管理人の音楽日記帳
(2003年1月1日〜2003年1月31日)


ミッシャ・マイスキー ファンクラブのサイトの管理人(小島昭彦)による音楽日記帳です。音楽の話題に限らず、日々思っていることも織り交ぜながら記していきたいと思っています。ご質問、ご意見、ご感想等をお寄せください。メールはこちらへどうぞ。


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2003年1月31日 金曜日■これまた先日の話。夕方帰宅したら誰もいない。妻と息子は買い物にでも出かけたらしい。台所に来ると流しに洗っていない食器がたまっていたので、食器洗いを苦とはまったく思わないぼくは、せっせと皿洗いに取りかかった。その後再び出かける用があり、支度をしていたのだが、そのときふといたずら心がわいてきた。パソコンの近くから白い紙を取り出し、筆ペンを使ってある女優の名前のサインを適当に考え、それでも誰のサインかが一応読めるようにして書き、さらに「○○さん江」と妻の名前を添えて食卓の上に置いた。「食器を洗っておきましたよ〜」と伝えるのではあまりにもつまらないから、それは書かずに、あのテレビでよく家政婦を演じる女優のサインだけを残して、ぼくは家を出た。◆妻は帰宅してテーブルの上のサインを見て、「あれっ、誰か来たのかしら」くらいにしか思わなかったそうだ。その後、「◎原△子」さんのサインを見てかなり信じたと言う。このあたりがいかにもわが妻らしくて笑える。少しして、妻の名前のある文字の筆跡からぼくの仕業だとわかってしまったようだが、なぜその女優の名前だったのかは解明してもらえず、結局説明しなければならなかった。◆こういうくだらぬ悪戯を年に1回くらいやります。(今回の悪戯のレベルはなかなか高かったはずだと自負しているのだが...。???)

2003年1月30日 木曜日■先日仕事の帰りに寄ったドラッグストアでの出来事。4歳か5歳位の男の子を連れたぼくよりは明らかに若い(たぶん20代の)父親が、ちょろちょろ店内で動く息子をつかまえて注意した。「おまえ、いい加減にしろよ。今度言うこと聞かなかったら、ぶっころすぞ」。その子は急におとなしくなった。満足そうな父親の表情を見て、これでよいのかと疑問に思う。悲しいね。そんな言い方は絶対にすべきではないだろうに。この子はもしかしたら同じ言葉を友達に投げかけるだろう。この子が将来「父親」になったときに同じことを言わないよう祈るばかりだ。◆コントラバスのゲーリー・カーがジャズ・アルバムのレコーディングをしたと教えてくれる。「ジャズ(のような作品)も弾いてほしい」と言ったぼくに、「もうぼくは若くないから」と言ってエドガー・メイヤーの名前を紹介してくれたのが10年近く前。何がカーにジャズを演奏する気にさせたのか。ジャズのミュージシャンたちとの共演だそうで、すてきなアルバムが登場する。カーは有名なジャズ・シンガーのようにメロディを弾いたというからますます楽しみ。

2003年1月29日 水曜日
■このところ1日おきに夜更かしする日が続いている。ふだん夜8時か9時には床に入っているのだが、それを明け方4時過ぎまで寝ないで頑張らなければならないのだから、結構こたえる。◆クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による1996年のジルヴェスター・コンサートのDVDを楽しむ。スウェーデン放送合唱団ももちろんすばらしいが、いっときも目が離せなかったのはヴェンゲーロフが弾くラヴェルの「ツィガーヌ」。並はずれた才能と感性、そしてこの集中力。ギル・シャハム、ヒラリー・ハーンらとともに間違いなく今世紀を代表する名ヴァイオリニストとして躍進しつつある。◆ぼくにとってクラウディオ・アバドはクラシック音楽に夢中になり始めた頃からともに歩んできた指揮者なので(←アバドさん、偉そうにごめんなさい)、いつも親近感を覚える。ぼくにとって、アバドのレコードあるいはCDは、どんな場合にも常にスタンダードであり続けてきている。ベルリン・フィルの音楽監督がラトルに代わり、アバドがベルリン・フィルを指揮する機会は減るのが残念である。◆ここで聴くことのできるベルリオーズの「ラコッツィ行進曲」がめったに聴くことにできない名演奏。感動で身体が熱くなる。コンサートマスターには安永徹さん。さらにヴィオラのクリスト、チェロのクヴァントら馴染みの首席奏者が揃い、彼らの真剣な表情を見て、さすが世界最高のレベルを誇るだけあると感心する。◆ところで、この「ラコッツィ(ハンガリー)行進曲」を初めて聴いたのは、高校生のときだった。母校の吹奏楽部が演奏し、いい曲だなあと思ったのが最初。あのとき指揮していたのがクラリネットを吹いていた同期のK君。彼は今中学校で音楽を教えている。勤務する高校には彼の教え子が何人か来ている。

