管理人の音楽日記帳
(2003年5月1日〜2003年5月31日)


ミッシャ・マイスキー ファンクラブのサイトの管理人(小島昭彦)による音楽日記帳です。音楽の話題に限らず、日々思っていることも織り交ぜながら記していきたいと思っています。ご質問、ご意見、ご感想等をお寄せください。メールはこちらへどうぞ。


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2003年5月31日 土曜日■朝から体調が思わしくない。珍しいことに動悸がする。夕方発熱(38.4℃)でダウン。疲れがたまりすぎた。来週もいろいろやることがある。そう簡単に休むわけにはいかないのだ。感冒薬を飲んで寝る。

2003年5月30日 金曜日
■今年は3年生の授業だけを持っていることもあるのだが、木曜日のロングホームルーム以外は自分の授業はすべて午前中に組み込まれている。はじめは、午後、校務ができるのでこれは助かったと喜んでいたのだが、蓋を開けてみると、生徒との面談、講習、進路指導関係の出張、来客の応対、文書作成などぎっしり入り、いつも仕事を自宅に持ち帰らなければならない日々が続いてきている。◆今年度もあっという間に2ヶ月過ぎた。ここのところ家庭でゆっくり過ごすことができるゆとりがない。大事な生徒のため、家族のため、そしてもちろん自分のためにと、仕事はそれなりにしっかりやっているつもりだけれども、ここのところかなりストレスを感じてもいる。ここでもやっぱり音楽を聴くことがひと息つくにはいいかなあ。

2003年5月29日 木曜日
■最近はDVDソフトがずいぶん安く売られている。先日購入したアルゲリッチの輸入盤は2,000円ほどだったし、あるCDショップに取り置きしてもらっているグラモフォン盤オペラ『アイーダ』(メトロポリタン歌劇場=レヴァイン指揮)は、期間限定発売とはいえ、2,800円である。◆20年ちょっと前、大量のLPを思い切り処分し始め、代わりに同じものをCDで購入した。CDがこれだけ普及したので、これは正解だったが、さて今度は、たまってしまったLDをどうするかである。DVDのコンパクトさやクオリティを考えると、LDよりすぐれていると思うが、残念ながら買い換えていく経済的ゆとりもないし、そんなことして買い換えるくらいなら、その分新しいソフトを買いたいと思う。◆LDプレイヤーは現在ほとんど店頭に置かれていない。今使っている製品はいつ壊れてしまうか分からない、という不安がいつもつきまとう。LDソフトも見なくなった。「これは」というもののDVDへの「移行」だけはしておこうか...。◆さて、もうひとつ気がかりなのは、日本ではDVDがかなり普及しているものの、近い将来、規格の異なる新たなソフトが普及しはじめたとき、どう対応しようかということである。メーカー側で企画の統一ができなければ、かつての「VHS vs ベータ(β)」対決と同じことが繰り返され、これまた正直、困った話でもある。

2003年5月28日 水曜日■「最新ニュース」のページですでに紹介済みだが、6月8日放送のNHK教育テレビ『N響アワー』では、ミッシャ・マイスキーが特集されることになっている。「1988年3月の定期演奏会を収録」というから、2回目の来日中に行われたものである。このときの指揮はスウィトナー。ぼくとしてはのちにローレンス・フォスター指揮でやった時の方がよかったような気がする。そんな思いも確かめながら、この演奏会の模様を楽しみたいと思っている。放送では当時行われたインタヴューも流れるそうだが、これもどんな内容だったか記憶にない。15年前のマイスキーを懐かしく振り返りたいと思う。

2003年5月27日 火曜日
■昼過ぎ、都内にある某大学の説明会に出席する。理科系の学部しかおいていない大学で、自分とは程遠い(?)世界だった。ここの医学部に入ると6年間で3,800万円ほどの学費がかかる。わが子が医者になりたいなどと言い出したらどうしよう...。(^^;) まあ、それはなさそうだが。◆都内では夕方雨。仕方なく1,000円出して傘を1本買う。

