管理人の音楽日記帳
(2004年1月1日〜1月31日)


ミッシャ・マイスキー ファンクラブのサイトの管理人(小島昭彦)による音楽日記帳です。音楽の話題に限らず、日々思っていることも織り交ぜながら記していきたいと思っています。ご質問、ご意見、ご感想等をお寄せください。メールはこちらへどうぞ。


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2004年1月31日 土曜日■ピアニスト、マウリツィオ・バリーニのインタヴューを都内の某ホテルで行う。(くれぐれも間違えてはいけないのが、あのポリーニではないということ。そう言いながら、音楽好きの友人や知人には「今度、バリーニを取材するんですよ」と言ってちょっとエッと思わせて楽しんできた。(わざと「バ」と「ポ」の音が紛らわしく聞こえるような発音をして・・・)。6月には茅ヶ崎ほか首都圏で20公演ほどを行うバリーニが、昨日から2月7日までプロモーションとレコーディングのために来日している。インタヴューは予定していた時間をはるかにオーバー。質問にも丁寧に答えてくれ、演奏家の素顔も知ることのできる貴重な取材であった。6月にはオール・ショパンの名曲の数々を低廉な料金で多くの方に楽しんでいただくという趣旨で公演が行われる。とても楽しみである。◆牛丼の某チェーン店に入る。牛丼の食べ納めの時期が迫り、今後メインとなるであろう豚丼が出たので試してみたのだが、期待ほどおいしいとは思えず、がっかり。肉にもっとやわらか味がほしいし、味もどこか物足りない。もっとも、周囲にはおいしそうな表情で頬張っている人もいたので、ぼくのような思いをしている人が多いのか少ないのかはわからない。◆さて、週末恒例というと大袈裟だが、帰宅後息子の上履き洗いをする。今週はかなり元気よく遊んだようだ。白い上履きが泥だらけになっている。この上履きの汚れを見ると、不思議とほっとする。◆久しぶりに日記帳の更新を忘れていた。帰宅後、昨日の分を慌てて書き加える。

2004年1月30日 金曜日
■卒業試験が今日で終了。3年生はこれで高校3年間の学習も終えたことになる。あとは2月に何回か登校日があり、3月5日に卒業式となる。◆慌ただしい1週間がまた過ぎる。今年の1月も早かった。◆帰りにかかりつけの医院に行き、花粉症の薬をもらう。今年はそう悲惨ではないらしいのが救われる。帰宅する途中、ラーメン屋に寄る。魚のみをだしにしたあっさり味のスープが旨い。ふだんは塩かとんこつが気に入っているが、ここだけは例外。

2004年1月29日 木曜日■早朝のテレビ番組で若い女子アナが、あるニュースに関して「私(わたし)的には」とコメント。視聴者がほとんどいない時間帯だから気にしていないということなのだろうか。まるで女子学生気分。呆れてしまう。最近の(特に)民放のアナウンサーはどうも言葉に対する意識が低くなっている。何とかしてもらいたい。◆今日も入試選抜の業務で忙しい1日であった。◆夜、職場の同僚とちょっと遅めの新年会。3時間ほどだったが楽しく過ごす。

2004年1月28日 水曜日■3年生は今日から3日間、卒業試験。大学入試を控え、1月は欠席が目立った生徒も登校し、さすがにこの試験は受けに登校している。皆、無事卒業できるといいね。◆最近また添付ファイルにウィルスが入った怪しいメールが多く受信されるようになってきた。ウィルス対策はきちんと施しているので、さすがに何年か前のようドキドキすることはなくなったけれども、何通もこのようなメールが自分宛に届くというのは実に不愉快なものである。

2004年1月27日 火曜日■卒業試験の準備も終わり、とりあえず一段落。◆マイスキーとプラハ放送響による6月の大阪公演のチケットが一昨日発売になったと思う。売れ行きはどうだろうか。シューマンとドヴォルザークの協奏曲が一回の演奏会で聴けるのはうれしい。しかも、音のすばらしいザ・シンフォニーホールである。個人的にはショスタコーヴィチの1番のチェロ協奏曲も久しぶりに聴きたいのだが・・・。◆ファンクラブの業務がいくぶん滞っているが、2月の落ち着いたところで会員継続のご案内や次の会報発送をしたいと思っている。◆今日はモーツァルトの誕生日。幼稚園のときの担任の先生の誕生日でもある。なぜかこういう日付をいまだに憶えているのも不思議。卒園以来35年間先生にお目にかかっていないのだが、毎年年賀状だけは往き来している。何度か電話をかけ、そのたびに鹿児島にいる先生に再会しに行きたいと思うのだが、なかなか実現しない。今年こそ訪ねてこようかな。◆前期選抜試験第2日が終了。来週月曜に合格発表である。