2003年1月28日 火曜日
■前日の徹夜に近い仕事が影響して、今朝はいつもよりもずいぶん余計に眠った。◆アルブレヒト指揮読売日響が演奏するブラームスの第1番のシンフォニー(CD)を聴く【オクタヴィア・レコード OVCL-00055】。先週聴いたマーラーの第5交響曲の感動はいまだに冷めないが、このブラームスでも、オーケストラがアルブレヒトの棒に見事に応えた演奏を聴かせている。期待以上におもしろい演奏だった。速いところはきわめて速く、遅いところは反対に思いっきり遅く、というようにテンポの設定がかなり大胆で個性的なアルブレヒトの解釈だが、それもよい意味で緊張感が与えられ、全体的に締まりのある演奏につながって成功している。悲劇的序曲や大学祝典序曲の演奏においても同じことがあてはまる。現代音楽の演奏にもきわめて積極的なアルブレヒトの熱い意欲にとことんついていこうという自信はないけれども、またいつか何かしらの「奇跡」に立ち会えるのではないかと期待し、演奏会に出かけてみたくなる。

2003年1月27日 月曜日
■朝4時過ぎまで作問。とりあえずひと区切り。2時間ほど寝て仕事へ向かう。今日は新宿へ通院の日なので早退する。夕方には雨が上がるだろうと決め込んで原付で駅まで出かけたものだから、帰りはびっしょりに濡れて家路についた。フルフェイスのヘルメットだが、プラスチックのカバーが取れてしまっていて、冷たい雨が氷の針のように頬に突き刺さる。手袋をしているから手は冷たくないが、この時期、手袋がなければとてもバイクなど乗れない。◆駅の書店で小学校の恩師のお嬢さんが働いていた。ご両親に顔つきがよく似ているので、何となくそうではないかと思ったので尋ねてみるとやはりそうであった。

2003年1月26日 日曜日■実力試験の作問で1日終わる。こういう休日はちっともありがたみがない。◆夕食に餃子を焼く。3年前、まだI高校に勤務していたときに文化祭でクラスで餃子を作ったのだが、このとき中華街にある料理店の息子、K君からコツを伝授してもらって以来、それなりにおいしく焼けるようになった。今日の焼き加減はほぼ理想的!先日買ってきた鎮江香醋(黒酢)を醤油に加え、ラー油、七味唐辛子を混ぜてタレにする。カラシもつける。かなり満足。でもちょっと食べ過ぎたかな...。◆見たいと思った(思っていた)テレビ番組を3つも見逃した。新聞の番組欄を見て、いいなあと思った番組がどれもすでに終わっていることに気づく。もっとも見る時間はほとんどなく、録画しておくのがせいぜいだ。

2003年1月25日 土曜日■久しぶりにウェブサイトの更新をする。できることならデザインも一新して、何かおもしろいページを作ってみたいとも思うが、残念ながらそこまでの時間がない。今のところ、得ることのできる情報を皆様にもお伝えするのが精一杯というところである。

2003年1月24日 金曜日
■ようやくファンクラブ通信の発送が完了。◆今日は夕方息子を病院へ連れて行ったあと、市内のギャラリーで行われている高校生の美術展を観る。ふだん接している生徒の別の一面を見ることができ、うれしく思う。◆週末だが、来週行われる実力試験の作問があるので休めそうにない。

