過去ログ2004/10〜2006/12

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2006/12/22
気がつけば12月、すでに師走だったのですね・・・。
「チェーザレ」は28日発売の掲載号での回で、またしばらく休載となります。再開は4月初旬と思っておりますが、
この間3ヶ月程お待たせする事となり、また御迷惑をかける事となりますがどうかお許しください。
次回は12回掲載を予定しているのですが、すでに2話分作られているものの、出来るだけ掲載のスパンを長くしたく
(何せ登場人物が多く、込み入った関係だらけで「これ誰だっけ?」状態に陥りやすい展開を避けるため:苦笑)
申し訳ないのですが描き溜めるためにまた少々お時間を頂きたく思います。
因みに3巻発売も連載再開に合わせて4月を予定しております。

話は変わりますが、思い起こせばちょうど2年前、イタリアに取材旅行に行ったのがついこの間の事のようです。
日本は11月に入った頃からクリスマスムードが色濃くなりますが、イタリアでは11月下旬頃でも、それほどクリスマス色が
濃厚という訳ではなく気候も日本よりは暖かいせいか、まだまだ秋の装いを保っておりました。
という訳で今回はクリスマスに因み、ちょっと宗教へのスタンスについて私なりに考えてみたというお話をします。
とはいえ難しい話をする気も、話せる気もしませんが。(笑)

日本人は大半が無神論者といっていい国民性ですが、そもそもこの歴史はいつから始まったのだっけ?と考えたところ、
やはり起因は織田信長にあるのかと。
信長とチェーザレはよく比較されますが、合理性重視という点では確かに似ている所はあるものの、絶対的に違う点は
信長は無神論者であったと言われているのに対し、チェーザレは完全なる有神論者であったという事です。
これは文化、民族性の上での思想の違いとも言えますが、まあそれは今回は置いといて。

日本という国は島国な上に当時の政権争いは近畿、中部地方に集中しており、その範囲の狭さから政治権力が宗教勢力を
上回る事が容易であったと思われます。
しかし延暦寺の焼き討ち等、宗教の根絶を計ったという事は、信長はやはり宗教の威力をよく理解していた人間だったという事
なのでしょう。そういった事実を踏まえた上で、信長の面白い所はキリスト教には寛容であったという事です。
それは一向一揆(一向宗という宗教による武装蜂起)への対抗のためというのもありますが、本音はヨーロッパ文化に感化された
といった所なのでしょう。
信長が好んだという洋装や甲冑は16世紀のスペイン、ポルトガルから伝わったもので、前回触れたチェーザレ達が着ていた
黒を基調としたあの服装です。当時の日本では南蛮文化と言われていました。
東方のイスラムから西方のスペイン、ポルトガルに渡り、そしてまた日本という東方へと渡る。流行とは面白いものです。
それにしても感心するのが、キリスト教に対する造詣を深める気はさらさらないものの、ファッションや武器はちゃっかり頂くという
信長のその見事な合理性です。
なんとなく現代の我々日本人がキリスト教には興味はないが、何故かクリスマスというイベントには国を挙げて盛り上がるという
それとどこか似ているような・・・。

美味しい所だけ頂く、話題性には必ず飛びつくというこの国民性。
ツリーを飾りつけケーキにシャンパンのクリスマスが終われば、その一週間後には着物を着て、こぞって神社に初詣に出掛ける
この国民性を柔軟性と取るか、ただの御都合主義と取るか。まあ意見は分かれる所ではありますが・・・。(苦笑)

とりあえず、メリークリスマス。


2006/11/19
「チェーザレ」の単行本が無事発売されて、一息ついている今日この頃です。
(とはいえ3巻収録分の原稿に追われている毎日ではありますが)
長い間待っていた読者の方には本当に御迷惑、御心配をかけ申し訳ありませんでした。
3巻発売に関しては、単行本化する前に時代考証上の台詞、作画において誤りがないか総チェック等行うため
ページが溜まってもすぐに発売できない状況下にはありますが、さすがに1、2巻ほどの時間は要しないと思われますので
どうか御安心ください。
とりあえず今回のモーニングでの連載は8話分まで掲載可能な状態で、できれば10週分まで描きたかったのですが
原稿の再考時間を鑑みて今回は8話までという事で区切りました。来年早々には残り2話(これで3巻分)プラス4巻収録分の話
に突入できると思われるのでどうか楽しみにしていてください。

さて、今回はルネッサンス期の服装について少し触れようかと思います。
単行本で読んだ方はすでにお気づきと思いますが、フィオレンティーナ団、フランス団共に同じ格好の服装をしています。
(作中にははっきりとは登場していませんがドイツ団もほぼ似たりよったりの服装です)
当時は学問及び服飾、美術様式に関してはフィレンツェが最先端を行っており、軍事力に関しては発達していたフランスも
文化においてはドイツ共々後進国であったため、結果的にはフィレンツェの模倣をしていたような状態でした。
(このあたりからドイツは鎧における製鉄技術が飛躍的に発達する訳で、お国柄というかやはり防御に関しては昔から堅い国だったようですね)

