エッセイ 11

  半年ぶりの元気なすがた
 

  4月中旬、二日続けて小雨模様。じっとしておれなくなり、思い切って秋吉台に足を
 運びました。予想したとおり、小粒の雨が落ちる石灰岩の表面に、約半年ぶりにキュ
 ウシュウシロマイマイのかわいいすがたを見ることができました。

  かたつむりたちもこの雨を喜んでいるのか、雨粒に打たれるがままでした。石の表
 面をはったり、ススキやハギの焼け残った枝に上ったりしています。草原にできた小
 道をおよそ15分ほど歩くあいだに、約85匹も見かけることができました。交尾中の
 ペアは一組だけでした。草原の周囲に広がる林に入ると、雨にぬれた石の表面に3
 匹のサンインマイマイが、思いっ切り体を伸ばしていました。

  これから夏までが、彼らにとって繁殖の最盛期となります。

いっせいに活動開始(矢印)

焼け残った枝に上る

岩石表面でさかんに食事

林内の石灰岩表面でも活動開始