管理人の音楽日記帳
(2007年11月1日〜11月30日)


ミッシャ・マイスキー ファンクラブのサイトの管理人(小島昭彦)による音楽日記帳です。音楽の話題に限らず、日々思っていることも織り交ぜながら記していきたいと思っています。ご質問、ご意見、ご感想等をお寄せください。メールはこちらへどうぞ。


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2007年11月30日 金曜日■一昨日夜のカレーがだんだん深みのある、いい味を出してきた。カレーなら何日続いても飽きない気がする。ただし、ついついご飯をお代わりしてしまいがちで、減量しなければならない身にとってはあまりよい話ではないなあ。◆放課後、某予備校の英語講師を招き、特別講習。センター試験対策。センター試験まであと50日というところでの講座なので、解く際のテクニック、時間配分のポイントなどに主眼を置いての講義となった。40名ほどの生徒が参加。1年生が2人混じって参加していたのは実に頼もしい。90分の授業における時間配分はさすが予備校の先生だけあって見事である。脱線しても3分、5分で元に戻るからねえ。ぼくなんか、なかなか戻らず(ときには、ついに戻らなかったり)、反省してばかりなのだが。見習わなくっちゃ。◆27日の上野での礒絵里子さんのリサイタルはNHKの収録が行われていたので、いずれはテレビでまた演奏を楽しむことができるのだろう。嬉しい限り。あの日聴いたヴュータン、イザイの小品の数々に惹かれ、別のヴァイオリニストの演奏ではあるがインターネットでCDを何枚か注文。いつ頃届くだろうか。楽しみである。

2007年11月29日 木曜日■今日もあっという間に1日が過ぎていった。◆日が短くなってきている。暗くなるのが早い。冬の寒さが確実に近づいている。曇り気味のはっきりしない天気。気温が十分上がらず、やや寒い1日。◆3年生の授業だが「『かもく』って漢字で書けるか?」と生徒とやりとり。そうしたら、こちらも「寡黙」の「寡」が正しく思い出せなかった。生徒が電子辞書で確認してくれる。「寡黙」の意味を知らない生徒が3年生にも数多くいるようだから、今回に関しては字がちょっとくらいあやしくても笑われないで済んだが、やはり「日頃から手を動かして書かないといけないなあ」と反省。それで、ここから授業が脱線。高1の「現国」(「現代国語」を略して呼んでいた)の時間、漢字テストで「だん かずお(檀 一雄)」が書けなかった話をしたり(当時の国語の先生は小テストとは言え、平気で作家の名前も出題した)、「ゆううつ(憂鬱)」が書けなくてその後練習しまくったので、今ではこうやって(黒板にも)書けるのだと自慢したり。「『ぶどう(葡萄)』や『ばら(薔薇)』って漢字ではなかなか書けるもんじゃないよね」などと、今日のテーマから話が逸れていった・・・(苦笑)。でもそういうやりとりをしながら授業が進められるのが、とても楽しい。たとえ予定通り教材が進まなくても、終わったあと充実感は不思議である。(もしかして自己満足?)

2007年11月28日 水曜日■この年齢になってますます学ぶことのおもしろさ、奥深さを感じるようになってきている。今、自分が大学生であるならば、何の科目に対してももっと前向きであるにちがいない(おっと、体育だけは例外だが=笑)。今になって学びたいと思うようなものがいくつかある。職員室に回覧されている朝日カルチャーセンターのパンフレットを見ていて、「あっ、これも勉強してみたい」と思うものがある。自分からやろうと思ってやる勉強ほどおもしろいものはないのだ。それができるための最低限の学習はしておいてよかったと思う。◆人生の残り時間はわからない。いつまで生きることができるかもわからない。だからこそ、後悔しないよう、少しでも自分が掴もうとしている"IT"を目ざし、努力し続けたいと思う。(こういう話は高校生にしてもわからないのだろうなあ・・・。)◆夕方、かかりつけの医院に行き、インフルエンザの予防接種を受ける。よしっ、これで今年も大丈夫。もっとも効き目が出るまでには2週間くらいかかるそうである。健康管理をしっかりしないと・・・。◆夕食はカレーライス。思いっきり辛いのが好みである。