そんな中チェーザレ、ミゲルに見られるようにスペイン団だけは著しく違う服装をしています。
これはスペイン独特の歴史と文化の現れなのですが、この服装のルーツは実はイスラム文化にあります。
ボレロのような短い上着にハーレムパンツのようなズボン、これは現在でも中近東でよく見られる服装ですが
当時スペインはその国土にイスラム王朝が混在する形態を取っており、(この間800年という歴史の積み重ねがあります)
ヨーロッパ圏でも珍しい文化を維持していた国でした。
作品では1491年の段階ですが、この次の年1492年はヨーロッパ史上でも激動の年ともいえる一年となります。
この年の幕開けにスペインはレコンキスタ(国土回復運動)を完了し、スペイン内のイスラム最後の王朝、ナスル朝をグラナダから
追い出します。
こうしてスペインは一枚岩の国家となったのですが、文化だけはそのまま根付き、闘牛などに見られるように
今日でもスペインだけがヨーロッパ圏にありながら、エキゾチックといわれる所以に至ったという訳です。
因みにチェーザレ達が着ている服装が、いつも黒を基調にしているのは、かつて異教徒に侵略されたという当時のキリスト教世界における汚点を払拭したいがため、キリスト教信者としての敬虔さをより強調する意識的な物であったと思われます。
当時は兎にも角にもキリスト教が正であり、他宗教は負の時代でありました。

スペインはこの後、コロンブスに代表される大航海時代を向かえ、1587年には無敵艦隊なる物を作り大海の覇者となります。
しかし国内ではかつての混合文化から一気にキリスト教世界への移行が進み、イスラムだけではなくユダヤ追放という他宗教
への迫害により、その融合性と柔軟性を失っていきます。
(金融業を生業とするユダヤの存在は、国の財政において重要な資金源でもあったため、ユダヤを追放する事によって
スペインの国力は著しく低下したと思われます)
そして結果的にはイングランドのプロテスタント(エリザベス一世の統治下)によって無敵艦隊が大敗し、スペインの華々しい歴史
に終止符が打たれる事となるのです。

こういった時代背景を踏まえた上でわかった事は、チェーザレはスペインがまだ融合性と柔軟性に富んだ時代に生まれた人間で
あったという事です。
方やイスラムに屈しなかったフランスの、絶対的なキリスト教崇拝の代表として描かれているのが作中に出てくるアンリですが
こういった人間とは当然ながら水と油、そりが合うわけもなく、このアンリの延長上に最大の宿敵ジュリアーノ・デラ・ローヴェレが
控えている訳でして。
ローヴェレも頑なまでのキリスト教信者であり、当時の段階ではかなりのフランス寄りのイタリア人(ロマーノ)でもありました。

この対立の構図は現在のヴァティカンで垣間見れます。ボルジアの間とシスティーナ礼拝堂です。
チェーザレの父親、アレッサンドロ六世によって作られたボルジアの間は、ヴァティカン内でも異彩を放っています。
金と青の色調に彩られたエキゾチックな様式、これはヨーロッパ独自の物とは言いがたく、そこにははっきりとイスラムとの
混合文化が読み取れるのです。
そしてシスティーナ礼拝堂。これはローヴェレの叔父であるシクストゥス四世が作った礼拝堂で(システィーナはシクストゥスの
名から取った物です)ローヴェレが教皇ユリウス二世となり政権を握った折り、それまでのシスティーナ礼拝堂(作中で再現した
物)の天上の星(この青はサファイヤを潰して塗りこめた物だったらしい)をこそぎ落として(ちょっともったいない気もしますが・・・)
そこに、やはり敬虔なキリスト教信者であったミケランジェロに創世記の天井画を描かせたのです。
美術様式に見られる完全なる対立が、ヴァティカン内に今も残っているというこの現実が実に興味深いです。
ヴァティカンに行く事があるのなら、是非この点を意識しつつ鑑賞すると、また赴き深いものがあるかもしれません。

蛇足ですがヴァティカンにはシクストゥス四世の壁画も残っており、現在はカンヴァスに移行されヴァティカーノ絵画館に
展示されているようです。ここに描かれているのが若き日のジュリアーノ・デラ・ローヴェレではないかと思われ
シクストゥス四世のまん前の中央に堂々と立っております。
そして教皇のすぐ右隣に立っているのがラファエーレ・リアーリオの父親であるジローラモ・リアーリオではないかと思われます。
作中のローヴェレはこの絵を元に年齢を重ねた状態で再現してみました。似ているかどうかはさて置きですが。(笑)

ローヴェレに関しては、とにかく驚愕の逸話があり、本当に聖職者なのか?と目を疑う部分もあるほどの記録が残されており
(見方を変えれば熱烈なるキリスト教信者ゆえの行為とも言えますが)
まあこれはおいおい描くことになるのですが、その性格はこの「シクストゥス四世とプラティナ」(1477頃作)という絵の中に表現
されているのかもしれません。もし見る機会があったらその立ち位置に御注目ください。
絵画の中央にまるで主役のようにそびえ立っていますから。(笑)


