snail5.gif (1130 バイト)  たつむり四方山話3

 「自然環境学習会」(秋吉台エコ・ミュージアム)

   山口県美東町赤にある「秋吉台エコ・ミュージアム」では、周辺の自然を理解し、
  親しんでもらうための「自然環境学習」のプログラムを定期的に実施しています。この
  間、2001年12月と2002年1月の2回実施されたプログラムに、親子で参加したの
   でその様子を紹介します。

   「八幡池の冬鳥観察会」

   2001年12月2日(日)、「八幡池の冬鳥観察会」がありました。冬になり大陸で子
  育てをした野鳥たちが、冬を越すために日本の各地にやって来ます。美東町赤にあ
  る八幡池もその一つです。この日は晴天に恵まれ、吐く息が白くなるほど気温の下が
  った朝でした。
   9時に八幡池の駐車場に集合し、野鳥観察指導員の方から、観察するときのマナ
  ーや観察できる野鳥について説明を受けました。双眼鏡やスコープを借り、池の水面
  を観察しました。日頃は見過ごしている鳥たちをスコープを通してのぞくと、その姿は
  とても美しく、自然の中に生き生きと輝いて映るのでした。
   当日の観察会でみられた野鳥は、つぎのとおりです。もっとも数が多かったのはヒド
  リガモ、マガモ、カイツブリ。そのほかにバン、オオバン、カワウ、ホシハジロ、アオサ
  ギ、トビ、セキレイ、キセキレイ、モズなどでした。
   参考までに、この八幡池には淡水性の貝類として、ドブガイ、マシジミ、マルタニシ、
  ナガオカモノアラガイなどが見られます。

八幡池(美東町赤)

観察風景

観察風景

ヒドリガモ(上) マガモ(下)

※ ヒドリガモとマガモの図は、観察会で配布された資料から引用しました。

    「冬の洞くつ探検〜コウモリの観察〜」
  
2002年1月13日(日)、美東町赤の鍾乳洞「三角田洞」で洞くつ探検が実施され
  ました。通常は観光に開放されていない洞くつで、冬眠中のコウモリの観察をしまし
  た。コウモリを研究しておられる先生の案内で、洞くつ内に入りました。洞くつは外に
   比べて思っていたよりも暖かく感じました。中は天井が高く、広い空間になっていまし
  た。あらためて、流水により石灰岩が溶けることの力の大きさに驚きました。
   説明される先生の声に耳を傾けながら、洞内を少しずつ奥へ進んで行きます。しば
  らくして、懐中電灯の光で指し示された天井を見上げると、黒っぽいコウモリが石灰
  岩の壁に、さかさまにぶら下がっている姿がありました。
   キクガシラコウモリが群れて冬眠している様子や、ユビナガコウモリ、モモジロコウ
  モリの姿も観察できました。コウモリの生活の説明やコウモリが発する超音波を変換
  した声などもテープできくことができました。
   エコ・ミュージアムの係の人jから「懐中電灯の明かりを消して。」の指示で、光のまっ
  たくない暗闇の世界と、その中で聞こえる自然の音に耳をすませました。洞内の気温
  は約5℃、奥部の狭まった場所では8℃。洞口付近よりも奥部の方が、暖かくなってい
  ました。また、洞内を流れる水の温度は、約6.5℃でした。
  ※気温や水温は、エコ・ミュージアムの方によって測定されたものです。

背後に見える三角田洞

思った以上に広い洞内

石灰岩の壁のすき間で冬眠

天井に群れて冬眠するキクガシラコウモリ

冬眠中のキクガシラコウモリ

研究のために翼幅の計測

  秋吉台エコ・ミュージアムは、秋吉台国定公園のビジターセンターです。訪れた人に、
 秋吉台の自然や文化を紹介し、親しんでもらうための窓口として設けられた施設です。
 詳しくはHPをご覧ください。  http://www.c-able.ne.jp/~mitou-14/