大議論

ミニゲーム

大議論  ver1.0

〜アホとバカはどちらが愚かか?〜




<ゲームの背景>
2人の弁論家がいた。 片方は「アホのほうがバカよりも愚かである」という説を唱え、もう片方は「バカの方がアホよりも愚かである」という説を唱えた。
2人の弁論術は互角。知恵を振り絞り、ありとあらゆる手段を使い、議論は続いた。
聴衆を味方につけ、議論に勝利するのはどちらか?

<DATA>
名称:大議論
分類:ミニ心理戦ゲーム
デザイナー:のーべー
プレイ可能人数:2人
プレイ適正人数:2人
プレイ時間:5分
ルールの難しさ:簡単。ルール説明は3分程度
持ち運び:ルールと筆記用具のみあればよい。
オススメ度:旅行などで長時間の電車に揺られるときに、ヒマつぶしにどうぞ。


<大議論 ver1.0 ルール>

☆基本ゲーム☆

基本ゲームは非常にシンプルです。

●準備
 このゲームは2人で遊びます。それぞれ筆記具を用意してください。
 両プレイヤーは弁論家となり、50議論ポイント(議論のために調べたネタやその技術だと思ってください)を持ちます。メモに残り50と記入します。
 聴衆反応ボードの中央のマス(スタート)に目印になる駒を置きます。この駒は聴衆の反応を意味し、どちらの弁論の方に賛同的かどうかを表します。
 そして、ゲームをするたびに、何を議論するか、テーマを決めてください。
 ゲームの背景にあるように「アホはバカよりも愚か」をテーマにした場合、一方のプレイヤーの主張は「アホのほうがバカよりも愚かである」となり、もう片方は「バカの方がアホよりも愚かである」になります。
 テーマは「火星人は存在する」とか「ドクターペッパーはまずい」とか「(人名)よりも(人名)の方が間抜け」とか「自殺するなら首吊りがよい」とか「モーニング娘。を日本国首相にするべき」とか、何でも構いません。
 場合によっては「お前は俺に100円くれるべきだ」とか「次の旅行は北海道に行くべきだ」などの決め事に使ってもいいでしょう。

●聴衆反応ボード


●ゲームの手順
(1)議論ポイント決定
 各プレイヤーは相手に見えないように、議論ポイントをメモします。
 このとき、最低でも1を記入しなければいけません。また、現在残っているポイントよりも多い数値を記入することはできません。
 なお、記入したポイントは消費されます。残ったポイントが次回使える限界になるので、その数値も横にメモしてください。
(2)弁論対決
 お互いに記入した議論ポイントを発表します。
 このとき、大きいポイントを記入した方が、駒を相手側に1マス動かします。
 数値が同じ場合は駒は動かしません。

●ゲームの終了
 上記ゲームの手順の(1)と(2)を繰り返し、ゲームボード上の駒を、相手側の「屈服」マスまで動かしたプレイヤーはその議論で相手を論破し、完全勝利となります。議論テーマは勝利側の主張が認められます。
 両者とも50議論ポイントを全て使い切った場合、より相手側に駒を動かしたプレイヤーが判定勝利となります。判定勝利は一応勝ちではありますが、完全勝利の半分の価値しかありません。複数回プレイする場合は、完全勝利が得点1点に対して、判定勝利は0.5点としてカウントしてください。

●その他
 どちらかが議論ポイントを使い切ったら、ネタが切れた(もしくは議論を続けるだけの精神力が尽きた)ことになります。そのプレイヤーはもう何もすることはできません。
(相手は1ポイントをメモし、そのたびに駒を動かすことになります)




☆上級ゲーム☆

 上級ゲームでは、「弁論術」というルールが追加されます。

●弁論術一覧
 このゲームでは、6種類の「弁論術」が登場します。

A 怒涛 5ポイント以上投入するとその回に絶対に勝利し、駒を1マス動かします。(ただし、相手が同時に弁論術を使用している場合はこの効果は無効)
B うやむや ポイントに関わらずその回を絶対に引き分けにします。(ただし、相手が同時に弁論術を使用している場合はこの能力は無効)
C 説得 同一ポイントを記入している場合、通常は引き分けのところが勝利になり、駒を1マス動かします。
D 沈黙 0ポイントを記入できます。
E 反証準備 2ポイント以上投入して負けた際、1ポイント回復します。
F 同情 相手が同時に弁論術を使用している場合は、その回はポイントに関わらず無条件に勝利し、駒を1マス動かします。

●ゲームの準備:弁論術の選択
 ゲーム開始時に各プレイヤーは、上記弁論術A〜Fの中から2つを選択し、相手に見えないようにメモしておきます。このとき、同じものを2つ選択してはいけません。
 同様に、相手プレイヤーに選ばせたくない「弁論術」を2つ選択し、相手に見えないようにメモしておきます。自分が選択したものを選択しても構いません。

 両者とも記入し終わったら、同時に公開します。基本的には選択した弁論術を取得することができますが、相手が「相手プレイヤーに選ばせたくない弁論術」として記入した弁論術は使用できません。このため、うまくいけば2つの弁論術を取得でき、運が悪いと1つも取得できないことになります。

●弁論術の使い方
 取得した弁論術は、それぞれゲーム中1回のみ使用できます。
 毎回、議論ポイントをメモしますが、弁論術を使用したい場合は、その横にA〜Fまでの種類をこっそり記入します。その回のみ、弁論術の効果が発生します。



<デザイナーズノート>

電車やバスの中で手軽にできるゲームはないか、と考えてつくったのがこれです。
基本ゲームならば一度読めば覚えていられるでしょう。
デザイン当初はカードゲーム形式でした。でも、どのカードを使ったかの記憶ゲームにするのがいやなことと、ポイント消費式にすればカードすら必要なく、筆記用のみで遊べるいうことで、現在の形になりました。いずれにせよ、私には珍しく、全くダイスを使わないゲームです。

ちなみに、はじめの頃は戦争がテーマのゲームで、敵国の「首都」まで最前線が進めば勝ちのゲームでした。議論ポイントは「戦力」、弁論術も「将軍」という名前でした。
でも「テーマが普通すぎて私らしくない」と思い立ち、弁論をテーマにしたゲームに変えました。さすがにこれまでそんなゲームはなかったはずです。
アホなテーマを掲げて熱い論争を繰り広げてください。何しろ、本人には弁論能力は全く必要ありませんから、気楽なもんです。




  2001/6 no-be-