2006/10/16
いよいよ「チェーザレ」単行本発売まであと一週間と成りました。
単行本を心待ちにしてくださってた読者の方には、本当に長い間お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
連載開始から一年七ヶ月・・・怒りを越えて呆れてしまっている方も多いと思われますが(苦笑)
この期におよんで、さらに憤慨させるような事態が。
はっきり言って単行本の値段、高いです。

要するに1〜2巻、分厚いからなのですが。こうなった理由はまあいろいろございますが・・・、
なんとか切りのいい所まで詰め込みたいと欲を出したため、分量が通常の単行本の許容量越えてしまいまして、
本編230P越えに加えて、当時の古地図を元にした都市の説明、家系図、人間(派閥)相関図等を追記したら、
こうなったという結果です。日本人にとって西洋史は正直馴染みの薄いジャンルだと思われ、物語に入りやすくするために
やむを得ずこのような形を取らせて頂きました。
またストーリーにおいても、ヨーロッパ大陸という広大な範囲における国対国の情勢をまず踏まえる必要があり、
そのため内容的にやや堅苦しさを感じる描写も多々あります。
主軸のチェーザレを語るにはとても個人レベルの問題では片付けられず、いろんな角度からのアプローチを試みないと
逆に混乱を招く恐れがあり、そのためにまずは時代考証からじっくり描き込む事から始めなければなりませんでした。

時折15〜6世紀のイタリアを日本の戦国時代になぞらえる方がいらっしゃいますが、いやもう、それの比じゃないと思われます。
イタリア自体が小国の集まりな上、さらにフランス、スペイン、ドイツ、スイス、イスラム勢力、
これだけの国と人種が入り乱れての乱世、加えてカトリック、ユダヤ、イスラムの宗教論争という追い討ち。
この混沌さは尋常じゃないです。
ルネッサンスは昔から描いてみたい世界ではありましたが、本音を言うと恐ろしくて中々手が出せずにいたのが実情でした。
しかしながら、そろそろ着手しないと、こちらの気力、体力がついていけなくなりそうだったので(苦笑)
恐れ多くもついに立ち上げてしまったという訳です。

二年前、この話に取り組みたいと編集部に伝えた折、編集長から西洋史に馴染みのない読者が多いため、
チェーザレというキャラクターに超能力等を与えヒーロー度を上げてはどうかという案が出たときには、
正直愕然とした記憶があります(笑)。
チェーザレに関して日本には一部コアなファンがいるものの、よく知られているのは
彼のプロフィール、及び家族間の下世話な話等、週刊誌ネタのような話ばかりがクローズアップされており、
歴史的な考察からの情報が乏しく、私にとっても兼ねてから謎な人物でした。
幸いイタリア文学者の原氏と出会い、膨大なデータから厳選して頂いた原書を訳して頂いたおかげで、
ようやく霧が晴れてきたような今日この頃です。

とはいえ、漫画ですから何も教科書的に描く必要は全くなく、超能力者であろうが宇宙人であろうが、
面白おかしければそれはそれで無問題な訳でして。
しかし私の場合、ぎりぎり面白さは追求できたとしても、おかしさまでは追求する余裕もなければ技量も持ち合わせてなく、
作家性の問題でこればかりは何ともしようがありません。
100%エンターテイメントを期待している読者の方には、残念ながら肩透かしを食らう結果になり兼ねない事を
この場でお詫びしておきます。

と言っても100%史実通りではありませんので(逆に100%史実こそ無理)、作品中にフィクションも多々織り込んでいます。
まずアンジェロという登場人物ですが、彼は全くの私の創作上のキャラクターです。
チェーザレの置かれている立場があまりにも、現代人の私たちとかけ離れて特異なため(貴族、枢機卿、教皇の息子等)
チェーザレ視点だけでは、話についていけなくなる恐れがあり、そのために限りなく現代人に近い感性の視点を
配置させねばならず(側近のミゲルでは関係が近すぎてぼやけてしまいがち、マキャヴェッリはまだ頭角を現せていず、
後にチェーザレと敵対する立場に置かれるので無理がありすぎ)
そこで敢えてこの時代をフラットに見れる立場の人間、アンジェロという架空の人物を登場させました。

またチェーザレのルーツとも言えるスペインの情勢と今後のヨーロッパの変動期を予見させるためにコロンブスを登場させ
(この時期の説明においては格好の立役者です)、
後に軍人となるチェーザレに深く関わってくるミラノの情勢については、これも立役者の一人であるダ・ヴィンチを強引に
ミラノからフィレンツェへ里帰りさせ、チェーザレと引き合わせる事で説明してしまいました(笑)。
この時期ミラノ公、イル・モーロとダ・ヴィンチとの間に、ちょっとした衝突があり(作中に出てくる騎馬像の件です)
ダ・ヴィンチはミラノ公の元を離れようとした形跡が記述として残っていたため、ここぞとばかりに脚色させて頂きました。
これらは全て私の創作です。
後はミゲルのユダヤ人説ですが、これも諸説で取り上げられている事ではありますが、本当の所はわかっておりません。

