snail5.gif (1130 バイト)  かたつむり四方山話2

  蛇喰磐(じゃぐいいわ) 広島県天然記念物
  カワシンジュガイがかつて生息したという小瀬川上流。山陽自動車道を岩国インターチェンジでおり、車で山口県と広島県の境に沿って走ること、1時間半。周囲の山々がしだいに険しくなり、露出した巨大な玄武岩の山肌が印象的に映ってきます。美和町北門地区を尋ねて車を止め、穂がでかかった水田で作業中の人に道を聞きました。「ここは広島県、山口県はすぐそこのカーブを曲がって、橋を渡ります。」とのこと。県境を感じる回答でした。美和町北門地区と接する広島県大竹市に、すばらしい自然の創り出した景観があります。流水の浸食作用によってできたものです。あまりにもすばらしかったので、紹介します。次の説明は、観光案内図(大竹市)にあるものを、そのまま記録したものです。
 
  蛇喰磐の成因とその由来について

  
小瀬川(木野川)と玖島川の合流するこの
 一帯は、長さ80m、巾30m前後にわたって
 川床の岩盤が長年の水の浸食によって、大
 多数のおう穴を形造り、珍しい天然の石庭の
 景観となっております。
  
これらのおう穴群は、岩盤の節理方向に配
 列しているものがあり、さらにこれをつなぐよう
 に節理にそって浸食された溝状の凹地も見ら
 れ、おう穴の成因発達の経過を示しており、広
 島県の天然記念物(昭和23年9月17日制定)
 に指定されております。
  

みごとな自然の造形美

玄武岩地帯流れる小瀬川

弥栄湖にかかるモダンな橋

 
  ダムの取水や森林の減少で水位が下がり、急流や深淵、それに渦巻きなどがみられなくなっております。
  このような特異な景観は、古来多くの伝説を育み、この蛇喰磐の名称は近くの岩山、三倉岳(みくらだけ、広島県立自然公園)にすんでいる蛇が、この一帯の岩盤を食べたので、このような形になったという説があります。
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