2003年1月23日 木曜日
■周囲の人々にウィルキンソンのジンジャーエールを試してもらったが、意外と好評だ。アサヒ飲料の商品とわかる。(関心のある方は「アサヒ飲料」のウェブサイトをご覧ください。「ウィルキンソン」のことについても紹介されています。)アサヒ飲料のお客様相談室に電話すると、商品を取り扱っている近隣の小売店名を親切に教えてもらえた。◆相変わらず早寝早起きの日々。ここのところ毎日早朝ファンクラブの会報の発送準備に取りかかってはいるのだが、今回は特に会員によって封筒の内容が異なるため、作業に予想以上の時間がかかっている。会報の発行日からだいぶ時間が経ってしまったが、妻にも協力してもらい、週末には何とか発送を完了させたいと思っている。◆響祐(息子)が電話の「保留」の際に流れるショパンのノクターンに夢中になっている。それならと、ホンモノのピアノ演奏(何種類か)、さらにはデュオ・プリマによる2つのヴァイオリンとピアノの演奏のCDを聴かせる。テレビそっちのけで音楽に夢中。「ずっとこんな音楽聴きたい」と息子。そうかそうか、と親バカなぼくは、息子が今度は何を聴きたがるのか、ひそかに期待している。

2003年1月22日 水曜日■先週の土曜に旧友と飲み過ぎ(人と較べればたいして飲んでいるわけではないのだが)&食べ過ぎをして以来、どうも満腹感がとれない。食べ過ぎ注意だなあ。◆推薦面接試験が無事終了。

2003年1月21日 火曜日
■ファンクラブの会報の発送作業に時間がかかる。(会員の皆様、もう少しお待ちください。)◆友人のMさんが昨日の日記で書いた管楽器の奏法についてメールで教えてくださる。「ベルアップ」というそうで、音量のアップが少量ながらあるが同時に視覚的効果も狙っているらしいとのこと。◆明日、高校では推薦入試。午後は会場設営や打ち合わせで大忙しだった。◆楽しみにしていたウィルキンソンのジンジャーエールが届く。早速冷蔵庫で冷やして、1本開けてみる。感想はというと、う〜ん...。間違いなくちょっぴり辛口のあの味なのだが、何か印象がちがう。あのときものすごくうまいと思ったのは、その場の雰囲気が大きかったのだろうか。あるいはアルコールを飲んだあとだったからなのか。けっして悪くはないのだけれども...。

2003年1月20日 月曜日■夜、サントリーホールで、ゲルト・アルブレヒト指揮読売日本交響楽団の定期演奏会を聴く。マーラーの『リュッケルトの詩による5つの歌曲』(バリトン=河野克典)と交響曲第5番嬰ハ短調。交響曲第5番は満足度の高い名演!読売日響はちょっと聴かない間にすばらしいオーケストラになっていた。アルブレヒトはオーケストラを見事に統率。オーケストラも指揮者の要求にほぼ完璧に応え、テクニックの面ではもちろん、マーラーの音楽に独特のうねりや、この作品の聴きどころの1つとも言える第4楽章(アダージェット)を実に美しくうたいあげていた。ところで木管奏者たちが何度かかなり楽器を上に(床に水平になるくらいまで)持ち上げていたのは楽譜の指示なのかもしれないが、これってどの程度意味があることなのだろうか(→どなたか教えてください)。すばらしい演奏会だったが、意外と空席が目立つ。売れているのに客が来ないのか、それとも売れていないのか。ほんとうにもったいないことだ。◆アルブレヒト指揮読売日響のCD(たとえばブラームスのシンフォニー)は最近評判だが、今回このマーラーの5番を録音するという。楽しみである。