2004年1月26日 月曜日
■前期選抜試験第1日。受験生の誘導を主に行ったが、学校の廊下は寒い。身体が冷え込みそうである。◆遠藤周作の『楽天主義のすすめ』(青春文庫)を読む。これを読むと遠藤周作のまた別の一面を捉えることができておもしろい。◆昨日の餅つきによる筋肉痛は出なかった。う〜ん、まだまだ自分は若い(!?)。いやいや、ろくに働かなかっただけだろう。◆夕方、息子を連れて近所の耳鼻科へ。ついでに自分の鼻の調子も診てもらう。どうもこのところ詰まり気味である。レントゲンを撮ってもらうと、やはり副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)に近いことがわかった。薬をもらって帰る。最近飲む薬が増えたなあ。痛風、花粉症、それに耳鼻科の薬。加えて最近は風邪をひきたくないので、ビタミンCの錠剤も毎日飲んでいるのだ。(なぜか感慨深い???)。妻だったらおそらく嫌がるだろう。(ぼくはそれほどでもないのだが・・・笑。)

2004年1月25日 日曜日
■自治会でもちつき大会が開催され、手伝いに顔を出す。まともに餅をついた経験はこれが初めて。杵のバランスがいいんだか悪いんだかわからないのだが、どうも持ちにくい。振り上げるときだけしっかり持ち上げ、あとは重力に任せて上からおろすだけ。それでも終わってみると腕が重くなっている。明日朝の筋肉痛が心配・・・。まあ、よい意味で気分転換にはなったけど。

2004年1月24日 土曜日■部活動があり、出勤。もう3年生の卒業試験問題を作らないと。◆ワーナー・クラシックスからNEW BEST 50という1000円の廉価盤がリリースされたが、なかなかの名盤揃いだ。アルゲリッチ、バレンボイム、クレーメルなど持っている盤もあるが、今まで購入できずにいた物でも、1000円なら買ってみようかというものは少なくない。しかも録音はどれも新しいものばかりである。◆『ハッピー・ラジオ・デイズ』というイージー・リスニングのベスト盤は、ミシェル・ルグラン指揮ロンドン・スタジオ・オーケストラによるものであるが、安易で気楽な演奏にとどまることなく、軽妙洒脱で粋なところがよい。「20世紀前半、まだ家庭にテレビが無く、ラジオで音楽を楽しんでいた時代のヒット曲をオーケストラで演奏したCD」で、アブレウ作曲の『ティコ・ティコ』やアンダーソン作曲の『タイプライター』、カーン作曲の『煙が目にしみる』など18曲を収めている。何かほっとさせてくれるものがこのCDにはある。【WPCS-21218】

2004年1月23日 金曜日■3年生最後の授業。2クラスで最後の話をしてくる。3年間持ち上がりでこの学年の生徒たちと接してきたが、思ったようにあっという間であった。教壇に立ち、話をすると、感慨深いものがある。この3年間で彼ら、彼女らに何を教えることができたのか、何を伝えることができたのか、振り返ってみると、反省することも多々ある。しかし、所詮学びというものは基本的には生徒が自らが行うものである。教員が次々に与えていくものではない。彼ら、彼女らが今後多くのことを学び、豊かな人生を送ってほしいと願わずにはいられない。(と、この感想はまるで卒業式の日のものだな・・・。)◆来週初めは前期選抜。会場準備、面接試験の準備で遅くまで忙しかった。今日も疲れた。早朝には起きられそうもない。好きな音楽を聴いて少し心を癒そう・・・。

2004年1月22日 木曜日
■午後某予備校へ。センター試験のデータ分析の報告会に出席する。3日前に集まったデータをもとにすでに資料の分厚い冊子ができあがっていることに驚嘆。それを要領よく解説する担当者。いやあ、すごい。◆来週はじめに前期の高校入試があるが、今日は遅くまでそのための準備作業にとりかかる。疲れた。

2004年1月21日 水曜日■3年生の英語講習が今日で最終回となった。今日は大学入試頻出の口語表現のまとめ。この講習はもともと少人数で行ってきたものだったが、最終回は6名が出席。すでに進路の決まった人もいるが、これからまだ受験があるHさん、Iさん、Oさん、そしてもうひとりのOさんにはGOOD LUCK!◆今日もあっという間に1日が終わる。家に持ち帰ってきてやる仕事は全部早朝にまわす。夕食を食べたらすぐ寝ないと身体がもたない(気がする)。

