管理人の音楽日記帳
(2003年2月1日〜2003年2月28日)


ミッシャ・マイスキー ファンクラブのサイトの管理人(小島昭彦)による音楽日記帳です。音楽の話題に限らず、日々思っていることも織り交ぜながら記していきたいと思っています。ご質問、ご意見、ご感想等をお寄せください。メールはこちらへどうぞ。


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2003年2月28日 金曜日■明日は卒業式。学年が異なるので接したことのある生徒はあまりいないが、たくさんの思い出を胸に卒業していくのを拍手で笑顔と送り出したい。◆さて、そろそろ次のファンクラブ通信を作らなければいけない。

2003年2月27日 木曜日■今日も眼がかゆく、鼻水が出る。学校でも目薬が手放せない。やっぱり花粉症か。少しだけ落ち込む。◆一昨日『どんどん目が良くなるマジカル・アイ』(宝島社)を買ってきた。絵をじっと見ているうちに立体的になって見えてくるものである。以前3Dが流行ったときにちっとも思うように見ることができず、今回も無関心を装っていたぼくだったが、妻が「見える、見える」とあまりに無邪気に喜び、ぼくにもやってみろと、あたかも宗教の勧誘のようにさかんに勧めるので、朝食後仕方なく1つだけトライしてみた。すると、はじめは見えなかった絵が浮いて出てくるではないか。ああ、これはおもしろい!それに、これは視力回復にも役立つというのである。おもしろくて、妻がまだ見てはいない絵にまで先に「挑戦して」得意になったりした。妻のジロリという視線を気にしながらも、楽しんでしまう。(今日の日記はかなり大袈裟に書いています。)

2003年2月26日 水曜日
■先日呼びかけていた「花粉症くん」がひょっこり顔を見せた、とでも言えばよいのか、朝起きると眼のかゆみだけでなく、鼻水が出る。どうやらぼくのもとから完全撤退していなかったようである。かかりつけの内科医からもらっている薬を1錠飲むとおさまる。油断禁物。気をつけなければ。◆2月もあと3日で終わる。Time flies.

2003年2月25日 火曜日
■息子の咳が止まらないので、代わりに4月から通う幼稚園に必要なお金を持って出かけてくる。園児達がのびのびと遊んでいる姿を見てほっとする。こどもはこうでなくっちゃ。◆夕方、北欧絵織物作品展を見に銀座へ出かける。友人(とはいっても、人生の大先輩にあたる方なのだが)の作品がめあてだったのだが、手の込んだ作品一点一点に心惹かれる。

2003年2月24日 月曜日
■今日も寒い。細かい雨が降る。勤務先までバイクで数分だが、走ると冷たい雨滴が顔に凍みる。◆横須賀の高校3年生が東京の市民団体のイラク訪問団に加わって、バグダッドの市民と交流したという新聞記事を読む。市民は「みんな陽気で親切」とその高校生が言う。その人々が爆撃の犠牲になるかもしれない。何とかしてこれを止めることはできないか。日本の進む道は間違っている。米英を支持する針路を取る決断をしたのはいったい誰か。そして、そのような発想しかできない政治家を選んだのは誰なのか。次の世代を生きる子どもたちのために、今ぼくらがしなければならないことは何か。

2003年2月23日 日曜日
■息子が風邪気味なので1日家にいる。ごろごろと転がって本を読んだり、昼寝したり。たまにはこういう休日の過ごし方もあってよいのかもしれない。三浦綾子の『氷点』(下)を読み終える。

2003年2月22日 土曜日
■自宅から車で10分ほどのところにいわゆる「100円ショップ」がある。1、2階ともに売り場になっていて、食料品、衣料、日用雑貨、書籍等あらゆる品が置いてある。200円のものも中にはあるが、ほとんどが100円なので結構見ているだけでもおもしろい。自分の部屋の整理が追いつかずに散らかしているので、プラスチックでできているいろいろなサイズのケースやボックスを見るのだが、どれがどれだけ必要なのか調べず、ただ見に来ただけだったので、結局今回は買うのを控えて帰ってきた。部屋がその入れ物であふれるのもどうかと思うので...。(ちょっと大袈裟すぎるかな。)今整理に一番困っているのは、あふれかえるCD、書籍、ビデオテープの3種類。どれもとっておきたいものばかりだ。モノを捨てることが苦手な自分自身にここ数年困惑し、呆れているところである。