「ではなかった」という記述がなければ、それは「そうでもあった」になる訳で、これが史実物の醍醐味なのでしょう。
今後も出来る範囲の「そうでもあった」を見つけ、私なりの見解を入れて自分なりのエンターテイメントを追求していけたらと
思っております。
因みにミゲルのユダヤ人説は異教徒問題に焦点を当てるための設定です。
「異教の神」と称されたチェーザレにとって、この問題は無視できない重要事項であるという事も追記しておきます。

と、振り返ると何とも堅苦しい話ばかりで申し訳ない。しかしながら、この機会にちょっと西洋史でも覗いてみようかと思われた方、
秋の夜長、ひとつ手にとってみるのも一興かもしれません(笑)。
なお単行本発売に連動して10月26日発売モーニング48号より連載を再開します。

※単行本の装丁においては、いろいろ御意見ございましょうが、突き詰めたらこうなりましたという感じです。
「突き詰めなくて結構!」と販売から突っ込まれそうな勢いですが(苦笑)、ルネッサンス様式を突き詰めたら、
もうこれしか思いつきませんでした。
色といい文字のニュアンス、配置、どれを取っても美しく、デザイナーの有山さんには本当に感謝しております。
販売上、気を使われて裏表紙に作中のワンシーンの絵を入れて頂いたりしたものの、
そのイラストが我ながら何だか美しい白壁に描かれた落書きのように見え、いや、もう取り外して下さいとお願いしたような
次第です。
この場を借りて関係者各位、本当に心よりお礼申し上げます。


2006/09/24
気がつけば秋の気配・・・時の経つのも早いですね。
お蔭様で「チェーザレ」の単行本もようやく来月、10月23日に発売できる事となりました。
本当に長い間お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
とは言え、1〜2巻は全くの序章にすぎず本題はこれからという・・・思えば先の長い話です。
出来れば書き下ろしで5〜6巻まとまってから出したかったのが本音ですが、
それだといつ原稿がアップするか謎というか(苦笑)、
編集部的にも掲載を意識してくださいという事だったので、時間はかかりますが、自分なりに納得のいく形で取り組んでいきたいと
思っております。
我を通すことで読者の皆様にも編集部にも、今後も多大な御迷惑をかけることになるとは思いますが、
今は頭を下げるしかないのが現状です。本当に申し訳ありません。

話は変わりますが、秋の夜長という事で、ある小説を御紹介したいと思います。
ウンベルト・エーコ著「薔薇の名前」という作品です。
これは14世紀の北イタリアの修道院で起こった殺人事件を追う、老修道士とその弟子のお話なのですが、
ミステリーと言うより
、真のテーマは宗教論争であり異端審問なのかもしれません。
宗教、異端、このような単語は日本人にはピンとこない上、異端については確かに解釈が難しく、
面白さを感じる前に投げ出して
しまう恐れのある小説でもあります。
要約すると、探究心は悪しき思想であり、進歩はあってはならないという世界観の中、それでも人は知ることに貪欲であり、
好奇心は抑えきれないものだという物語 (かなり乱暴なまとめ方ですが) なのかもしれません。

例えて言うなら「それでも地球は回っている」でお馴染みのガリレオ・ガリレイ
(ガリレオもピサ大学に籍を置いた時期がありました。学部は医学部でしたが)

今でこそ当たり前の地動説を唱え、しかもそれが真実であり画期的な発見だったにも関わらず、
結局は異端審問にかけられ
、処罰され幽閉されたというケースがありますね。
地動説に関してはガリレオ以外にも認識していた学者はいたかもしれませんが、仮にそう思っていたとしても異端審問を恐れ
口を閉ざしていたのではないかと思います。それほど当時はキリスト教世界の干渉が厳しかった時代でした。
何故厳しかったかと言うと、知ることは有意義な事でもありますが、同時に民衆に混乱、意識改革を与える場合もある訳で、
これが日常化すれば、キリスト教世界は崩壊の一途を辿る危険性があったからです。

「薔薇の名前」の時代設定がチェーザレの生まれる150年前で、ガリレオ・ガリレイの天動説批判がチェーザレ没から100年後、
中世のイタリアは保守派と革新派の鬩ぎ合いの歴史とも言えます。
もちろんチェーザレも革新派の筆頭ということで間違いはないでしょう。

何が本当に正しいのか結論は出ませんが、人間は日進月歩する生き物であり、
その衝動は止めようがないという事なのでしょう。

この探求と進歩が後に医学や科学の発達を促し、たくさんの命を救い快適な環境を与えた反面、
核爆弾が発明され大勢の犠牲者を出し、現在に至っては環境破壊を巻き起こすという皮肉な結果を招いている訳で。
それを考えるとなんとも頭の痛い秋の夜長になってしまうのですが・・・

