Ringo Ringo

パーティカードゲーム

「Ringo Ringo」ver1.0



特定の「お題」に関し、より相手の感性に近い単語カードを出すゲームです。
「ピクショナリー」「どきどきワクワク相性チェックゲーム」などのコミュニケーションパーティゲームの範疇に含まれるでしょう。4〜6人くらいで遊んでみてください。
ゲームに詳しい人には「Apples to Applesの日本語版のようなもの」と言った方が判りやすいでしょうか。

<DATA>
名称:Ringo Ringo
分類:カードゲーム(パーティーゲーム)
デザイナー:のーべー
プレイ可能人数:4〜8人
プレイ適正人数:4〜6人
プレイ時間:15分
ルールの難しさ:簡単。ルール説明は3分程度
持ち運び:軽い。
オススメ度:結構盛り上がると思います。カードを追加すれば飽きずに遊べます。


<Ringo Ringo ver1.0 ルール>

カードの種類
このゲームには2種類のカードがあります。それぞれシャッフルして山札にしておきます。

(1)お題カード(Question)
お題カードは、“高い”“好き”“ロマンチック”などの様々な感情や形容詞が書かれたカードです。このお題を元に、各プレイヤーは回答カードを出すことになります。


(2)回答カード(Answer)
回答カードは“愛”“北海道”“ビル・ゲイツ”などの様々な単語が書かれたカードです。
お題カードを元に、親の感性を洞察しつつ、このカードを出すことになります。



カードの自作
・カードを自作できるようにExcel2000形式のファイルを用意しました。LHAで圧縮してあります。ダウンロードはこちら。なお、フォントはお持ちのものに変更してください。
・お題カードと回答カードは、区別がつくように色の違う厚紙に印刷するのがベストです。カードゲームですので、裏から見て文字が透けないことが必須となります。MTGをやっている人は、不要カードのスリーブに入れるという手もありますね。

ゲームの準備
・全プレイヤーに4枚づつ回答カードを配ります。これが手札となります。
・このゲームの持ち主が最初の親を担当します。

ゲームの手順
(1)お題の発表
・親は、お題カードを1枚引き、内容を読み上げます。
(2)回答の回収
・親の右隣のプレイヤーが回答回収係になります。
・親以外の各プレイヤーは、手札からお題に最も近いと思われる回答カードを1枚選び、回収係に裏にして渡します。(回収係も自分の回答カードを1枚選びます)
・回収係は(親以外の)全プレイヤーの出した回答カードを裏のままシャッフルし、親に渡します。
(3)回答の発表
・親は渡された回答カードをランダムな順番で1枚づつ表にして内容を読み上げます。
(4)回答の選択
・親は、全回答の中から、お題カードに最も近いと思われるカードを自分の感性に基づいて1枚だけ選びます。
(5)得点
・その選ばれた回答カードを出したプレイヤーは、得点を1点得ます。その証として、そのお題カードを手元に持っておきます。
(6)カード補充
・回答カードを出したプレイヤーは、回答カードを1枚補充し、手札を4枚に戻します。
(7)親の交代
・得点したプレイヤーが親になります。(1)に戻ってこれらを繰り返します。

ゲームの勝利
・最初に4点得点したプレイヤーが勝利します。
・前述したように勝利条件は4点ですが、人数が少ない場合や長く遊びたい場合は、増やしても構いません。あるいは、「15枚の質問カードを消費した時点で最も得点したプレイヤーが勝利」としても構いません。このゲームの持ち主は、ゲーム開始時に勝利条件を自由に決める権利を有します。

ゲームの注意
・このゲームではあくまでも親が自分の感性に基づいて回答を選びます。ですから、各プレイヤーはその親がどういう感性を持っているかを洞察した上で、回答カードを出す必要があります。
・逆に、親は明らかに自分の感性に反した回答を選んではいけません。カードを見ずにランダムに選ぶなどもってのほか。洞察の意味がなくなるからです。
・このゲームでは公平を期すために、誰がどの回答カードを出したかわからないようにしています。ですから、それが判るような行動をしてはいけません。子は、回答カードが表にされた時点ではコメントを述べずになるべく黙っていてください。また、親がお題カードを引いた際に、子は特定の回答カードに連想が結びつくような誘導的なコメントを意図的に述べてはいけません。
・親自身が選択の際にコメントや選択理由を述べるのは全く構いません。むしろ、コメントを述べることによりその人の感性が判明し、ゲームが盛り上がりますので、言うことを推奨します。強制ではありませんが。

その他
・このゲームは、カードが固定化されると、マンネリになります。時事ネタを随時追加していってください。しかしながら、たくさんカードをつくればいいというものではなく、普通の単語が増えると笑いは取りにくくなります。そのあたりのバランスが難しいところです。

オプションルール:内輪ネタカードのススメ
・この世で一番面白いものは内輪ネタだと思います。ゲームをプレイする際に、そのメンツの構成員の固有名詞や、そのメンツにしか通じない単語が書かれた「内輪ネタカード」をつくり、入れてみてください。最新時事用語もいいでしょう。そうすることにより、このゲームはもっともっと面白くなります。私は回答カードに「先行者」、お題カードに「シャア専用」などを入れています。
・ただし、メンツが変わって、内輪ネタが通じない人が発生する場合は、そのカードを入れてはいけません。全員知っていることが前提になります。

