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私の友人で遠いアジアからきた人がいます。数年前、故郷の国を捨ててイカダに乗って着たそうです。
あまり国のことは語ろうとしないのですが家族を地雷で亡くし妹と二人で日本にきたそうです。
朝は新聞配達、昼は皿洗い、夜は一本5円の体温計の包装の内職の仕事をこなす頑張り屋さんで
近所では評判の物静かな外国人として噂されるほどです。
彼の夢は「白いベスパ」に乗ることで街角のショウウィンドゥの中にあるベスパを
眺めるのが日課で雪振る寒い冬もかじかむ手をこすり合わせながら心の中で
「いつか僕も・・・・・」
と望んでいたのです。
そして彼の元にベスパがやってきました。
しかし、絶頂な時期も束の間で彼は重い病にかかってしまいました。
病というよりも呪いで、まるでアメリカが埋めた地雷を踏んだ
ご両親がそうさせているようにしか思えません。
私は恐る恐る、その時の彼にファインダーを向けました。
彼はエクスタシーを向かえている様子で「ゲロンパ」という言葉を
発してました。私は恐ろしくなりその場を離れました。
私は思い切ってその時の写真を公開することにしました。

妖怪人間 カバ
それが彼の名前です。