ちなみに小説には多少及び腰と言う方には、映画の方の「薔薇の名前」をお薦めします。小説よりは入りやすく
内容が実に上手くまとめられていて、小説の世界観をよくあそこまで映像化したものだと感心してしまう逸品です。


※ただしDVD判はラストの 「過ぎにし薔薇はただ名前のみ、虚しきその名が今に残れり」 (河島英昭訳)
  という物語のテーマとなっている一節が省かれているようですので、この作品の本質を知りたいと思う方は
  原作をお読みになる事をお薦めします。


2006/08/15
暑さ厳しき毎日が続いていますね。「チェーザレ」10月まで休載で、またもや読者の皆様にはご迷惑をおかけしております。
次回は一応10週連続の予定しておりますが、それまでどうかお待ちください。

その間にと言うのも何なのですが、ボルジア家に対して予備知識のない方のために、ボルジア関連の映画をちょっとこの場で御紹介しようかと思います。
マリオ・プーヅォ原作の「ゴッドファーザーpart1〜3」(今更なのですが超有名な映画です)
アメリカ・マフィアの内幕とファミリーの人間模様を描いた名作中の名作なのですが、このお話の下敷きにはボルジア家が使われており、原作者のマリオ・プーヅォは当初ボルジアの話を映画化したかった様なのですが、当時のハリウッドではヨーロッパの中世物は観客の取っ付きが悪くなるであろうという懸念から、アメリカ・マフィアというハリウッドスタイルを意識した作品に切り替えたようです(しかし作品自体は大変上手く仕立て直されており、まあ言わずと知れた名作です。とは言えマフィアに焦点を当てた作品として、当時でも十分衝撃的な映画ではありましたが)。
ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)=アレッサンドロ6世 三男マイケル(アル・パチーノ)=チェーザレといった形で鑑賞すると、また趣きも変わって見れるかもしれません。
※part2では若き日のドン・コルレオーネをロバート・デ・ニーロが演じています。

中世のイタリアでは一族(文字通りファミリー)間での、し烈な権力争いが繰り返されていたように、それと同じく1930年代のアメリカでも、イタリアマフィアの抗争が激しく繰り広げられていた訳で、そのあたりが符合していて実に興味深いです。まだ観た事がないという方は一度御覧になってみるのもよいかと思われます。

後は個人的に好きな映画で「冬のライオン」というのがありまして、これは12世紀初頭のイングランド王家の話で、歴史物とはいえ、ぶっちゃけ戦争シーンもなければ群集も出てこず、完全なる家庭内争議に終始するお話です。が、とにかく最後まで釘付けにされるほどの演出と構成、あとは役者の演技力に裏付けされた、これも名作中の名作と言える映画でしょう。
父王ヘンリー2世にピーター・オトゥール 王妃にキャサリン・ヘップバーン 
王子役に若き日のアンソニー・ホプキンス(後の獅子心王リチャード1世) かなり昔の映画ですが、興味のある方はこちらも御覧になってみてください。(その前にDVD見つかるかどうかが問題ですが:笑)

それから以前HP上で「ES」の映画化の話に触れましたが、あれはシナリオが出来上がる度に私の方でNGを連発していましたら、思った通り立ち消えてしまいまして(苦笑)。
まあなんというか期待して下さってた方々、また製作サイドには本当に申し訳ない事をしたと思っております。
シナリオの段階でNGを出したのは、作品のコンセプトが恋愛重視のドラマになっていたせいなのですが、
どうもこちらの意図するテーマと微妙なズレを感じ、やむを得ずストップをかけてしまいました。本当にすみません。
今思うと2時間足らずの尺の中で表現するには、たぶん恋愛に振る方が作品としては作りやすく、また観客にも受けがいいのかもしれないですね。
どちらにせよ我がままで本当に申し訳ない。他映画会社からも当初お話があったのですが、その時も製作サイドに「希望の監督さんはいらっしゃいますか?」と尋ねられ「M池T史さんでよろしくお願いします」と言ったら、それっきり連絡こずで、どうも私は何かを履き違えているのではないかと、最近になって自問自答する毎日です。


2006/07/29
世間では梅雨が明けたのでしょうか?ただ不快指数しか感じない今日この頃です。
せめて月に一度の更新を心がけようとするものの、まめに書き込めずに本当すみません。
今、私はというと「チェーザレ」1、2巻の単行本の処理に追われているような次第です。正直この連載開始まで作品の方向性については、ずっと迷いがあったのですが、ようやく自分の中で納得のいく結論が出たので、とりあえず一段落といった感じでしょうか・・・

チェーザレについては当初その風貌において金髪説なども浮上しており、定説では弟のホアンが金髪と言われてきたのですが、実はどっちがどっちだったか、はっきりとはわかってないんですね。
私の作品では定説通り黒髪にしましたが、参考資料のサチェルドーテ版によると「上品な貴公子で頑健で見栄え良く」と書かれているだけで詳細については謎のままです。蛇足ですが、興味深いのが当時学友であったジョヴァンニ・デ・メディチが「たいそうチェーザレを気にっており、片時も彼を放っておかなかった」だったらしく(※追記で「しかし閣下はチェーザレの取り巻きのスペイン人達に対しては乱暴物の集まりでけしからん」と毒づいているところがまた笑いを誘うのですが)まあ見栄えが良かった事は確かなようです。