2007年11月27日 火曜日■2007年11月27日 火曜日■午後横浜へ進路指導関連の出張。◆夜は上野の文化会館小ホールで礒絵里子ヴァイオリン・リサイタルを聴く。前半はヴュータン(「失望」、「ラメント」、「ロンディーノ」、「アメリカの思い出」)、イザイ(「遠い過去」、「悲劇的な詩」)と、実は前半に1つも知っている作品がなかったのだが、どれもよい曲だった。礒さんの演奏も音楽が実に豊かであり、詩的で美しくもある。もちろん卓越したテクニックがあってのことではあるが、見事なまでの集中力と聴き手をぐいと惹きつけて放さぬ特別な何かが彼女には備わっているのである。後半のルクーのソナタも、アンコールのイザイ「子供の夢」も聴きごたえ十分。充実した演奏を堪能。ベルギーの作曲家たちの優れた作品の数々をぼくら聴き手に紹介してくれた礒さんに心から感謝。

2007年11月26日 月曜日■また新たな週が始まった。3年生の推薦入試が山場を越え、こちらの仕事もちょっとひと息といったところである。この土・日でだいぶラクをさせてもらったので、また元気にスタートを切ることができた。夕方、かかりつけの歯医者さんに行き、治療を受ける。診察後、先生と雑談をしていると、何と先生は高校時代の先輩であることが判明。いやあ、世間はホント、狭いなあ!「先生、これからもよろしくお願いいたします。」

2007年11月25日 日曜日■絶好の行楽日和。とはいうものの、息子は祖父母の家に泊まり込んでおり、妻も家でする仕事があり、上の娘と買い物に出かけたり、家の周囲の草むしりをしたりして過ごした。あっという間に終わった3連休であった。昨夜テレビ朝日でドラマ『点と線』が放送されたが、留守にするのがわかっていて録画し損ねていたのが実に痛い。今夜でドラマは完結するわけだが、後半だけを見る気はしないなあ・・・。

2007年11月24日 土曜日■茅ヶ崎市楽友協会主催の演奏会。武藤英明指揮チェコ・プラハ管弦楽団。ハイドンのチェロ協奏曲第2番ニ長調(Vc:エリザヴェータ・スーシェンコ)、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調、ポルムベスクの『望郷のバラード』(Vn:天満敦子)、そしてベートーヴェンの交響曲第7番というかなり長めの演奏会。例によって本番中はステージ袖にいるか、記録用に写真を撮っているか、ロビーで何か作業をしているかだから、まともに演奏は聴けないのだが、約5年ぶりに会ったスーシェンコは20歳を過ぎ、音楽的にもずいぶん大人になった印象をもった。歌うところを大切にしつつ、丁寧に弾く姿は相変わらず。そこにスケールの大きさが加わり、音楽が大きくなったようで嬉しかった。また、天満さんのチャイコフスキーは自由奔放で変幻自在とでもいうべきか。ある種独特の世界であるが、それがまた聴き手を大いに惹きつける。
ハイドンのチェロ協奏曲第2番を演奏するエリザヴェータ・スーシェンコ(チェロ) チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く天満敦子
(写真)2007年11月24日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて。ハイドンのチェロ協奏曲第2番ニ長調を弾くエリザヴェータ・スーシェンコ。オーケストラは武藤英明指揮のチェコ・プラハ管弦楽団。 (写真)2007年11月24日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールにて。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調を弾く天満敦子さん。オーケストラは武藤英明指揮のチェコ・プラハ管弦楽団。
チェロ奏者、エリザヴェータ・スーシェンコ ヴァイオリニスト、天満敦子さん
(写真)ハイドンの協奏曲を弾き終え、楽屋に戻ったばかりのスーシェンコ。 (写真)チャイコフスキーの協奏曲と『望郷のバラード』を弾き終え、楽屋に戻った天満さん。
PHOTOS:(C)2007 小島昭彦(写真撮影はすべて出演者および招聘元、所属音楽事務所の許可を得た上で行っております。)