2004年1月20日 火曜日■3年生の授業も実質あと4日となった。2月の一般入試が近づいているからなのか、風邪が流行っているからなのか、このところ欠席者数が多い。学校に来ないで家や予備校の自習室で勉強をしている方が能率的だという発想なのだろうか。◆高校入試の志願者(中学生)が出願に来始める。皆いくぶん緊張した面持ちで受験票を受け取り、帰って行く。◆夜、車を運転している間、久しぶりにNHK-FM放送をかける。ギル・シャハムの来日公演が放送されていたが、心に染み入る美しい演奏。豊かな音色。高音は透明感があり、実に艶やか。生で聴いた演奏だったが、何と言ってもフォーレが特にすばらしい。ギルはやっぱり天才だ!

2004年1月19日 月曜日
■センター試験が終わり、今日は放課後受験者の自己採点・データカードへの記入が行われた。夕方には宅配業者がそれを取りに来て、データ処理・分析が各予備校で行われる。そして、3日後には個人データが戻ってきて、受験生一人ひとりに配付され、受験校決定の際の資料となるのである。それにしても、この処理の迅速さ!今年はセンター試験利用で私大を受験する生徒がより多くなった。さて、どんな結果が出るだろうか。

2004年1月18日 日曜日■晴れてよかった。センター試験を受けている生徒たちもほっとしていることだろう。◆茅ヶ崎市民文化会館でハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場による『メリー・ウィドウ』公演が行われる。会場で配付する『楽友協会だ!より』も早朝までに何とか無事書き終え、ほっと一息。ハンナ役のカロチャイ・ジュジャが相変わらず素晴らしい。「ヴィリアの歌」も声がよく伸び、美しかった。この劇場の歌手陣は歌、踊り、演技どれをとっても皆芸達者で、サービス精神が旺盛。会場も大いに沸いた。さすが一流のオペレッタ劇場である。
『メリー・ウィドウ』の小道具
PHOTO:(C)2004小島昭彦
(写真)2004年1月18日、茅ヶ崎市民文化会館にて。『メリー・ウィドウ』で使用する扇などの小道具が舞台裏に用意されている。
カロチャイ・ジュジャ
PHOTO:(C)2004小島昭彦
(写真)ハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場、茅ヶ崎公演。ハンナ役のソプラノ、カロチャイ・ジュジャ。(レハール作曲『メリー・ウィドウ』第1幕より。2004年1月18日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて。)

2004年1月17日 土曜日■今日と明日はセンター試験。朝からあいにくの天気。雪が降り出し、かなり寒い。試験の出題内容などが気になり、予備校などのサイトへ何度かアクセスする。◆明日は茅ヶ崎市楽友協会主催によるハンガリー国立ブダペスト・オペレッタ劇場、『メリー・ウィドウ』公演。こちらも天気が心配である。『楽友協会だ!より』の準備をしなければならない。今日は佐野成宏(テノール)、大岩千穂(ソプラノ)による歌声を聴きに紀尾井ホールへ出かけるつもりだったのだが、残念ながら行くことができなかった。佐野さん、ごめんなさい。

2004年1月16日 金曜日■読売新聞朝刊(湘南版)に「会報が200号突破!」という見出しで大きく記事が掲載される。茅ヶ崎市楽友協会の『楽友協会だ!より』のこと。大きな写真まで掲載していただき、ちょっぴり照れくさい。雑然とした部屋の中で撮影していただいたのだが、後ろには机上の棚の辞書類とCDが写っていて、その雑然さは想像しがたいかもしれない(笑)。写真をよく見ると机の上に「イソジン」(うがい薬)が置いてあったり(転がっていたり)して・・・。◆昨日書いた台湾クラウド・ゲイト・ダンス・シアターの初来日公演だが、『ムーン・ウォーター(水月)』の音源はやはりマイスキーによるバッハのようである。ファンクラブの会員の皆さんは公演を見に行かれるのだろうか。たとえマイスキーが出演しなくても。◆クラウド・ゲイト舞踊団来日公演(プログラムB『ムーン・ウォーター(水月)』)=2月28日(土)19時・29日(日)14時、新宿文化センター。A:7,000円、B:5,000円、C:3,000円。主催は日本文化財団(電話:03-3580-0031 http://www1.ocn.ne.jp/~ncc/index.html)。

