次へ

膀胱炎1

〜発病〜

膀胱炎になった。様々な症状も『発情期を迎えたから何だろうだ』と気に留めないでいたために、発見が遅くなった。どうやら排尿がうまくいってないようで、トイレでおしっこをしている姿を見かけなくなった。朝起きると、マロンのふとんもマロン自身もぐっしょりと濡れている。

「これはおかしい」と思い、すぐに病院に連れていったのだが、尿の量が減ってきたなと気付いた頃から既に1ヶ月が経過してしまっていた。12月の初旬のことであった。診察して頂くと、

「膀胱炎のようですね。触った感じだと、膀胱が一般的な動物のものより硬くなっています。」

と言われた。原因はストレスと非衛生的な環境だという。マロンの場合は怪我で体が不自由になったこともあって衛生面には格段の注意を払っているつもりだったが、この時期、仕事の関係で帰宅がかなり遅かったため、不十分な面もあったと思う。連夜の終電での帰宅は適切な時間に食餌を与えることも、十分に遊んでやることも出来なかった。

手前味噌ないい方で恐縮だが、人の心を敏感に感じ取ることができる個体なので、帰宅すると必ず起きてきて私に付き合ってくれるし、早朝も寝ぼけ眼で挨拶してくれたが、十分に遊んでもらえないさみしさがあったに違いないと思う。家を空ける時間が長かったので、こまめにトイレやふとんを替えてやることができなかったことで不衛生になっていたことも大いに反省している。

以前からアンモニアの匂いが微妙に強くなった気がしていたので発病の予感もしたが、発情期が続いているのかもと気に留めなかった。マロンといっしょにいる時間が長ければ、こうしたささいな症状でも見逃さずに済んであろうにと後悔した。そうして、私とマロンの通院生活は再び幕を開けた。


次へ
「日常の様子」目次
「リチャードソン・ジリスの部屋」目次
ホーム