2007年11月23日 金曜日■疲れがたまっていたのか、久しぶりに寝坊。◆某文具店で書き味のよいパイロットの万年筆が安く出ていたので1本購入。好きな極太字。インクは今回はブルーに決めた。

2007年11月22日 木曜日■いつ頃からこんなに喉が弱くなったのだろう。空気の乾燥が本当につらい。何かよい対処の仕方はないだろうか。◆明日が祝日ということでずいぶん気が楽である。明後日には茅ヶ崎市楽友協会主催の演奏会が控えているので、早めに会報の準備をしようと思う。

2007年11月21日 水曜日■ゲーリー・カーの誕生日(20日)に合わせ、現地時刻20日午前9時半頃(こちらは21日午前2時半)お祝いの電話を入れる。もうずいぶん長く毎年かけているので恒例といってよいかもしれない(笑)。お祝いの電話のつもりだったが、はじめの話題はゲーリーの飼っている愛犬2頭(白いスピッツでシンジュとシャスタ)のうち、シャスタがちょっと前に事故に遭い亡くなったというニュース。3年前息子とラス・ヴェガスの家を訪ねた時には、元気でお茶目なシャスタが当時5歳だった息子に飛びついて大笑いしたのを思い出した。今は別の犬を1頭新しく飼っているとか。このほか、近々日本に来る予定がある話、レコーディングの話、今ゲーリーが夢中になっている日本語の学習の話などをした。◆職員室にストーブが入り使用が開始されたが、早速喉が痛くなる。空気が乾燥している上に換気が不十分。加湿器が欲しい。

2007年11月20日 火曜日■このところ3年生から推薦入試での模擬面接や志望理由書についての指導を頼まれることが多くなってきている。気がつくことは、(多くの)生徒たちの書いている(言っている)ことを「ありきたりだ」などと言ったら失礼かもしれないが、大学の案内書に載っている学科の特色や教育方針の一部を切り取って貼りつけたようなものが目立つのも事実なのである。もし自分が、何人もの受験生と向かい合う入試の面接官だったら、「なんて退屈なんだろう」と思うかもしれない。志望理由書の文章だけを見ていると、そこからは生徒たちの「個」が見えてこないのである。「『個』を強くする大学」を目指す、と謳っているのは明治大学であるが、志望動機を書く(述べる)のであれば、もっと自分の具体的な経験をもとに、もっと自分らしさが伝わるような、自分自身の言葉で語ってもらいたいと思う。また、これから社会人に向かって歩んで行くにあたり、彼ら・彼女らには、単に「課題を解決する能力」だけではなく「自ら課題を発見する能力」もが求められていることを自覚し、さらに「目標に向かって自ら積極的に行動できる力」を備えていてほしいと願う次第である。(ちょっと偉そうな言い方になっちゃったか。)

2007年11月19日 月曜日■進路指導の業務はほんとうに多岐にわたるなあ。それに神経を使う細かな仕事が多い。もっとも生徒と接することも多く、ぼくはこの仕事が大いに気に入っているが、授業と両方をしっかりこなすのはなかなか大変である。今日も何だかんだでバタバタし、仕事を無事終え、夕方歯医者へ。先生から原因、今後の処置について話を伺い、とりあえずひと安心して帰宅。

2007年11月18日 日曜日■昨日処置してもらった下の奥歯のあたりが痛む。特に噛み合わせるとズキズキする。錠剤を買ってきて飲むととりあえず治まるが油断禁物である。こんなに歯のあたりが痛くなったのは久しぶり。食べることはもちろん、何かに集中することができない。明日夕方、診てもらわなくては!