2003年1月19日 日曜日■午後近くのスーパーに買い物に出かける。例のウィルキンソンのジンジャーエールを探しに酒屋にも寄るが、カナダドライのものしか置いていない。結局、楽天市場の通販で注文した。あのピリッといくぶん辛口の刺激が再び味わえるなんて楽しみだ。◆ファンクラブの会報の発送作業をする。
『トゥーランドット』第2幕の一場面 『トゥーランドット』第3幕より タイトル・ロールを演じたエヴァ・マルトンと「管理人」
PHOTOS:(C)2003小島昭彦、(右のみ)=ゾルタン・マルトン
【写真】2003年1月17日、茅ヶ崎市民文化会館大ホールでのポーランド国立歌劇場公演『トゥーランドット』。指揮はこの歌劇場の総裁兼芸術監督のヤツェク・カスプシク。■(左)=第2幕。トゥーランドット姫を演じたエヴァ・マルトンはハンガリーの偉大なるソプラノ歌手。1983年以来、この役はすでに200回以上歌ったという。貫禄十分、圧倒的な歌唱を聴かせた。玉座の「皇帝アルトゥム」役を演じたボグダン・パプロツキは84歳。■(中)=第3幕。一番前の左がトゥーランドット(エヴァ・マルトン)、右がカラフ(ヤネス・ロトリッチ)。■(右)=茅ヶ崎市民文化会館大ホールの楽屋にて。終演後、エヴァ・マルトンと。右が「管理人」。

2003年1月18日 土曜日■某専門学校でのパソコン関連のセミナーに参加。携帯電話用のホームページ作成を習う。学校やファンクラブでの連絡・情報提供等に活用できそうだ。◆夜は高校時代からの親友2人とちょっと遅めの新年会。赤坂で食事をしたあと、飲みに行き、最後は恵比寿のラーメン屋へ。40歳の男3人の会話のテーマは健康、保険、将来、恋愛、家庭...。気心知れた友人たちとのひとときでリフレッシュする。◆今日飲んだジンジャーエールはピリッと生姜の効いたホンモノ。こんなの生まれて初めて。ウィルキンソンのジンジャーエールだという。インターネットで検索したら出てくる出てくる。あっ、すごく有名な存在なんだな。とても気に入った。店で探してみよう。◆今夜も帰宅が遅くなる。

2003年1月17日 金曜日
■茅ヶ崎でポーランド国立歌劇場の『トゥーランドット』公演。生で聴けたエヴァ・マルトンはすばらしかった。カラフ役のロトリッチも声量があってマルトンと互角。見事に歌いあげていた。朝方まで、当日会場で配付する会報を書く。今日は帰りが遅いので、細かな報告は明日以降に回すことにする。

2003年1月16日 木曜日
■学校ではインフルエンザが流行り始めている。気をつけなければ。◆夜から明日の公演用の会報を執筆。徹夜の作業になりそうだ。

2003年1月15日 水曜日■つい昔なら「成人の日」というわけだが、1月第2月曜日に変わってからは、自治体ごとに成人式を行う日もまちまちなようである。新聞記事を見ると、会場によっては私語や悪ふざけが目立つのは相変わらずらしい。大半の者はわきまえているのだろうに、精神が成長しきれていない一部の「子供」のために若者が皆一緒くたにされて批判されがちなのは、いつの時代も同じか。◆『トゥーランドット』公演が明後日に迫る。劇場側から200名ほどが押し寄せてくる。道具や衣装など11トントラックが7台、出演者を乗せる大型バスが5台。当日スタッフはひどく忙しくなりそうだ。