2003年2月21日 金曜日
■注文していたダニール・シャフラン(チェロ)のCD【イエダン YCCP-0003】が届く。今注目を集めつつある韓国のレーベル、イエダンから発売されたもので、シャフランの録音の中から代表的なものを抜粋して収めたCDである。一番うれしかったのは、まだお目にかかったことのないシャフランのチェロを映像で見ることができたこと(付録のVCDでバッハの無伴奏チェロ組曲第2番から3曲が収録されている)。日本では今までこの名手の名前こそ聞いていたものの、その音楽性豊かな演奏に接することはほとんどなかったように思う。今後イエダン・レーベルがさらに多くの名演奏をリリースしてくれることを期待したい。

2003年2月20日 木曜日
■久々に冷え込みの厳しい1日だった。花粉症の症状はまだほとんど出ていない。22年もの付き合いがあると、出てくるやつが来なければ来ないで、「お〜い。どうしたんだ〜?」とちょっとだけ呼びかけてみたくなる。症状が出ないのもどうも薄気味悪い。ここ数日は妻の方がよほどつらそうで、一昨日から甜茶を飲み始めている。(まあ、飲まないよりは飲んだ方がよいのかもしれないけれど、あれって、ほんとうはもっと早くから飲んでいた方がよかったのではないだろうか。)ぼくはといえば、あの甘みがどうも苦手である。その分甘みのないヨーグルトで頑張りたいと思っている。◆今日はミスター・ジャイアンツ、ナガシマの誕生日。小学生の頃憶えたのだろうが、なぜかいまだに忘れないでいる。熱烈なジャイアンツ・ファンかって?とんでもない。その反対であるから自分でも不思議だ。しかし、ぼくが小さかったころのスターといえば、やはり長嶋と王だった。テレビでは星飛雄馬に釘付けになっていた時代だ。今の子供たちにとって憧れのプロ野球選手はだれなのだろうか。海を越えて、イチロー、佐々木、松井をあげるのだろうか。少なくともひとつ言えるのは、プロ野球人気は、残念ながら昔ほどではないということかもしれない。

2003年2月19日 水曜日■学力検査の採点。小問ごとに採点、点検を何度か行い、誤りのないことを確認してから、各設問ごとの小計を出す。そこでも入念な点検を行い、合計を出す。さらに点検確認作業が繰り返され、コンピュータへの入力、確認も事故のないよう慎重に行われる。作業は朝から夕まで。う〜ん、疲れた...。(ある演奏会にご案内くださっていたUさん、伺えなくてごめんなさい!)◆ここのところ、ショスタコーヴィチのピアノ・トリオ第2番とブラームスのピアノ四重奏曲第1番の放送録音を聴いている。演奏はレーピン(ヴァイオリン)、バシュメット(ヴィオラ)、マイスキー(チェロ)、ベレゾフスキー(ピアノ)によるもの。奏者たちのすさまじい集中力により、最後まで見事に緊張感が保たれているショスタコーヴィチ。気合い十分で勢いのある、熱いブラームス。名演に興奮、感動。