2007年11月17日 土曜日■午前中は歯医者。治療してもらっている間、2度ほど「もう少しですから頑張ってください」と先生に言われる。痛いのを我慢しているからではなく、眠くなってうとうとし口が閉じてしまうからであろう。先生、ごめんなさい。◆身体に疲れがたまってきているのか、午後はゴロゴロしたり、ボーッとして過ごしてしまった。例のガーリッククリームを先日通販で取り寄せて入手したのだが、それをクラッカーに塗って食べると、だいぶ元気を取り戻せた気分。これはなかなかいい!◆夕方近所のスーパーで買い物。冷凍食品が4割引。2〜3日前には「全品半額」だったのだが行き損ねていた。最近は、割引が行われていない日には絶対に買わなくなった。

2007年11月16日 金曜日■週末。ようやくほっとひと息できるなあと思う。でも振り返ってみると1週間があっという間。おっと、何だかんだでもうすぐクリスマスカードや年賀状を出す時期ではないか!

2007年11月15日 木曜日■◆推薦入試の面接指導をしていた生徒のうち2名がここのところで難関への合格を果たし、報告に来てくれた。それなりに時間をかけて伝えたことを彼女らが「実践」してくれた結果でもあろう。「課題解決能力」からさらに踏み込んで「課題発見能力」をいかに示すことができるか。ポイントはまさにこれだと思う。ぼくにとっても嬉しさひとしおの報告であった。◆職場の自分の机の下に長い間しまってあったお茶のペットボトルが見つかった(いかにだらしないかがバレてしまった!)。飲めるのかなあと疑問に思い、賞味(消費)期限の表示をさがす。・・・キャップにあった!「070818」。2007年8月18日とは、製造年月日なのか、それとも賞味(消費)期限なのか?それがわからない。まあいいか。開栓していないお茶なんだから大丈夫だろう。(この日記が更新されていなかったら、「あれ、あいつ、お茶にやられたのだろうか?」とでも思ってください。笑)◆先ほど日本コカ・コーラのサイトを見ていて、お茶のペットボトルのキャップのまわりの6桁の数字が「賞味期限」とわかった。切れて3か月。気にしない、気にしない・・・。

2007年11月14日 水曜日
■長谷川陽子さんのチェロ・リサイタルを聴きに、都内にある白寿ホールまで出かける。バッハの無伴奏チェロ組曲の第2・4・6番の3曲。伸びやかで青空に音が拡がっていくイメージ。特に第2番に惹かれた。演奏が終わり、聴衆から大きく熱い拍手。長谷川さんの口が何度か「ありがとうございました」と動いていて好印象。終演後には初めてお話しさせていただいたが、思いやりのある言葉もかけてくださりとてもいい方だった。機会を改め、他の演奏会にも伺いたいと思いつつホールをあとにする。◆話は変わって、春風亭小朝さんが泰葉さんと離婚。会見の様子がテレビで放送されていたが、ずいぶんあっけらかんとしたものだった。それでいて、ところどころにドキッとするような話があって興味をそそられたのだが・・・。「夫婦の会話がいつも落語の方向に行っちゃうんですよね」というようなことを泰葉さんが言っていたが、わが家での夫婦の会話もしゅっちょうその流れになりがち。もっとも、うちは落語というよりは漫才という感じだけど(笑)。冗談交じりに「ぼくらは大丈夫かねえ?」と言うと、妻がちょっと真顔で心配している様子であった(笑)。◆夜遅く帰宅すると、テレビである芸人が観客を沸かせている。この芸人、最近、有名でとても人気があるらしいのだが、どうも生理的に受け付けない・・・。

2007年11月13日 火曜日■やや睡眠不足気味。推薦入試が迫ってきている生徒の模擬面接や志望理由書の指導を引き受ける。いつもよりもやや早く帰宅。部屋が少し散らかってきているので片付けたい。