2004年1月15日 木曜日
■今日はマーティン・ルーサー・キングJr.(キング牧師)の誕生日。生きていれば75歳。キング牧師の「夢」がほんとうに実現するまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。アメリカ合衆国も日本もこの先いったいどういう道を歩んでいくのであろうか。◆NHK衛星第2で『ムーン・ウォーター(水月)』が再放送される。台湾クラウド・ゲイト・ダンス・シアターがマイスキーの演奏するバッハの無伴奏チェロ組曲に合わせて行うパフォーマンスだが、彼らは来月初来日し、同じ演目による公演も行うという。現代舞踊に接する機会はふだんほとんどないが、ライヴ・パフォーマンスでも彼らがマイスキーのバッハに合わせて踊るのであれば、出かけてみたい気もする。今日招聘元に電話で問い合わせたところ、マイスキーが弾くバッハで公演を行うのかまではわからないとのこと。う〜ん・・・。でも、考えてみれば、同じパフォーマンスを別のチェリストの演奏でやるのは、やはり難しいだろう。せっかくだから見てこようかな。

2004年1月14日 水曜日
■午後大事な会議があってその資料を作るのにここ数日手間取っていたが、とりあえず無事終わりほっとする。そういうストレスはほんとうに身体によくないと思う。今日終わってからの身体の、あるいは心の状態がまったくちがっていることがよくわかる。しばらくはやるべきことがめじろ押し。風邪をひかないようにしっかり手洗い・うがいを励行し、ビタミンCもきちんと取るよう心がけたい。

2004年1月13日 火曜日■まだ左肩が痛む。葛根湯を飲んだり消炎剤で手当てしたりしているが、なかなか痛みが治まらない。◆今朝は久々の雨。乾燥した日が続いているので、少ししっとりしてくれるのもありがたい。それにしてもここ1週間くらいは朝の冷え込みが厳しい。◆たしか、ちょうど20年前の今日だったと思う。茅ヶ崎市楽友協会で諏訪根自子さんのヴァイオリン・リサイタルが開催された。ぼくはこの方のことをそのころほとんど何も知らなかったので、ホールが予想以上に多くの聴衆で埋まったことも驚きだったし、大勢のご年配の方が感慨深げに耳を傾けている姿にも驚いたのであった。「伝説の...」とか、「天才ヴァイオリニスト」などと言われた諏訪さんが久々にステージに立ち、ベートーヴェンの『スプリング・ソナタ』やフランクのソナタなどを弾き、大きな話題になったことを思い出す。諏訪さんのことはあの『FOCUS』にも取り上げられ、当時ちょっとしたブームであった。それでも彼女の演奏はその後ほとんど生で聴くことはできず、茅ヶ崎での演奏会ももはや「伝説の」ものとなった。

2004年1月12日 月曜日
■BSE(牛海綿状脳症)による米国産牛肉の輸入禁止措置の影響で、米国産の牛肉の在庫がなくなる2月にも吉野家などの牛丼はしばらく姿を消すらしい。そんなこともあって、わが家でも先日牛丼が夕食になったのだが、買いに行った店では、今のうちに牛丼を食べておこうという人が多いのか、かなり客が来ていて賑わっていた。吉野家の牛肉の在庫切れは予想以上に早まるのではないだろうか。見たところ、店内、新商品のカレー丼を食べている人は誰もいなかった。◆午前中から左肩が痛む。変な寝方をしたからか、心当たりがない。午後、3時間くらい昼寝。眠いときは寝るに限る。

2004年1月11日 日曜日
■午前3時起床。起きてまずベルギーのマイスキーに電話。この電話も誕生日恒例となった。先日届いたカードを喜んでくれていた。今年はまだ演奏会は行っていないので、今は自宅でゆっくり過ごしているとか。故郷ラトヴィアで、ミケルセン指揮ラトヴィア国立交響楽団と来週協演するのが「演奏会初仕事」だそうである。今年はラフマニノフ、チャイコフスキー、グリンカらによるロシア歌曲をレコーディングするようである。このほか、ヴェルビエ音楽祭のライヴが日本でもテレビで放送されたことや、その他いろいろ話したが、とにかく元気で何より。◆午前中、息子を連れて映画館へ。今日は久々の映画だ。『ファインディング・ニモ』(吹替版)を見る。まずその映像の美しさに驚かされ、次にストーリーの展開にそのままはまっていく。父子の絆を強く感じさせる物語で、終盤のシーンでは思わず涙がこぼれる。その後、息子と3時間余り電車の旅。これはちょっと疲れた。