2003年1月14日 火曜日
■1月13日付の朝日新聞記事によると、ある自治体では2004年度から市立中学校ごとにカリキュラムに特色を持たせ、子どもたちが行きたい学校を選べる学区自由化を導入する構想を固めたとのことである。学校別の特色としては、理系教科、文系教科、芸術・体育、英語重視などが候補としてあげられ、それぞれの分野に時間を多く割くカリキュラムを作成するらしい。いずれの学校も学習指導要領にある各教科の標準時間数に上乗せして特色を出すため、このようなカリキュラム編成が可能らしいが、はたして子どもたちは中学の段階で自分が取り組みたいことを簡単に見つけて選べるのだろうか。◆成長の過程でいろいろな活動、経験をし、学ぶ。多くの人に出会い、日常のさまざまなことを知り、考え、他人と意見を交わしながら大きくなる。高校生でさえ将来の展望が掴めず、文系にするか、理系にするかで迷っている者が多い中、中学からのカリキュラムの選択というのは早すぎるのではないだろうかという疑問を抱いている。◆ぼくらの学生時代はどんな科目でも、好きでもきらいでもやらなければならなかった。苦手な理科や美術(図工)、体育は苦しかった。できれば避けて通りたかった。しかし、今思えば、つらいとか、苦しいとか、ドキドキするとか、宿題がめんどくさいとか、テストが嫌だといった気持ちを克服することによって得たものも結構ある気がする。「嫌いな科目の先生」だっていてよいし、「明日は嫌いな図工があって嫌だな」って憂鬱になる経験ものちに生きていく上でけっして悪いだけのものではないはず。◆得意科目、好きな科目の力を伸ばすのは大いに結構である。しかし、生きる上での基礎にもなりうる科目というのは、皆ひととおりやってみるべきだと思う。今、高校では物理や倫理を選択しないで卒業することは可能だ。歴史だって世界史は必修である一方、日本史は取らなくても卒業できる。◆ある科目が「嫌い・苦手だったけれども取り組んでみたらおもしろかった・好きになった」ということもある。ぼくが今高校で英語を教えているのも、苦手科目になった経験があってのことである。

2003年1月13日 月曜日
■茅ヶ崎でのポーランド国立歌劇場『トゥーランドット』の公演が近いので、夕方、メトロポリタン歌劇場で1987年4月に行われたもののライヴDVDを観る。出演はエヴァ・マルトン(トゥーランドット)、プラシド・ドミンゴ(カラフ)、レオーナ・ミッチェル(リュー)ほか。ジェイムズ・レヴァイン指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団。演出がフランコ・ゼッフィレッリ。これ以上のものは観ることができないだろうと思われるほど見事な出来栄え。舞台やオーケストラのすばらしさにもため息が出る。歌手陣では、エヴァ・マルトンのドラマティックな力ある歌いぶりを超えることのできるトゥーランドットはおそらく今いないのではないだろうか。ピンと張りつめた緊張感もたまらない。ドミンゴの歌うカラフは期待通りの立派さ。もちろんこれほどの歌はめったに聴けない。さて、今回最大の収穫だったのは、リューを演じるレオーナ・ミッチェル。1943年生まれの黒人ソプラノ歌手で、ぼくは今までにほとんど聴いたことがなかったが、美しく抒情的な歌唱ぶりは感動的で涙が出てくるほど。『トゥーランドット』ではこのリュー役がかなり重要になる。【DVD=ユニバーサル ミュージック UCBG-1007】◆1月17日(金)の茅ヶ崎ではエヴァ・マルトンが出演。それだけでもゾクゾクするのだが、やはりそれだけでは物足りない。カラフを演じるテノールのヤネス・ロトリッチやリューを演じるソプラノのイザベラ・クウォシンスカがどれくらい聴かせてくれるかも大きなカギを握る。楽しみである。

2003年1月12日 日曜日
■昼過ぎ息子を連れて近くの公園へ。ほんの1時間半程度だったが、いい気分転換になる。今日は日差しが暖かくて穏やかな陽気だった。◆夕方からファンクラブ通信の編集。なかなか作業がはかどらず苦労する。

2003年1月11日 土曜日
■午前4時過ぎ、ベルギーのマイスキーに電話をかける。あちらは1月10日の午後8時くらいか。マイスキーは毎年、誕生日にはたいてい自宅で過ごしているようだ。相変わらず元気そう。ベルリン・フィルとのCD録音も無事終了し、秋にはリリースされるといいなどという話をする。◆今日は東京へ行く用があったが朝早く家を出たため、午前中に予定が終わる。午後からは家で過ごす。

2003年1月10日 金曜日
■ミッシャ・マイスキー、55歳の誕生日。あわせて、ミッシャ・マイスキー ファンクラブの創立5周年の日にあたる。マイスキーの活躍もさることながら、ファンクラブの会員数が着実に伸びていることもうれしい。情報収集、会報の準備・発送、ウェブサイトの更新、事務処理などの雑用...、やることが山のようにあってなかなかこなしきれていないが、皆様のご協力、ご支援を仰ぎながら、これからもますます充実した活動をしていけたらと思っている。

