snail5.gif (1130 バイト)    ふるさとの小動物 ピアノ.gif (15022 バイト)

  ♪♪ でんでんむしむし かたつむり おまえのあたまは どこにある つのだせ やりだせ あたまだせ ♪♪

 昔、歌った懐かしい童謡「かたつむり」の一節です。今も小学1年生の音楽教材になっています。大人にとって懐かしい、ふるさとの思い出につながる歌です。でも、歌への思い出は同じでも、歌詞に出てくるかたつむりが、日本全国同じ種類とは限りません。

 小学校1、2年生用の生活科の教科書に出ているかたつむりの写真を見ると、出版社によって種類が異なるのに気づきます。出版社が東京にあるものは、ミスジマイマイやヒダリマキマイマイが、また大阪のにはクチベニマイマイやナミマイマイが紹介されています。ちなみに名古屋は東京とおなじものでした。遠くへの移動が難しいかたつむりには、「出身地」があるのです。

 山口県の小学生たちが頭に想像して歌うかたつむりは、果たしてどんな種類でしょうか。県内でごく普通に見られる大形のかたつむりは、ツクシマイマイ、セトウチマイマイ、サンインマイマイの3種類があげられます。ツクシマイマイは殻径が約4cmとやや大形、「筑紫」と呼ばれるように九州地方に分布の中心があります。セトウチマイマイはツクシマイマイに比べやや小さく、殻色が褐色でいろいろなパターンに黒色の帯模様が現れるのが特徴です。中国・四国地方に分布しています。高い円錐形の殻で、白地に赤紫色の帯模様のあるサンインマイマイは、樹上生活をする習性があります。

 童謡「かたつむり」の作詞者は、これまで不詳とされていましたが、数年前に大分県臼杵市出身で「早春賦」などを作った吉丸一昌という説が発表されました。すると、作詞者が見たかたつむりは、瀬戸内に面した臼杵市にも棲息するセトウチマイマイだった可能性もあります。

 湿気の多い環境を好むかたつむりは、開発が進むと、住みづらくなり、子どもたちの目にも触れにくくなります。そういえば、私が小学校時代(県北部の農村)に、登下校の際、競って手に採ったかたつむりは、純白の殻に黒い帯の入った種類。きっとサンインマイマイだったのでしょう。

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