小説 ... コヤちゃんの噂話


街の人が気の向いたときに用もなく立ち寄るのが、
気のおけないコヤちゃんちの縁側です。
銭湯帰りにちょっと人生でも語ろうか、と思ったとき、
電車に乗り遅れて、今日は休んじまえ、と思ったとき、
恵美が結婚しちまった、でもまだ百合子がいる、と思ったとき、
コインランドリーで泣いているお婆ちゃんを見ても、
自分の洗濯しかできなかったとき、
コヤちゃんちの縁側に寄って雷おこしなどを噛り、噂話をします。
だからコヤちゃんは、いつも縁側にいながら街の出来事に詳しいのです。

コヤちゃんの語った街の噂話を、コヤちゃん節そのままに
再現してみました。



 Tシャツ
 井の頭ぜんざい
 ちょうちんあんこうのクリスマス
 赤い長襦袢
 池のほとりのカッパパブ



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西の縁側...小説
屋根裏...コヤちゃんの人となり
東の縁側...短歌
南の縁側...詩



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