Game Review

ファンタスミ


<DATA>
名称:ファンタスミ(FANTASMI)
分類:ボードゲーム
メーカー:Venice Connection
デザイナー:Alex Randlph
プレイ可能人数:2人
プレイ適正人数:2人
プレイ時間:15分
値段:¥2400(参考価格)
ルールの難しさ:極めて簡単。
持ち運び:箱はやや小さ目。
オススメ度:そこそこオススメ。



<ルール>
ファンタスミは、オバケの駒を使った2人用心理戦ゲームです。

両プレイヤーは、良いオバケ4個と悪いオバケ4個を受け取ります。
このオバケ駒は背面にマークが付いておリ、正面から見るとどちらなのか判別できません。
それらを、相手にはどちらかわからない状態でボードに配置します。
手番プレイヤーは、自分のオバケを1個選び、1マス移動させます。
相手のオバケのいるマスに移動したら、そのオバケを捕まえたことになり、ゲームから取り除きます。

以下のうち、どれかを満たしたら勝利です。
・相手の良いオバケを4個とも捕まえる
・自分の悪いオバケを4個とも相手に取らせる
・自分の良いオバケ1駒が、ボード上の出口マスから外に出る


<コメント>
94年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品です。
絶版になっていた2人用傑作ボードゲーム「ガイスター(Geister)」のリメイクです。

このゲームはルールが極めてシンプルであるにも関わらず、恐るべき心理戦が展開されます。
基本的には良いオバケをボードの敵陣地の奥にある出口から出せばいいので、相手はそれを阻止することになります。
ところが、相手がそいつを捕まえてみるとこれが良いオバケのふりをした悪いオバケだったりします。
悪いオバケは4匹捕まえると負けになってしまいますので、迂闊に取るわけにはいかないのです。
とはいえ、相手の良いオバケを出口から出させるわけにもいきません。
ですから、取ろうとするオバケが良いオバケなのか悪いオバケなのか、それに悩むのです。

逆に、自分の良いオバケを闇雲に敵陣に突っ込ませて全部取られてしまうと負けてしまいます。
ですから、相手をうまいこと騙す必要があります。
相手の陣地に堂々と突っ込んでいき「どや、悪いオバケやぞー」と言う顔をする良いオバケ。
ボード上を逃げ回って「良いオバケなんです。捕まえないでー」というフリをする悪いオバケ。
そして相手がそれにひっかかった時の痛快さといったら、格別です。 相手が演出に気づいてくれないととても悲しいです。

相手の性格を読んで、相手の駒の正体を推理しつつ、自分の駒の正体は隠して相手の裏をかかなければならないのですが、その裏のそのまた裏・・・という風に考えていくうちに、わけが分からなくなります(笑)。

時間もかからずにすぐ決着がつく、心理戦ゲームの名作です。
待ち時間などに軽くプレイするのにうってつけです。



  1999/09 no-be-