Game Review モレール特設ページ


トイレ我慢カードゲーム



<DATA>
名称:モレール
分類:カードゲーム
メーカー:King's Court(同人ゲーム)
デザイナー:のーべー
プレイ可能人数:3〜6人
プレイ適正人数:4〜5人
プレイ時間:30分程度
ルールの難しさ:簡単。ルール説明は5分程度
持ち運び:軽い。
オススメ度:題材が非常にアホなので、それを受け止められる人には面白いと思います。


<ゲームの背景>
プレイヤーは、家に帰る途中の人たちです。
しかし、だんだんお腹の具合が悪くなり、トイレに行きたくなってしまいます。しかし、途中にトイレなどありません。
果たして、家にたどり着くまで、トイレを我慢することができるのでしょうか?
一番最初に漏らしてしまい、人間の尊厳を失ってしまう人は誰でしょう?



<モレールカードの例>
手番に出すカードです。数値が累積されていきます。



<ステータスカードの例>
あなたのお腹の状態を表します。
段階は7から減っていき、0になると漏らしてしまいます。



<ルール>
最も最近トイレに行った記憶のあるプレイヤーからスタートします。
プレイヤーは順番に、数字の書かれたカードを出していきます。
この数字は累積していきます。
この数字が合計30を超えてしまうと、そのカードを出したプレイヤーのお腹の具合が悪化し、ステータスカードの状況を1段階悪化させます。
ステータスは最初7ですが、段々と減少していきます。その際、ステータスカードに書かれたセリフを読み上げなければなりません。「は、腹いたい」とか。(このあたりが、このゲームのバカゲーたる所以です)
同様に続けていき、60を超えさせてしまったプレイヤーは、2段階悪化します。
90を超えさせてしまったプレイヤーは、なんと3段階悪化します。
ただし、悪化するばかりではなく、50および70ぴったりの数字にすることができれば、状況が回復する可能性があります。
最終的にステータスカードが7段階悪化し、漏らしてしまったプレイヤーが出た時点でゲームは終了します。
便宜上、一人が漏らした時点で、残りのプレイヤーはどうにか家にたどり着き、トイレに入ることができます。しかし、トイレに入った瞬間気が緩み、漏らしてしまうかどうかの判定を行わなければなりませんので、最後まで安心はできません。

カードは通常、数字が書かれていますが、リバースやスキップなど、順番を変更させるもの、カードを1枚隣と交換させるもの、いきなりバーストポイント直前まで数字を引き上げるカード等もあります。
また、次のプレイヤーのカードを強制的に出させてしまうなどの、効果の派手なカードや、逆転を狙えるカードもあり、一筋縄ではいきません。
バーストポイント(31、61、91)付近の攻防はすさまじいものがあります。

<コメント>
私は常日頃より、「他の人が作らないような、馬鹿馬鹿しい題材のゲームを作ろう」と思っていました。
ある時、友人との馬鹿話の中で「さすがに、トイレを我慢するゲームは誰も発表していないだろう」という話になり、それがこのゲームを作りはじめたきっかけです。
システムはいろいろ考えましたが、膀胱の耐久力や我慢強さや何を食べたかをパラメータに持ったシミュレーションにするよりも、ある程度抽象化したカウントアップ系の簡単なカードゲームにすることにしました。
世の中には、カウントアップ系のゲームはたくさんあります。(ノイ、ダイナマイト、ファイブアライブ、スナッフィーなど)
これらのゲームは減点法で能動的な逆転の手段がなかったり、小さい数字のカードしか意味がなかったり、カード上に効果の説明がないためルールブックを読むと特殊カードを持っていることがばれてしまうなど、いくつか不満を感じていました。この際、片っ端からそういった不満点を解消しました。
最後のどんでん返しもありますので、希望を捨てないでプレイできます。そういう意味では、ガチガチに戦略的なカードゲームではなく、初心者でも勝つ可能性が十分ある、気軽にワイワイプレイするゲームです。

こうして、ゲーム中に「もれるー」とか「ピーゴロゴロ」とか、謎の会話がなされるため、部外者が聞いていて「あいつらは何をやってるんだ?」と不思議に思う謎のゲームになりました。
ゲーム中にぷーんと漂う、馬鹿馬鹿しい雰囲気を味わっていただければ幸いです。



  2003/02 no-be-