エッセイ2 

  電子メールとかたつむりメール
 
  ……がまくんは げんかんの まえに すわっていました。 かえるくんが やってきて  いいました。 「どうしたんだい がまくん。 きみ かなしそうだね。」……

  この書き出しは、アメリカの絵本作家、アーノルド・ローベル作、『おてがみ』です。一
度も手紙をもらったことがないがまくんに、友だちのかえるくんが、初めての手紙を出す
という内容です。短編ですが、読み終わった後には、かえるくんやがまくんのかわいらし
く生き生きとした描写とともに、友だちを思いやる気持ちや手紙を待つ二人の思いがジ
ーンと伝わってきます。かえるくんは、書いた手紙をかたつむりくんに依頼したのでした。
4日間もずっと手紙を待ちながら、二人の交流は深まっていくのでした。かたつむりくん
が、やっと現れました。

 情報化社会のまっただ中で、電子メール(E−mail)の便利さを、ごく普通のように利用
する人が多くなりました。数年前から、これまでの切手を貼って出す手紙を、″かたつ
むりメール″(Snail-mail)とよばれるようになりました。メールを待つときの気持ちは、
どちらのメールも同じでしょう。でも、″かたつむりメール″にも大いに声援をおくりたい
と思います。

 『おてがみ』は、「ふたりは ともだち」、アーノルド・ローベル著、文化出版局(1972)
に掲載されています。さし絵および本の表紙は、文化出版局発行の同書から引用させ
ていただきました。
esy201.jpg (21927 バイト) esy202.jpg (14589 バイト)
「 がんばれ!! Snail−mail 」 ゆっくり、マイペース
esy203.jpg (18435 バイト) esy204.jpg (37059 バイト)
待ちに待った、手紙の配達です 「ふたりはともだち」(文化出版局)

                                                      home1.gif (3055 バイト)