このように錯綜するのも全ては政敵ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレさん(後の教皇ユリウス2世)の所業と言う疑いが・・・
どうもボルジア家の面々の肖像画等、彼らを美化するような物と記録は実はこのローヴェレさんがチェーザレの死後全て焼却させてしまったようで、前政権のボルジア色共々、チェーザレの死後もまだイタリア半島ではチェーザレを英雄視する動きがあり、それを払拭したいがためこのような暴挙に出たようです。
その上徹底的にボルジア叩きを行い、民衆の心をボルジアから自分へと向けさせた訳ですが、これ今で言う情報操作というやつですか、このおじさんも只者ではないですね。いろいろ調べているとこの方結構怖いです。だてに平民上がりのたたき上げじゃないようで、この方に比べるとチェーザレは力量はあったものの所詮貴族のボンボンといった感が否めないです。
しかし、この方のおかげでチェーザレ像も千差万別状態になってしまい、面白さが倍増した反面、逆に史実に忠実であろうとすると、そのラインを探すのに一苦労・・・本当恨みますわ(笑)。
今のところ確実なのはダヴィンチの描いた素描のチェーザレくらいでしょうか。(※26歳とは思えないほど疲労感漂う風貌に描かれていると私には感じられましたが)

ちなみにボルジア=毒薬と言われるくらい、毒殺については語られていますが、15世紀後半から16世紀前半にはまだ劇薬しか存在しておらず、飲んだとたんに即死状態になるため暗殺に使われるよりはどちらかというと処刑に使われることが多かったと思われ(暗殺の場合は毒見されたら即バレですし、)ボルジアに限らず、大半の権力者が公然と抹殺する際に使用してたようです。
遅効性の毒薬が発達するのはコロンブスが新大陸を発見して、当時のヨーロッパでは手に入らなかった物資が流通しだす頃からのようですね。
そんなこんなで10月には単行本も出せそうなので、それまでもうしばらくお待ちください。
1巻でアンジェロを使い時代背景を、2巻でチェーザレを使い人物紹介を、といった形になっており、2巻使ってもまだ概容のみの紹介で本当申し訳ない。これは読み手も苦労を強いられる内容だなあ・・・と頭抱えています。

それから今更ですが枢機卿というものについてちょっと説明しておきます。
中世のヨーロッパでは、法律=聖書に基づく物で、正直この聖書にある事とは究極の理想論であり、当然現実との歪が生じる訳で、当時この歪について気づかせないために、民衆に学問をすることを禁じていたのですが、中には賢い民衆もいる訳で、いろんな矛盾点に突っ込みを入れてくる訳です。それを真っ向から理論でねじふせ、説き伏せてしまう人間が必要になってくる訳でして、これがいわゆる聖職者という存在です。枢機卿はその聖職者の最高峰に位置する人々で、手っ取り早くいうと現在の政治家ですね。


2006/06/22
いよいよ来週から連載再開となりました。この場を借りて、ひとつ訂正させていただきます。
当初8回分掲載するつもりで先行して原稿を描いていたのですが、6回分で丁度単行本2巻に収まるため、とりあえず6回まで掲載し残りは単行本発売の際、連動して再開した方が内容の流れがわかりやすくて良いのではと言う編集部の意向もあり、そのような形を取らせていただく事にしました。
原稿はすでに6話分描き終わっているので今回に限り確実にモーニングに乗るのは間違いないのですが、そこからまたさらに原稿を描きだめてから掲載という事になりそうです。
次回再開に就きましては、単行本1〜2巻同時発売を予定している10月からと思っておりますが、それまではまた我慢して頂く事とあいなります。
本当に待たせてしまってすみません。これからも読者の皆様には迷惑かけること間違いなしと思われますが、どうか末長くよろしくお願いします。(甚だ厚かましいお願いですが・・・)
今現在、手元にある資料というのがチェーザレ・ボルジア個人の記録について、4センチはあろうかという厚さのイタリアの原書なのですが、これが曲者で昨今の随筆と違い、かなりの年代物なため文章その物が散文のようなメモの形式を取っており、
チェーザレの誕生日に関しても、当時の家族間の手紙のやり取り、及び両親の住まいの記録、関係者の証言等が約4ページにもわたって綴られ5ページ目にようやく「故にチェーザレの生誕は1475年9月13日か14日で、リニャーノもしくはローマで生まれたと推測される」と結ばれているような次第で、「たのむ・・・1ページ目で結論言ってくれ・・・」と泣きが入る有様です。
全てがイタリア語、また文書の引用はラテン語だったりするので、解読してくださっているH先生、その門下生の学生さん達の苦労を考えるとさらに涙物なのですが、この書物が見つかっただけでも奇跡とも言えるので、それは本当に感謝しています。
ボルジア家についてはスキャンダル的な文献ばかりが取り上げられ(確かに刺激的でその方がドラマとしては面白いのですが)良いも悪いも15〜16世紀のヨーロッパで突出した存在だった事は確かで、出る杭は打たれるではないですが、恰好の悪役として現在までその名を馳せてきた彼らです。私の作品では何通りもの解釈のある彼ら一族を、できるだけ公平な立場から推測していこうというコンセプトで取り組む事に致しましたので、正直娯楽作品としてレベルの高い物になるかどうかは疑問ですが、それなりに自分が納得いくような切り口で描いていこうと思っております。興味のある方はどうか我慢しておつきあいください。
それから長い休載中にいろいろと励ましのメールをいただき本当にありがとうございました。イタリア史実に詳しい方、またその関係者、予備知識はないものの興味を抱いていてくれる方など、いろいろなコメントを頂き大変楽しく拝読させていただきました。心からお礼申し上げます。出来るだけその思いに応えられるよう頑張っていきたいと思っております。

