その1 電子辞書/SEIKO SR-T6800
まずは電子辞書からです.
今回紹介するのはセイコー社から発売されている電子辞書,SR-T6800です.
この辞書の最大の特徴は,「ステッドマン医学大辞典 第5版」(メジカルビュー)が収録されていると言うことです.
論文などを読む際に辞書を引くことはもちろんあると思いますが,通常は普通の辞書と医学辞書を2冊並べて使わないといけないのが,これなら一つで十分です.
しかも検索スピードも満足のいく早さです.
では,少しずつ見ていきましょう.
1.外観
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折り畳み式です. 大きさは横に置いたCDと比較してください. |
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折り畳んだところです. 大きさは137(W)×88(H)×15.4(D), 重さは電池込みで210gです. |
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キーボードです. 並びはQWERTY配列です. 押し心地もしっかりしていて,割と打ちやすいです. 液晶は320×200ドットのFSTN白黒液晶です. コントラストもはっきりしており,見やすいです. 斜めからは見にくいですが,この辞書を斜めに見ることはあまりないでしょうから,問題ないと思います. 電源は単4×2本です. アルカリ電池使用時,連続90時間使用できます(説明書より) |
2.収録辞書
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以上の7つの辞書が収録されています.キーボードの最上段のキーで切り替えができます.
入力した言葉は辞書が変わっても保持されるので,たとえば「リーダーズ英和辞典」と「ステッドマン医学大事典」で同じ言葉を入力し直さずに引くことができます.(辞書の切り替えボタンを押すと,その前に入力されていた言葉が検索語に自動的に入る)
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ちなみにステッドマンで言葉を引いたときの画面はこんな感じです. |
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なお,ステッドマンのROMには図表は入っていません. ですから,画面には文字しかでません. 別冊のイラスト集が付いており,図表はこの中に収録されています. |
3.使用感
個人的には「かなり使いやすい」と思っています.これを買う以前はパソコンにインストールした辞書を使っていたのですが,いかんせんいちいちパソコンを起動しなくてはいけないし,持ち歩く訳にもいかない.ノートパソコンに入れていても,バッテリーやらの問題で,気軽にどこでも引くわけにはいきません.
このSR-T6800なら持ち歩くのも楽ですし(もっとも白衣に入れて病棟へ持っていったりはしていません.白衣のポケットはPalmの指定席だから(笑)),電源を気にすることもありません.
特筆すべきはそのレスポンスの良さ!Solid state(電気的な可動部分がない)なので,電源オンから使用できるまで0.2秒(体感速度)です.辞書を引くのが全く苦になりません.
また一文字ごとに検索候補を絞り込んでくれる「リアルタイム検索」がこのレスポンスの良さと非常にマッチしています(これを見せようと思ってMPEG2のムービーも作ったのですが,サイズが7MBになってしまったのでとても公開できません).また不規則変化や複数形,過去分詞などを意識せずに検索できる機能もあり,非常に使いやすいです.
「漢字源」では漢字のJISコード,区点コード,シフトJISコードも表示されるので,ワープロ入力の際にわからない漢字があっても困りません.
4.難点
誉めてばかり,と言うわけにもいきません.いくつか気になったことを.
まずキーボードの一番右上,「削除」キーが「登録」キーと一緒になっています.訳を表示中にこのキーを押すと,単語帳に登録されてしまいます.パソコンのBSキーと同じ位置にあるので,ついつい入力語を直そうとして押してしまいます.
また,「入/切」キーが一番左上にあるのですが,ここになくても良かったかな,と思います.まあ,間違って押しても,内容が消去されるわけではないので(ただ電源が切れるだけ.もう一度押せば電源オフ前の画面に復帰する),無害と言えば無害なんですけど‥‥できればこの位置に「登録」キーがあったら良かったかな,と思います.
そして最大かつ多くの人が購入に二の足を踏んでいる理由‥‥それは‥‥価格!
希望小売価格6万5000円で,実売価格は税抜きで5万〜5万5000円くらいみたいです.
まあステッドマン抜きのほぼ同型機「SR-T6500」が希望小売価格4万8000円,実売価格3万円くらいですから,ステッドマンの分(本なら1万4000円,Windows用のCDなら2万3000円)を考えると,こんなもんかな,とも思います.
もう少し安ければ買いやすい,と思うのは,自分だけではないでしょう.(だって5万あったら新しいPalmが買えますから‥‥)