2003年2月18日 火曜日■学力検査。緊張した表情の受検生(←検査を受けるからだろうか、こう表記している)たちを目の前にすると、自分の25年前を思い出す。そう、もう25年も前なのだ。そんなに経っているのだろうか。しかし、当時のことはいまだによく憶えている。試験監督に来た先生の顔さえ何人かはおぼえているほど鮮明である(そのうち1人が2〜3年のときの担任となった)。公立一本で志願したぼくは、受験前には鎌倉の荏柄天神に出かけ、合格祈願をしてきた。不安ばかりが先行し、すがれるものには何にでもすがりたかった。荏柄天神では合格鉛筆も買ってきて、試験の際、机の上に並べた。縁起もかつぎにかつぎまくった。早く終わってほしかった高校受験。終わってみればどうってことはなく、ごく平凡な高校生活が始まった。今思えば、あれを「試練」と呼べるかどうかわからないが、この程度の試練は序の口で、このあともっともっと大きな荒波が襲ってくるのであった。

2003年2月17日 月曜日
■今日もまだ花粉症の症状が出ない。うれしいのだが、なぜかはよくわからない。◆明日高校入試(「学力検査」と呼んでいる)のため、今日の午後は会場準備。明日の試験監督、明後日の採点では、相当神経を使いそうだ。

2003年2月16日 日曜日
■雨模様の1日。外はかなり肌寒そうだ。朝3時すぎに起きたが、10時頃布団に入ると気持ちよくて、結局午後2時半くらいまで眠ってしまった。今夜は寝られないかもしれない。◆5月にティエンポが来日公演を行う。こちらのファンクラブでは、Uさんがきめ細かい案内を会報やサイトに掲載されている。ぼくにはあそこまで器用にできなくて羨ましいかぎりである。ティエンポはマイスキーと弾いたメンデルスゾーンの作品62の1を今度はピアノ・ソロで聴かせてくれる。これも楽しみである。

2003年2月15日 土曜日■今日から映画『戦場のピアニスト』が公開された。この映画にはいわゆるスター俳優はひとりもいない。しかも、ポランスキー監督が「ハリウッド的な手法」を排して創りあげた作品ときく。マイスキー自身も気に入ったというこの話題作、近々ぜひ観てみたいと思う。◆バッハの無伴奏チェロ組曲をピーター・ウィスペルェイの演奏で聴く【Channnel Classics CCS12298】。今日は前半の3曲しか聴くことができなかった。さらっとした演奏は、人によってはいくぶん物足りなさを感じるのかもしれないが、これはこれでそれなりに心地よく、耳を傾けることができる。

2003年2月14日 金曜日
■バレンタインデーの今日は、どの教室も女子がチョコレートや手作りのクッキー、ケーキなどを持参して、とても華やいでいる。持ってきてみんなで分け合って食べるのが楽しいようである。何人か心優しい生徒がぼくのところにも持ってきてくれる(^o^)。単純なので素直に喜ぶ。◆毎年2月上旬から5月連休あたりまではスギの花粉症で憂鬱になる季節である。朝、目が覚めた瞬間に、まだ外に出てもいないのに、今日は花粉が多いだの少ないだのとわかってしまうところが何とも不思議だ。で、今年なのだが、ぼくにはちょっとした異変が起こっている。周囲にはすでに花粉症でつらい思いをしている人が多いのに、鼻の方はいまだにふだんと変わらない。そういえばヨーグルトの効果がテレビなどでも取り沙汰されているが、毎朝かなりの量のヨーグルトを食べているからだろうか。プレーンヨーグルトに砂糖なしで、ビール酵母だけを混ぜて食べるのだが、それがひょっとしたら...。

2003年2月13日 木曜日■目が覚めてしばらくすると眼の奥がやたらかゆい。いよいよ来たかと思ったが、とりあえず目薬をさしたらすぐに落ち着く。結局今日もひどい症状は出ず、花粉症襲来はまだ先のようである。もっとも、人によってはひどい人もいるので、もしかしたら体質改善がされて...などと期待しているのだが...。◆話は変わる。CDのことだが、ブックレットを読むのに取り出そうとすると、必ずひっかかってしまって出しにくい。そこでぼくは長年わざと逆さに入れるようにしている。すると見かけはよくないかもしれないが、ブックレットを傷めずスッと出すことができる。あのプラスチックのケースは何とかならないのだろうか。透明な部分はヒビが入りやすいし、開け閉めのときのちょうつがいのような部分は破損しやすくて困る。