2003年5月26日 月曜日
■中間試験が終わり、授業も再開。4月初めの気の狂いそうな、異常な慌ただしさからは解放されつつあるが、進路指導の仕事をしていると、この時期、特に来客、郵便物、電話が多く、その対応に追われる。落ち着いて座っていられず、あちこち動き回ってばかりいる。大学、短大、専門学校の教員対象説明会などに出向くこともあり、学校で過ごす時間もかなり減る。◆生徒は6月初めの体育祭に向けて、色ごとのアトラクションの練習に精を出している。今日から教育実習が始まる。3週間の実習をする大学生が数名来ている。自分が実習したころを思い出し、ちょっぴり懐かしい思いに浸る。◆もうじき衣替え。エアコンの効かない学校では、長袖だと暑苦しくなり始めるころである。

2003年5月25日 日曜日
。朝、息子を連れ、近くの公園でボール遊び。池にはカルガモの親子が来ていて、様子が微笑ましい。◆午後は勤務。試験の答案の採点、進路指導関連の書類作成等をして終わる。休日くらいは仕事から解放されたいものであるが、なかなかそうはいかない。

2003年5月24日 土曜日■4月半ばより、週末の仕事の一つに、幼稚園に通う息子の持って帰ってくる上履きを洗う、というのがある。靴洗い専用の洗剤とブラシを使って落とすだけなのだが、徹底し出すとこれも結構大変。汚し方の度合いで、息子が幼稚園でどの程度はしゃぎ回って遊んでいるか、見当がつく。◆夜、茅ヶ崎市民文化会館でイ・ソリスティ・ディ・ペルージャの公演。楽員は皆明るく、とても感じがよい。アンサンブルは音色が明るく、いかにもイタリア。燦々と輝く太陽、明るく青い空、海が思い浮かぶような強烈な印象。反面、音色にもう少し変化を求めたい気もする。明るいばかりの演奏がずっと続くのでは、ちょっと疲れてしまうかも...。今日はパッヘルベルの「カノン」に始まり、ヴィヴァルディの「四季」に至るまで、全てが名曲プロ。演奏スタイルは、けっして「今風(いまふう)」ではなく、意外と正統的。会場は結構沸いていた。◆演奏会が終わり、ホールの建物の外に出ると「蛍の光」のメロディが聞こえてくる。近くの大型スーパーの閉店時刻らしい。外にいる楽員には、なぜこのメロディがこんなところで聞こえるのか不思議だった様子。日本での「蛍の光」(の音楽)の意味合いを英語で説明すると、納得し、興味深そうにうなずいてくれる。皆気持ちよく演奏してくれたようで何よりであった。
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ(ペルージャ合奏団)
PHOTO:(C)2003小島昭彦
2003年5月24日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて。イ・ソリスティ・ディ・ペルージャの演奏会。
 
「四季」を演奏するイ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
PHOTO:(C)2003小島昭彦
2003年5月24日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて。ヴィヴァルディの「四季」を演奏するイ・ソリスティ・ディ・ペルージャ。チェンバロを弾きながら指揮するのは、オルガニストとしても活躍しているクラウディオ・ブリツィ。ヴァイオリン・ソロはパオロ・フランチェスキーニ。

2003年5月23日 金曜日■今日は試験で授業がないということもあって、代休を取り、息子と幼稚園の遠足に出かけた。遠足と言ったって、わが家から見える小高い丘の上にある近所の公園に現地集合、現地解散である。クラスごとに写真撮影の後、親子でフォークダンスをしたり、親だけでレクリエーションがあったり、意外と大変。いや、実はたいしたことはないのだろうが、ふだん若いお母さん仲間に混じってこのようなことをしていないから、こちらは免疫がなくて、いろいろ戸惑ってしまった。父親が少ないこともあり、周囲のお母さん方がいろいろ気遣ってくださる。ほんの2時間半であったけれども、息子の幼稚園生活での様子が少しは実感できたような気がして、うれしく思った。◆夕方、茅ヶ崎市楽友協会広報担当として、都内でギタリストの村治佳織さんにインタヴューを行う。彼女はまだ20代半ば。もともと大人なのか、それともインタヴュー慣れしているのか、とても落ち着いて受け答えする人。7月4日に藤沢市民会館で行われるイタリア国立放送交響楽団演奏会では、ロドリーゴのアランフェス協奏曲を弾く彼女に、30分ほどのインタヴューをしたが、テンポよく、さまざまな質問に的確に答えてくれた。演奏会当日配布予定の『楽友協会だ!より』には、今日のインタヴューを丸ごと掲載しようと思っている。村治さん本人はどう思っているか分からないが、こちらとしては満足度の高い、充実したインタヴューを行うことができた。 インタヴューににこやかに答えるギタリスト、村治佳織
PHOTO:(C)2003小島昭彦
(写真)今年でデビュー10周年のギタリスト、村治佳織

