| 大触角と小触角 かたつむりの頭部には、大きな角(大触角)と小さな角(小触角)が、それぞれ対になってあ ります。 大触角の先には、まるい目がついています。この目だまは、あまり上等ではなく、 明るさの明暗を感じるだけで、物の像は結ばないようです。このために、触角が障害物に触 れたときはじめて触角を引っ込めるのです。小触角は、味覚や臭覚を分担しています。 口とこう門 かたつむりの仲間(巻き貝)は、足の裏の小触角の下くらいの位置に口があります。口の中 には、「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる、ヤスリやおろし金のような歯が、ベルトのように並んでいま す。この歯で野菜ややわらかい植物の葉などを、削りとるようにして食べているのです。 フンを出すこう門は、呼吸をする呼吸口という穴と並んで、殻の入り口付近にあります。呼吸 口は呼吸をするたびに開閉していますが、こう門は普段は閉じていて、用事のあるときに開く のです。そのため普通は穴に気がつきません。 腹足と歩く速さ かたつむりは、腹足(ふくそく)と呼ばれる筋肉の足を使って移動します。ガエラスの上など をはわせ、動きを観察すると、筋肉の足を波打たせながら、少しずつ移動しているのがわかり ます。ちなみにどのくらいのスピードか、観察データを下にあげます。思った以上に速く動きま す。 |
| クチベニマイマイ ブロック塀 20cm/130秒=5.54m/hr 板 塀 20cm/146秒=4.93m/hr ト タ ン 塀 20cm/137秒=5.24m/hr (『カタツムリの生活』大垣内 宏、1997、築地書館より) |
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