Game Review

カラバンデ


<DATA>
名称:カラバンデ(Carabande) &アクションセット(Action-set)
分類:アクションゲーム
メーカー:GOLD SIEBER
デザイナー:J.d.Paul
プレイ可能人数:2〜8人
プレイ適正人数:4〜8人
プレイ時間:30分〜60分
値段:本体¥6800、アクションセット¥2500(参考価格)
ルールの難しさ:とても簡単。
持ち運び:コンポーネントが非常にかさばるため、持ち運びに不便。
オススメ度:オススメ。



<ルール>
カラバンデは、おはじき風のレースゲームです。
木製のコマを指ではじいてコースを進めていきます。
自分のコマが何らかの理由でひっくり返ると、1回休みになってしまいます。
また、自分のコマがコース外に出てしまうか、他人のコマをコース外に出してしまうと、その手番は無効になってしまいます。この時、コマは元の位置に戻します。
最も早く3週してゴールに入ったプレイヤーの勝利です。


<コメント>
ついに真打登場。個人的に評価の高いゲームです。
96年ドイツ年間ゲーム大賞のアクションゲーム賞受賞。かつ、96年ドイツゲーム賞3位の作品です。
見事なまでにアナログなアクションゲームです。写真は、カラバンデ本体に、拡張コースであるアクションセットを組み合わせてあります。(実物は結構大きいです)

ある程度の年齢の人なら知っていると思いますが、昔、スーパーカーブームというものがありました。そして当時の小学生の多くは、自販機で売っているスーパーカー消しゴムを集めたものでした。
(蛇足ながらこのスーパーカー消しゴムは、消しゴムと名乗りつつも、消そうとすると、消せないどころかかえって汚くなるという物質である事は周知の事実です。怪獣消しゴムやキン肉マン消しゴムと同じですね)
それに伴って、これをノック式ボールペンで弾いてレースをするのが流行った事があります。不肖私も、自分でコースをつくって遊んだ記憶があります。
それを懐かしいと感じるあなたにオススメなのが、この「カラバンデ」です。あのスーパーカー消しゴムレースを彷彿させ、興奮すること間違いなしです。

レース用のコースはパーツを自由に組み立てて作ることができます。
トラックは微妙に滑りやすい材質でできており、なかなかグッドです。
このコースにはガードレールを刺し込むことができるのですが、これが最大のミソです。
ガードレールの配置を読んで、うまくコマを反射させれば、移動距離はぐっと伸びます。うまくいって、コマがコースを疾走する様は壮観です。
敢えてガードレールなしのコースにすると、難易度は上がります。

自分の近くに敵のコマがあると、ぶつけてコース外に出してしまいたくなるのが心情ですが、このゲームは非常に紳士的です。相手のコマを外に出してしまうと、そのコマは元に戻し、自分としてはその回が損してしまうのです。
ですから、自分のコマを相手のコマにぶつけて、コース外に出ないギリギリの見切りで、相手が次回はじきづらい位置に移動させてやればいいのです(全然紳士的じゃないなぁ・・・)。

参加人数が偶数いる場合には、2人ずつのチーム戦にすると面白いです。自分のコマを進める際に、チームメイトのコマのうしろにぶつけて、そのコマを前に進めてあげたりと、サポートプレイができるようになります。ゴールイン1位から順にドライバーズポイントを割り振ってあげて、チーム毎の得点を競うようにすればよいでしょう。

アクションセットを買うと、このゲームのコースはかなり凶悪になります。
下の図のジャンプ台を見てください。立体交差に近い配置になっています。もしジャンプに失敗して下のコースに落ちてしまうと、元の位置に戻ってしまうことになり、もう一度ぐるりと回ってからジャンプ台にトライしなければなりません(ひでぇ)。


確実にジャンプしようとしてジャンプ台の途中に止めると、他のコマにはじかれて落とされてしまう可能性があり、ヒヤヒヤものです。

カラバンデの最大の欠点は、箱が重くてかさばることです。持ち運ぶのがイヤな重さです。
また、コースを組むためには最低でもタタミ1畳分のスペースが必要ですから、日本の住宅事情になかなか適合しません。
ですが、ルールが簡単なわりに(というか、簡単であるが故に)アツくなる好ゲームです。指先の器用さに全てを賭けましょう。



  1999/10 no-be-