2003年5月22日 木曜日■早朝、カナダに住むゲーリー・カーに電話をかける。最新アルバムのことや今度の公演での曲目などについて話す。◆ラトヴィア国立交響楽団の来日公演に関して、各地の主催者と連絡を取り、情報入手。マイスキーのソロ、オケがラトヴィアなのだから、ドヴォルザークもよいけれど、それよりはショスタコーヴィチの協奏曲の方が聴きたいなあ。

2003年5月21日 水曜日
■片付けなければならない校務があって、結局上野でのセルジオ・ティエンポのピアノ・リサイタルは聴きに行くことができなかった。このあと横浜や三鷹でも行われるが、用事が重なっているので今回は会えそうにない。とても残念だ。◆ゲーリー・カーの新しいCDが届く。ジャズの巨匠、レイ・ブラウンを偲んで作られたアルバムで、カーがソロ・ベースを受け持ち、ピアノ、ベース、ギターと共演している。小さな子が誕生日のプレゼントの包みをわくわくしながら開けるときの心境を思い出しながら、パッケージを開けて聴く。12月の茅ヶ崎でのリサイタルではこのうちいくつか聴くことができるだろうか。ジャズも大好きだというカーの心から音楽を楽しむ気持ちが演奏によくあらわれている。素敵なアルバムだ。【Amati Productions GK108】(ゲーリー・カーの公式サイトで購入可能。)

2003年5月20日 火曜日
■試験初日。早速自分が担当している科目の試験が終わったので、採点に取りかかろうと思う。週末までしなければならないことが続いているが、授業がないのが救い。雑誌『レコード芸術』と『カンパネラ』を買って帰る。

2003年5月19日 月曜日
■村治佳織のギターで『アランフェス協奏曲』や『ある貴紳のための幻想曲』(ロドリーゴ作曲)を演奏しているCDを聴く【VICC-60154, VICC-60292】。7月4日には藤沢市民会館でイタリア国立放送交響楽団との協演があるのだが、楽しみである。静かな夜更け、ロドリーゴの小品のメロディが心に染み入る。

2003年5月18日 日曜日■朝8時半過ぎに起床。ここでしっかり睡眠不足を補っておかないと、1週間がもたない。今日は今週行われる中間試験の作問でほとんど家で過ごす。夜、息子と一緒に『サンダーバード』(NHK教育テレビ)を見る。懐かしい番組。

2003年5月17日 土曜日■出張で高校教員対象の大学説明会に出かける。母校。今日訪れたキャンパスは通っていたところとは違っていたが、それでも学生時代を振り返り懐かしくなった。説明された先生方の話を伺っていると、大学の様子も時代とともに変わりつつあるようである。大学からは様々な資料が渡されたが、昨年度の入試関連データ、試験問題など、どの大学も以前よりも、いっそうきめ細かく情報が提供されるようになったものだと感じる。学生数の減少に伴い、大学ももはやのんびりしてなどいられない時代なのである。帰りがけ、学生食堂に立ち寄ってカツカレーを食べた。安くてしかもうまかった。

2003年5月16日 金曜日
■進路指導の来客、電話連絡、生徒関連の提出書類の準備などなど今日も忙しかった。午後の空き時間には英語の講習。1週間が終わるとどっと疲れが出る。夜早く寝ても、朝早く起きることができない。