2004年1月10日 土曜日
■今日はミッシャ・マイスキー56歳の誕生日。と同時にファンクラブができて、今日で6年ということになる。あっという間だ。会員数も徐々に増えてきて忙しさは増すばかりだが、より充実した活動が展開できるよう努めていきたい。今年は3回の来日があるマイスキー。プラハ放送響との協演によるドヴォルザークの協奏曲、チョン・ミョンフンとのデュオが6月に、そして11月から12月にかけてのリサイタルによる公演である。ファンにとっても忙しい1年になりそう。◆午後、鎌倉芸術館へ行く。村治佳織(ギター)、趙静(チェロ)、松本和将(ピアノ)という若い3人による演奏会を楽しむ。前半は順にソロで演奏が披露され、後半、デュオ、トリオによる演奏が繰りひろげられた。3人とも将来が大いに楽しみ。村治佳織のおかげでギターの作品の(聴く方の)レパートリーが拡がってきたが、演奏会でもすでに何度か耳にしている『暁の鐘』(デ・ラ・マーサ作曲)は相変わらずしっとりと味わい深く表現されていて見事。ギター、ピアノによる『セレナーデ』(アーノルド作曲)では、ピアノの松本和将が絶妙なバランスでギターを引き立て、心に染み入る演奏を聴かせてくれた。趙静によるチェロは今日が初めてだったが、音楽は実にダイナミックで、太い線で音楽をしっかり支えながら、一方で細やかで美しい音も奏でられる人。まだCDを聴いていないが、松本和将とのデュオによるショパンやショスタコーヴィチのソナタは聴きごたえがありそうだ。プログラムの最後に演奏された『タンゴ・アン・スカイ』(ディアンス作曲)も、トリオ版に編曲されていたため、またひと味違っていて新鮮だった。終演後、村治さんを訪ねる。今年からのデッカへのレコーディングは楽しみ。ご自分で取り組みたい作品をレコーディングできるというのはとてもよいこと。さらなる活躍が楽しみである。

2004年1月9日 金曜日
■夕方横浜に出たので、ついでにCDショップに立ち寄った。ツィメルマンがなんとラフマニノフのピアノ協奏曲第1番と第2番を弾いている新譜が出ていた(小澤征爾指揮ボストン交響楽団)【DG 459 643-2】。ツィメルマンがラフマニノフを弾いていること自体、実に意外なのだが、演奏は最高!ぜひ第3番も聴かせてほしい。◆息子がプロコフィエフの『ピーターと狼』が大好きなので、小澤征爾指揮ボストン交響楽団によるCDをみやげに買って帰る。これは小澤征爾がナレーターも務めている【BMG BVCC-37277】。小澤征爾の語り口は温かみがあって、子どもの心にもす〜っと入ってくるようである。◆『ピーターと狼』と言えば、アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のLDがとてもよい【POLG-1158】。音楽だけでも、楽器がそれぞれの登場人物の特徴をよく描いているが、人形劇(スピッティング・イメージ・パピット)によるこのLDは見ていてもちっとも飽きないほどよく工夫されつくられている。◆ところで、アバド指揮ヨーロッパ室内管弦楽団によるこの『ピーターと狼』のCDのナレーションは何種類かある。演奏そのものやCDのカバーデザインは一緒だが、ナレーターが日本語版では坂東玉三郎、英語版ではスティング、スペイン語版ではホセ・カレーラス...となっている。たしか、フランス語版によるものもあるはずだが、それは残念ながら持っていない。

2004年1月8日 木曜日■始業式。3学期はとても速そうだ。午後は会議が続く。あっという間に1日が終わった。◆テレビで、ロシアでの寒中水泳が話題として取り上げられている。氷点下何度だか忘れたが、ごく普通の人たちが野外で水の中に飛び込み、泳ぐ姿が映し出される。周囲にはコートで厚く着込んだ人が見物。アナウンサーは「キャーッ、すごく寒そう。でも、よく飛び込んで泳げますねぇ」と感心している。いや待てよ、氷点下の大気中に裸でいるくらいなら、水の中に飛び込んでしまった方が温かく感じるんじゃないの?