2007年11月12日 月曜日■指揮者、ワレリー・ゲルギエフ。生演奏では物凄い集中力や迫力に圧倒されて感動したこともあれば、音楽が心にまったく響いてこなかったこともある(後者は聴き手の姿勢に問題があったか)。両極端である。しかし、ゲルギエフが『幻想交響曲』(ベルリオーズ作曲)を振ると聞いて、胸が高鳴ったのは事実。東京交響楽団ならやってくれるだろう、そんな期待を胸にミューザ川崎シンフォニーホールに出かけた。結果は◎(二重丸)。モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』については、ぼく自身あまり高い関心があるわけではないので言及を避けるが、後半の『幻想〜』は存分に堪能できた。何よりもオーケストラがすばらしい。ゲルギエフの要求に十分に応えた演奏が展開された。アンサンブルが見事に整い、管も弦も音がしっかりしていて実に生き生きしている。今夕は前半と後半で座席が異なったのだが、前半の3階サイドではオケの音がずいぶん乾いて聞こえ、「?」と思ったのである。後半は正面の席になり、オケにしっとりと潤った響きが感じられ、バランスも整い、心地よく聴くことができた。◆『幻想交響曲』では、かつてムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団や、小林研一郎指揮日本フィルハーモニー交響楽団、同指揮ハンガリー国立交響楽団などのライヴで特に大きな感動を味わってきたが、今日もそれらに劣らず、久々に気持ちが熱くなれた演奏会であった。◆ところでゲルギエフ指揮ウィーン・フィルのCDはどんな演奏を聴かせていたんだっけ?・・・しかし、すぐに「確認」しようとは思わない。しばらくは今夜の「余韻」を楽しみたいと思う。◆終演後、かつてお世話になった楽員のTさんにお目にかかれ、とても嬉しかった。限られたリハーサル時間の中で、しかも本番はリハーサルよりもはるかに速いテンポで進められたとか。その後楽屋口でゲルギエフにサインをもらい、ひと言ふた言交わす。ぼくなんか単純だから、こういうときのアーティストの言動ひとつで急に好きになったり、あまり好きではなくなったり・・・。やはり人間性というのが音楽に影響する、とかなり強く感じるのである。ゲルギエフから嬉しい言葉をかけてもらい、今日、「かなり好きな指揮者」の1人になったところである。

2007年11月11日 日曜日■曇り空の1日。半袖では今日も肌寒い。いつもよりも遅めに起き、久しぶりに1日のんびり過ごす。やることはあるのだが、たまにはこういう過ごし方をしないと身体がもたない。

2007年11月10日 土曜日■雨でちょっと肌寒い。午前中は歯医者。午後は買い物など。ここ数日、インターネットのセキュリティがいつの間にか設定変更されていて、見たいサイトを閲覧できなくなった。解決方法がよくわからず、発売元に問い合わせをし、元の設定に戻す。「犯人」はどうやらわが家の子どもたちらしい。どこをどういじってこうなったのかわからないが、知らない間にあちこちが変更になり、インターネットの「お気に入り」がずいぶん増えているのには参る。対策を講じなければ・・・。

2007年11月9日 金曜日■横浜みなとみらいホールへフランス国立リヨン管弦楽団の公演を聴きに、小2の息子を連れて出かける。指揮は準・メルクル。◆前半のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲は山田晃子のソロ。自分の座席がPブロックだったので、印象がはたして的確なものかどうかわからないが、線が細いもののしなやかで美麗な音楽を歌わせ、将来性を十二分に感じさせる演奏だったように思う。アンコールではイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第4番ホ短調から第2楽章が弾かれ、音楽の構成が見事なのに感心した。◆後半のムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』は息子が好んでよく聴く作品。準・メルクルの解釈は『展覧会の絵』を見て回るような描写的なものとは異質な気がした。それぞれの標題とはかけ離れた、むしろ純音楽的な捉え方で音楽をつくっており、プロムナードも何だか軽いノリで演奏が運ばれていくし、ビドロ(牛車、あるいは虐げられた人々)では、そのつらいほどまでに気持ちが暗くなるような重々しさが感じられなかったしで、ぼくには物足りない気がした。それでも、演奏に一所懸命耳を傾けている息子と一度目が合うと、息子は満足そうににっこり微笑んだ。ああ、連れてきてよかったと思えた瞬間。◆ほかに、前半冒頭では『牧神の午後への前奏曲』、アンコールには『月の光』(いずれもドビュッシー作曲)が演奏された。客席があまり埋まっておらず残念であった。