2003年5月15日 木曜日
細かい雨が降る。◆中間試験まであと数日。大学、短大、専門学校の推薦入試を希望する生徒や、就職を考えている生徒は、1学期は勝負のときである。高校1年次からの成績、いわゆる「評定平均」を上げるために、中間や期末の定期試験は頑張りどころとなる。それでも体育祭が近く、色(チーム)をまとめるためにそちらの準備に夢中になっている生徒も多くて、普段とはまた違った生徒の表情に接し、嬉しく思ったりする。◆今日もラトヴィア国立交響楽団の東京公演の会員予約を受け付ける。ぼくももちろん聴きに出かけようと思っているのだが、東京芸術劇場で一番音の良い席はどのあたりなのだろうか。この会場には何度も出かけているが、ほんとうに満足できる席にぶつかったことが残念ながら一度もないのである。きれいに音がブレンドしてバランスよく響く場所は経験上知っているが、そこもちょっと音が遠くで鳴っているように感じたりする。

2003年5月14日 水曜日
■今日は3年生の就職希望者を対象としたガイダンスがある。また、そのあと、3学年の保護者懇談会もあって、ここでは進路指導関係で40分ほど話をさせていただく。資料や話の内容の準備で今朝は忙しかったが、それも無事終わりほっと一息。◆ラトヴィア国立交響楽団の東京公演が11月17日に東京芸術劇場で行われるが、チケットの会員先行予約を受付中である。マイスキーが故郷のオーケストラとどんな演奏を繰りひろげるのか、楽しみである。もっとも、個人的にはドヴォルザークよりもショスタコーヴィチを聴きたいんだけどなあ。

2003年5月13日 火曜日
■昨夜は終演が22時くらいだったと思う。帰ってきたのは午前0時半をまわり、風呂に入ったり、この日記帳をつけたり、片付けなければならない仕事をやっつけたりしているうちに、あっという間に午前2時半をすぎていた。今日は出張もあり、忙しい1日だった。◆9日、12日に撮ったミッシャの写真ができあがる。近々サイトにも一部掲載しようと思う。

2003年5月12日 月曜日
■サントリーホールで別府アルゲリッチ音楽祭の東京公演。今日は室内楽演奏会で、アルゲリッチも出演する。予想通りというべきか、リハーサルが長びき、会場・開演が20分遅れる。◆マイスキーが演奏した曲目は、モーツァルトのホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407(386c)(w/フリューゲルホルン:セルゲイ・ナカリャコフ、ヴァイオリン:清水高師、ヴィオラ:ジュリアン・ラクリン、川本嘉子)、ロッシーニの歌曲「音楽の夕べ」より二重唱「ヴェネツィアの競艇」(w/トランペット:セルゲイ・ナカリャコフ、ピアノ:広瀬悦子)、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67(w/ピアノ:マルタ・アルゲリッチ、ヴァイオリン:ドーラ・シュヴァルツベルグ)。ナカリャコフのソロもやわらかな音が存分に楽しめて見事だったし、もちろんマイスキーのチェロも聴き手を十分に惹きつけたが、それでもやはり今日の主役はアルゲリッチ。彼女がいるかいないかで、アンサンブルは出来がちがうことになろう。◆アンコールも多彩。正規のプログラムのあとにさらにもう一部追加という印象を与えるくらい。ラクリンはプロコフィエフのソナタ第2番から演奏。シュヴァルツベルグはアルゲリッチとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを全曲弾いてしまうし、マイスキーはアルゲリッチ、ラクリンとメンデルスゾーンのピアノ・トリオ第1番から聴かせてくれるし、出演者は大サービスぶりを発揮。アルゲリッチ音楽祭にふさわしい華やかな公演となった。◆マイスキー本人によれば、来日は、初めての1986年以来今回が23度目とのことだが、モーツァルトは今までに演奏したことがあっただろうかと、ふと思う。

2003年5月11日 日曜日■午前中は自治会の役員会、午後は買い物で終わってしまった。◆アルゲリッチはようやく来日し、明日の演奏会は予定通り行われるとのこと。もっとも肝腎の曲目はどうなるのだろうか。個人的にはショスタコーヴィチのトリオは聴いてみたいが...。