2003年1月9日 木曜日■今日から授業が始まった。3学期はあっという間だ。入試選抜業務も多くあり、何だかんだで結構授業がつぶれるのは痛い。◆ファンクラブの次の会報もそろそろ準備しないといけない。それに来週金曜日に行われる茅ヶ崎での『トゥーランドット』公演用の会報も書かないと...。連休はそんなことで終わってしまうかなあ。

2003年1月8日 水曜日
■始業式。明日から平常授業。教材準備で忙しい1日。

2003年1月7日 火曜日
■教科を呼ぶときに「国語科」、「数学科」、「家庭科」、「英語科」などと言うのに、「理科科」とは誰も言わない。一方、「科」を取って「国語」、「数学」、「家庭」、「英語」と言うのに、「理」とは言わない。なぜだろう。どなたか教えてください。◆明日は3学期の始業式。冬休みもあっという間に終わった。

2003年1月6日 月曜日
■先日、昨年秋NHKで放送された山田太一のドラマ、『迷路の歩き方』をようやく観ることができた。中井貴一、原田美枝子、鈴木杏、沢木哲、渡辺徹らが出演。地下鉄の運転手をする生真面目な父親は、仕事に就かず家で過ごす息子に悩んでいたが、あるとき工務店を経営する旧友と再会し、息子を雇ってもらう。しかし、息子はしばらくするとその仕事を辞めたいと言い出す。はじめはそんなことはけっして許さないと怒り心頭だった父親だが、その工務店でさまざまな不正が行われているということを息子から聞き始めると、息子に共感するようになっていった...。この世で生きていくことについて、家族の姿を通して問いかける山田太一さんならではのすぐれた作品であった。◆「ラーメン茶漬け」がわが家でちょっとしたブームになっている。売り出されたのはもうずいぶん前のことらしいが、ある新聞記事を読むまでその存在すら知らなかった。小さい頃ラーメンのスープにご飯を入れて食べていたぼくには何だか懐かしくて、早速スーパーに行って買い求めてしまった。味はしょうゆ、とんこつの2種類か。ふりかけをご飯にかけ、そこに熱いお湯を注ぎ、ざくざくと勢いよく食べるスタイルは、今までのお茶漬けと同じである。お茶漬けというだけあって、実際には昔のインスタントラーメンのスープほどこってりとした脂分はないが、味はまさにあの頃の味。やみつきになりそうだとぼくが言うと、ラーメンスープにご飯を入れて食べたことがなかった妻も興味を示し、おそるおそる(?)トライ。どちらかというとあっさりしたものを好む妻が、食べ比べた結果、とんこつ味の方を選んだのは意外であった。