2007年11月8日 木曜日■クラッカーに塗っていた「ガーリッククリーム」の瓶がついに空になってしまった。銀座のデパートの特設会場で購入したイタリアからの輸入品だが、先程インターネットのサイトで同じものを発見。すぐに見つかり、しかも簡単に入手できる。ほんとうに便利な世の中になった。ちなみにこの瓶詰め、使用されている原材料はガーリック、オリーブオイル、食塩だけのようである。◆映画『愛が微笑む時』のDVDが注文先のCDショップから届く。LDでは持っていたものの、DVDがなかなかリリースされずずいぶん待たされた。バスの事故で亡くなった人たちが、どうやって生前叶わなかった夢を実現させていくのか描いた作品。DVD化が待ち望まれた作品である。

2007年11月7日 水曜日■マイスキーの公演が終わりかなり睡眠不足だが、今日も何とか元気に1日を過ごす。昨日の演奏会では舞台裏や3階の部屋からずいぶん写真を撮らせてもらった。いずれサイトにもアップロードしたい。リリィは日本滞在中寿司がたいそう気に入った様子で、何を食べたい?とミッシャに訊かれればたいてい「sushi」と答えていたようである(笑)。◆amazon.comに注文してあったCDが海外からようやく届いた。アメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン(Rachel Barton Pine)の弾く《Scottish Fantasies》というタイトルで、ブルッフの『スコットランド幻想曲』【CEDILLE RECORDS CDR 90000 083】などが収められている。美しく流麗で艶のある音色はここでも楽しめるが、バックのオーケストラがちょっと暴走気味なところもあり、全体的にはいまひとつといったところ。この前聴いたブラームスの協奏曲の方がずっといい。

2007年11月6日 火曜日■マイスキーの演奏会を聴きに紀尾井ホールへ出かける。ミッシャのチャイコフスキーの『ノクターン』、ブルッフの『コル・ニドライ』、またハイドンのチェロ協奏曲第1番などは絶品にはちがいないが、しかし今日一番の注目はやはりリリィがソロを弾くモーツァルトの協奏曲第24番。指揮をミッシャ自らが受け持った。ミッシャの慣れていない指揮は苦労もあったと思うが、それなりに楽しませてもらえた。ミッシャ・マイスキー・プロジェクト・オーケストラは桐朋の学生が中心だったようだが、技術的にも音楽的にもあれくらいしっかりと演奏してくれれば十分であろう。ミッシャの指揮によく応えていたと思う。◆今夜は特にマイスキーのファンにとっては、たまらない一夜であった。アンコールにはチャイコフスキーの「アンダンテ・カンタービレ」。さらにミッシャにより、バッハの無伴奏チェロ組曲第5番から「サラバンド」。後者は、亡きロストロポーヴィチの死を悼んで演奏したいとミッシャがひと言添えて弾かれた。 ボッケリーニの協奏曲第6番を弾くミッシャ。
(写真)ボッケリーニのチェロ協奏曲第6番を演奏するマイスキー。バックはミッシャ・マイスキープロジェクト・オーケストラ。
「指揮者ミッシャ・マイスキー」と、「ピアニスト リリィ・マイスキー」の「協演」は初めて。 リリィ自らが選んだモーツァルトの第24番。
(写真)モーツァルトのピアノ協奏曲題第24番。指揮をするのがミッシャ・マイスキー。ピアノはリリィマイスキ−。
◎2007年11月6日、紀尾井ホールにて。PHOTOS:(C)2007 小島昭彦(撮影はすべて主催者様の許可を得た上で行っております。)
(写真)モーツァルトのピアノ協奏曲第24番。ピアノ・ソロはリリィ・マイスキー。

