snail5.gif (1130 バイト) 真水(淡水)にすむ貝(淡水産貝)


  もともと海にすんでいた貝(海産の貝)は、長い年月をかけて塩分のない真水の水域
 にも、すむ場所を求めて進出しました。川や湖、池などの真水にすむ貝には、巻き貝
 ( 腹足類)と二枚貝のなかまがいます。流れのある川にすむには、流されない工夫が
 必要です。また、川や池の水は、天気の影響で干上がることもあります。そのために、
 乾燥から身を守る備えも必要です。

  川や池などにすむ貝の中には、モノアラガイ科 Lymnaeidae  のモノアラガイ Radix
 auricularia japonica のように、卵をゼラチン質の袋に入れて、岩肌に産み付けたり、
 タニシ科 Viviparidae のマルタニシ Cipangopaludina chinensis laeta のように、子貝があ
 る程度大きくなるまで、親の体内で保護したりするものも多くいます。また、ドブガイ
 Anodonta woodiana などのイシガイ類 Unionidae では川底などで生活ができるようにな
 るまで、魚の体に付いて寄生生活を過ごす幼生の時期があります。

   私たちの家の近くを流れる小川にも、真水にすむ貝がいると思います。貝は特別な生
 き物ではありません。意外に身近にいるものです。ここで紹介する貝は、オカモノアラガ
 イ科 Succineidae のナガオカモノアラガイ Oxyloma hirasei 、サカマキガイ科 Physidae
 のサカマキガイ Physa acuta 、タニシ科のマルタニシ、ヒラマキガイ科 Planorbidae のイ
 ンドヒラマキガイ Indoplanorbis exustusです。

 

集落の間を流れる川(萩市)

灌漑用のため池(美東町)

小魚の群泳ぐ用水路(小郡町)

ナガオカモノアラガイ

サカマキガイ

マルタニシ

インドヒラマキガイ