高いと判断。とりあえず「苫小牧(千歳の南)」へ向かう。23時過ぎに到着。雲の中に星が数個見える。(「可能性はある」)さらに、40キロ程移動。観望場所を探してゆっくり走っていると、目の前、左から右に明るい流星が流れる。方向から言って、間違いなくしし座流星群のものである。場所をあわてて探し。外に出ると、雲がほとんど無く快晴。腹ごしらえをして、観望準備。カメラを出し、セットを終えたら、0時30分。そうしたら何と雲が出てきた。2〜3枚写真を撮ったら、曇天。星一つ見えない。10分程待ったが、変わらず。移動。10キロ程走ったら又雲が切れている。場所を探し、カメラをセット。数枚撮ったら又曇天。移動。結局、苫小牧に戻り、海岸線へ。雲はあるが星も見える。写真を撮りながらの観望。20 年以上ぶりの流観である。明るい流星が多い。数は結構であるが、流星雨にはほど遠い。流星雨を待ちながら、寒さをこらえる。3時を過ぎた頃より風が強くなってきた。4時頃又曇天。これを機に車の中で暖をとる。雲は切れたが流星雨はこない。5時東の空が明るくなってきた。結局、群の流星を40個位とそれ以外を10個位見ることができた。30枚程の写真には流星は写ってはいなかった。流星雨が無かったが、何故か悔しさはなかった。
今月の標語:使い捨てカイロ 寒すぎれば 効果は無い


しし座流星群観望紀行顛末記 bQ

 1999年11月17日21時頃ここ蘭越を脱出する。と言うよりは晴れそうにない蘭越から、晴れそうな場所を探す旅に出たという感じだろうか。この日は今冬一番の寒さ。マイナス2度の気温。寒い。天気予報では日本海側は明日の3時位までは晴れ。近くの日本海側にでるか、もっと晴れる確立が高い苫小牧に行くか分かれ道まで最後まで悩む。苫小牧は昨年流星を見た所。天気予報では現在はここも晴れているはずが、空に一つの星もない。苫小牧に行くことにする。2時間少しで到着。しかし、星一つ見えない。天気予報の晴れの確立の高い東に向かう。約100KM走って静内に着く。途中1等星が幾つか見えたが、ここは曇天。夜食を食べ、苫小牧に戻ることにする。途中少し晴れてきた。車を止め車を降りる。2等星位まで見えるが、全天の3割位しか星は見えない。流星は一つも見えない。だんだんと雲が厚くなってくる。苫小牧に向かう。苫小牧でも一部1等星が見える程度。やはり流星は見えない。西の方が少し雲が薄いように思える。室蘭に向かう。一部雲が薄いところもあるが、やはり1等星が見える程度。30分程度見ているがやはり流星は見えない。5時になった。もう薄明になった頃。あきらめる。車で3時間程仮眠をとる。蘭越に戻る。450KMの旅は終わった。  その日見たテレビではヨーロッパで流星雨が見られたとのこと。瞬間的に1時間に5000個にもなるような数が。昨年予想がずれ、今年は予想通りに流星雨が出現。何とも皮肉。
 獅子座流星観望顛末記bQは以上です。しかし、今回ちょっとびっくりしたことは、コンビニの24時間営業の多いこと。見かけたコンビニの約半数以上が24時間営業です。行った地域の関係もあるんでしょうが。すごいなあ、と感じました。しかし、とっても便利でした。観測機器は暖めると使うときに霜が付いて使えなくなってしまうため、車の暖房が使えないし。コンビニで温かい飲み物を買って飲みました。夜間はトイレもなかなか開いていないためそれも助かりました。
 今年の標語:コンビニは流星見るにも便利です  ?・・・


しし座流星群観望紀行顛末記 三度目の正直編

 2001年。見ました。見ました。今年は見ました。当初、3年前、2年前と続けて裏切られた私は今年は見ないよ。と周りの人に言っていたのですが、2日前、気になりだして、気になりだして。日曜日夕方曇りだったため、まずは車で豊浦を目指しました。礼文華の海岸について夜食を食べました。が、空は曇り、天気予報で太平洋側では晴れるとのこと。ここではダメかと、室蘭に向かいました。白鳥大橋が見える辺りまで来ると、晴れている。観望できそうなところを探して12時過ぎになる。外でちょっと空を見ていると、獅子座群らしい流星が幾つか見える。カメラをセットして、固定写真をとりながら空を眺める。5分ごとに流星の数を数えながら写真を撮っていた。最初は7〜8個ぐらい。例年の獅子群の極大の頃の流星数が1時間当たり10〜20位だし、これまで何十日も流星観測をしているけれども、その中で一番多かった日でも5分で5個位だったし。期待できるかも。2時くらいまでは5分間で10〜20個であった流星もその後増え始め3時には100個を数える。すごい。3時前に家にも電話して2人を起こす。そんな状態が3時40分位まで続く。堪能です。こんなことは恐らくもう無いでしょう。この場にいられたことだけで幸せな気分でした。その後、4時半迄見て、東の空も少し明るくなってきたので、写真撮影を終え家に戻りました。帰りの車の中から、地面に突き刺さるように見える光が幾つかあります。今まで見た流星の残像かと思いましたが、そうではなく、本当の流星でした。家に付くまでの約1時間ちょっとの間に20個以上の流星を運転しながら見ました。流星を見ながらのドライブなんて、そんな経験も今回だからこそ、と言ったところでしょうか。最後に見たのはもう6時になろうかという時間で、もう空もかなり明るくなっていた時間で、見えていた木星よりはかなり明るいものでした。それとその15分位前にも雷でも光ったかのような光があって、ちょっと上を見たら、オレンジ色の流星痕が見えたりと、ほんとに驚かされました。フィルムの現像をしたら、あまり明るい流星は写ってはいませんでしたが、それでも50個ほどの流星が写っていました。個人での流星写真は初めてで、これだけの数写せたこともびっくりでした。
 2日後、学校でこの話をしたら、流星を見た子どもは2人だけでした。職員もひとりでした。他の人は残念がっていました。
 今回の流星群が見れたのは本当に良かったと思います。約4時間で2000個近くの流星を見たことになります。願い事のしほうだいだね。と言われましたが。こんな天体ショーに出会うことが夢であったわけですから、本当に願がかなったと言うことですか!
  夢だった 願いがかなった 獅子の流星    泰彦心の俳句




トップ アイコン
トップ