snail5.gif (1130 バイト) かたつむりの体のつくり

  大触角と小触角
  かたつむりの頭部には、大きな角(大触角)と小さな角(小触角)が、それぞれ対になってあ
 ります。 大触角の先には、まるい目がついています。この目だまは、あまり上等ではなく、
 明るさの明暗を感じるだけで、物の像は結ばないようです。このために、触角が障害物に触
 れたときはじめて触角を引っ込めるのです。小触角は、味覚や臭覚を分担しています。

  口とこう門
  かたつむりの仲間(巻き貝)は、足の裏の小触角の下くらいの位置に口があります。口の中
 には、「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる、ヤスリやおろし金のような歯が、ベルトのように並んでいま
 す。この歯で野菜ややわらかい植物の葉などを、削りとるようにして食べているのです。
  フンを出すこう門は、呼吸をする呼吸口という穴と並んで、殻の入り口付近にあります。呼吸
 口は呼吸をするたびに開閉していますが、こう門は普段は閉じていて、用事のあるときに開く
 のです。そのため普通は穴に気がつきません。

   腹足と歩く速さ
  かたつむりは、腹足(ふくそく)と呼ばれる筋肉の足を使って移動します。ガエラスの上など
 をはわせ、動きを観察すると、筋肉の足を波打たせながら、少しずつ移動しているのがわかり
 ます。ちなみにどのくらいのスピードか、観察データを下にあげます。思った以上に速く動きま
 す。                         
 クチベニマイマイ  ブロック塀 20cm/130秒=5.54m/hr
              板   塀  20cm/146秒=4.93m/hr
              ト タ ン 塀  20cm/137秒=5.24m/hr
 (『カタツムリの生活』大垣内 宏、1997、築地書館より)