デザイナーズノート
・このゲームは「Apples to Applesの日本語版のようなもの」です。
・あるとき、インターネットで「Apples to Apples」というゲームの存在を知りました。すなわちこのゲームの元ゲームです。
・面白そうなゲームなのですが、重大な欠点がありました。アメリカ製ゲームのため、単語が英語で書かれているのです。いちいち辞書を引きながらのプレイはプレイアビリティを損ないますし、英語の苦手なプレイヤーにストレスが溜まってしまいます。しかも日本人には馴染みの薄いアメリカの地名や人名が入っており、意味不明な事が多々あるようです。
・当初は「Apples to Apples」を通販か何かで購入しようかと思っていましたが、結局日本語版が必要なのならば買っても仕方ないと判断し、自分で作ろうと思いました。そうしてつくったのがこの「Ringo Ringo」です。お題や回答には、明らかに日本のゲーマー向けの「ネタ」が書かれていますので、日本人にとっては面白いと思います。
・そんなわけで、私は「Apples to Apples」を持っていませんし、実物を見たこともありません。プレイした人も近くにいず、具体的な話も聞いたことがありません。ただインターネット上に見え隠れしている「Apples to Apples」の噂を元にしているにすぎません。ですから、そのゲームとはルールが違っていると思います。しかしながら、元のアイディアはそれであることをお断りしておきます。
・ところで、「Apples to Apples」は、同じパーティゲームの傑作である「どきどきワクワク相性チェックゲーム」の欠点を完全に克服しています。「どきどきワクワク相性チェックゲーム」はメンバーが固定化すると当初の面白さが損なわれてしまい、そう何度もプレイできません。それに対して、「Apples to Apples」はカードを誰が出したかわからないので、何度も遊べるのです。このシステムを最初に考えた人には頭が下がります。
・なお、このゲームではお題カードに“好き”“気に食わない”“臭そう”などの主観的・感情的なものを意図的に多く含めました。これにより、「Apples to Apples」に比べて「お題と同じカテゴリの回答カードを出すゲーム」というよりも「親の感性を洞察するゲーム」の性格が強く出たと思います。コミュニケーションパーティゲームの本質に近づいたのではないでしょうか。



<リプレイ>

※太郎、次郎、三郎、花子の4人がゲームを始めたところです。

太郎「では、ゲーム開始。俺がゲームの持ち主なので最初の親をやります。お題カードを1枚引いて、と・・・今回のお題は『いらない』です」
三郎「えーと、親の感性を洞察するゲームだから、僕がいらないと思うカードじゃなくて、親である太郎がいらないと思うカードを出さないといけないんだよね」
太郎「そうそう」
次郎「太郎だったら『好き』とかのお題ならばマニアックなネタを出しておけば間違いないだろうけど、『いらない』だと難しいな・・・」
太郎「今回は回答カードは俺の右隣に座っているプレイヤー・・・花子さんに裏向きに渡してください」
花子「はい、カードを集めまーす」
三郎「じゃあ、これ」
次郎「うーん、これでいいや」
花子「はい、シャッフルしました。太郎さん、どうぞ」
太郎「では発表します。みなさんが、お題である『いらない』に対して出したカードの1枚目は、こちら『大江戸線』。うーん、なるほど・・・当初の予想の半分も利用されてないらしいし」
次郎「・・・」
太郎「次のカードはこちら『郵便ポスト』。確かに、電子メールの時代だから、もう不要になりつつありますねぇ」
三郎「・・・」
太郎「最後のカードはこれ『森喜朗』。わはは!」
花子「私なら選ぶのは・・・おっと、親を誘導するようなセリフは言っちゃいけないんだった。ゴメンなさい」
太郎「それでは選びまーす。・・・大方の予想はついていると思いますが・・・『森喜朗』です!すでに過去の遺物ですからね」
花子「やった!私が出したカードよ。1点獲得」
太郎「じゃあこのお題カードをあげよう。あと3枚ためれば勝ちね」
次郎「ずるいなぁ、『森喜朗』カードはジョーカーも同然だな。殆どオチだもん」
三郎「確かに、ネガティブなお題に対しては無敵の強さを誇るカードだね。ちょっと時期はずれになりつつあるけど。今度、小泉純一郎カードとか田中真紀子カードとかも追加しておいてよ」
花子「さあ、次は私が親ね」
次郎「花子の右隣に座っているのは俺だから、今回は俺に回答カードをくれ」
太郎「あ、みなさん、忘れずにカード補充してね」
三郎「おお、使えそうなカードが来た」
花子「じゃあお題を引きます。なんか親って、回答カードは出せないけど、選択する楽しみがあるわよね。生殺与奪権があるというか。えーと、今回のお題は・・・」
プレイは続く・・・




  2001/5 no-be-