2003年5月10日 土曜日■今日も上野(東京芸術大学奏楽堂)では、別府アルゲリッチ音楽祭のオーケストラ公演が行われたはずである。ピアニスト、フランク・ブラレイはアルゲリッチの推薦で急遽来日し、ベートーヴェンの三重協奏曲を弾いたわけだが、この作品をレパートリーにしているピアニストなんてそう多くはないだろうに、よく見つかったものである。それにしても、アルゲリッチの動向が気になる。はたして12日は出演できるのだろうか。◆11月にラトヴィア国立交響楽団が来日。マイスキーも協演することになっているため、昨日、チケットの前売案内を会員の方に向けて発送。

2003年5月9日 金曜日■午後、振替で休みを取る。幼稚園の担任の先生が家庭訪問で見える。まだ始まって1ヶ月経っていないのに、先生はクラスの子どものことをよく見てくださっている。驚くくらいいろいろなことを把握されている。それに較べると、自分はどうだろうか。高校生たちと、自分なりに丁寧に向き合ってきているつもりだったが、ちょっぴり反省。◆夜、サントリーホールで別府アルゲリッチ音楽祭東京公演を聴く。肝腎のアルゲリッチ総監督はキャンセルしたため、チケット払い戻しをしたお客さんも多い。そのため会場は思ったよりも空席が目立った。オケは東京芸術大学別府アルゲリッチ音楽祭特別オーケストラで、指揮はアントニオ・パッパーノ。曲目は当初の発表通り、ヴェルディの歌劇『運命の力』序曲、ベートーヴェンの三重協奏曲、それにベルリオーズの幻想交響曲。それにしても、パッパーノはすばらしい。生命力、躍動感などをオーケストラから見事引き出す。すばらしいヴェルディ。ベートーヴェンはピアノが代役のフランク・ブラレイ、ヴァイオリンがジュリアン・ラクリン、チェロがミッシャ・マイスキー。ここでは第2楽章のソリストたちによるゆったりと静かに流れる三重奏が聴きものであった。ラクリンはいつもほど個性が目立たなかったが、きちんと役割を果たす。ブラレイはよく健闘したと思うが、可もなく不可もなくという印象。今回だけではよくつかめない。マイスキーはいつもながら美しい旋律を見事に歌わせて、聴き手をあっという間に惹きつけた。◆演奏会の後半はマイスキーの楽屋にお邪魔する。楽屋には、チェロのゲリンガスのほか、ナカリャコフ、ヴァイオリンのドーラ・シュヴァルツベルグらが訪れてくる。 2003年5月9日、東京・サントリーホールの楽屋にて。
PHOTO:(C)2003小島昭彦

2003年5月8日 木曜日■別府アルゲリッチ音楽祭東京公演のうち、オーケストラ公演でもアルゲリッチのキャンセルが発表され、慌ただしくなっている。12日の室内楽の公演ではその姿を見せてくれるのだろうか。◆秋のラトヴィア国立交響楽団の公演案内を作り始める。マイスキーが協奏曲で出演する。

2003年5月7日 水曜日
■午後はクラスの生徒の個人面談。6人で3時間、生徒とじっくり話ができるのはよいのだが、1日全体の仕事を考えるとかなりハードである。◆クラスに吹奏楽部でコントラバスをやっている生徒がいる。彼女はゲーリー・カーを知っていたので、その話で盛り上がる。今年12月には茅ヶ崎でもリサイタルを行うことにしているので、ぜひ生の演奏も聴いてほしいと思う。CDを聴くのとはちがって、またびっくりするにちがいない。

2003年5月6日 火曜日■連休もあっという間に終わった。別府アルゲリッチ音楽祭では相変わらず「主役」が来日しておらず、騒ぎはおさまっていない模様。◆クラスの個人面談も3分の2くらい終わる。1人あたり30分近く時間をかけるので、なかなか終わらないのだが、彼ら、彼女らと時間をかけて丁寧に向き合って話すと、いろいろなことを知ることができる。こちらが学ぶことも多い。それにしてもクラスの生徒一人ひとりがいい顔をしている。◆秋のラトヴィア国立交響楽団来日ではマイスキーが協奏曲を演奏することになっているので、その件で招聘元に連絡を取る。こちらもまた忙しくなりそうだ。◆サイトのアクセス件数が40000件を突破した。