余談ですが、最近衛星から見る地球という物にハマっていて、主にヨーロッパ大陸を眺めているのですが、ピサ〜フィレンツェ間の距離を確認中、今だと車で2時間の距離なのですが、昔は早馬で宿場ごとに乗り捨てで約4時間程かかったそうで、4時間馬でかっ飛ばしというのが、もうすごすぎで・・・。どういう足腰やねん・・・って。この末裔達が今巷を賑わせているワールドカップの面々なのだと思うと、大陸の騎馬民族の凄まじさに、それはもう敵うはずもないかと痛感する今日この頃なのでした。

※上記で以前、早馬なら8時間と書いてしまいましたが、通常走行で8時間、早馬だと4時間足らずが正解だそうです。(ピサ〜フィレンツェ間)一応訂正させていただきます。というか詳しくわかる方いましたら情報ください(笑)


2006/06/08
度々申し訳ございません。想像していた通り掲載が遅れております。
とりあえず6/29(モーニング31号)より再開のメドつきましたのでご連絡させていただきます。
内容が非常に登場人物が多く人間相関図も複雑なストーリー展開になっているのですが、毎回増ページで6週連続、お届けするような運びにしましたので多少は読みやすくなっていると思います。
特典としてイタリアの原書の資料を解読していただいているイタリア文学者MOTO・H氏との対談も一部掲載させていただくことになりました。多分お互いの苦労話に終始すると思われます。(苦笑)

モーニング33号掲載号より(ピサ港のワンシーン)


2006/04/11
連載再開が大幅に遅れてしまって申し訳ございません。(何度謝れば気が済むのか・・・)
この時代背景を出来るだけ細部まで描こうとつい欲を出し、そのために登場人物の数が大幅に増え、登場人物たちのその年代の所在地の確認まで裏をとらなければならなくなり、結構な時間を要してしまいました。(汗)

 まるで松本清張の「点と線」のアリバイ探しの様な取材(ただ書物を読み漁るだけ)に明け暮れておりました。
犯人のプロファイリングをやっているようで個人的にはとても楽しかったのですが、待っていて下さる読者の方には多大なご迷惑を、おかけして重ねがさね本当に申し訳ございません。ようやく来月から再開に漕ぎ着けましたので今度こそ楽しみにしていてください。
場面はローマ、ピサ、フィレンツェと目まぐるしく展開しますが(描いてる方も目まぐるしいですが)なんとか頑張って掲載していきたいと思ってます。ちなみに予定では8週連続でお届けすることになっています。無事掲載できるよう祈っていてください。


2006/02/13
 たいしたお話ではないのですが、先だって冬季オリンピックの開会式をみていた時のこと、今回は開催地がイタリアということもあって当然のようにイタリアの歴史を織り込んだショーが展開したのですが、出だしのダンテの「神曲」までは解かるものの、その後の宮廷での貴族の様を表現するシーンで、衣装演出においては完全にバロック以降の様式をとっていたのにもかかわらず、解説の某局アナウンサーが何においても「ルネッサンス、ルネッサンス」と連呼することにおもいきりひっかかってしまい
「それはルネッサンスじゃねえだろ、バロックだろ」
・・・と、ついテレビに向かってつぶやく自分がいて、自分はずいぶんイタリアかぶれになったものだなと苦笑いしていました。
そんな今日この頃の近況報告でした。

2006/01/20
新しい年を迎えましてすでに一月も半ばですがこんにちは、お久しぶりです。

後悔先に立たず、という言葉が身にしみる今日この頃です。
現在もチェーザレが生きていた時代背景の裏付けを確認している状態で、だいぶ確信を持てるようにはなっているのですがその資料の調達に時間を割いている次第です。
各分野の専門家の方に頼んでいるので内容の濃さは期待が持てると思うのですが、それに要する作画時間がどれぐらいかかるのかは実を言うと全く読めてません。
その為、三月まで掲載は見合わせることになってしまいましたが、ここでまとめて原稿を進める形をとり、掲載は四月から毎週号載せる方向性で考えております。

