縁側の下に猫が来て、コヤちゃんを見て目を細めます。 コヤちゃんも目を細めて猫を見返します。 目が合うと猫は縁側に飛び乗って、 コヤちゃんにニャーニャーと何かを訴えるのです。 猫がひとしきり鳴き終えて、うずくまって動かなくなると、 コヤちゃんがボソボソっと何か言います。 猫はハッと起き上がってコヤちゃんの顔を振り仰ぎ、 一目散に走り去ります。 コヤちゃんちの前から、猫の行列が郵便局のところまでつながって、 順番待ちしています。 興味深いので、コヤちゃんが猫に垂れるボソボソを、 盗み聞きして集めてみました。
詩集
藍色の床
青い胸
雪女
拾遺
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