Game Review

フリーパーキング


<DATA>
名称:フリーパーキング (FREE PARKING)
分類:カードゲーム
メーカー:Winning Moves
プレイ可能人数:2〜4人
プレイ適正人数:3〜4人
プレイ時間:約25〜45分
値段:¥1500(ぐらい?)
ルールの難しさ:簡単。
持ち運び:箱は小さい。
オススメ度:ちょっとゲームバランスが悪いような・・・



<ルール>
あなたは車の持ち主です。
まずは、パーキングメーターにコインを投入し、駐車可能な時間を増やします。
その間に、甥を歯医者に連れて行ったり、ショッピングをしたりするのです。

ゲーム開始時に、各プレイヤーに手札を6枚ずつ配ります。また、パーキングメーターカードを1枚配り、その針を0に合わせます。

自分の番には、カードを1枚出します。
コイン投入カードを出すと、そこに書かれている分(10分〜60分)だけ、自分のパーキングメーターカードの針を進めることができます。
行動カードを出すと、パーキングメーターの針を規定の分だけ減らすことにより、得点を得ることができます。たとえば、「甥を歯医者に連れて行く」と書かれた行動カードを出して40分消費すると、40ポイントの得点を得ることができます。

以上が基本的なカードですが、特殊なカードもあります。
フリーパーキングカードを出すと、無料駐車場に止まることになります。好きな枚数だけ行動カードを出すことができます。
ジョーンズ警部カードは、メーターが0になっているプレイヤー(違法駐車)に対して出すことにより、得点になったカードを1枚捨てさせることができます。
言い逃れカードは、ジョーンズ警部カードを防ぐことができるカードです。
時間切れカードを誰かに出すと、メーターを0にさせることができます。

自分の番にカードを使ったあと、望むならば「セカンドチャンスカード」を引くことができます。このカードは言わばイベントカードのようなものです。
「お金持ちのペニーバッグおじさんがコインを入れてくれてメーターを60分まであげる」などのラッキーなものや、「ジョーンズ警部にしょっぴかれて10ポイントの得点カードを1枚失う」などのアンラッキーなものがあります。

このようにして、得点を200ポイント貯めたプレイヤーの勝利となります。(公式ルールは300ポイント)


<コメント>
東急ハンズで見つけました。
この「フリーパーキング」は、「モノポリー」「水道管ゲーム」「ピット」などで有名なアメリカの現ハスブロー社の製品です(昔からのゲームファンには「PARKER BROTHERS」と言った方が分かりやすいでしょうか)。私が買ったものは、Winning Moves社がそれをライセンス販売しているもののようです。

まずはコインを入れてメーターを上げ、そのメーターを消費して何かすることにより得点を得る、というシステムはアイディアが面白いですね。

このゲームの面白さは、良くも悪くもセカンドチャンスカード(イベントカード)にあります。
「なんていい男だ!プレイヤーを1人選んで得点カードを1枚渡す」
「お金持ちのペニーバッグおじさんの甥が手伝ってくれる。手札に点数カードがあったら1枚出してよい」
などと、カードの効果だけでなく、簡単な理由とイラストが書かれていますので、それを元に盛り上がったりします。
カードにはいいカードもある反面、悪いカードもあります。ですから、現在勝っているプレイヤーは変なことが起こらないようこのカードは引かず、負け気味のプレイヤーが逆転目的で引くのがよいでしょう。

しかしながら、このセカンドチャンスカードには、ゲームバランスを左右するほど強烈なカードが涼しい顔をして混じっているのです。
「椅子取りゲームをして遊ぶ。他のプレイヤーを指名し、その人と席を交換する」
このカードを引いたら、他のプレイヤーと席を交換することになるのですが、このとき、獲得した得点も手札もそのまま置いたままで席を替えます。
これにより、1位とビリがそっくりそのまま入れ替わる事もあるのです。それまでにコツコツと築き上げてきたものが、なんの脈絡もなく、一瞬のうちに横取りされてしまうのですから、目が点です。
この恐るべきイベントカードは、1ゲーム中に、1枚か2枚程度は出ることになります。一応、「言い逃れカード」で防ぐことはできますが、言い逃れカードの枚数は少ないので、たいがい避けられません。
逆転が可能であるという意味では良いのですが、ゲームの勝敗を揺るがす超重要カードが毎回引けるカードの中に入っているのはあんまりです。アメリカらしい大味なゲームと言えます。
せめて、通常はこの激しいカードは引けず、なんらかの条件を満たした場合のみに引けるようにすれば、戦略性も高まろうというものですが・・・

しかしながら、私は、このゲームのあまりにも激しいバランスの悪さゆえに、たまにプレイしたくなったりします(笑)。
このシステムを「バランスが悪い」と思わずに、「展開が激しくて面白い」と思う人もいるかもしれません。そういう人にはバッチリとハマるゲームでしょう。



  2000/3 no-be-