snail5.gif (1130 バイト)   かたつむりの歯〜歯舌(しぜつ)〜

  一般的に、海の貝は海藻を食べます。これに対して、かたつむりはやわらかい葉や
芽、花、藻類、コケ類、朽ち木などの植物質の物を食べます。もちろん、貝の仲間には
肉食性のものや雑食をする仲間もいます。

 かたつむりやなめくじは、頭部にある二本の短い触角の間にある口から、食べた物を
取り込みます。口の部分には、私たちの顎(あご)に相当する顎板(がくばん)とよばれる
ものがあり、その奥にちょうどヤスリか、だいこんおろしのおろし金のような歯がぎっしり
と並んでいます。これは歯舌(しぜつ)とよばれています。かたつむりたちは、この歯で食
べ物を削りとって食べるのです。この歯舌の形や構造は、種類によっても異なっていま
す。

 この歯舌は、「舌」という漢字が使われていますが、人の舌のような味覚はありません。
味覚は口の外にある二本の小触角が受け持ち、この触角の基部で感じ取ります。この
ために、小触角のことを味触角ともよばれています。その能力は、私たちの数倍もある
そうです。

 
  海藻を食べるヒザラガイ
           の一種の歯舌
  ツクシマイマイの歯舌(実体顕微鏡画像)
    チャコウラナメクジの食痕
※ ヒザラガイの一種の画像は、阿達直樹氏のご好意により、HP走査型電子顕微鏡画像資料集より引用し
 ました。