2003年2月12日 水曜日
■2年生の女子2人(HさんとSさん)が一足早いバレンタインデーと言って、職員室まで手作りのケーキを持ってきてくれた。義理とわかっていてもやはりうれしいものはうれしくて、素直に喜ぶ。フルーツとケーキのスポンジ、生クリームのバランスがなかなかよく、おいしくできている。あっという間に平らげてしまった。ありがとう。◆ところで、2月9日付のくだらない悪戯の件だが、「月に2回じゃないでしょう」と妻に注意された。はい、そのとおり!「週に1回は確実にやっています」。お詫びして訂正します。

2003年2月11日 火曜日
■はっきりしない天気の休日。家で息子の相手をしたり、買い物に出かけたりと、久しぶりに仕事には何も手をつけずに自宅でゆっくり過ごした。◆エフゲニー・キーシンが弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を久しぶりに聴く。小澤征爾指揮ボストン交響楽団との協演によるCD【BMGビクター BVCC633】。1993年の録音というからキーシンはまだ20歳そこそこなのだが、演奏の完成度は非常に高く、驚きである。悲しみ、寂しさ、孤独、せつなさといった表情が見事に表現されている。ただ、このCD、買ったときからずっと思っているのだが、どうも録音レベルが低い気がしてならない。アンプのボリュームをいつもよりも大きめにして聴かないと、音楽の像が遠く、スケールの小さな演奏に感じてしまうという印象がある。なお、このCDにはラフマニノフの「ヴォカリーズ」(アラン・リチャードソン編曲)、前奏曲 Op.23-2、リストのスペイン狂詩曲、シューマンの「献呈」(リスト編曲)といううれしいおまけがついている。もっとも、おまけなどと言ったら失礼になるほどすばらしい演奏をここでも聴かせてくれていて、聴き終えてため息がもれるほど。特にリストは圧倒的。

2003年2月10日 月曜日
■初めて赴任した高校の教え子が訪ねてくれる。おめでたのようで慶ばしい限りである。こうして卒業したあともかつての教え子とお付き合いできるというのはほんとうにうれしい。◆クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団が演奏するマーラーの交響曲第1番「巨人」のCDを聴く。【DG 400 033-2】すでに20年も前の録音となったが、このCDには特別の思い入れがある。この世に「CD」が出始めた頃、都内のある図書館の視聴覚室に出かけ、LPとCDの比較試聴をした。黒田恭一さんの話がとてもおもしろく、「コンパクト・ディスク」とも呼んだりした「CD」への関心を大いに高めてくれた。ぼくにとってはじめてのCD体験は、このアバドの「巨人」であった。◆LPの時代は、ディスクをターンテーブルにセットし、クリーナーで埃や小さなゴミを除き、それからプレイヤーの針を慎重におろした。演奏が始まるまでもわずかなノイズがスピーカーから聞こえ、けっして上等とは言えない再生装置しか持っていなかったぼくには、下手すると「巨人」の第1楽章がいつ始まったのかわからないということも少なくなかった。CDになって、LPにあったあのモヤモヤが消えた。霞か霧のようなものがとれ、音楽の姿があまりにもはっきりとあらわれた。再生そのものは簡単になったが、「巨人」の冒頭のピアニッシモでステレオのボリュームを上げすぎると、あとのフォルテッシモのところで慌てて音量を下げるというようなことも経験した。◆今の高校生にLPがどうこうと話したところでそう簡単にわかってもらえるものとは思わない。かつて年長の世代の方からSPについて聞いてピンとこなかったのと似ている気がする。◆20年前のあのとき、CDのクオリティの高さにも驚いたが、アバドの演奏そのものが立派だったので、強く印象に残った。すばらしかった。ピアニッシモをこんなにも美しく聴かせてくれる指揮者。その点はカラヤンも素晴らしかったけれども、アバドのオーケストラの歌わせ方や音楽の構成の見事さは、ぼくをとりこにした。1983年のロンドン交響楽団との来日公演で聴くことのできた「巨人」も見事だったし、ベルリン・フィルとの再録音ももちろんすばらしいのだが、このシカゴ交響楽団とのCD録音は、それまでぼくにとって遠い存在だったマーラーを身近な存在にしてくれた点で、特別な存在となっている。

