我が家は夫婦揃ってコーヒーが大好きです。
コーヒーには大きく分けて酸味系と苦味系に分けられますが、二人とも
酸味系は苦手で、苦味系のコーヒーをよく飲みます。
我が家の定番は「マンデリン」。インドネシア産の豆で、苦味系の豆です。
とは言っても、利き酒ならぬ利きコーヒーができるほどコーヒーに
詳しいわけではなく、ただおいしいコーヒーが飲めればそれでご機嫌
という程度です。
私はいつもコーヒー豆を買いに行くお店を決めていて、会社の帰りに
よっていました。
なぜ過去形で書くのかというと、12月の中旬から勤務地が
変更になってしまい、もうこのお店に私は通えなくなってしまったからです。
「いる一番」というお店で、豆を売るだけでなく喫茶店もやっています。
何度か通ううちにマスターともお話するようになり、豆を買うついでに
コーヒーとケーキのセットもいただくようになりました。
ケーキはマスターの手作りです。種類は少ないけど、とってもおいしいです。
私のお薦めは、「クレームダンジュのあずきコーヒーソース」です。
レアチーズの酸味とあずきの甘味とコーヒーの苦味が絶妙なバランスで、
口の中でフワっと溶けていく感じです。
こうやって書いていると、また思い出して食べたくなってきちゃいました。(^_^)
コーヒーは、何を頼んでもOKと言われるので、試してみたいコーヒー豆を
チョイスします。
とにかくこのお店のマスターは、とっても真面目な人で思いっきり善人タイプ。
お話しているとほっとできます。
で、なぜ「ハワイコナの秘密」なのか。。。。今まで私はハワイコナが
値段が高いのは、量が取れないからだと思っていました。
でもマスターから、「ハワイコナだけは、他の産地とまったく違う条件があるから
高いんですよ」と言われて、はたと考えてしまいました。
「気候ですか?」 と聞いた私に、
「いえ、唯一の先進国なんですよ。」と教えてくれました。
「そうか、人件費が高いんだ!!」と、単細胞な私は、いきなり納得してしまいました。
そういえば、値段表を見ると、ブルマン、ブルマンブレンドの次に高い。
マスターの話では仕入れ値が高すぎてこれだけは薄利で売っているとのこと。
つまり値段の割には普通のコーヒーなのが「ハワイコナ」っていうことです。
ハワイコナは、酸味系の代表なので、我が家では飲んだことは
あまりありませんでした。
ハワイに行ったときに、コナコーヒーを飲もう!と、鼻息も荒く喫茶店に
乗り込んで、飲んだコーヒーがまずかった思い出をマスターに話すと、
マスター曰く、アメリカやフランスはコーヒーをちゃんと入れないのだそうです。
つまり、アメリカ人はアバウトだし、フランス人はめちゃくちゃ濃く入れますよね、たしかに。
で、日本人は割とこだわって丁寧にコーヒーを抽出します。
会社でもこだわりのテクニックを披露する人も。。(^.^;)
マスターの話では、日本人のようにコーヒーを飲むのは、ドイツ人だとのこと。
昔から、ドイツ人と日本人は共通点が多いと言われていますが、コーヒーの
飲み方もそうだったのかと、またまた、単純に納得してしまう私なのでした。
それから、コーヒーの酸味についても最近の人は誤解しているようだと
マスターが話してくれました。
酸味というのは、甘味を感じる重要な要素で、酸味が強いとコーヒーが
甘く感じるのだそうです。
ただ、誤解してはいけないのは、コーヒーを長く保温状態にしていて
酸化した状態の酸味を殆どの人が想像して酸味系のコーヒーを避ける人が
多いようですが、その酸味とはまったく違うということです。
私も実は、そう思っていました。
あの口が曲がりそうな酸味が、酸味系のコーヒーを飲むとあるのだと
考えていたのです。
でも、マスターは、「うちで酸味系のコーヒーを飲んでから、
酸味系のコーヒーの方がおいしいと言って変えたお客さんもいますよ」と
言うので、それじゃ私だって、酸味系のコーヒーを試してみたいと思ったのは
当然のことでしょう。
とりあえず、その日はいつもの「マンデリン」を400g と
「ハワイコナ」を100g 買って帰りました。
さて、お味の方は、どうだったと思います?
苦味系の「マンデリン」とは違って、とてもマイルドで、
確かにほんのりコーヒーの甘味を感じます。
酸味とはこれだったのかー! と感動に近いものがありました。
ただ苦味が少ない分インパクトも少ないですが。
というわけでいきなり酸味系のコーヒーも好きだということに気が付いてしまった
私は、次に何を買おうか悩むところとなってしまったのでした。
「これからは、私の替わりに夫が今度はコーヒーを買いに来ますから」と、
ご挨拶をして、私は「いる一番」を後にしました。
2002年12月23日 記