2004年1月7日 水曜日■昨日までの暖かさとは打って変わって、今日は日中もかなり冷え込んでいる。◆近所では消防署の出初め式が行われる(→写真・右)。息子は妻と一緒に見に行き、子供用の消防服を着ての記念写真サービスを受けてきて嬉しそうである。◆明日は始業式。3学期の3年生の授業はほんのわずかだ。今月末には卒業試験。2月は大学受験の生徒が多いこともあり、自由登校。数回の登校日があり、3月初めには晴れて卒業していく。3年間なんてあっという間である。推薦入試やAO入試などですでに進路先が内定した生徒もクラスにはいるが、多くの生徒はこれからが勝負。インフルエンザも流行っているというから、健康管理には気をつけ、最善を尽くしてほしいと思っている。◆マイスキーへ送ったカードが届いたようである。EMSで送ったため、追跡調査によりわかった。インターネットで便利な時代になったものである。ところで、ミッシャ・マイスキー ファンクラブの会報(ファンクラブ通信『SARABANDE』)だが、次号の発行は今月末くらいの予定。会員の方にはそのときに継続手続きをお願いしようと思っている。 出初め式の様子
PHOTO:(C)2004小島昭彦

2004年1月6日 火曜日■学校の始業式は8日なのだが、こちらは出勤。やらなければならない仕事がたくさんあるが、今日は目標以上の分量がこなせたので、実に爽快な気分で帰宅した。生徒の調査書の作成も楽ではない。誤りがあってはならないので実に神経を使うのだ。◆ニューヨークのカーネギーホールから定期的にメールマガジンが届く。今月下旬にはバレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレの公演があるのだが、4日間にわたってシューマンの交響曲と協奏曲がすべて聴けるようだ。ソリストはルプー(ピアノ)、クレーメル(ヴァイオリン)、ヨーヨー・マ(チェロ)ら。そのあとにはラトル指揮フィラデルフィア管弦楽団がブラームスの2番の交響曲を振る演奏会も控えており、さすが音楽の殿堂。いろいろな演奏会を聴きたいなら東京が世界で一番なのかもしれないが、いかんせんチケットが高いのが問題だ。(海外にわざわざ聴きに出かけるよりも安いでしょう、と反論する人もいるが。)今年はよい演奏会にいくつ出会えるだろうか。楽しみである。

2004年1月5日 月曜日
■今日で41歳。実り多き1年にしたい。家族のほか、友人もお祝いのメールや電話をくれる。何となく照れくさいがいつになってもうれしいものである。同じ誕生日には、ポリーニ、ブレンデルのほか、故ミケランジェリという錚々たる顔ぶれのピアニストも揃っている。それに較べてこのぼくは...。◆今日は近所の郵便局も、今年初日とあって多くの人でごった返していた。プラハ放送響東京公演チケットを本日発送。

2004年1月4日 日曜日
■午前中買い物に出かける。午後は仕事には手を付けず、自宅でのんびり過ごす。◆明日から出勤。またしばらく多忙な毎日を過ごすことになりそうである。健康第一。食べ過ぎ注意。◆ファンクラブ会員の方へのプラハ放送響東京公演チケットの発送準備が終わる。

2004年1月3日 土曜日
■有楽町の国際フォーラムCでめざましクラシックスのニューイヤースペシャルを聴く。スペシャルゲストはゴンチチ、女子十二楽坊。やや長めのコンサートだったものの、いつもながら、司会進行の軽部真一、高嶋ちさ子の息の合ったトークが楽しめた。終演後は久しぶりに高校時代の悪友たちと食事。正月三が日ということもあり、有楽町界隈でも早く店を閉めるところが多い。◆東京・中央郵便局に立ち寄り、マイスキーへの年賀&バースデイ・カードとプレゼントを送る。4〜5日でベルギーの自宅に届きそうだ。

2004年1月2日 金曜日
■『楽友協会だ!より』通算200号の関係で某新聞社の方が取材に見える。少しは気の利いたことでも言えばよかったのかもしれないが、こちらも初めての経験で、どうも硬くなってしまった。あとから、ああ言えばよかったとか、こう答えた方がわかりやすかったのではないかなどと、あれこれ反省。でもまあいいか。ぼくはタダの人なんだから。記者の方がうまくまとめてくださるだろう。◆ミッシャ・マイスキーへファンクラブから送っている「会員名簿」と新年の挨拶状を準備する。明日郵便局から出す予定。10日の誕生日に間に合うとよいのだが...。

2004年1月1日 木曜日
■謹賀新年。年が明けてからずっと年賀状書き。午後、初詣。自宅近くの神社に参拝。おみくじは「中吉」と出た。夜は恒例ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートをテレビで楽しむ。指揮はリッカルド・ムーティ。けれども、昨晩の夜更かしが影響して、最後まで生放送で見ることはできず。