2003年5月5日 月曜日
■息子も連れ、家族でサントリーホールへ「こどもの日」コンサートを聴きに出かける。梅田俊明指揮日本フィルハーモニー交響楽団の演奏。1時間ほどの楽しいコンサート。時間の長さもこれくらいが適当。未就学の子どもたちでもこのようなホンモノの音楽が生で聴ける企画はそう多くはなく、すばらしいと思う。◆しかし、今日はあえて苦言を2つ。1つは「サウンド・オヴ・ミュージック」のメドレーでソプラノ歌手がマイクを手に歌ったこと。前半の「ウィーン気質」のように生の声でホールいっぱいに響きわたらせることがどんなに大切なことか、そこまで主催者は気づかなかったのだろうか。そんなはずはないと思うのだが。曲の性質によるものなのかわからないが、とても残念。もう1つは、開演前の「楽器たんけんコーナー」が期待はずれ。小ホール、ホワイエ、リハーサル室などにさまざまな楽器を置き、こどもたちが楽器に触れ親しめるようにしていたもので、着眼点は悪くないが、結局某楽器メーカーが持ち込める範囲で行ったにすぎないような印象。クラリネットやトランペットなどの管楽器はたしかにあったが、本物のチェロやヴィオラ、コントラバスなどは見あたらなかったし、打楽器に至っては「サイレント・ドラム」だけ。「サイレント・ヴァイオリン」などの「サイレントもの」は何点かあったようだが、オーケストラの演奏で使わないようなものをこの場に持ち込んでどうするというのか。結局、商品の宣伝が主目的なのか、というふうに映ってしまう。

2003年5月4日 日曜日
■別府アルゲリッチ音楽祭は総監督のアルゲリッチがまだ来日していないため、チケット払い戻しや曲目変更、スケジュール調整などで相当混乱しているようである。9日にはサントリーホールでベートーヴェンの三重協奏曲が予定されているが、はたしてアルゲリッチは出演するのだろうか。アルゲリッチ目当ての人も多いはずなので、彼女が弾かないのならチケットを払い戻せと言う人も相当ありそうである。元気に来日して演奏してくれればよいのだが。

2003年5月3日 土曜日■サントリーホールへ、ゲルト・アルブレヒト指揮読売日本交響楽団の演奏会を聴きに出かける。演奏されたのはラヴェルの「マ・メール・ロワ」と「ボレロ」。前半ではアルブレヒトが「マ・メール・ロワ」の物語を解説しながら演奏を聴かせ、後半、もう一度解説なしで通しで聴かせる。5歳以上の子どもが入場できる公演とあって、ホール内は小さな子が目立った。このような指揮者自らがレクチャーをしながらのコンサートは歓迎である。アルブレヒトはヨーロッパではこのような企画を積極的に行っているそうで、こういうことをきっかけにクラシック音楽の楽しさ、すばらしさを感じる子どもが増えていくにちがいない。「マ・メール・ロワ」は美しさの極み。ラヴェルの「ボレロ」も演奏にちょっとした傷はあったものの、アルブレヒトのダイナミックな音楽づくりは熱い感動をよんだ。

2003年5月2日 金曜日■明日から別府アルゲリッチ音楽祭にマイスキーが出演する。昼間、別府入りしているマイスキーと電話で話す。例のDVDのことが話題になる。夜になって、3日の大分公演、5日の別府公演でのアルゲリッチの出演がキャンセルになったというニュースが流れる。とても残念。東京公演の方はどうなるであろうか。

2003年5月1日 木曜日
■今日から5月。ここに来て急に暖かくなり、薄着でも暑いことすらある。学校は開校記念日で休みだったが、教室では多くの生徒が来ていて、体育祭の色別アトラクションで行う踊りの振付を決めていた。