snail5.gif (1130 バイト)  神聖な生き物2

◆小中学校舎にあるキセルガイ(煙管貝)のレリーフ
 
 山口県萩市の沖合約14kmに浮かぶ相島まで、浜崎港から船で約35分を要します。港から急な坂道を上りきると、モダンな建物が目に入ってきます。島の子どもたちが学ぶ、相島小中学校の校舎です。1991年(平成3年)11月に改築完成した際に、学校のシンボルタワーである玄関の時計台に、キセルガイ型のシイボルトコギセルの一対がレリーフで刻まれたのです。全国の学校の中で、かたつむりをこれほど大胆にあしらった柄は、どこを探しても見つからないでしょう。時計台に「相島のシンボルにふさわしいもの」として、島の特産であるスイカやアワビなどではなく、シイボルトコギセルが選ばれたのです。
 このキセルガイは、数ヶ月から1年近く、食べ物や水分をとらなくても生きているほどの生命の強い陸貝です。かつて、旅行に行く前に、無事に帰ってこれれるようにと、神社のご神木にいるキセルガイをお守りとして受け、身につけて出発し、無事に戻ってきたら再び元の場所に戻す風習があったそうです。相島では、学校近くの八幡様にすんでいます。この貝は地上生活ではなく、幹などの樹上生活をします。
 こうしたことから、子どもたちをはじめ島民すべての、長寿と繁栄の祈りを込めたレリーフが完成したのです。
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シイボルトコギセルのレリーフ 相島八幡宮に生息するシイボルトコギセル

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