2003年2月9日 日曜日
■早起きのぼくはしばしば明け方、まだ寝ている妻に声をかける。たとえば、まだ5時なのに「もう7時だよ」と言って起こす。半信半疑の妻だが、それでも慌てて起きあがろうとするので、おかしくなってほんとうの時刻を教える。「2時間のプレゼント!」見事にひっかかった妻にそう言い、そのささやかなプレゼントを贈った側も、「まだあと2時間寝ることができるんだ」と、贈られた側も喜ぶのである。(こういうくだらぬ悪戯を月に2回程度やっている。)◆朝食で久しぶりに「高級」納豆を食べた。いつもはスーパーで3個100円しないくらいのもの(定価は3個158円)を買っているのだが、昨日は奮発して特別に1個130円のを買ってみたのである。ふだんのは50グラムで30円、今朝のは30グラムで130円。値段は7倍近くする。これでまずいはずはないだろうと食べてみた。糸のひきかたが違う。からしの色が違う。それにいつものタレがない。(これは、メーカーが納豆に相当自信をもっている証拠にちがいない!)期待に胸を大きく膨らませながら箸で混ぜる。・・・で、熱いご飯で食べてみたのだけれども、どうもピンと来ない。自分の求めている納豆はこれではないという結論。(う〜ん、もしかすると、いつの間にかふだん食べている納豆こそぼくの理想の味になってしまったのかもしれない。)

2003年2月8日 土曜日
■スーパーに入り薬局の前を通ると、風邪薬と花粉症対策の薬や甜茶などが目につく。スギ花粉症はまだ出ない。ほんとうは症状が出る何週間か前から薬を飲むとよいらしいが、実際症状が出て確認するまでは、どうも飲もうという気持ちになれない。もしかしたら今年は出ないのではないかと、毎年淡い期待を抱く。花粉症歴22年。高校3年生の時には「花粉症」という言葉はなかったように思う。第一、今のように患者の数は多くなかったはずだ。当時は、まさかそんなアレルギーがあるとは思わないから、しばらくは風邪なのだろうと思い込んでいた。それでも通学時に自転車で走ると、風で目がかゆくなり涙が止まらないので、ある日試しにスキーのゴーグルをつけて乗ってみた。すると期待以上の効果があったので、これは風邪ではなく、何か別の原因があるのだと考えるようになった。スギ花粉症はいよいよだろう。毎年5月連休までの鬱陶しい毎日を思うと、ちょっぴり気が重い。そういえば最近、木酢液や竹酢液の花粉症への効果についても話題に上っているようだが、どうなのだろうか。これも興味がある。

2003年2月7日 金曜日
■あっという間にまた1週間が終わる。はやいなあ。◆受験に忙しい3年生は自由登校中。校内にほとんど姿は見えない。3月初めには卒業していく。高校時代の3年間なんてあっという間だ。今教えている2年生だって卒業まであと1年。はやくも、娘を嫁がせる父親のような複雑な思いに浸ってみたりする。(もっとも、娘を持つ父親の心境がはたしてそういうものかわからないが。)◆小学生の頃あんなに長かった1日、1週間、1ヶ月、1年が、信じられないくらいのスピードで、慌ただしく過ぎ去ってゆく。幼い頃は時間がゆったりしていた。のんびりしていた。それが、小学校の卒業文集で「長いようで短かった6年間」と書いて以来、急に加速がつき始めた。中学の3年間は速く、高校のそれはもっと速く、慌ただしかった。20代はさらに速く、30代もゆっくり振り返る余裕もなく、あっという間に終わった。何か自分で設定した目標を達成できたかと問われると、なにひとつ満足にできていないことをはずかしく思う。それでも30代後半で結婚し、わが子が生まれたのは、自分にとって大きな幸せであり、財産であり、今、より強く生きようとする力にもなっている。

