99/10/12 No.4
『キッモチイイ!』
1週間くらい前にチャリンコを買った。近くのデパートで買った。新聞のチラシの「広告の品」に載ってた奴だ。
何故そのチラシに目が止まったんだろう?特別な理由は1週間たった今も思い出せないが、とにかく買っちゃったのだ
(あっー!思い出した!この前テレビ東京のアドマチック天国って言う番組で俺が住んでる町の特集をやってたんだ)。
その番組によると、俺が住んでるとこは町全体が遊歩道でつながれてて、チャリンコ乗るには最高の条件のとこだったのだ。
ここ何年かは車移動ばかりでバスも電車も乗ってなっかった。
ギターやらピアノやら機材が多いし、深夜はバスも電車も走ってないので仕方がない、というのはたんなる言い訳で、ただただラクだからだ。
このラクって奴がクセモノで知らないうちに、俺を駄目人間にしていってる気がする。そうだ!それで買ったんだ。
今日もチャリンコに乗った。風をきって颯爽と走る(正に宮崎駿のアニメにでてくるキャラクター達みたいに)。
こんな道があったのかと思うとこに道があったりする。上り坂はキツクて下り坂はラクだ(前のラクとは別の意味です)。
考えてみると当たり前のことなんだけど、そんなことすら忘れてた気がする。
だから前方が登り坂だとわかるとサドル(おー懐かしい響き)から腰をあげて加速して一気にのぼる。これが気持ちいい!長い坂だったりすると思わずガッツポーズとりたくなる。
森の中を走っていくと、懐かしいにおいがする。土の匂いと、花の名前はわかんないけど、なんかこうあま〜い匂いだ。
キンモクセイだっけ?「今俺が思ってることって子供の頃は、なーんにも意識しないで毎日ふつうにしてたことなんだよなぁ」
なんて思いながら走っていると。なんとも言えぬ、かぐわしく懐かしい匂いがしてきた。
「ん〜?なんだっけなぁ?この匂い?あんまり懐かしくもないぞ〜?」なんて思ってたら、カメムシ君が一匹、僕の左肩で休んでました。