2007年11月5日 月曜日■パーティーから帰ったのは夜12時近く。寝たのが午前2時45分。いつもだったらもうほとんど起床時刻である。それでも集まった方々で楽しく過ごせてよかった。◆今日は1・2年生は全国模試。90分、100分、80分と3教科。長くてきつかったのではないかな(笑)。早くからギブアップしている生徒もちらほらいたしね。昼休み、3年生が大学受験の相談で何人か職員室にやってくる。◆3年生の英語の授業で、O.ヘンリの話に。短編小説のいくつかを紹介する。それにしても、最近の高校生はホント、本を読まなくなったよね。ぼくらの頃も同じようなことを大人から言われたけど・・・。でも本というのは、何かのきっかけで読み始めるようになることが大事なのだろうと思う。いくらこちらが言ったって、何か特別な機会がなければ、彼ら、彼女らがそう簡単に本好きになるとは思えない。今でもあるようだが、小さい頃の読書感想文の宿題ほど本嫌いにさせるものってないのではないか、と思う。

2007年11月4日 日曜日■都内でミッシャ・マイスキー ファンクラブのパーティーを実施。ミッシャのほか、リリィも来てくれ和やかに、楽しく過ごす。トークのコーナーではミッシャだけでなくリリィにも質問が出て盛り上がる。2時間余りの会であったが最高に楽しかった!ミッシャとリリィにはもちろん、マネジャーのHさん、通訳をしてくださったTさん、参加くださった皆様、そしてホテルの宴会場の皆様に感謝。

2007年11月3日 土曜日■今日もマイスキーを聴きに上野にある東京文化会館へ。フジコ・ヘミングとのフランクのソナタがメイン。ほかに、愛娘リリィとラフマニノフの小品2曲、それからバッハの無伴奏チェロ組曲第1番。リリィと弾いたラフマニノフのエレジーでは特に心に訴えてくるものがあった。その前に演奏されたヴォカリーズの途中、近くの女性が鞄の中をガサゴソガサゴソ。しかも何度も。ほんと、迷惑な話である。

2007年11月2日 金曜日■マイスキーのバッハ無伴奏チェロ組曲第2夜を聴きに東京オペラシティコンサートホールへ。ところが新宿に向かう電車の駅に着くと、人身事故で大幅にダイヤが乱れていることを知る。1曲目の第3番はほとんど諦め、かなり遠回りになりそうな別ルートで新宿へ向かう。ホール到着は開演直前。とりあえず間に合ってよかった!◆さて、今日のマイスキーは昨日よりもさらに高い集中力を感じさせ、音が凝縮され、聴き手を圧倒。はじめの第3番、大好きな第2番ともに聴き手を惹きつける力は特筆すべきもの。後半の、あの難しい第6番も会心の出来。いやあ、聴きに来た甲斐があった。周囲に座っていらしたファンクラブの皆さんは、昨日よりも今日の方がよかったという感想。一方、演奏したミッシャ本人は反対の感想とか。奏者と聴衆の思いが必ずしも一致するとは限らないわけである。おもしろい。◆帰りのJRでまた人身事故。今度は乗っている電車の先の方で事故があり、横浜駅のかなり手前で長時間の停車。横浜で降りて「振替乗車票」をもらう。帰りも思いがけず時間がかかり、往き来で疲れた1日であった。やれやれ。

2007年11月1日 木曜日■夜、マイスキーのバッハを聴きに東京オペラシティコンサートホールへ。無伴奏チェロ組曲の第1番、4番、5番。演奏家によっては1回の公演で全6曲を一気に弾き切ってしまう強者(?)もいるようだが、「聴き手」(ぼく)の方に対応できるだけの体力(あるいは集中力)が備わっていないので、やはり3曲の方がよい。もっともチケット代は1回分の方がありがたいけれども(笑)。マイスキーの演奏は相変わらず全身全霊を注いでの、まさに「渾身のバッハ」という印象。途中ちょっと不安定な部分がなくもなかったが、あのバッハの宇宙空間に浸れる喜びは実に大きいものがある。終演後、楽屋裏には3日に共演するフジコ・ヘミングさんの姿が。