随分お待たせすることになるとは思いますが、どうかご容赦ください。


2005/08/02
こんにちは、お久しぶりです。あいかわらず資料整理に追われている毎日でございます。
大まかなストーリーはそれなりに構成しているものの、要所要所の裏を取るのに苦労しているような状態です。
専門家の方にイタリアから取り寄せたボルジアに関する書籍の原書を解読していただいているのですが、ことあるごとにこの時代のいままでの認識が覆され、面白いやら興味深いやら大変やら、毎日が目からうろこの状態です。
想像以上にやっかいな時代を選んだため、想定外の連続でございます。しかし大変勉強になり、ある意味有意義な執筆活動を送れていることをうれしく思います。
これを形にしていくのはそれなりの時間を要すると思いますが、これからも温かい目で見守ってやってください。

はっきりいってここのところお願いばかりでございますが、こういう作家にかかわってしまったと、あきらめて最後までお付き合いいただければ幸いです。 (私と読者の皆様のサバイバルレースって感じですかね・・・はは)


2005/04/22

こんにちは、近況報告遅れまして大変申し訳ございません。
なんとか新連載の「チェーザレ」開始したものの、少年期のピサから描く事になり、ピサの資料収集に奔走しておりました。 ピサへは現地まで取材に行ったものの、現在のピサは第二次世界大戦中の空爆により、ルネッサンス期の状態は 一切残されておりませんでした。
なので、チェーザレの生きていた頃のピサを忠実に再現するために専門家のアドバイスを受けつつ ピサのジオラマを作る事に専念しておりました。
その甲斐あって昔の地図及びデータに基づきなんとか形になったような次第です。

まだまだこれからも、暗礁に乗り上げることが予測され、読者の方にはご迷惑をかける事になると思いますが どうか長い目で見てやってください。


2005/02/18

近況報告:執筆作業を開始しました。
予想以上にしんどいです。こちらの更新もままならない状態になってきました。

便りのないのは忙しい証拠とでも思ってくださると助かります。


2005/01/19

おそくなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
正月気分も終わっていよいよ試運転というところでしょうか?次回の連載も3月からモーニングで開始されますので、また気分も新たに頑張らねばと思っている今日このごろです。
連載開始を待っていてくれている読者の皆様には、もうしばらくの辛抱と思われますので楽しみにしていてください。

・・・とはいうもののしんどいっすね(苦笑)
やっぱり漫画って描くものではなくて読むものですねと、つい弱音を吐いてしまいますハハハ・・・
仕事を目前にするとかなりネガティブになる性質ですが、まぁがんばります。


2004/12/22

今年も残すところあと数日というところまで来てしまいました。早いものですね時間が経つのは。前回の連載がおわってのんびりとオフを楽しんでおりましたが、そろそろ来年のことを真剣に考えねばいけないなと思う今日この頃、しかし何も考えたくないという私がいるのも事実で、追われない生活というものは人を堕落させるものですね。
すっかり堕落しています。

乞うご期待ください。よいお年を。


2004/12/07

無事イタリアから帰ってきました。イタリアは街中が博物館or美術館のようで実に贅沢な気分にさせて頂きました。しかしこの世界観を描かねばと思うとすでに凹んでいます。 乞うご期待ください。


2004/11/12

寒くなってまいりましたね、日本もいよいよ冬に突入といったところでしょうか。寒くなりそうなこの時期に次回作の取材のため2週間ほどイタリアに行くことになりました。 ルネッサンス期の取材が目的なのですが、ルネッサンスと聞いてお気づきの方もいらっしゃると思います。 次回作は時代物です。 乞うご期待ください。


2004/10/27
約半月ぶりのご無沙汰です、新潟県越中地震の被災地の皆様には心中お察し申し上げます。
東京でもかなり怖い思いをしましたので、震源地ではどれほどの揺れだったのでしょう、想像だにつきません。
一日も早く復興を果たされる事を心より願っております。

遅ればせなのですが、別冊フレンドで連載していた作品MARSが台湾でドラマ化されました。
ドラマ化したいという話は聞いてたのですが、すっかり忘れていて気が付いたらすっかりオンエアを迎えておりました。
ファンの方からのメールにより、気がついたような有様です。
先日DVDも届き、目を通したのですが、こういっては失礼ですが予想に反してとてもよい出来だと思われたので、MARSファンの皆様がご覧になったとしても充分満足していただけると思いました。
主演は台湾の人気グループ「F4(エフ・スー)」のメンバー周渝民(ヴィック・チョウ)という方で、日本でもご存知の方がいらっしゃると思いますが、主人公の零を好演しておられました。他のキャスティングも秀逸で、作品のイメージにかなり忠実に描こうという姿勢が感じられて私的にも大変感銘を受けました。
事後報告になってしまいましたが、多数ツッコミメールがありましたのでこの場を借りてご報告させていただきます。遅くなってすいませんでした。
日本でも日本テレビで放送の予定があるそうなので、本放送になった暁には是非ご覧になってください。


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