2003年1月5日 日曜日■40歳になった。ピンと来ない。40歳にもなれば一人前の大人として立派になって、しっかりした生き方をしているのだろうと、10年か15年くらい前までは思っていた。幼い頃は40歳はもう人生の半分を過ぎたいいおじさんだと意識していた。しかし、今の自分はたいして変わっていない。はたしてどれだけ成長したのか。いろいろな体験をしてきて、多くの人と出会い、さまざまなことを学んで来たことは事実だが、まだ心の中では大人になりきれていない、どこかこどもの部分があるような気がしている。◆1月5日はなんと、ミケランジェリ、ブレンデル、そしてポリーニという名ピアニストが生まれた日でもある。音楽好きな仲間は皆「すごいね」と言うが、ぼくがすごいのではなく、その偶然性がすごいという話。(あっ、そんなことはいわずもがなのことだな。第一、ぼくはピアニストになら(れ)なかったわけだし...。)◆茅ヶ崎でニュー・イヤー・コンサート。ウィーン交響楽団ヨハン・シュトラウス アンサンブルがシュトラウス時代のオリジナル12人編成で、粋な演奏を聴かせた。ヴァイオリンを弾きながら指揮もするヨハネス・ヴィルトナーは相変わらず陽気でサービス精神たっぷり。曲間には日本語まじりのトークも入れ、聴衆からも人気がある。ヨハン(一世、二世)・シュトラウス、ヨゼフ・シュトラウスの作品11曲にアンコールが3曲。バレエも入り、華を添えた。◆宮本輝の新刊が新聞広告に出ていたので、帰りがけ早速書店に立ち寄って購入する。『星宿海への道』(幻冬舎)。
ヨハネス・ヴィルトナー(Vn)&指揮、ヨハン・シュトラウス アンサンブル
PHOTO:(C)2003小島昭彦
「美しく青きドナウ」でのヨハン・シュトラウス アンサンブルとバレエ(寺島ひろみ・まゆみ)の共演
PHOTO:(C)2003小島昭彦
2003年1月4日 土曜日■夕方、「めざましクラシックス」の公演に出かける。東京国際フォーラムのホールC。3時間半近くに及ぶ長いコンサート。それにしてもこのホールの音響はお世辞にもよいとは言いがたい。だから、PAを使わなければならない事情も理解できるのだが、クラシックの作品の演奏でもスピーカーからの音だけで聴くような状況はちょっと考えものである。個性的なゲストが大勢いて、長時間にもかかわらず飽きずに楽しめた。◆今日は30代最後の日。とは言っても特別な思いはない。40歳になったところで急激な変化があるはずもなく、今のところ淡々とした心境である。もっとも物忘れが目立つようになってきた昨今、ちょっと悲しいものもあるのだが...。◆明日は茅ヶ崎でニュー・イヤー・コンサート。ウィーン交響楽団のメンバーによる「ウィーン・ヨハン・シュトラウス アンサンブル」が出演する。そのための会報をこれから執筆しなければならない。いろいろ書いてみたいテーマはあるものの、うまい表現が出てこなくて苦労しそうな気がする。

2003年1月3日 金曜日
■昼間雪になりどうなるかと心配したが、すぐ止んでほっとする。◆ヴァイオリンのギル・シャハムとギターのイョラン・セルシェルによるシューベルトのアルバム(『シューベルト・フォー・トゥー』)を聴く。正月にふさわしいアルバムの1つ。ヴァイオリンの健康的で透き通った瑞々しい音が、ギターのやさしくあたたかみのある音色とマッチしている。違和感なく楽しめる1枚。「アルペジオーネ・ソナタ」もよいがほかの小品も実に上品で、2人の音楽への真摯な姿勢が感じられる。【UCCG-1128】

2003年1月2日 木曜日
■マイスキーには毎年この時期にファンクラブから1月10日の誕生日を祝うカードを送っている。マイスキーは今年で55歳に、ファンクラブは創立5年になる。会員は120名にまで増え、いつものように名簿を添えて送った。喜んでくれることと思う。マイスキーはヨーヨー・マとともに来日頻度の最も高いチェリストといえそうである。今年は別府アルゲリッチ音楽祭公演とラトヴィア国立交響楽団来日公演への出演が予定されている。◆ヒラリー・ハーンのデビュー・アルバム、バッハのパルティータ第3番・第2番、ソナタ第3番が収められたCDを聴く。【SK 62793】あまりに鮮烈な印象を受けた演奏。まだ10代でこのような強い意志を伴った演奏を聴かせるハーンはいったいどんな音楽家なのだろう。‘mysterious appeal’という表現が彼女と結びつく。不思議な魔力にとりつかれたような心境である。

2003年1月1日 水曜日■ふだん早寝早起きを実践しているぼくにとって、久々に除夜の鐘が鳴る時刻まで起きているのはなかなか大変だ。それでもパソコンをいじっていて、気づいたら午前1時を回っていた。◆ラトル指揮ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート、アーノンクール指揮ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートがそれぞれテレビで衛星生中継されていた。どちらも趣向を凝らしたおもしろい内容。どちらのオケも聴き応えのある見事な演奏をしていた。今年も仕事、音楽、それぞれ存分に楽しみたい。