Game Review

ゲップ


<DATA>
名称:ゲップ(burp)
分類:ボードゲーム
メーカー:Haba
デザイナー:Harald Biltz他
プレイ可能人数:2〜4人
プレイ適正人数:4人
プレイ時間:60分程度
値段:¥4800(参考価格)
ルールの難しさ:まあまあ簡単。
持ち運び:箱は結構重い。
オススメ度:まあまあ。



<ルール>
石器時代。原始人は釣り場をつくり、海からフルーツを釣ります。フルーツを食べるとひらめきが起こり、発明をします。こうして高い知能の生物に進化するのです。

毎回、各プレイヤーは釣りをするための桟橋を2分以内につくります。
初期状態では、桟橋の台と板2枚と石1個をもらい、その材料でつくるわけですが、桟橋が長いと、遠くの魚を釣ることが可能になります。

次に、原始人駒を配置していきます。
各プレイヤーは、戦士・商人・釣り人の3種類の駒を所持しており、裏にした状態で順番に配置していきます。
戦士を他プレイヤーの村に置くと、石を盗むことができます。石切り場に置くと、石を確保できます。森林に置くと、板を確保できます。
商人を石切り場に置くと、石を確保できます。森林に置くと、板を確保できます。
釣り人を自分の村に置くと、釣りができます。石切り場に置くと、石を確保できます。森林に置くと、板を確保できます。
ただし、同一の種類の駒と同じエリアに配置されると、以下のように効果が異なります。
戦士が他の戦士駒と同じエリアに置かれると、お互い戦闘を始めてしまい、何も取れなくなります。
商人が他の商人駒と同じエリアに置かれると、何も取れなくなる代わりに、商売が始まります。商売はその場に商人駒を置いたプレイヤー間で行われます。「緑色のフルーツ駒をください」などのようにフルーツ駒の色を指定し、相手が持っていたらそれをもらうことができます。
釣り人を他の村に置き、なおかつその村に釣り人がいるならば、その釣りの獲物を優先的にわけてもらえます。その村の釣り人がいなければ何も起こりません。また、釣り人だけは、他の釣り人駒と同じ石切り場ないし森林に置かれても、ものを確保できます。

自分の村に釣り人がいる場合、釣りをすることができます。
釣りをする際には桟橋の先頭に釣り人駒を乗せますが、この時桟橋が崩れてはいけません。
桟橋作成時点では駒を乗せてテストすることができませんから、釣りの時点で桟橋のバランスが崩れて釣りはパア、という事もあります。
釣りをするには、時計の針のようにゲーム盤に固定されている「釣り竿」を時計周りに回していきます。ゲーム盤にはフルーツチップが配置されているのですが、釣り竿を回すとフルーツチップが釣り竿に押されて一緒に回ります。
釣り竿(と押されてきたフルーツ)が自分のナワバリまで回ってきたとき、自分の桟橋が届くエリアにあるフルーツは釣り上げて自分のものにできます。(このため桟橋は長いほうがいいのです)
ただし、他の釣り人が自分の村に来ているときは、釣ったフルーツを優先的に分配しなければなりません。このため、釣った本人よりも相手のほうが多く取得することがあります。

このようにしてフルーツ駒を得たら、「発明」カードを購入します。
例えば「車輪」は緑・白・青の3つのフルーツを消費することによってひらめき、自分のものにすることができます。
発明にはボーナス効果があるものもあり、上記の車輪の場合は石や板を1回に2個運ぶことができるようになります。
このとき消費したフルーツの数だけ、進化チャートを進めていき、猿からホモサピエンスに達すると勝利です。
あるいは、発明が売りきれた時点で最も進化したプレイヤーの勝利になります。


<コメント>
このゲームは通販で買ったのですが、届いた箱を持ったらこれがまたズシリと重い。
重いはずです。本物の石が十数個入っているのです(笑)。いや、ホントよ。
ともかく一風変わったゲームです。

このゲームの一番の面白さは桟橋の作成にあります。
遠くまで釣りができるように、長い桟橋をつくることになりますが、板1つに石1つで以下の写真のような桟橋になり、この長さであれば第1エリアのフルーツを釣ることができます。
初期段階でそれだけの材料は揃っているので、誰でもつくれます。



それに対して、第2エリアのフルーツを釣るためには以下の写真のような長さの桟橋をつくる必要があります。この例は板2つに石2つでつくっていますが、石の大きさによってはできないかもしれませんし、他にももっとうまい作り方があるかもしれません。



第3エリアのフルーツを釣るためには、かなり材料が必要です。
このあたりまで大きくなると、色々な組み合わせがあるので、ああでもないこうでもない、と悩み、2分で組み立てるのは辛くなってきます。気がつくと残り10秒とかになっており、かなり慌てます。


なお、完成したからといって、安心はできません。釣り人駒を乗せたらバランスを崩して壊れるかもしれないのです。実際に釣りをするまで確かめることができないのがミソです。 第3エリアに届く桟橋をつくったプレイヤーの村にみんなでたかりに行ったところ、桟橋はバランスを崩して崩壊し、誰も釣りができずに逆恨みしたりして。

発明をしたら、他のプレイヤーどもに自慢してやりましょう。
「オレたちの部族、“ネクタイ”発明した。これ、男の身だしなみ。おまえらの部族、野蛮」
ちなみに、発明の中では、石を盗まれなくなる「フェンス」が効果的です。自分の村を守る必要がなくなるので、その分、材料の確保に人員を割くことができます。
「釣り竿」を発明するとフルーツが取りやすくなるので有利に見えますが、他プレイヤーにたかられやすいので、結果的にあまりたくさん取れなかったりします。

このゲームには、どうも進化チャート用の駒が同梱されていないようなので、同じ色のフルーツ駒を使うか、何かマーカーを用意する必要があります。
また、桟橋作成時間である2分を計れるタイマーがあると公平でしょう。

石が重いので、持ち運びが不便なのが欠点でしょうか。




  2000/11 no-be-