2003年2月6日 木曜日
■リストの「ペトラルカの3つのソネット S270」という歌曲のCDが急ぎで必要になり、夕方東京まで買いに出かける。トーマス・クヴァストホフの深みのあるすばらしいバリトン、ピアノはユストゥス・ツァイエン【POCG-10275】。ほかに収められているのはブラームスの「9つの歌と歌曲 Op.32」、「5つの歌曲 Op.72」、「5つの歌曲 Op.94」、リストの「ローレライ S273」、「おお愛して下さい、愛しうる限り S298」、「すばらしいにちがいない S314」。ブラームスのOp.94には、マイスキーも好んで弾く「サフォー頌歌」が4曲目にあるものの、このアルバムにある作品はほとんど未知のものばかり。いやあ、素晴らしい曲っていうのはほんとうにたくさんある。すてきな曲をいろいろ紹介してくれたクヴァストホフに感謝。◆妻は鼻がグズグズするらしい。花粉症ではないかと疑っているようだが、スギ花粉ならそろそろだとは思うが、神奈川県にはまだ来ていないはずである。病歴22年のぼくが言うのだから間違いない、なんて威張ってみる。(それとももしかしてスギ花粉症が治った?・・・まさか。)

2003年2月5日 水曜日
■マラソン大会が行われる。ちょっと肌寒いが、走る側にとっては絶好の日和であろう。学校の隣りの市営の墓園がコースになっている。男子が約8キロ(墓園3周)、女子が約5キロ(2周)である。ぼくが応援したくなるのは最後の方で苦しそうに走っている生徒である。高校時代の苦しい思い出が蘇る。足が思うように前に進まないで今にも倒れそうな生徒もいる。走ることに関しては、生まれてこのかた、1位でゴールのテープを切ったことがない。颯爽と走る運動部の生徒を見ていると本当に羨ましく思える。ぼくには走る喜びを感じた経験が一度もない。高校時代にはもう長距離走をすることはなくなったと、レース後ほっとしている生徒がいた。その気持ちがほんとうによくわかる。「よかったね、君。でも、覚悟しておいてください。精神的につらいことはこれからの人生でいくらでも経験しますよ」なんて、偉そうなことをついつい言ってみたくなる。

2003年2月4日 火曜日
■昼間雪がちらつく。明日はマラソン大会(走るのは生徒であって、ぼくではない)。天気がやや心配だが、大半の生徒は雨が降るのを祈っているようである(笑)。昔の自分を思い出す。

2003年2月3日 月曜日
■継続された会員の皆様から送られてくる会員カードの整理をし始める。◆今日は節分。生まれて初めて鬼の役を演ずる。

2003年2月2日 日曜日
■やることはいろいろあるのだが、ほんとうに久しぶりにのんびりした休日を過ごすことができた。午前中は、NHKで放送された小澤征爾のドキュメンタリー番組(録画したもの)を見て過ごす。ざっくばらんというか、飾り気のないところがいかにも小澤さんらしくて好きだ。◆映画『戦場のピアニスト』のCMがテレビで流れている。15日に公開。マイスキーが楽しんだというこの作品、どんなものか、ぜひ観に行きたいものである。

2003年2月1日 土曜日
■今日から2月。速いものである。こんな調子であっという間に年末になっているのではないかと思うほど。◆ファンクラブ会員の方々が多数継続手続きをしてくださっているのだが、今日はその事務処理に追われる。◆夜は茅ヶ崎市楽友協会の事務局へ出かける。◆ところで、昨日のくだらない悪戯の話の件だが、「年に1回じゃないでしょう」と妻に注意された。すみません、「月に1回程度はやっています」。お詫びして訂正します。